対上司・職場で活用できるビジネススキル

人間関係がイヤで転職すべきか悩んだら、まず見直したい10の行動 

水無月ころも
 

職場での人間関係で悩む方は多いですが、かといって簡単に解決できない問題ですよね。

お互いに立場も価値観も異なるからこそ、一緒にコミュニケーションをとって仕事をする中で、ストレスを感じることも少なくはありません。
だからこそ、「上司と合わない」「社風と合わない」などの人間関係の悩みが理由で転職を考える方もいらっしゃいます。

一方、いざ転職するかどうか考えるとき、「相手だけではなく、自分にも非があるのではないか?だから、転職してもまた同じように人間関係のストレスを感じてしまうのではないか…?」と不安になり、

本当に転職してもいいものか」と堂々巡りになってしまう方もいるのではないでしょうか。

人間関係で悩んだときに転職すべきかどうかは、一概には言えません。しかしどちらにせよ、「転職」が大きな決断であることは間違いないと思います。

そこで、この記事ではまず、転職に踏み切れない理由を1つ挙げます。そのうえで、転職すべきかどうかを判断する基準としての「10のコミュニケーション行動」をご紹介します。

ぜひブックマークをして、転職したくなったときに一度読み返してみてください。

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転職に踏み切れない理由と対応法 

転職に踏み切れない理由は「状況を客観的に判断する基準がない」から

「転職しようか、どうしようか…」と思うほど人間関係に悩んでいても、実際に転職に踏み切れないことが多々あります。

その理由の1つは、「自分が置かれた状況を客観的に判断するための絶対基準がない」からです。

「絶対基準」とは、学生時代でいうところの「合格点」です。学生時代であれば、テストの合格点が受験者によって異なることはありません。
ですから、自分が合格までどのくらいの距離にいるのか、そして今足りないところはどこなのか…ということが明確に判断しやすいのです。

一方、社会人どうでしょう

社会人になると、「合格できるかどうかの基準」が常にあいまいですよね。たとえば、一口に人間関係といっても、円滑な人間関係を構築できるかどうかは、状況や相手によって変わります
だからこそ、「自分に足りないものは何なのか」「結局コミュニケーションをとるときに、何をどう変えればいいのか」ということが明確に判断しづらく、悩みの種になりがちです。

 
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転職したとしても同じように人間関係で悩む可能性がある

もし、本当に自分に原因があるのであれば、せっかく転職したとしても、同じように人間関係で悩む可能性があります。勇気を振り絞って転職に踏み切ったのに、また同じことで悩んでしまったら、もったいないし、やりきれない気持ちになりますよね。

そこで次の見出しには、「自分と相手のどちらに問題があるのか」を判断する基準として、「相手を問わず、良好な人間関係を保つために必要な最低限の行動」を10個挙げました。

ぜひ、それら10個の行動を見ながら、普段自分が実践できているかどうかを振り返ってみてください。そうすることで、普段の自分のコミュニケーションのとり方を、客観的に判断することができます

たとえば、「この行動が欠けていると接しづらい人』だと思われてしまう…」というような、人間関係を円滑にするために欠かせない行動があるとしますよね。

もし、そういう行動をとれていない自覚があるならば、自分の改善余地が大きいといえます。その場合、転職を考えるより先に、自分の行動を変えることをお勧めします。

逆に、すべての行動がとれているのにもかかわらず、コミュニケーションがうまくいっていない場合…それは、自分ではなく、今の職場に問題があると考えられます。その場合、本格的に転職を考えるべきかもしれません。

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良好な人間関係を維持する10の行動 

良好な人間関係を維持する10の行動

以下に、相手問わず良好な人間関係を維持するために必要な10の行動を挙げてみました。あなたは普段、どのくらい行動できていますか?ぜひ、普段の自分の行動と照らし合わせて、転職を考える際の基準にしてみてください

□ 1. 相手と出会ったときに自分から挨拶する □ 2. 相手と話すときに相手と目を合わせる □ 3. 相手の話をおだやかな表情で聴く □ 4. 相手の話をうなずきながら聴く □ 5. 相手の話を途中でさえぎらずに、最後まで聴く □ 6. 相手に何かしてもらったときに、感謝を述べる □ 7. 相手の手間をとらせたら、謝りの言葉を入れる □ 8. 相手に迷惑をかけたら、自分から謝る □ 9. 相手の陰口を言わない □ 10. 指示されたことを終えたら報告する 

チェックしてみて、いかがでしょうか?

これらの行動を多くとっているほど、良好な人間関係を築きやすくなります。逆にこれらの行動があまりとれていないと相手を問わず距離を置かれがちになってしまいます。そのような状態では、仮に転職したとしても、今と同じように人間関係で悩む可能性は大きいでしょう

人間関係をきっかけに転職を考え始めたときは、まず、上に挙げた10の行動れているかどうか見直してみてほしいと思います普段の何気ない行動を変えるだけで、今の職場で働くことが楽しくなるかもしれません。

(それぞれの行動に関しては、別記事で詳しく解説予定です。乞うご期待ください!) 

 
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まとめ:転職を考える前に、自分の行動を把握しよう 

転職を機に人間関係をリセットし、新しい環境でイキイキと働く」…こう聞くと、職場の人間関係に悩んでいる人は飛びつきたくなりますよね

しかし、自分の改善余地が大きいのにも関わらず、状況を客観的に判断せず安易に転職すると、転職先でも人間関係で悩んでしまう…という可能性も、少なからずあります

だからこそ、まずは自分の置かれた状況を客観的に判断して、本当に転職した方が良いのかを、冷静に考えてみましょう。そのためには「良好な人間関係を維持する10の行動」がとれているか振り返ってみることが大切です。日常的にれらの10の行動がとれるようになれば、嫌だったはずの人間関係も、みるみるうちに改善してきます。そうすれば、本当に転職したくなったときにも、転職したとしても、やっていけるかも」という自信生まれてくることでしょう。

   
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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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