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人前で緊張しない方法7選【効果保証】あがり症を克服するためには?

コミュトレ編集部

人前で緊張してしまう

年代や性別を問わず、実に多くの方からいただくご相談です。

この記事を読む皆さんの中にも、以下の経験をお持ちの方は多いでしょう。

 

「人前で話すのは大の苦手。前日からもうお腹が痛くなってる…」

「内容はちゃんと考えているつもりなのに、いざ本番になるともう頭が真っ白になって、言いたいことがとんでしまう…」

「1対1では問題ないのに、人前に立った瞬間に声が震えてしまう…」

 

人前で話す機会は、年次が上がるごとに避けて通れなくなります。

そこで今回は、人前で緊張する2大原因と、人前で緊張せずに話す7つのコツをお届けします。特に、以下の3つはコミュトレインストラクターも、人前に立つときによく使う方法です。

人前で緊張せずに話す3つのコツ

どれもすぐに試せるコツですが、効果は抜群。

人前に立つあなたの強い味方になること、間違いありません。

ぜひブックマークして、人前で話す機会が訪れたときに見返してみてください!

 

また、コミュトレではコミュニケーション能力の強み・弱みを分析できる、無料セミナーを開催しています。

話し方のコツを短期間で効率的に身につけたい方は、まず、自分のコミュニケーションの正しい実力を知っておきましょう。

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人前で緊張する2つの大きな原因

緊張 ストレス 苦悩

自分が緊張してしまう原因を知っておくと、緊張しないために取るべき方法もわかります。

本章では、人前で緊張する大きな原因を2つ紹介します。

  • 話す内容に自信が持てない
  • 自分の話す技術に自信が持てない

緊張してうまく話せない方は、原因を見つける参考にしてください。

 

話す内容に自信が持てない

話す内容に自信が持てない場合は、人前で話す際に緊張します。

「答えられない質問がきたらどうしよう」「興味を引けなかったらどうしよう」など、失敗のイメージがふくらみ、不安が大きくなってしまうためです。

話がうまい人でも、話す内容に対する自信や知識がなければ緊張します。

緊張しやすいと自覚している方は、話す内容に自信が持てるように、事前準備を徹底しましょう。

上司・同僚への相談や、イメージトレーニングもおすすめです。

 

自分の話す技術に自信が持てない

人前で緊張してしまう原因として、自分の話す技術に自信が持てていないことも挙げられます。

内容に自信があっても効果的な話し方がわからないと、失敗する不安が拭えないためです。

緊張を払拭するには、話し方のテクニックを学ぶのがよいでしょう。

たとえば、「結論から話す」「自分の好きなことを紹介する」などです。話し方のテクニックを学べば、聴き手の興味を引きつけられるようになります。

また、上司や同僚にアドバイスを求めるのも、話す技術を高めるのにおすすめです。

【話すコツ】人前で緊張しない方法7選

人前 会議 発言

本章では、人前で緊張しない方法を7つ紹介します。

  • ①最初の1分以内に自分の好きなことを1つ紹介する
  • ②冒頭で結論を述べる
  • ③たった1人に意識を向けて話す
  • ④事前にイメージトレーニングをする
  • ⑤上司にロープレの機会を設けてもらう
  • ⑥事前準備を絶対に怠らない
  • ⑦深呼吸などの落ち着く方法を知っておく

自信の緊張する原因に合わせて、実践してみてください。

 

 ①最初の1分以内に自分の好きなことを1つ紹介する

人前で緊張せず話すコツ 自己開示

人前で緊張せずに話すコツの1つ目は、最初の1分以内に自分の好きなことを1つ紹介する方法です。

自分自身の情報を話すことを「自己開示」といいます。以下は、自己開示の例です。

 

【例】「私は普段エンジニアをしているのですが、実はガンダムが好きで、よく自分で組み立てています」

 

自分の人柄を聴き手に知ってもらうことで、聴き手との間にある心理的距離を縮められるでしょう

緊張には、相手の人となりを知らないことも大きく影響します。

 

人は「正体の分からないものに恐怖心を抱く」動物のためです。

「この人は何を考えているんだろう」と感じてしまうと、どう振舞っていいのか分からなくなり、それが緊張につながります。

これは自分だけでなく、聴き手にとっても同じです。

 

そこで、話し手であるあなたが「自分の話」を出して自己開示すると、人となりが聴き手に伝わります。

その結果、聴き手の警戒心が緩んで反応がくなり、話しやすい空気が生まれるでしょう

 

自己開示の中でも自分が好きなことの紹介がおすすめなのは、人となりを伝えやすく、親近感を持ってもらいやすいためです。

情熱を注ぐほど特別なものである必要はなく、自分の人となりが伝われば問題ありません。

また、長々と語る必要もなく、以下のように1~2文程度で十分です。

 

【例】「私は普段営業をしているのですが、実は甘いものが大好きです。よく休みの日にカフェ巡りをしています」

 

人前で話すときは、最初の1分以内に自分の好きなことを1つ紹介して、アイスブレークをしてみましょう。

 
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 ②冒頭で結論を述べる

人前で緊張せず話すコツ 結論から話す

人前で緊張せずに話すコツの2つ目は、話の冒頭で結論を端的に述べることです。

今日お伝えしたいことは、ズバリ○○ですと、一言で伝えましょう。

この意味は、伝えたい情報を限定するところにあります。

 

緊張してしまう人の大半は、「情報過多な話し方」になっています。

たとえば、「大筋と関係ない話をいくつもする」「字がびっしり詰まったスライドを何十枚も用意する」などです。

これは、伝えている本人が、「結局なにを言いたいのか」を整理できていないために起きています。

自分でも整理できていないことを伝えても、聴き手は当然混乱してしまいます。

聴き手が全員首をかしげている状況で、焦りを感じない人はいないでしょう。

 

その結果、挽回しようと必死で話すも伝わらずに、さらに焦りが増す悪循環に陥ってしまいます。

これが話しているうちにどんどん緊張してしまう現象の正体です。

 

反対に、聴き手にとって分かりやすい話をすると、頷きなどのリアクションが返ってきます。話し手の緊張も緩和されるでしょう。

そのための重要なポイントが、「あれもこれも話そう」とするのではなく、言いたいことを1つに絞ることです。

話の冒頭で出して、聴き手の注意を引きつけてみましょう。

 

【例】「今日皆さんには、これだけをお伝えします。ズバリ、『生産性をあげるために、スキマ時間を活用しよう』です」

 

聴き手が「つまり、どういうことだろう」と考え始めるので、集中して話を聴いてくれるようになります。

話し手であるあなたにとっても、伝えたいことが整理されているため、格段に話しやすくなるでしょう。

 
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 ③たった1人に意識を向けて話す

人前で緊張せず話すコツ 一人に向けて話す

人前で緊張せずに話すコツの3つ目は、全員に対してではなく、たった1人に意識を向けて話すことです。

あなたが「1対1なら問題ないのに、人前に立った瞬間に極度に緊張する」のであれば、このノウハウが役立つでしょう。

 

1対1と人前(1対多数)のコミュニケーションの大きな違いは聴き手との距離感です。

1対1の場合は、あなたと聴き手の距離感が比較的近いため、聴き手の表情や反応を見ながら話し方を変えられます。

 

一方、人前ではそれができません。複数の聴き手の表情や反応を確認するのは難しく、また物理的な距離も離れてしまっているためです。

また、聴き手全員に意識を向けているので、集中力が分散され余裕もなくなります。

その結果、話しづらさを感じてしまいます。

 

特に、人前で話す距離感に慣れていない場合は、その「話しづらさ」が緊張を増幅してしまうでしょう。

全員に対してではなく、たった1人に意識を向けて話すのは、話しづらさを打開するためです。

「全員の反応を気にしなければいけない」と考えずに済めば緊張が緩和され、1対1と同じ距離感で話せるでしょう。

 
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④事前にイメージトレーニングをする

人前で緊張しない方法として、イメージトレーニングも挙げられます。

イメージトレーニングをすると、成功のイメージがふくらみ、失敗する不安を払拭できるためです。

本番中の景色や気持ちを具体的に想像しながらやってみるのがおすすめです。

 

また、イメージトレーニングだけでなく、リハーサルもできる限り行うとよいでしょう。

スティーブ・ジョブズ氏やイーロン・マスク氏は、プレゼン巧者として有名ですが、どれだけ忙しくても長時間のリハーサルを欠かしません。

人前で話すのに自信がない方は、最低でもイメージトレーニングは行っておきましょう。

 

⑤上司にロープレの機会を設けてもらう

上司にロールプレイの機会を設けてもらうことも、人前で緊張しない方法です。

ロープレとはロールプレイングの略語で、上司に顧客・聴き手役を演じてもらう練習方法です。

本番さながらの練習ができるため、内容や話し方の課題を事前に洗いだせます

改善していくと内容への自信や話す技術が高まり、緊張の原因を解消できるでしょう。

ロープレを効果的に行うには、以下の3つが大切です。

  • 動画を撮影する
  • 1回を短時間にして週に何度も行う
  • アドバイス・フィードバックもセットで行う

ロープレでは営業活動やスピーチ・プレゼンなど、さまざまな業務を練習できます。人前で話すことに自信がない方は、ぜひ試してみてください。

 

⑥事前準備を絶対に怠らない

プレゼン 準備 資料

人前で緊張しないためには、事前準備を怠らないことも大切です。

事前準備を怠ると、どうしても自信がない部分がでてきます。それでは、失敗のイメージが払拭できず、本番で緊張してしまうでしょう。

以下は、事前準備の一例です。人前で話す際の参考にしてください。

  • 聴き手の興味や課題の調査
  • 内容の精査・知識の収集
  • 声に出しての練習
  • 上司・同僚からのアドバイス

どうしても緊張してしまう人は「これ以上なにもできることがない」と胸を張れるまで、事前準備を徹底して行ってください

しかし、コミュニケーションスキルの不足を自覚している方は、それでも緊張してしまうケースがあります。本格的にスキルを学ぶのがおすすめです。

 

⑦深呼吸などの落ち着く方法を知っておく

深呼吸など落ち着く方法を知っておくことも、人前で緊張しない方法で

自分の緊張をほぐす方法があると、「緊張しても大丈夫」と思えるようになり、リラックスして望めます。

 

また、プレゼンや面接など、絶対に失敗できないものも多々あります。緊張しない方法を知っていても、完全には払拭できません。

落ち着く方法は、その際にも役立ちます。深呼吸の正しいやり方を紹介するので、ぜひ試してみてください。

  1. 背筋を伸ばす
  2. 鼻から空気を吸ってお腹を膨らませる
  3. 吸うよりも長い時間をかけて、口からゆっくり吐く

1分間の呼吸数を6回までに減らすと、血圧や心拍数を下げられます。

人前で緊張しないためにコミュニケーション能力を学ぶ

人前 プレゼン

人前で緊張しないためには、事前準備や話しのテクニックを学ぶのが大切です。

しかし、コミュニケーション能力の不足を自覚していると、不安が払拭できずに緊張してしまいます

コミュトレのスピーチ・プレゼンスキルコースでは、人前で自信をもって話し、聴き手に影響を与えるスキルが身につきます。

緊張せずに人前で話せるようになるでしょう。

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人前で緊張しない方法に関するよくある質問とは?

クエスチョンマーク

本章では、人前で緊張しない方法に関する、よくある質問を3つ紹介します。

  • 緊張すると手が震える原因は?
  • 緊張しない人の特徴は?
  • 意味もなく緊張するのは病気ですか?

緊張しやすい人は、今後の対策にぜひ活かしてください。

 

緊張すると手が震える原因は?

手足の震えは過剰になった交感神経によって引き起こされる、心臓の鼓動や呼吸の速まりや、筋肉の収縮と弛緩が原因です。

そのため、ストレッチや深呼吸を行い、自律神経を整えると震えが収まるでしょう。本番前に、ぜひ試してみてください。

また、背中や首周りを動かす・腹式呼吸をするだけでも緊張は和らぎます。本番中に手足が震えてしまった場合は、意識的に行ってみてください。

 

緊張しない人の特徴は?

緊張しない人に共通する特徴は、以下の4つです。

  • 周囲の目を気にしていない・楽観的
  • 日頃から努力し、自信に満ち溢れている
  • 人前に立つ機会が多い
  • いい意味でプライドがない

人前で緊張しがちな方は、上記の特徴から取り入れられそうなものを、探してみてください。

しかし、緊張をまったくしない人はいません。緊張しない人の特徴を取り入れても、完全になくなるわけではないと覚えておきましょう。

 

意味もなく緊張するのは病気ですか?

意味もなく緊張するのは、病気の可能性もあります。考えられる病気は、以下の4つです。

  • 社会不安障害:知らない人と話す際に過度に緊張する
  • 全般性不安障害:将来のことや家族のことが心配で落ち着かない
  • パニック障害:不安が急に高まる発作が起きる
  • 回避性パーソナリティ障害:自信がなくて緊張する

自分なりのリラックス法を試しても対処が困難な場合は、精神科を受診しましょう。

【まとめ】正しい方法 を押さえれば、人前で緊張せずに話せるようになる

コミュトレ

「人前で話すことを考えるだけで緊張してしまう」方は少なくありません。

人に見られる状況である以上、「まったく緊張しない話し方」を追求するのは現実的ではないでしょう。

 

それでも、正しいコツを押さえれば、緊張は緩和できます。

緊張せずに人前で話すには、徹底した事前準備やロープレ・イメージトレーニングなどの練習が大切です。

内容と話し方に自信が持てる状態で、人前で話すことに挑んでみてください。

 

最後に、コミュトレインストラクターもよく使うコツを復習していきましょう。

人前で緊張せずに話す3つのコツ

【人前で緊張せず話すコツ①】
最初の1分以内に自分の好きなことを1つ紹介する 
【人前で緊張せず話すコツ②】
冒頭で「今日お伝えしたいことは、ズバリ○○です」と述べる 
【人前で緊張せず話すコツ③】
全員に対してではなく、たった1人に意識を向けて話す 

 

この3つのコツを押さえれば、次に人前で話すときに、より緊張せずに話せるようになります!

ご自身のスピーチにぜひ取り入れてみてください。

 
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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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