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スキルアップ事例

忙しくても100%達成!なりたい自分に近づく目標設定法

コミュトレ編集部

こんにちは。コミュトレの冬木です。

 

2023年になりました。

「今年こそは、こうなりたいなあ」と目標を掲げる方も多いでしょう。

 

なりたい自分に近づくためには、正しい目標設定が欠かせません。

しかし多くの場合、目標設定のやり方に大きな誤りがあります。

だからこそ、せっかく目標設定しても達成されずに1年が終わってしまうのです。

 

そこで今回は、忙しい社会人でも100%達成できる目標設定法についてご紹介します。

実践すれば、なりたい自分に一歩ずつ確実に近づくこと間違いないし。

 

ぜひ、2023年こそ、充実した1年にしていきましょう!

 

1.目標設定の知識は溢れているのに、50%以上は達成されない

目標設定の重要性は、とくに社会人であれば皆実感していることでしょう。

 

Amazonでは目標達成に関する本が800冊以上登録され(2022年12月現在)、「目標設定 コツ」で検索すると300件以上の記事がヒットします。

つまり、目標設定に関する知識は世の中にあふれかえっているといえます。

 

にもかかわらず、私たちの多くが目標設定で挫折します。

 

現役のエンジニアやデザイナーと学びたい人をマッチングするサービス『MENTA』(運営:MENTA株式会社)の『2021年の年間目標達成度調査』によれば、2021年の年間目標を達成した人は46.3%だったのに対して、達成できなかった人・目標を忘れてしまった人は計53.7%もいたとのこと。

出典:【共同調査リリース】現役のエンジニアやデザイナーと学びたい人をマッチングするサービス『MENTA』、 『2021年の年間目標達成度調査』発表 ~年間目標を達成できなかった人は「振り返り」が足りていないことが判明~をもとに、コミュトレで加工

 

つまり、目標設定しても、通常は50%以上の確率で未達成になるといえそうです。

 

なぜこんなことが起きるのでしょうか?その理由は、目標設定に対する誤った認識にあります。

 

2.目標設定しても、達成されずに終わってしまう原因

目標設定しても達成されない理由は、いろいろと考えられますよね。

「忙しくて時間が作れなかった」「振り返りが足りていなかった」「そもそも目標設定が高すぎた」などでしょうか。

 

たしかにどれも当てはまるでしょう。しかし、最も大きな原因は、もっと本質的な部分にあります。

 

まずは、コミュトレインストラクターと受講生(佐藤さん、仮名)の会話をご覧ください。

 

私がインストラクターとして実際に体験したエピソードを一部編集しています。

※コミュトレではコース学習のはじめに、コミュトレインストラクターと受講生が一緒になって、学習目標を設定します。

 

インストラクター「佐藤さんは、コース学習を通じて、どうなりたいとお考えですか?」佐藤さん「そうですね、会議で分かりやすく話せるようになりたいです」インストラクター「たとえば前におっしゃっていたように、”何か意見を言ってもつっこまれず、納得してもらえるようになりたい”とかでしょうか」佐藤さん「そうですね、それが出来たらいいなと思います」インストラクター「佐藤さん、その達成イメージは、ある程度もてていますか?」佐藤さん「いや、正直言うとあまりイメージはもてていないです。言葉の響きとして、なんとなくそうなれたらいいなと」インストラクターとなると、早くそうなりたい!そのために目の前の学習があるんだ!とはなかなか思えていないのではないでしょうか」佐藤さん「はい、正直なところ、学習にはまだ義務感を感じています」インストラクター「としたら、このままでは目標達成は難しいかもしれません。本気で努力しようにも、達成するイメージが曖昧だと本気にはなれないですよね」

 

この会話からみえてきたと思いますが、目標設定しても達成できない原因は「達成イメージが曖昧である」ことにあります。

 

達成イメージが曖昧だと、何のためにやるのか納得できず、やるべきことが義務のように思えてしまいます。そして、忙しさを理由に、だんだんと後回しになりがち。

逆に、達成イメージが明確だと、「今これをやることが、自分にとってなぜ大切なのか?」腹落ちするため、「やりたい!」と思えるようになります。

 

人間は、義務感だけで進むことはできません。

だからこそ、計画を立てるとか期限を設けるといった一般的ノウハウの前に、まずは「達成イメージを明確にする」ことが、目標設定の大前提になります。

 

 

3.達成イメージが明確になる!目標設定のWill-Can-Must法

では、どうすれば達成イメージが明確になるのでしょうか?

ここでは、コミュトレインストラクターも実際に活用しているWill-Can-Must法をご紹介します。

 

【目標設定のWill-Can-Must法とは】目標を、Will(自分の意志)、Can(できること)、Must(求められていること)の3つの観点で設定すること

 

 

 

目標設定というと、1つめのWillが真っ先に思い浮かびがちです。

 

しかし、実現できるだけの能力が到底たりないのであれば、実現は厳しくなるでしょう。

あるいは、「やりたいことであり、できそうなこと」であっても、周囲の望む方向と180度違っていれば、やはり長続きしません。

 

自分にとってやりたいし、できそうだし、周りにも応援される。

このように、3つの観点のバランスをとるようにすると、おのずと達成イメージが湧いてくるはずです。

 

以下、順に見ていきましょう。

 

1.Will(自分の意志)を考える

Willとは、「こうしたい」「こうなりたい」という欲求です。

 

このWillには、2つの種類が存在します。

 

【2種類のWill】1つ目が、他人への憧れから生まれる興味・関心2つ目が、過去の経験に基づく興味・関心

 

「どちらのほうがいい」という優劣があるわけではありません。

 

「仕事をやっていて、どういうときに楽しいと感じるのか、面白いと思うのか」、あるいは「どんな人のどんな行動に憧れているか」を考え、その理由を深堀りします。

2.Can(できること)を考える

Canとは、自分の能力の把握です。

 

過去の職歴を通じて、様々な能力・スキルを経験してきたと思います。

 

その能力について、「自分は何ができるか「できそうか」を把握しておきましょう。

次のステップを考える上で、非常に重要な資産になります。

このように、身につけた能力をどのような場面で発揮できるのかを考えていくことで、次の一歩を考えやすくなっていきます。

 

このとき、「できるかどうか」を厳密に、深く考えすぎる必要はありません。

 

能力・スキルの熟練度合いはもともと上限がないので、あくまでも「これまで経験してきた実務でみれば、一応できるといえる」という基準で考えてOKです。

 

3.Must(求められること)を考える

Mustの視点で考えるものは、組織において求められることを考えるということです。

 

人は自分の置かれた環境に影響を受けます。

 

たとえば、海外展開を計画している職場であれば、語学力が必要になることは目に見えています。

もしくは、新規事業を展開していく会社の場合、営業力や発想によって課題解決を求められる場面が確実に増えていくでしょう。

 

組織が達成したい姿によって自分が求められる役割も決まるため、達成イメージがより明確に感じられるはずです。

 

 

 

なお、会社から求められているものがいまいちよく分からない…という場合は、こちらの記事をご覧ください。

▼▼

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経営者いわく、その人が「仕事がデキる人」かどうかは、3つの態度でわかるという。

 

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4.Will-Can-Mustから目標設定する例

最後に、3つのポイント(Wii-Can-Must)から考えた情報をまとめれば、具体的な目標を設定することができます。

 

まずはそれぞれの観点で出てきた情報の中から「目指す方向性」を選びます。

そのうえで具体的な期限に合わせた目標に細分化するとよいでしょう。

 

※目標を設定する期間は、年間目標であれば1年後、中期的な目標であれば3年後というように、自分の設定したい期間に合わせて変えましょう。

 

 

このようにWill-Can-Must法で目標設定すると、今自分の目先にある目標が「意味があるものだ」と思えるようになるはずです。

だからこそ、忙しくても「やろう!」という気持ちになり、達成するまで努力が続くのです。

さらに、他人からも応援されるため、達成する可能性がぐんと高まることでしょう。

 

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4.忙しいときこそ、正しく目標設定してなりたい自分に近づこう!

今回は、忙しい方に向けて、なりたい自分に確実に近づくための目標設定法についてご紹介しました。

 

以下、まとめです。

【目標設定のWill-Can-Must法とは】目標を、Will(自分の意志)、Can(できること)、Must(求められていること)の3つの観点で設定すること

 

 

この3つの観点を考えることで、自分がどのような目標を設定すれば良いのかが明らかになっていきます。

 

最後は、出てきた目標を統合して、具体的な目標を設定しましょう。その結果、自分の目指すべき方向性が明確となり、やるべきことが明らかになるので、悩みや仕事への迷いがなくなります

 

また、自分自身で仕事の価値を見出し、主体的に行動する事ができるため、上司からも信頼され、頼りにされる存在になっていきます。

 

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5.コミュトレは、あなたの「こうなりたい」を応援します

もし、「ビジネスコミュニケーション能力を高めたい」という目標設定をしたなら、コミュトレはあなたを全力サポートいたします。

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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