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尊敬する上司から教わった「真の会話上手が、無意識にやっていること」

コミュトレ編集部

仕事やプライベートで「この人、会話が上手いなあ」と感じる人をたくさん見てきました。

 

本当に会話が上手い人は、人を選びません。相手が誰であったとしても、居心地が良い会話を自然と始めてしまいます。私がかつてお世話になった上司は、まさにそういう人でした。

 

一体どうすれば、会話が上手い人、「なんか楽しいな」「頭が良い人だな」と言われる人に近づけるのでしょうか。

 

 

話し上手は聴き上手、と言います。笑顔であいづちを打ちながら聴く、オウム返しをする、といったノウハウはよく見かけますよね。

 

しかし、真の会話上手は「あ、ノウハウを使ってるな」と一切感じさせません。

 

人工的に培養した野菜よりも、自然栽培した野菜の方が何倍も美味しそうに感じるのと同じように、

 

「ノウハウを意識的に使って頑張っている」自分は、何ら意識せずとも自然と居心地の良い会話をする人には勝てないと、どこか引け目を感じていました。

 

ノウハウというより、結局はその人がもともともっている性格や才能の問題だろうな、と思っていたのです。

 

今回は、その常識が覆されるきっかけとなった、上司からの教えをご紹介します。

 

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共通点が多い会話には、居心地の良さが生まれる

 

その上司は、ノリと勢いで生きる社員からも、知的な議論を好む社員からも、口下手だと自覚する社員からも、一匹狼のように行動する社員からも、全員から慕われていました。

 

とはいえ、「笑顔であいづちを打ちながらウンウン話を聴く」、優等生のような受け答えばかりではありません。ときにその社員をいじったり、するどいツッコミを入れたりもします。

 

しかし、他の先輩に対しては緊張してしまう社員でも、その上司の前では緊張せずに話せました。

他の社員からいじられると不機嫌な態度をとる社員も、その上司のいじりには笑っていました。

他の上司の指摘は素直に聴けない社員でも、その上司の指導には真剣に耳を傾けていました。

 

では、どうやって、タイプが全く違う社員の心をつかんでいるのか。

 

「コツは、自分と合うな、と思ってもらうことだよ」

と上司は言いました。

 

「人間心理のひとつに、類似性の法則がある。自分と似た人だとつい親近感がわいてしまうんだ。だから、相手に心地よく思ってもらうには、自分と気が合うなと感じてもらうことがポイントだ」

とのことです。

 

「気が合うということは、つまり共通点をとるということですか?」

「そう。共通点が多いほど、気が合うように感じる

 

「確かに。でも、自分とタイプが違う相手だと、似ていないことの方が多いじゃないですか。一体どうやって共通点をとっているんですか」

 

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共通点の鉄則は、「質」より「量」

「まず前提として、めちゃくちゃ盛り上がるような共通点がとれることなんてほとんどない。初対面で会った人が実は同じ中学出身だったとか、そういうものすごい共通点が見つかるのは運だ。まあ、だからこそ見つかったときは盛り上がるんだけどね」

「確かに」

 

「一見自分とタイプが違う相手に対しては特にそうだが、共通点は、質ではなく量が重要だ」

「量、ですか。つまり、共通点をとる回数が重要ということですか」

 

「そう。ザイオンス効果っていうだろ。人間は、ある人やものに何度も接触すると、自然と親しみを感じるんだ。だから共通点も、強い共通点を探すんじゃなくて、細かく何度もとる。これが鉄則だ

 

抽象度を1段上げれば、共通点は簡単に見つかる

 

「なるほど。とはいえ、そんな簡単に共通点って見つかりますかね」

 

「そう思うだろう。確かに表面上は違っていても、抽象度を1段上げれば、共通点は簡単に見つかる。たとえば、相手が『先日の連休で京都旅行に行った』としよう。一方で自分は旅行には行っていない。すると、ほとんどの人は、共通点がないと思ってしまう。でもここがミソなんだ」

「なるほど、といいますと?」

 

「旅行に行く、という事象の抽象度を1段上げると、『旅行が好き』とか『旅行に興味がある』という気持ちがあるだろう。じゃなきゃ旅行に行かないからね。冬木も、その人と同じように京都旅行には行かなかったとしても、旅行自体に少しは興味あるだろう。」

「……!たしかに」

 

「だから、ここで共通点をとるとしたら『私も旅行には興味あります』なんだ。そうすると、その次も会話が続けやすいし、相手も気分良いだろう」

「なるほど…!」

 

「同じように、例えば相手がヨガやっていて自分はやっていないなら、『私も体を動かすのは好きです』で共通点をとればいい。ヨガという表面だけをみて『あ、自分と違う人だ』と壁をつくるのはもったいない。ヨガは『体を動かす』のくくりに入るから、そこで共通点をとるんだ

「1つ抽象度を上げれば、どんな話の中にも必ず共通点が見つかるんですね。だから、〇〇さんは全然タイプが違う社員とも会話が続くんですね」

 

「雑談以外にも、会議で一緒に議論していて気持ちいい人は、『僕の意見も基本、似ているんですが…』という口癖の人だったりする。意見をよくよく聞いてみると、ほんの少ししか似ていないことも多いんだけどね」

「たしかに。意見が全く同じではなくても、あなたと自分は一緒の方向性ですというスタンスだと、安心して聴けますよね」

 

「そうだね。やはり人間はなんだかんだ感情の動物だからね。ただ、注意点だけど、共通点をとることを目的にすると、ちょっとズレてくるから気を付けてね」

「というと?」

 

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「共通点が根底にある」前提で会話する

大事なことは、一見自分とタイプとか価値観とか主張が違っていても、根っこのところでは共通しているものがあるだろう、という前提で接することだからね。そう思っているから共通点って自然と見えてくるのであって、ノウハウとして共通点をとればいいってなると絶対にぎこちなくなるし、相手に見透かされる」

「つまり、結局は自分から相手に壁を作らない姿勢が、会話上手の秘訣なんですね」

 

「そうだね。ただ、ノウハウを使うことがダメだっていう意味じゃない。テニスでも『勝ちたい!』という気持ちがあっても、肝心の技術が伴っていなければ試合では勝てないだろう」

「はい」

「同じように、コミュニケーションも、いくら気持ちがあっても、ノウハウを使っていなければ空回りするからね。でも、どういう姿勢で使うのかが、自然と使いこなせるかどうかを決める最大のポイントだと俺は思うよ」

「ふむ、たしかに」

 

会話するときの姿勢って、言葉や行動と違って目に見えないから、性格とかセンスっていう表現で説明されがちなんだけどね」

 

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会話上手は、後天的につくられるもの

 

「会話上手って、もともとの先天的な才能とは関係ないんですね」

「全然関係ないよ。だって『自分と相手には共通点がある!』と思っている赤ちゃんとか見たことないでしょ」

「たしかに」

 

「みんな、人との出会いの中で後天的に学んでいくものじゃないかな。学ぶタイミングは、人によって遅い早いはあるかもしれないけど」

「そう考えると、今から頑張っても遅くないような気がしました」

 

「まったく遅くないよ。これまで他人との違いばかりが見えていた人ほど、正しい姿勢を踏まえたうえでノウハウをしっかり実践すれば、人との意外な共通点がたくさん見えてくるからね。その分、会話を楽しめる機会がぐっと増えると思うよ。普段受講生に伝えている話でもあるけど」

「確かに!」

 

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まとめ:真の会話上手は、ノウハウを使う姿勢が違う

 

人を選ばず居心地が良い会話を展開出来る「会話上手」の秘訣は、以下の通りです。

●相手との共通点を、細かく何度もとる●強い共通点ではなく、抽象度を一段上げた共通点をとる●一見自分と異なるタイプであっても、共通しているものが根底にある前提で接する

会話上手は、正しい姿勢を踏まえてノウハウを使っていくことで、後天的に磨かれていきます。

ぜひ、あなたも会話上手を目指してみてください。きっと、人生がより一層面白くなっていくことでしょう。

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。

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