あなたは、「自分に自信がない…」と感じたことがありますか?人生にはいろいろな問題が起こります。誰しも一度は感じたことがあるでしょう。
自信がない状態が続くと、物事をポジティブに考えられず、仕事もなんだかうまくいきません。それによって、ますます自信をつけられない負のループに陥りがちです。
しかし、自信がない状態は、むしろチャンスでもあります。
たとえば、以下のような体験談を、耳にしたことはありませんか?
中学時代の野球部で、はじめはなかなか試合に出られず「スポーツは苦手なのかもしれない」と自信を一時なくした。けれども、努力の結果、試合に出て活躍できた。「あの時の苦労を乗り越えられたんだから、目の前の難関もなんとかなるかもしれない」と自信を付けて、受験勉強や就職活動も頑張ることができた。なので、いまは優良企業に勤め、そこでも苦境を乗り越え続けて活躍できている。
このように、人は目の前の壁を乗り越えたとき、大きく成長します。つまり、自信がないのは、人生を豊かにするためのチャンスです。
「とはいっても、どうやって自信がない状態を脱却できるんだろう…」と思う方は多いでしょう。
本記事では、自信を持つ方法を具体的に紹介します。自信がない状態を脱却したい方は、ぜひお読みください。
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目次
【自信を持つ方法】最も確実な自信の付け方は苦手の克服
結論、最も確実な自信のつけ方は、スキルアップによる苦手の克服です。
自信をつける方法として「自分の弱点ではなく今できていることに目を向ければ、自信が少しずつついてきますよ」と、おっしゃる方もいます。
その通りですが、長い仕事人生で考えたとき、その考え方がすべてに通用するでしょうか。
困難を避けてキャリアを進めても、どこかで壁にぶつかってしまいます。
そもそも、自分が弱い部分から目を背けていることは、自分自身が1番よく知っています。どこまでいっても本物の自信は手に入らないかもしれません。
本物の自信をつけるには、自分の強みにだけ目を向けるのではなく、直面している壁を正面からよじ登って乗り越える努力が大切です。
そこで本章では、自信を持つ方法を以下の2つの事例別に紹介します。
- 事例1:【入社3年目】仕事の難易度が急に上がった
- 事例2:【入社10年目】大きなプロジェクトに失敗した
スキルアップをして壁を乗り越えて得た自信は、人生を生涯に渡って支える強固な力となるでしょう。
<逃避した結果>と<挑戦した結果>を比べて、スキルアップの重要性を考えてみてください。
事例1:【入社3年目】仕事の難易度が急に上がった
<逃避した結果>
当時25歳だったAさん(営業職)は、自分にはついていけないと考えて転職をしました。「いま思うと、当時転職をしたことで一時期的には楽になったし、27歳ぐらいまでの2~3年は良かったんです。ただ30歳を手前にして、結婚して人生を固めようと思ったときに、どこか自分に自信がなくて…」とおっしゃっていました。
転職の選択が正解であっても、自分の中に逃げたような気持ち・記憶が残り、自信を失ってしまったのだと思われます。
<挑戦した結果>
当時25歳だったBさん(営業職)は、何とかしなくてはと思い、営業力のスキルアップに取り組みました。それにより、以前はできなかったことができるようになって、自信につながる結果を出すことができました。「当時自分にできるかどうかはわからなかったけど、営業力のスキルアップに半年間挑戦し、売上も昨年比160%の実績を残すことができた。だからこそ、社内で評価してもらい、会社の中に自分の居場所ができた。なので30歳を手前にして、仕事で大変なこともあるけれども、自分ならやっていけるかもしれない、と自信をもてている」とおっしゃっていました。
苦しい時に頑張ったために大きな成長を遂げ、その体験によって強固な自信がつけられています。
事例2:【入社10年目】大きなプロジェクトに失敗した
<逃避した結果>
当時32歳だったCさんは、大きなプロジェクトに失敗したことで、諦めてしまったそうです。
「成功すれば出世が確実になりそうな大きなプロジェクトを任されたけれども、失敗してしまった。それ以降はもう無理だと出世を諦めて、仕事に前ほど情熱を注げなくなってしまった自分が情けない…」とおっしゃっていました。
「また失敗する」と自分にマイナスな言葉を投げかけて、再挑戦から逃げたために、自信を失ってしまっています。
<挑戦した結果>
当時32歳だったDさんは、「次は成功するぞ」と、マネジメントのスキルアップに励みました。「20人近くの関係者を巻き込む大きなプロジェクトをはじめて任されたときは、失敗してしまった。しかし、次は必ず成功すると心に決めて、マネジメントスキルの向上を半年間かけて行い、弱点を強化した。その結果、次の大きなプロジェクトでは成功できた。自分のキャリアの中で非常に自信になる経験だった」とおっしゃっていました。
失敗に対して逃避せず、真摯に向き合ったからこそ、自信を得られています。
このように対比してみると、目の前の壁から逃げずに乗り越えることが、自分のキャリアや人生にとっていかに重要かがわかります。
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【仕事】自信が持てない理由・原因とは?
・「○○なら大丈夫だよ」「自信を持てばいいよ」と言われてもそれが難しい。・何の根拠もなく自信満々に堂々と振る舞っている人を横目に見て、「あの人の自信は一体どこから湧いてくるのか」と疑問に感じる。
このように自信がない状態を解決するには、自分の現状を把握する必要があります。
見知らぬ土地で迷子になってしまったら、まず現在地を知らなければならけないのと同じです。
現状は人それぞれ違います。まずは、自分自身の現状を知りましょう。
ここでは参考として、4つのパターンを簡単にご紹介します。
- 仕事が変わって自信をなくす
- 人間関係(上司)が変わって自信をなくす
- 部下とのコミュニケーションが取れずに自信をなくす
- 大きな失敗をして自信をなくす
以下、順にみていきましょう!
仕事が変わって自信をなくす
1つ目は、仕事が変わったことによって自信をなくすパターンです。
新しい仕事の経験が十分には足りていなかったり、専門的な知識や用語が理解できなかったりして、仕事がうまくいかなくなってしまったのが原因です。
とある方は、人生長いしいろいろな経験をしたいなと考えて、異業種に転職されました。前職では活躍され、自分は仕事がある程度できると思っていたにも関わらず、新しい会社では通用しませんでした。その結果、自分の実力はこんなものだったのか、ダメだなと思うようになってしまったそうです。
人間関係(上司)が変わって自信をなくす
2つ目は、人間関係(上司)が変わったことによって自信をなくすパターンです。
業務内容や自分のスキルは変わっていないにも関わらず、上司や周りの人が入れ替わって関係性が変わったことにより、仕事がうまく回らなくなったのが原因です。
とある方は、上司が異動で変わったことをきっかけに、新しい上司との信頼関係をうまく構築できず苦労されていました。お互いに信頼していないので、自分の意見や考えを率直に伝えることができず、仕事がスムーズに進まなかったり、残業が大幅に増えてきたりしたそうです。上司が変わるだけで、こんなにもパフォーマンスが落ちるのかと、自信がなくなってしまったとのことでした。
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部下とのコミュニケーションが取れずに自信をなくす
3つ目は、部下とのコミュニケーションが取れずに、自信をなくすパターンです。
とある方は、部下に気を遣って接していたにも関わらず、部下が仕事を辞めてしまいました。積極的にアドバイスすれば「自由にやらせて欲しい」と言われ、自主性に任せていると「もっと気にかけて欲しい」と言われ、人間関係がわからないと自信をなくしてしまったそうです。
大きな失敗をして自信をなくす
4つ目は、仕事で大きな失敗をしてしまい、自分に自信がなくなってしまったパターンです。
とある方は、社内の昇格試験に落ちてしまったことで、ショックを受けていました。その試験に向けて勉強をして、準備をしていたにも関わらず不合格で落ちてしまい、自分には難しいかもしれないと自信をなくしてしまったそうです。
仕事人生の中で壁に直面して、自分に自信をなくしてしまうことは、誰にでも起こりえます。
そのため、自信がないからといって落ち込む必要はありません。その壁を乗り越えたときに大きな成長があり、強固な自信が生まれます。
【簡単】今日から実践! 自分に自信を持つ具体的な方法5選
ここまで、自信が持てない理由・原因を解説しました。本章では、それらを解決するための、自分に自信を持つ具体的な方法を5つ紹介します。
- 簡単にできることで成功体験を積む
- 褒められたことをノートにまとめる
- 姿勢を改善する
- すべての物事に感謝の気持ちを持つ
- 自分の失敗を許してあげる
「これならできそうだ」と思うものを、今日から実践してみてください。
簡単にできることで成功体験を積む
自分に自信を持つ具体的な方法として、簡単にできることで成功体験を積むことが挙げられます。
自己評価は、自信の基礎です。成功体験を積んで自分を意識的に認めると、自分に自信が持てるでしょう。
たとえば、以下ができていたら、「成功したこと」としてノートに書き出してみましょう。
- 1週間、朝しっかり起きれた
- 緊急の業務でも、終わらせられた
- 朝のあいさつができた
- 読みかけの本を読めた
ただ生活を送っているだけでも、多くのことに成功しています。それに気づければ、自信が持てるはずです。
褒められたことをノートにまとめる
褒められたことをノートにまとめることも、自分に自信を持つ具体的な方法です。他人に認められると、自分に自信がつきます。
自己評価が高まり、人と積極的に関われるようになるでしょう。特に、自己主張ができない方におすすめです。
まとめる方法は箇条書きでも構いません。褒められたことだけでなく、言われてうれしかったことも書いてみてください。
他にも、自分の長所を人に聞き、まとめておく方法もあります。実践した方は、落ち込んだ時に見返してみてください。
姿勢を改善する
自分に自信を持つ具体的な方法として、姿勢の改善も挙げられます。姿勢や表情を意識的に整えると、心理状態によい影響を与えるためです。
背中が丸まっていると内臓が圧迫されたり、自律神経が緊張状態になったりして、気分がすっきりしません。
試しに、胸を張って目線を少し上向きにし、目尻や口角を上げてみてください。気分も少し上向いてきた気がしませんか?
姿勢と気分の関係は、東洋医学・西洋医学のどちらでも言及されています。自分に自信がない時こそ、姿勢を改善してみましょう。
すべての物事に感謝の気持ちを持つ
すべての物事に感謝の気持ちを持つことも、自分に自信を持つ具体的な方法です。感謝の気持ちを持つだけでも、自己肯定感が高まります。
なぜなら、感謝の気持ちを持つとセロトニンやドーパミンなど、幸福ホルモンが分泌されるためです。これは、科学的にも実証されています。
感謝する対象は、どのような小さなことでも、過去のことでも構いません。以下を参考にしてみてください。
- ご飯を作ってくれた
- あいさつしてくれた
- 電車が時刻通りきてくれた
感謝の気持ちを多数持って、自信をつけてみてください。
自分の失敗を許してあげる
自分に自信を持つ具体的な方法として、自分の失敗を許してあげることも挙げられます。
失敗を許せない人は、失敗した自分に向かって、さらにマイナスな言葉を投げかけてしまうためです。それでは、余計によくない心理状態に陥ってしまいます。
自分の言葉や自己認識は、心理状態に大きな影響を与えます。自分で自分の心を傷つけないように、失敗を許してあげる心が自信を持つには重要です。
「次はできる」とポジティブに考え、失敗を気にせず何事にもチャレンジしてみてください。
【スキルアップの方程式】仕事で自信を持つ方法はスキルアップがおすすめ
仕事人生の中で確かな自信を身につけるには、苦手を克服するためのスキルアップが必要です。しかし、効率的なスキルアップの方法を知らない方も多いでしょう。
スキルアップは、ノウハウの学習と練習の2つの工程で成り立ちます。
つまり、「スキルアップ=ノウハウ学習×練習」です。
勉強でも運動でも、まずは公式や動き方を覚えてから、反復練習を行います。
このように、ノウハウを学習してから練習に取り組むことが、効率的なスキルアップには大切です。
反対に、「ノウハウ学習×練習」の方程式を無視すると、スキルは身につきません。それどころか、努力をしているにも関わらず、自分に自信を失ってしまいます。
そこで本章では、スキルアップに取り組んでいるのに自信がつかないパターンと、自信がつくパターンの双方を紹介します。
- スキルアップで自信がつかないパターン
- スキルアップで自信がつくパターン
行動を対比すると、成長プロセスがよりイメージしやすくなるため、ぜひお読みください。
スキルアップで自信がつかないパターン
スキルアップに取り組んでいるにも関わらず自信がつかないのは、練習での失敗が多いためです。
ノウハウを知らずにやみくもに実践しても、よい結果は得られません。「自分ができない人間だからだ」と感じ、新たなスキルにチャレンジする気持ちも失ってしまいます。
スキルアップで自信がつくパターン
ノウハウを学習してから練習すると、多くの成功体験が積めます。そのため、自分に自信が持てるようになるでしょう。
成長したスキルを用いて壁を乗り越えられた時には、新たなスキル習得にもチャレンジしたくなっているはずです。
苦境に直面したときに、スキルアップをしながら向き合うことで、自分に確かな自信が生まれます。
できることだけに着目するのではなく、できないことにチャレンジしてできるようにする過程で、自分に自信をつけていきましょう。
🌞 能力を高めれば高める程、チャレンジする勇気がわきます。効率よくスキルアップしたい方は、こちらの記事もご覧ください
根拠のない自信を持つのはおすすめ?
自信がない方は、根拠のない自信を持つのがおすすめです。本章では、根拠のない自信を持つメリットと注意点を紹介します。
- 根拠のない自信を持つメリット
- 根拠のない自信を持つ注意点
何事にも消極的な方は、ぜひ参考にしてください。
根拠のない自信を持つメリット
根拠のない自信を持つメリットは、自分の自信が揺らいだ時に、支えになってくれることです。
仕事や恋愛への積極的な挑戦や、失敗から立ち直ることに役立ちます。
根拠のない自信を持つ注意点
根拠のない自信を持つ注意点は、「なんとかなるだろう」と思い、努力や行動をしなくなることです。
自信と客観的な視点を持ち合わせて、コツコツ努力する姿勢は忘れないようにしましょう。
まとめ|自信を持つ方法を知り実践しよう
今回は「自分に自信がない…」とおっしゃる方が、そこから抜けだすために、自信を持つ方法を中心に解説しました。
自信を持つには、自信を持つための方法や方程式を知り、実践していくことが大切です。
人は壁に直面したとき、目の前の壁しか見えなくなってしまいがちです。
しかし、乗り越えられれば、多少のことでは揺らがない強固な自信をつけられます。
後悔のない人生を送るためにも、「今どうするのか」が大切です。
ぜひ、スキルアップして自信をつけていきましょう!
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📚仕事をする上で、誰もが求められる「コミュニケーション能力」。性格もセンスも関係ないってご存知でしたか?