「時間をかけて準備したのに、いざ人前に立つと頭が真っ白になって、言いたいことがとんでしまう…」
「人前で話すと焦ってしまい、結局言いたいことの半分も言えなくなる…」
こういうお声を、よく耳にします。
人前で話す直前となると、胃がキリキリと痛んでしまう方も、多いでしょう。
そこで今回は、コミュトレのプレゼンテーションスキルコースをもとに、人前で話す直前に見直すべき苦手意識払拭のコツをお届けします。
どれも簡単に実践できるものですが、効果は抜群です!これから先、人前に立って話すあなたの強い味方になるでしょう。
ぜひ、ブックマークしたり印刷したりして、人前で話す直前に見返してみてください。気持ちがぐんと楽になり、自信をもって話せるようになること間違いありません!
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目次
【TOP5】人前で話すのが苦手と感じる原因
本章では、人前で話すのが苦手と感じる原因TOP5を紹介します。
- 大勢に注目されると緊張する・怖い
- 自信が無くて他人から評価されるのが怖い
- 過去の経験がトラウマになっている
- 失敗を恐れる気持ちが強い
- 人前で話すことに慣れていない・経験不足
苦手を解決するには、原因を明確にするのが大切です。ぜひ、自分の原因を見つけましょう。
大勢に注目されると緊張する・怖い
人前で話すのが苦手と感じる原因として、1番多く挙げられたのが「大勢に注目されると緊張する・怖い」です。
人前に立った際には、程度の差こそあれ誰もが緊張します。その独特の緊張感を、苦手に感じる人は多いでしょう。
特に、視線が自分に集まるのをきっかけに、緊張や恐怖を感じる方が多く見られます。
プロジェクターで投影した資料を、長い棒で差しながら説明するだけで、緊張が緩和される人もいるほどです。
なにがきっかけで極度に緊張してしまうのかを知ると、簡単に解決する可能性もあるので、ぜひ考えてみてください。
自信が無くて他人から評価されるのが怖い
人前で話すのが苦手と感じる原因として、自信が無く他人からの評価が怖いことが挙げられます。
誰しも、相手から悪い評価をされたくありません。
しかし、自分に自信がない人ほどよく見られたい思考が強いため、大勢の前に立つとどう思われるかを気にしてしまいす。
その結果、「もし悪い評価を受けたらどうしよう」と不安に駆られ、人前で話すのが苦手になります。
特に、知識や話し方・外見や相手との関係性に自信がない人ほど、他人から評価されるのが怖いと感じがちです。
過去の経験がトラウマになっている
過去の経験がトラウマになっているのが原因で、人前で話すのが苦手と感じる人もいます。
嫌な記憶がフラッシュバックして苦痛を感じたり、同じ思いをしたらどうしようと、不安に駆られたりしてしまうためです。
人前に出ることに訳もわからず強い不安を感じる場合は、トラウマが原因の可能性があります。
また、トラウマによって社交不安障害を発症していると、普段問題なく話せても人前に出た途端に話せなくなってしまいます。
社交不安障害は薬物療法や認知行動療法で治療できるので、精神科・心療内科を受診しましょう。
失敗を恐れる気持ちが強い
人前で話すのが苦手な原因として、失敗を恐れる気持ちが強いことが挙げられます。
失敗を恐れる気持ちが強いのは、相手から悪い評価を受けたくないことと、知識・準備の不足を実感しているためです。
人前で話せるほど正しい意見を持っていないために、「間違っていたらどうしよう」と考え、それを恐れて話せなくなります。
社会人には、商談など失敗できない場面も多々あります。その際に、自分の能力が不足していると感じている人は、極度に緊張してしまうでしょう。
失敗してトラウマになってしまっては、単なる意見交換の場ですら発言できなくなります。
人前で話すことに慣れていない・経験不足
人前で話すことに慣れていない・経験が不足している点も、人前で話すのが苦手に感じる原因です。
人前で話すことに慣れていなければ、どうしても緊張してしまいます。
新社会人の方や昇進して人前で話す機会が増えた方が、「人前で話すのが苦手だ」と感じる場合は、慣れていないことが原因のケースが多く見られます。
成功体験を積むことで、人前で話す際の緊張も緩和していくでしょう。
しかし、失敗してしまうとより緊張してしまうため、コミュニケーション能力の向上が急務です。
【実践】苦手な人がプレゼン前に確認するべき人前で話すコツ3選
本章では、人前で話すことが苦手な人にプレゼン前に確認して欲しい、人前で話すコツを3つ紹介します。
- すべての人に気に入られようとしない
- 他人と自分の話の上手さを比べない
- 自分の経験談を交える
何度も繰り返し読んで自然と使えるようになると、周囲から話し上手と思われます。
すべての人に気に入られようとしない
人前で話すコツの1つ目は「すべての人に気に入られようとしない」ことです。
一対一では比較的スムーズに話せるのに、一対多数になった瞬間にうまくできなくなる…なんてご経験はありませんか?
その理由はいたってシンプルで、「自意識が過剰」になっているためです。
聴衆全員に納得してもらおうと思うとハードルがぐんと上がって、「噛まないようにしなきゃ」「間違えないようにしなきゃ」と、プレッシャーを感じてしまいます。
「すべての人に気に入られる話をしよう」と考えるよりも、「100人に伝えて、1人にでもめちゃくちゃ刺されば御の字」と考えましょう。
テレアポの世界でもマーケティングの世界でも、100人に営業をかけて興味を持ってくれる人は2~3人です。
ユニクロの元会長である柳井正氏すら、自身の著書のタイトルに「一勝九敗」とつけています。
「うまくいかないことの方が圧倒的に多い」のがビジネスの世界の基本です。
人前で話す際も同じように考えて、すべての人に気に入られようとせず、「1人に刺されば御の字」の気持ちで臨みましょう。
🌹 「人前で話すとどうしても緊張してしまう…」 そんな方はこちらもチェック!
人前で話すときに緊張してしまう4つの原因【性格は関係ない!】
他人と自分の話の上手さを比べない
人前で話すコツの2つ目は「他人と自分の話のうまさを比べない」ことです。
先の話で「すべての人に気に入られようとしない」ことが大切だとお伝えしました。
「とはいっても、あの人みたいにうまく話せるようになりたい」と思ってしまうのが人情でしょう。むしろ、向上心が高い人ほどそう思ってしまうかもしれません。
この記事を書いているわたし自身も、朝礼の3分間スピーチや、十数人のお客さんの前で話す場面など、日常的に人前で話す機会があります。最初の頃は、他人と自分を比べて、うまく話せずに落ち込むこともありました。
1番落ち込んだのは、「うまく話さなきゃ」と焦って台本が飛んでしまい、パニックになりなにも話せなくなってしまった時です。
そんな時に、人前で話すのがうまい会社の先輩に教わったコツが、「人と自分を比べない」でした。
それ以降、他人はどうであれ、自分自身が伝えたいことに集中して話すようにしています。その結果、かえって「分かりやすい」と言われることが増えました。
この経験からわたしは、「うまく話したいと思うなら、他人と自分の話のうまさを比較してはいけない」と学びました。
これは人前で話す場面に限った話ではありません。みなさんも、何かに夢中になっている時は、あまり他人の目を気にせずに取り組んでいるでしょう。
そして、その時に作ったものほど、相手からよい反応が得られます。あるいは、「自己肯定感が高い人」も、自分と他人を比べていません。
このように、他人と自分の話のうまさを比べないことは、自分のパフォーマンスを安定させるうえで必須の要素です。これから人前で話す際には、他人と自分の話のうまさを比べずに、自分の話を伝えきることに集中しましょう。
自分の経験談を交える
人前で話すコツの3つ目は、「自分の経験談を交える」ことです。
聴き手がもっと聞きたくなるような魅力的な話の1つが、「自分の経験」にもとづいた話のためです。自分の経験談は、否応なしに聴き手の関心を引きます。
たとえば、故スティーブジョブス氏の名言「Stay hungry、Stay foolish」が生まれた、2005年の米スタンフォード大学でのスピーチをご存じでしょうか。その時、彼は自分の生い立ちや闘病生活をもとに話をしていました。
わたしが会社の3分間スピーチをする時も、ウケがいいのはネットから引っ張ってきたネタではなく、自分自身が経験した話です。
もちろん、話し方によっては、聴き手を惹きつけられないこともあるでしょう。しかし、「自分の経験」を語るスピーチは魅力が増す…これは、紛れもない事実です。
人前で背伸びして「人から借りてきた言葉」で伝えても、十中八九失敗します。そうではなく、自分の経験を交えて話してみてください。
魅力的に聞こえ、聴き手を話に引き込めるでしょう。
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「人前で話すのが苦手」を根本から克服する5つの方法
本章では、人前で話すのが苦手な原因を、根本から克服する5つの方法を紹介します。
- コミュニケーションのプロから実践的に学ぶ
- 友人やパートナーの前で練習してアドバイスをもらう
- 小さな目標の達成を連続して行う
- あがり症の人は本番前にストレッチを行う
- 恐れずに場数を踏む
どれもすぐに実践できるため、ぜひ行ってみてください。
コミュニケーションのプロから実践的に学ぶ
人前で話すのが苦手な原因を根本から克服する方法として、コミュニケーションのプロから、実践的に学ぶことが挙げられます。
プロのアドバイスとフィードバックを受けながら、実践的な練習を積むことで、話すことへの自信がつき失敗する不安がなくなるためです。
「コミュトレのスピーチ・プレゼンスキルコース」では、プロと一緒に実践的な練習に取り組むため、人前でも自信をもって話せるようになるでしょう。
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友人やパートナーの前で練習してアドバイスをもらう
友人やパートナーの前で練習して、アドバイスをもらうことも、人前で話すのが苦手な原因を克服する方法です。
第三者からアドバイスをもらうと、自分では気づけないポイントにも気づけるためです。
人前で話すのが苦手な人ほど、1人で練習する傾向があります。しかし、自分だけで練習しても、悪い部分には気づけません。
そのせいで本番でミスをすれば、人前で話すのが余計に苦手になります。
なるべく多くの人に、忌憚のない意見をもらい練習してみましょう。
小さな目標の達成を連続して行う
人前で話すのが苦手な原因を根本から克服する方法として、小さな目標の達成を連続して行うことも挙げられます。
いきなり大きな目標を立てても、達成できずに挫折してしまったり、なにから始めればよいのかわからなくなったりするためです。
人前で話すのが苦手なのを根本から克服するには、小さな目標を立てて、達成できた際には自分を褒めてあげましょう。
小さな目標の例としては、「会議で1つ質問をする」「スピーチを同期に見てもらう」「食事の時に自分から話してみる」などがあります。
あがり症の人は本番前にストレッチを行う
本番前にストレッチを行うことも、人前で話すのが苦手なのを克服する方法です。
以下のストレッチを行いましょう。
- 肩を5回ずつ前回し、後ろ回し
- 肩を5回ずつ上げ下げ
- 首や手首、足首を5回ずつ回す
緊張する場面では、交感神経が優位になります。声が出づらくなるのは、交感神経が働くことで筋肉が緊張するためです。
ストレッチをすると交感神経が鎮まるうえに、筋肉もほぐれるためしっかりと息を吸い発声できます。
特に、あがり症の人は猫背気味で息が吸いづらい状態にあるため、ストレッチが効果的です。
恐れずに場数を踏む
人前で話すのが苦手な原因を克服する方法として、恐れずに場数を踏むことも大切です。
消極的なままでは技術も自信もつきません。そのままでは、「10年もいるのにこんなこともできないのかと思われたくない」と、さらに消極的になってしまいます。
会議に出席した際などには、積極的に発言しましょう。
素晴らしい意見でなくてもかまいません。きちんとした意見を追求し過ぎると、発言のチャンスを逃します。
不安な方は、「私の認識が間違っているかもしれませんが」などと、前置きしてから発言するのがおすすめです。
まとめ| 正しいコツを知れば人前で話す苦手意識が克服できる
今回は、人前で話すのが苦手に感じる方に向けて、苦手な原因や直前に見直してほしい苦手払拭のコツをお伝えしました。
ポイントは以下の3つです。
- すべての人に気に入られようとしない
- 他人と自分の話のうまさを比べない
- 自分の経験談を交える
人前で話す前にぜひまた読み返し、この3つを念頭に置いて話してみてください!
気が楽になるのはもちろんのこと、聴き手にとっても、より魅力的なスピーチ・プレゼンになります!
また、「コミュトレ」の無料診断セミナーでは、自分のコミュニケーションの強みと課題が分析できます。
今後なにをすべきかが見えれば、自分の弱点や苦手意識も前向きにとらえられるでしょう。
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🌹 人前で自信をもって話すには、事前の練習が不可欠です!
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