会議で活用できるビジネススキル

【最強の暇つぶし】おうち時間が楽しくなる!コミュニケーション向上法

コミュトレ編集部

「せっかくの連休なのに、自粛ムードだからどこにも行けない」「おうち時間が暇すぎる!!家にいても何をすればいいのか分からない…」「せっかくの休日だったら、有意義な時間を過ごしたい」

 

こんな風に思ったことがある方も多いのでは?

 

そこで今回は、おうち時間が退屈しない、かつ休日明けの仕事にも役立つコミュニケーション向上法を1つご紹介します。

 

誰でもすぐ実践できて効果抜群なので、取り入れてみてくださいね!

   
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日常生活は、コミュニケーション能力向上のヒントに溢れている

 

コミュニケーション能力向上というと、「勉強の時間を確保し、教科書を開いて、動画を観て、練習して…」と真面目なシーンを想像してしまう方もいるのではないでしょうか。

 

たしかに、体系立てて学ぼうと思えば、そのために環境を整えることが必要です。

 

しかし、「こういう方法でなければいけない」と気張る必要はありません。

 

むしろ、コミュニケーション能力が高い人は、何気ない日常生活の中においても、コミュニケーション能力が自然と高くなるような頭の使い方をしているのです。

   

以前、講師歴20年を誇る私の上司に「どうすれば、説得力を高めることができるのか」と質問したところ、「日常生活の中で問いをもつ」ことを強調していました。

 (※文中太字は筆者注)

 

S氏:そう。そのためにも、日常生活をただ漫然と過ごすのではなく、さっき言ったように自分なりの問いをもつことが大事かなと思います。たとえば、うちの娘がまだ赤ちゃんだったころ、近所の公園に連れて行ったことがあったんです。そのときに、同世代くらいの子供が数人いて、お母さんの言葉に反応しながらキャッキャ笑っていたんですね。僕は彼らの楽しそうな笑顔を見ながらふと思ったんです。「1度も笑っていない無表情の赤ちゃんっているのかな」と。言葉が使えない赤ちゃんは、表情とか声といったノンバーバル(非言語)コミュニケーションしか使えない。だから、自分の感情をお母さんに伝えるために、どんな赤ちゃんであれ、嬉しい感情のときは思いっきり笑顔をつくるんじゃないかなと。ここで、大人も同じことがいえるんじゃないかなと思ったんです。(略)こういう自分なりに考えた過程って、案外忘れないんですよね。で、お客さんとの会話の中でも自然と思い浮かぶので、エピソードを交えて話したら『なるほど』とすごく納得してくれて。

出典:説得力が自然と高まる情報収集とは?講師歴20年選手が語る4つの秘訣

 

上記の例のように、コミュニケーション能力が高い人は、ごく日常的な風景を見ていても、

・「これってどういうこと?」・「ここから何がいえるんだろう?」・「そもそも、なんでこうなっているんだろう?」

と疑問が湧いてくるんですね。

 

そういうアタマの使い方だからこそ情報感度も思考力も磨かれていきます。

 

そして何より、退屈しません。

 

逆に退屈しているときは、私も経験ありますが、大体において思考停止しているときではないでしょうか。

暇だからこそ頭をフル回転させていくと、今まで見えなかったものが見えてきたり、想像が膨らんでいきます。とにかく楽しくなっていきます。

 

なので、まずは日常生活の中で自然とコミュニケーション能力を高められるような行動をとりましょう。

 

とはいえ、せっかく頭を使うなら、自分の成長にもつながるといいですよね。

休み明けの仕事にも生きる頭の使い方ができれば、なお良いのではないでしょうか。

 

では、どんなことを実践していけばよいのでしょうか?本記事では、筆者のおすすめを1つご紹介します。

 
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おうち時間で「食レポ」を書いてみる

 

おすすめなのは「食事レポート(食レポ)を書く」です。

 

レポートといっても、もちろん長々とした文章である必要は全くありません。箇条書きで3~4つ書くだけで十分です。

 

休日のおうち時間だと、いつもよりゆっくりと食事する余裕が生まれますよね。中には、普段はしない自炊をしてみたり、普段は行かないお店のテイクアウトを頼む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

美味しい料理をただ食べるだけではもったいない。

 

ぜひ、その食事を一歩立ち止まって観察してみてください。そして、気づいたことを書き出してみましょう。

   

「書いた内容って何に役立つんだろう?」と思う方もいるかもしれません。

食レポを書く本質は、「なんとなく感じていることを、言葉に置き換える」ことにあります。

 

コミュニケーション能力の一つに、表現力という能力があります。表現力スキルとは、自分の考えや気持ちを曖昧なままにせずに、相手に理解できる言葉で伝えられる能力を意味します。

 

この能力が高い方は、何か聞かれたときに自分の意見をうまくまとめられたり、連絡や伝達がソツなくできます。

 

よくコミュトレでは「上手く伝えられない」とご相談をいただきますが、この表現力スキルが低い場合、「意見がうまくまとめられない」「適切な言葉が見つからずに口ごもってしまう」「相手に誤解されてしまう」といったような現象が生じます。この段階ではまだ「説得力」の領域まではいきませんが、上司への報告・連絡・相談や、会議での発言、他部署との連携など、日常的な意思疎通を円滑に行う上で基盤となります。

出典:コミュニケーション能力とは?10万人のデータ分析とENDCOREモデルで一挙公開!

 

「表現力がちょっと苦手…」という方は意外に少なくないです。とはいえ、いきなり人前で話す練習をするのもハードルが高いのではないでしょうか。

 

そこでまずは、日常生活の中で感じる何気ない気持ちを言葉に落とし込んでみましょう。

 

習慣化するうえで一番手っ取り早いのは、毎日必ず登場する「食事」を題材にすること。なので、毎日食レポを書いていくと、あまり苦労せず自然に言語化に慣れていけます。

 

その結果、言葉を不自由なく的確に操れるようになります。

 

食レポを実際にやってみました!

では、どのように食レポを書けばよいでしょうか。

 

参考までに、筆者の例をご紹介しましょう。

 

普段のランチメニュー(温野菜)を観ながら、食レポを書いてみました。

 

気づいたことを書き出してみました。

・真ん中に葉野菜を置いて、その周辺にごろごろした食材を並べるときれいに見える・納豆とキムチの組み合わせは最強!・全体的にボリュームが多かった。温野菜はこの2/3でもいいかもしれない。

 

これでOKです。簡単ですよね^^

 

食レポを書く2つの副次効果

こうやって書き出すと、言語化能力が鍛えられるのはもちろん、次の副次効果も期待できます。

 

副次効果①:フリートークが上達する

 

人との雑談がふっと途切れたとき、話題に困ることはないでしょうか。そんなときに、書き留めた内容がふと思い出されます。それがそのまま話のネタになります。

 

「そういえば、こないだ気づいたんだけど…」という枕詞を添えて話すと、あなたの経験に基づくオリジナリティの高い話題になるので、相手の興味をひきやすくなります。

 

副次効果②:改善活動を行いやすくなる

2つ目の効果は、ズバリ工夫の余地が見えてくるということ。つまり、改善活動を行いやすくなるんですね。

 

書き出すと、頭の中にあった情報を頭の外に取り出して客観視することができます。すると、「ここはもうちょっとこうした方がいい」といった点がいろいろと見えてきます。

 

筆者の場合であれば「全体的にボリュームが多かった。温野菜はこの2/3でもいいかもしれない」が、次の工夫の余地になります。

 

工夫のしどころが見えると、「次はこうしてみよう」と発想がわいてきます。

 

すると、自然とワクワクしてきますよ♪

 
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コミュニケーション能力は『ながら』で鍛える!職場で出来る10秒訓練法

   

まとめ:おうち時間だからこそ、楽しみながらコミュニケーション能力を向上できる

 

今回は「おうち時間が暇すぎる」「家にいても何をすればいいのか分からない」という方向けに、食レポを書いてみようとご提案しました。

 

食レポと書くと、日常生活の中で気軽に表現力(言語化能力)を鍛えることができます。

 

日常生活の中に、コミュニケーション能力を高めるヒントはいくらでも転がっています。

 

是非、今回ご紹介した食材レポをきっかけに、おうち時間を有効活用していきましょう!

 

きっと休み明けの仕事から、少しずつ変化を感じるはずです!

 
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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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