上司が陥る落とし穴 組織を創る「2つの仕事」

上司が心得ておくべき仕事の役割は大まかに２つあります。

１つ目は1です。これについては、緊急度が低いと感じてしまう上司もいますが、重要な経営資源を扱う仕事ですので、後回しにはできません。

もう１つは、2の士気を最大限に高めることです。とにかく、2で成果を出す仕事が求められます。上手にタクトを振り、組織を導きましょう。

1, 選択してください a. 部下を褒めること b. チーム c. 自分自身 d. 部下の育成 e. 威厳を保つこと 2, 選択してください a. 部下を褒めること b. チーム c. 自分自身 d. 部下の育成 e. 威厳を保つこと

現在マネジャーであるあなたに仕事が集中しています。仕事ができるあなたは当然、負担は大きいといった空気がチーム内に流れていることも感じています。

それでも「マネジャーが一人忙しく働いていたり、一人残業をしていたりする姿を見せてはいけない」と思い、早朝や休日を利用して仕事を片付けているのが現状です。

すでにパンクしそうな状態を反省して振り返ってみることにしました。

「これからは社員の能力を向上させることに注力して、組織力を向上させよう」
「より多くの部下の仕事を軽くして、極力部下に楽をさせられるよう、自分自身の業務能力を上げていこう」
「自分の忙しさに同情してくれる社員をつくるために、もっと忙しさをアピールしよう」
「この仕事が自分にしかできないという状況をつくっているのは、自分に責任がある」
「なぜ社員たちは手伝ってくれないのだろう？　『上司が忙しくしているのをただ見てるっておかしいよね？』と部下に嘆き節で文句を言ってみよう」