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ビジネススキル基礎

『初対面で会話を続けるコツ3選(盛り上がる質問の技術つき)』

コミュトレ編集部

 

こんにちは!

最近は寒い日と温かい日の気温差が激しく、体温調節が難しい季節となりました。

もうすぐ春がそこまでやってきている証ですね♪

春といえば、皆さんはどのようなことを思い浮かべますか?

桜、花粉症、新年度・・・様々なことが思い浮かびますよね。

 

 新年度といえば、みなさんは初対面の人とのコミュニケーションは得意ですか?

新年度でなくとも、普段生活していると初対面の人と会話する機会は少なくないですよね。

今回は、これまでコンサルティングしたお客様から伺った「初対面の会話」についてのお悩みをもとに、コミュトレ社員が考える、「初対面の会話」についての考え方やコツをお伝えしていきます!

 

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■初対面の会話の実体

 

私が実際にお客様から伺ったのは、

初対面の人と会話する際のネタ・話の広げ方がわからないというものでした。

(例①)Aさん 商品開発同じ職場の同僚で、他部署のため日常的に会話をすることがなかなかありませんでした。そんな中、仕事を進めていく中でかかわりを持つように。来週から一緒に仕事を始めていくことになったのです。ただ、私はもともと学生時代から仲良くなるまでに時間がかかる方で、何を話してよいのかわからないんです。仕事だから必要最低限の会話でいいやと思っていたこともあるのですが…。楽しく会話できれば、業務効率も今より上がるんじゃないかと思うんですよね。思い切って話したのはいいものの、何を話せば良いかわからなくなった後の、気まずい雰囲気に耐えられなくて。

 

(例②)Bさん 営業職お客さんとお会いした後の会話に困っています。アイスブレイク?というのがなかなかうまくできなくて。挨拶をした後に他愛もない話がしたいのですが。例えば、出身地の話をしていたとしてもそのあとの話が広がらないんですよね。最終的に「そうなんですね~。」で終わってしまうのが精神的に結構きつくて。相手の方から退屈だなって思われているんじゃないかと思うと、余計に話をつづけることが出来なくて困っています。

 

(例③)Cさん 製薬関係僕は、プライベートで異性の方とお話することに対して苦手意識があります。特に初対面の方だと、頭が真っ白になってしまうんですよね。盛り上げるどころか、普通に会話することも難しいです。楽しくお話したいと考えているのですが、口から出るのは「良い天気ですね」など畏まった言葉ばかりです。そのあとの会話が続かないです。初対面でなくても、友人からは「自分と話していても楽しくない」といわれたことがあります。このまま年齢を重ねることに不安があります。

 

他にも色んな声がありましたが、初対面の会話で悩まれている方は本当に多いですよね。

 

 

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■初対面の会話のコツ

では、このような場面で三人の方はどのようなことに意識をすれば良かったのでしょうか?

それぞれの場面に当てはめて具体的に見ていきましょう。

 

(例①)Aさんの場面 初対面の同僚との会話編

①「無理に会話をしなければいけないことはない」

結論から言うと、無理に会話をしなければいけないということはありません。

というのも、同僚の中には話をすることで気分が上がるタイプと、静かな環境で黙々と仕事をするのが心地よいと感じるタイプがいると思います。

そのため、相手がどちらのタイプなのかを見分けていく必要があります。

 

見分けるコツとしては、「挨拶+一言雑談」で雰囲気を掴むことです。

例えば、

「おはようございます。最近急に温かくなってきましたね。」

と問いかけて、相手の返答を確認します。

 

その際、

「そうですね。最近ランニングが捗りますね~」など、こちらに向けて返答がくると話を続ける合図です。

話を続けるポイントとして、5W3Hを使いましょう。

<5W3H>

What 何を
Why 何故
When いつ
Where どこで
Who 誰が
How どのように
How long どのくらいの期間
How much いくら

 

(例)・へえ~!ランニングされるんですね!ちなみにどのあたりを走るのですか?(Where:どこで)・因みにどうして走ろうと思ったのですか?(why:なぜ)・いつぐらいから走られているのですか?(How long:どのくらいの期間)

 

また、これらの質問をした後は、必ずその返答に対して感想を伝えましょう。

 

(例)A:いつぐらいから走られているのですか?(How long:どのくらいの期間)B:学生時代運動部だったので、週二回くらいのペースでかれこれ5年は走っていますね。A:え!学生時代運動部だったのですね!だからAさんは体力があるんだ~! いろいろ聞きたいこと沢山あるので、またお話させてください♪(切り上げる)

このように、返答に対して感想を付け加えることで、

お互いに楽しい時間を共有できるでしょう。

 

(例②)Bさんの場面 初対面のお客様との会話編

②「マイナスを避ける」

マイナスを避けるとは、何かを付け加えようとするのではなく、当たり前のことを徹底して行うということです。

例えば、お客様に対しての労いや相手が不快に思う可能性のあることには触れないということです。

不快に思う可能性のあることといえば、見た目や住んでいる場所等、全くの初対面で聞かれても困ることです。

逆に、コツとしては相手の意志で選んだものに対して何かしらコメントをしましょう!

例えば、・春らしくて素敵なニットですね・ネイルの色が綺麗ですね・その時計かっこいいですね

 

雑談をあまりにも長くとろうとすると、お客様からすると「今何の時間なんだ?」となってしまうことがあります。

会話を続けるのであれば、二回目以降会ったタイミングが無難です。

前回話していた内容に対してコメントしたり、仮に何かオススメされた映画などあれば、その映画の感想を話したりして会話を広げていきましょう。

 

 

(例③)Cさんの場面 初対面の異性との会話編

③「感情を共有する」

あまり聞きなれない「感情を共有する」という考え方。

具体的に言うと、「緊張しますね。」や「今日も寒いですね。」などの相手の共感を誘いに行くことを言います。

季節や社会現象など、共通点をとれる部分を話題にすると良いでしょう。

コツは、いつでも話ができるように、自己開示ネタを持っておくことです。

 

例えば、

「僕は関西に来て1年目なのですが、もうすっかり関西弁に染まっています(笑)」

という具合で、こちらから開示していきます。

その時のコツは「あえて穴をつくる」ことです。

具体的に言うと、相手が質問しやすいように、すべてを出し切らないことです。

例えば、「僕は関西に来て1年目なのですが、もうすっかり関西弁に染まっています(笑)」という場合、

「もともと千葉に住んでいたので、関西に来て1年目なのですが、もうすっかり関西弁に染まっています(笑)」

というと「そうなんですね」で終わってしまう可能性があります。

 

あえて「僕は関西に来て1年目なのですが、もうすっかり関西弁に染まっています(笑)」とどめておくことで、

相手は「以前はどちらにいらっしゃったのですか?」と質問することが出来ます。

そこからディズニーランドに行ったことがあるか等、話が広がるかもしれません。

 

同じように「学生時代スポーツをしていたので、体力には自信があります!」というと

「どんなスポーツをしていたのですか?」と質問することができますよね。

 

このように、相手が話を広げやすいように、こちらがあえて全てを話し切らないことが大事です。

 

ここで、もっと相手に話しやすい雰囲気を作っていきたい!という欲張りな方は、自己開示で自分の弱みを見せましょう。

注意点は、人としてダメなことは避けるということです。

例えば、「実は昔、万引きしたことがあって(笑)」なんて言うと試合終了です。

 

(例)この前餃子100個チャレンジをしたんです。成功したら餃子の一年間無料券がもらえるんですよね。結果として、無料券をもらえたんですけど、必死すぎて口の中を大やけどしてしまって(笑)しばらくゼリー生活でした(笑)

 

という具合です。

ポイントはマイナスイメージで終わらせないことです。

 

例えば

「結果として、無料券をもらえたんですけど、必死すぎて口の中を大やけどしてしまって。

もうお腹壊しちゃって、トイレに駆け込みました(笑)もう一生餃子食べたくないですね。」

のように、最後がマイナスイメージで終わってしまうと、せっかく魅力的な話が台無しです。

相手もついニッコリしてしまうような話の締め方を目指していきましょう!

 

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<おまけ> 盛り上がる質問の技術「そうゆうキミが一番♡」

ここまで読み進めた皆さんの中には、とは言っても実際に話を続けようにも、

具体的にどのような質問をしたら良いのか迷われる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時に味方になってくれる質問の技術についてお伝えします!

 

それは、「そうゆうキミが一番♡」です。

ん???と驚かれた方も多いのではないでしょうか?

 

具体的に言うと、

そう 理想を尋ねる
ゆう 理由を尋ねる
きっかけを尋ねる
魅力を尋ねる
一番 一番を尋ねる

 

 

これは、考え方①「無理に会話をしなければいけないことはない」と似ている場面もあるでしょう。

ただ、より一層具体的なことを聴きだすにはうってつけの質問となります。

 

(例)ランニングが趣味の人に対して・ランニングを通して、こんな風になりたいなっていう理想はありますか?(理想)・ランニングで一番思い出に残っていることってありますか?(一番)

 

質問を振るときのコツは、「相手が話したくなる質問を意識すること」です。

やみくもに質問をするのではなく、相手がどんなことを話したいのかを考えながら質問すると、相手は喜んで答えてくれるでしょう。

 

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まとめ:相手が喜んでくれることを考える

今回は、『初対面で会話を続けるコツ3選』についてお伝えしました!

①初対面の同僚との会話 挨拶+一言雑談で見分ける
②初対面のお客様との会話 相手の意志で選んだものにコメントする
③初対面の異性との会話 自己開示ネタを持っておく:あえて穴を作る
<おまけ>盛り上がる質問の技術 「そうゆうキミが一番♡」

 

改めて、初対面の人と話すことに苦手意識を持っている方は、まずは相手が喜んでくれるかどうかを考えましょう。

そうすることで、互いに楽しい時間を過ごすことが出来ます。

 

皆さんも、是非日常生活で実践してみてくださいね♪

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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