スキルアップ事例

コミュニケーション能力診断で、自分の強みと課題を客観的に知ろう

コミュトレ編集部
 

こんにちは。コミュトレ冬木です。

ビジネスシーンでは、上司や取引先、お客様、同僚と円滑なコミュニケーションをとることが大切ですよね。

 

しかし、いざコミュニケーション能力を高めようと思っても、何から手をつければいいか分からない!という方も少なくありません。

 

そこで役に立つのがコミュニケーション能力診断です。

お腹が痛いとき、病院に行くと、まずは診察を受けて「具体的にどこが問題なのか」を明確にしますよね。

コミュニケーション能力を高めるときも全く同じ。

効率よくコミュニケーション力を高めるコツは、まず正しい現状把握からスタートすることです。

 

そこで本記事では、コミュニケーション能力の診断を通じて

  • 「自分のコミュニケーション能力ってどれくらい高いんだろう?」
  • 「自分は何が強みで、何が課題なんだろう?」

を整理する方法をお伝えします。

 

何をすればよいのかが明確になるので、もやもやが晴れてモチベーションアップにつながりますよ♪

 

1. コミュニケーション能力を診断する方法

自分のコミュニケーション能力を診断する方法は大きく2つあります。

  • 人に聞く
  • コミュニケーション能力診断ツールを使う
 

以下、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

 

コミュニケーション能力診断法1:人に聞く

周囲の人に、あなたのコミュニケーション能力における強み・課題を聞く方法です。

 

【メリット】ある程度自分の状況に合わせた回答がもらえます。普段から一緒に仕事している人であれば、あなたの人となりや行動をみているため、それに基づいた回答をえられるでしょう。

 

【デメリット】必ずしも客観的とは限らないということ。

 

人は、過去の経験に基づいて考えたり判断したりします。なので、自分とその人との関係性や、その人の知識量・経験値によって、回答内容が変わる可能性があります。

 

例えば、同僚からみて「分かりやすい」話し方であっても、上司から見ると「分かりにくい」話し方とみなされることもあります。

 

人に聞く場合は、相手がどういう人なのかを考慮したうえで聞くことをお勧めします。

   

コミュニケーション能力診断法2:診断ツールを使う

「コミュニケーション能力 診断」と検索し、ヒットした診断ツールを利用する方法です。

 

10問~20問前後の設問に答えることで、あなたがコミュニケーションをとるときの傾向を診断してくれたり、自分に一番近いタイプを表示くれるものが多いです。

 

【メリット】自分の強み・弱みを様々な角度から、客観的に把握することができます。

 

【デメリット】診断結果の根拠が重要です。というのも、診断自体は誰でも作れてしまうためです。より正確な診断結果を得るには、学術論文や統計データに基づく診断を使った方が確実です。

 

2. 正確にコミュニケーション能力を診断する「スキルタイプ判定」

コミュニケーション能力を正確に診断したい!という方におススメなのが、

『スキルタイプ判定』

というコミュニテケーション診断。

 

この診断の元になっている概念がENDCOREモデルです。

 

ENDCOREモデルは、異文化コミュニケーション学・社会心理学など、様々な人文科学をまたぐコミュニケーション能力研究を統合したものとして、藤本学教授(立命館大学)によって発表されました。

 
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ENDCOREモデルによれば、あらゆるシーンで使うコミュニケーション能力は、以下6項目に分類できます。

  1. 感情をコントロールする『自己統制スキル』
  2. 考えを言葉にする『表現力スキル』
  3. 意図をくみとる『解読力スキル』
  4. 聞き手の納得を得る『自己主張スキル』
  5. 相手を尊重する『他者受容』スキル
  6. 良好な関係を維持する『関係調整スキル』

 

また、各項目の組み合わせの結果として、9つのスキルタイプが提唱されています。

  1. 内閉型
  2. 我執型
  3. 回避型
  4. 主体型
  5. 受動型
  6. 能動型
  7. 自制型
  8. 均整型
  9. 万能型
 

▼9つのスキルタイプの内容

※それぞれの解説は、藤本教授の論文をもとに、コミュトレ独自の解釈を加えています。

 

自分がどのスキルタイプなのかが分かれば、自分がコミュニケーション能力のうち何を得意としているか、あるいは苦手だと思うのかが診断できます。

 

自分のスキルタイプを知るには、藤本教授の「スキルタイプ判定シート」を使ってみましょう。

 
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自分のスキルタイプを自己診断してみたい!という方は、こちらをご覧ください(藤本教授のサイトに飛びます)
スキルタイプ判定シート
 

 

3.コミュニケーション能力診断をラクに受ける方法

スキルタイプ判定シートが少し難しい‥と思ったら、コミュニケーション能力の専門家に相談してみましょう。

 

コミュトレでは、スキルタイプ判定に加えて、ビジネスで求められるコミュニケーション能力を正確に診断できる独自の診断ツール(ビジネスコミュニケーション基礎能力診断)をご用意しています。

 

診断結果を使い、口頭であなたのお話をじっくり伺いながら、コミュニケーションにおけるあなたの強みや課題を一緒に整理していきます。

 

▼ビジネスコミュニケーション基礎能力診断の結果例はこちら;

コミュニケーションスキルの診断結果の図

※ 「ビジネスコミュニケーション基礎能力診断」は、立命館大学教授で「対人コミュニケーション」がご専門の藤本学先生が開発されたコミュニケーション・スキル尺度【ENDCOREs】により算出したものです

コミュニケーションスキル診断の図

 

「やるべきことが見えてきた」と大好評。ご興味がある方はぜひ一度受けてみてください。

 

4.まとめ:コミュニケーション能力を診断して、成長のきっかけをつかもう

今回は、あなたの強みと課題を正しく整理する「コミュニケーション能力診断」についてご紹介しました。

 

ぜひ、正しい現状把握を行って、効率的にコミュニケーション能力を高めていきましょう

   

コミュトレは、ビジネスパーソン10万人のデータから仕事に必要な「スキル」を特定し、リアルなビジネスシーンを想定したトレーニングを行う【実践型ビジネススキルスクール】。全17種類ものコースがあり、新入社員から経営者まで、一人ひとりの「理想とする成長」にあわせて学習プランを提供。東京・大阪・名古屋に拠点を置き、講義はすべてオンラインで行っている。

1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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