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ビジネススキル基礎

独学?スクール?社会人のスキルアップ、「学び方」の違いの話。

朝見まや

※こちらの記事は、2021年10月の情報をもとに書いております。サービス内容や名称は変更の可能性がございますので、予めご了承ください。

 

スキルアップ、自己研鑽… 

 

キャリアアップしたいとき、仕事がうまくいかないとき、はたまた時間ができたとき、「何かを学ぼう!」と思い立つ方は多いのではないでしょうか。 

 

コロナ禍により家で過ごす時間が増えたことで、何か新しいことを始めたくなったという方もいるかもしれませんね。 

 

中でも、業界や業種を問わず、社会人なら誰もが求められる『コミュニケーション能力』は、学びたい方が多い分野の1つです。 

 

とはいえ、いざ行動を起こそうとしたとき、「どうやって学んだら良いのだろう?」と迷ってしまうこともあるかもしれません。 

 

たしかに、『雑談力』『伝え方』『プレゼンテーション』、こんな言葉で検索すると、たくさんの本や動画、さらにはセミナーやスクールがヒットします。 

 

☒ 選択肢が多すぎて選べない! ☒ どれが一番自分に合っているの? ☒ どうすれば確実に身につくの? 

 

こんな風に感じること、きっとありますよね。 

 

そこで、今回は、コミュトレで約半年間学んだAさんのインタビューをお届けします。 

 

「コミュトレ」とは?

社会人向けのビジネスコミュニケーションスクールです。 

上司とのコミュニケーションのとり方やロジカルシンキング、営業スキルなど、ビジネスパーソンに求められるコミュニケーション能力向上に向けたコースを幅広く取り扱っています。 

詳しくはこちら 

 

経理として働く20代後半のAさん。 

 

コミュニケーションを学ぶにあたって、「何を学べば良いのか?」「どうやって学べば良いのか?」等を迷いながら、実際にいくつかの方法を試してみたとのこと。 

 

Aさんの経験談を、聞いてみましょう。 

 

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「今の状態から脱したい!」焦りが学びのきっかけに

 

― Aさんは、どのようなきっかけで「コミュニケーション能力を身につけよう!」と思ったんですか? 

 

Aさん:社内での部署異動がきっかけですね。 

部署が変わって数か月経っても、上司が言うことをうまくかみくだくことができないし、相談するタイミングがわからないし、いざ相談しても「何を言いたいの?」と言われるし…

正直、すがる思いでした。

 

― 環境の変化によって、接する相手が変わると、コミュニケーションがとりづらくなることがありますよね。探り探りになるというか。 

 

Aさん:そうですね。私の場合、何度か転職しているんですが、過去の職場ではあまり頻繁にコミュニケーションをとることがなかったんです。 

だから、コミュニケーションが自分の課題になるなんて思ったことなかったですね。 

 

それに、以前は会社の規模も大きくなかったので、関わる人は大体どんな人かわかっていて、気軽に話せました。
今の勤め先は比較的規模が大きいので、
関わる人が一気に増えて、難しさが増しましたね。 

 

 

― 難しさを感じつつも、悩むことだけに留まらないで、実際に行動に移せるのはすごいですよね。 

 

Aさん:年齢的な焦りもありましたね…30歳近くなって、「このままじゃダメだ!」という気持ちが強くなりました。 

 

あと、明らかに自分だけが職場に馴染めていないのも焦る要因だったかもしれません。 

今の職場に勤めて4年程になるのですが、自分より後から入ってきた人も溶け込んでいるのに、自分だけコミュニケーションがうまくとれていない、仕事のスタンスがうまく作れていないと思っていて… 

 

「とにかく今の状態から脱したい」という気持ちが強かったです。

 

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何をどう学べば?セミナーを渡り歩き始める

 

― コミュニケーション能力を身につけようと思ったとき、どのようなことから始めたんですか? 

 

Aさん:それまで、プライベートで何か学ぶということがあまりなかったので、ぱっと思いついた「コミュニケーション 学習」「コミュニケーション セミナー」といったキーワードで検索しました(笑) 

 

自分に何が足りないのかわからなくて、調べ方がわからなかったんですよね。 

ひとまず検索でヒットしたセミナーにいくつか参加してみました。 

 

 

― 実際に参加してみて、いかがでしたか? 

 

Aさん:まずは検索で目に留まった『ロジカルシンキング』をテーマにしている単発のセミナーに参加してみました。 

新しいことを知れて楽しかったし、勉強にはなったんですが、正直自分の課題に合っているのかといわれるとあまりしっくりきませんでした。 

 

聴いたときは「面白いな」と感じても、やっぱり単発セミナーだと時間が限られているので、自分の日常で具体的にどのように活かすのかまでは教えてもらえなかったんですよね。 

 

だから、状況を変えるために行動を起こしているつもりなのに、現状が変わらない…という気持ちで途方に暮れてしまいました。 

 

― コミュトレに辿り着いてくれて良かったです! 

 

Aさん:コミュトレの体験会に参加したのも、はじめは自分としては数あるセミナーの1つ、くらいの気持ちでした(笑) 

 

でも、1対1の体験会で自分の課題をじっくり相談している内に、「自分の現状を解決するためには何を学んだら良いのか」が明確になったんです。 

 

私の場合は、「上司とのコミュニケーションをとるには、話し方だけではなく、そもそも『上司がどのような役割を担っていて、部下に何を求めているかを知って、上司のニーズをつかむ』ところから始めよう」とアドバイスをもらって、目からうろこでした。 

 

それまではどうしたら自分の言いたいことが伝わるのかという「伝え方」にばかり意識がいっていたので、その前提となる基礎の部分があるなんて、思ってもいなかったんです。 

 

今までは自分で見当をつけて、なんとなく合ってそうなテーマのセミナーに参加していましたが、「私が本当に欲しかったのはコレだ!」と確信できたのは大きかったです。 

 

何を学ぶのか、どんな成長を遂げていくのか、初めて現状を抜け出す道が見えてきたように感じました。 

 

 

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長期で学ぶ価値は「習慣化」と「仲間の存在」

 

― 実際にコミュトレで学び始めてみてからも、単発のセミナーとの違いは感じましたか? 

 

Aさん:やっぱり違いはありますね。 

 

単発のセミナーも、気軽に参加して色んなことを知るという点では価値があったし、楽しかったです。 

 

コミュトレの場合は、ある程度の時間、私の場合だと半年間かけて学んだので、「習慣化して、身につける」というところにふみこんだのは大きな違いですね。 

 

― なるほど。参加するときのスタンスも変わりそうですね。 

 

Aさん:そうですね。自分としてはこれほどの額の自己投資したことがなかったので、「後には引けない」感もありました(笑) 

 

コミュニケーション能力を学ぶって、資格をとるのとは違って、少し不確かじゃないですか。 

人に言ってもピンときてもらえないし。 

 

それに投資する不安はあったし、だからこそしっかりやらなきゃとは思いましたね。 

 

― 仕事との両立、なんていうところも、単発で学ぶこととの違いになりそうですね。 

 

Aさん:たしかに、仕事で辛いことがあった時期は、学習の手が止まりましたね。 

 

仕事自体が忙しい時期でもありましたが、そのときに、仕事の進め方などで上司とぶつかってしまったんです。 

 

かなり気落ちしてしまって、「プライベートでまで仕事上のコミュニケーションのとり方なんて考えたくない!」という気持ちになりました。 

 

― 他の受講生の方と話していても、仕事が忙しくなったり、気持ちがいっぱいいっぱいになったりすると学習の手が止まってしまうという多いですね。
Aさんの場合は、どうやって乗り越えたんですか? 

 

Aさん:周りの受講生の存在が大きかったです。というか、自分1人で学んでいたら、心が折れて学び続けるの厳しかったと思います(笑) 

 

週1のトレーニングや、毎月のクラス会で他の受講生の方と話していると、「自分と同じことで悩んでいるんだなあ」と感じたんですよね。 

業界も業種も年代も違うけど、自分と似た課題をもつ方の気持ちに共感できたし、仲間意識もわいて「自分も頑張ろう」と思えました。 

 

それに、自分よりずっと年上の方でも、自分とはまた違う場面でのコミュニケーションに悩んでいて、そういったお話が新鮮だったし、刺激になりましたね。 

 

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コミュトレでは、学習するコース毎に「クラス」を設けており、月に1回そのメンバーが集まる「クラス会」を実施しています。 

コミュトレには、仲間と学びあう、1000名以上が参加する実践型コミュニティ「コミュトレLab」があります。 

懇親会の様子はコチラをご覧ください! 

【イベント開催報告】80名以上参加!コミュトレLab懇親会を開催しました

 

― 半年も学ぶと、顔見知りができますもんね。 

 

Aさん:そうなんです。「あ、またあの方いらっしゃる」みたいなことはよくありました。 

 

これも単発セミナーとの違いですね。1回限りだと、どうしても馴染めずに終わってしまうので。 

 

あと、先ほどの参加のスタンスの話とも繋がりますが、やはり皆さんすごく熱心なんですよね。 

「自分に何が足りないか」を常に考えていて、ちょっとした会話からも真剣さが伝わってきました。 

 

自分自身もそういったスタンスで参加を決めたので同じ志を持った人と触れ合えるのは、学習を続ける支えになりました。 

 

学んだ期間は「変化のきっかけ」

 

― 半年間の学習を終えて、いかがですか 

 

Aさん:この半年は、私にとって、変化のきっかけだったと思います。 

 

以前は、今のままではダメだって焦ってこそいても、やり方がわからなかったので「どうしたら変われるんだろう」と立ち止まってしまっていました。 

 

でも、時間をかけて学んでいく中で「こういう風にやれば良いんだ!」ってやり方を知ることができたんです。  

それをふまえて練習を積み重ねて、成功も失敗もして、やっぱり自分自身が行動を変えていかないとダメだと痛感しました。 

 

その意味で、この半年間は、今後の自分の成長や変化のための「転換期」だったのかなと思っています。 

 

 

― 「何をすれば良いのかわからなかった」という言葉は、今日Aさんから何度か出てきましたよね。その状態から脱することができたということ自体に、価値がありそうですね。 

 

Aさん:はい。 

 

コミュニケーションに課題を感じても、悩んだまま終わる人って多いと思います。 

私も、その状態で立ち止まっていました。 

 

でも、社会人として自分の今後のキャリアを考えたときに、どこかで取り組まなければいけないことだと思うんです。 

そして、それは早ければ早い程良いと思います。ずーっとやってきたことって、やっぱりなかなか変えられないので。 

 

私自身も学び始めは不安でいっぱいでしたが、まず行動してみること、やってみることが大事だなと思います。 

 

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まとめ:それぞれの「学び方」によってメリットは違う

 

Aさんの経験談からは、「学び方」によって得られるものの違いが見えてきましたね。 

 

 単発セミナーのメリット ・気軽に参加できる ・興味のある分野について幅広く学べる ・時間をあまりかけずに学べる 

 

 スクールで学ぶメリット ・基礎から体系的に学べる ・「習慣化」し、着実にスキルアップできる・共に頑張る仲間ができる 

 

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本記事が、皆さんのスキルアップの助けになれば幸いです。 

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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