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ビジネススキル基礎

できることをコツコツ積み重ねた先に掴んだ、「大きな成長」の話。

広谷ろうき

※こちらの記事は、2021年10月の情報をもとに書いております。サービス内容や名称は変更の可能性がございますので、予めご了承ください。

 

皆さんこんにちは。

 

私たちは、継続練習を通じてビジネスコミュニケーション能力の習得を目指すスクール「コミュトレ」を運営しています。

 

日々お客様と接していると、コミュニケーションに関して、いろんなご質問をいただきます。

 

本当にコミュニケーション能力って、鍛えられるんですか?実際に学習されている人って、どんな風に成長されるのか気になります。こんな私でも変われるんですか?

 

ご質問に少しでもお答えしようと、実際にコミュトレを学習中のメンバーさんにインタビューをしてみました。

 

今回のメンバーさんは20代男性営業職のNさん。コミュトレにて半年以上学習されている、学習熱心なメンバーさんです。

 

しんどい状況を乗り越え「学習当初が嘘みたい」と思えるような成長を掴めたそうです。

 

その秘訣はズバリ日々コツコツ、小さなことでもできることを積み重ねられたからとのこと。

 

今回は、Nさんが自分を変えていったプロセスを詳しく伺いました。

 

それではどうぞ。

 

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しんどさに「負けたくない」気持ちで退職を踏みとどまった

 

 

広谷:最初に、どうしてビジネスコミュニケーション能力を学習しようと思ったのか、学習当初のご状況を教えてください。

 

 

Nさん:営業部に配属されてから約1年間、社内・社外のコミュニケーションが全然うまく取れず、そんな自分に情けなく、しんどい状況でした。

上司からの指示の意図をくみ取れず違うことをやってしまったり、上司への報連相も「なに言いたいのかわからない」と頻繁に言われてしまったり、営業でもお客さんとの会話が弾まなかったり…、何事もうまくいかない状況が続いていました。

 

 

広谷:そうだったんですね。うまくいかない状況が続いていたんですね…。

 

 

Nさん:この状況をずっと何とかしたいと思っていたんです。

ただ、何とかしたいと思っても「どうすれば良いのか」という解決策がまったくわかりませんでした

 

実際、周りの社員からも「△△のようにしなさい」とよく指摘をもらっていたんです。ただ、周りの社員は素でコミュニケーションをうまく取れている人ばかりでした。

なので、指摘をされるたびに、良くないのは承知ですが「うまくコミュニケーションを取れない自分のもやもやした気持ちをわかってくれない人からの指摘は、参考にしたくない」と少しばかり反発していました。

 

結局約1年間、打開策が見いだせず、正直このまま社会人として本当にやっていけるのか?」とかなり不安が募っていました

仕事についていけず「このまま辞めてしまおうかな」と弱気になってしまうこともあったんです

 

 

広谷:本当に大変な状況だったんですね…。とはいえ退職を思いとどまったのは、何があったからなのでしょうか。

 

 

Nさん:辞めずに踏ん張ろうと思えたのは、負けたくなかったからですね。

 周りの社員は「今の若い奴は…」と思っているだろうから、それを覆したいという気持ちもあったんです。ここで逃げたら「負け」なような気がして

 

自分の状況を聴いた人は、大体の人が「そんなに辛いなら環境を変えるのも手だよ」のようにアドバイスをすると思います。

だけど、それをやりたくない自分もいました。自分の性格的にも「周りに流されたくない・人とは違うことがしたい」と思うタイプだったので。

 

また、なかなかコミュニケーションがうまく取れないとはいっても、直属の上司は自分の面倒をよく見てくれていました。

上司に頑張っている自分の姿を見せて恩返ししたいという気持ちもありましたね。

 

 

広谷:そうだったんですね。弱気になっているNさんと、辞めずに「一歩踏ん張ろう」とするNさんが、心の中で戦っていたんですね

 

 

Nさん:まさしくその通りです。そんな中で「この状況を脱する手はないか?」と、インターネットでコミュニケーションについて調べる中で「コミュトレ」を見つけ、学習を決断しました。

 

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参加当初の自分が嘘みたいです!

 

 

広谷:実際にコミュトレを学習いただいて、その状況はどのように改善されましたか?

 

 

Nさん:大きな変化として「コミュニケーションに対する考え方」が大きく変化しました。

 

 

広谷:考え方の変化はたしかに重要ですよね。具体的にはどう変化したんですか?

 

 

Nさん:自分視点」のコミュニケーションから相手視点のコミュニケーションに変化しました。

以前は「自分のことばかり考えて」仕事をしていたんです。たとえば、

 

・上司・お客さんから指示を受けたとき、聞き漏らしが怖く、メモを取ることに注意が向き過ぎて、円滑なコミュニケーションが取れない・「あれもやらないとこれもやらないと…」と自分の仕事にのみ集中してしまい、上司への報連相などのコミュニケーションを怠ってしまう・「自分のことが変に思われないか」心配で、一緒に働く社員に、気軽に話しかけられない

 

といったようなコミュニケーションをとっていました。

でも、「相手視点」のコミュニケーションを学習していく中で、少しずつ自分が変わっていたんです。たとえば、

 

・上司・お客さんから指示を受けたとき、どんな行動を取ると、相手は安心するのか・上司や会社組織はNさんのどんな行動を期待しているのか・一緒に働く社員が居心地よく過ごせるために、どんな行動を取るべきなのか?

 

このような「相手はどう思うのか?」という視点は今まで考えたことがなかったので、目から鱗でした。

そして、少しずつ、自分なりに相手視点の行動を取るようになっていきました。

 

・上司・お客さんから指示を受けたとき、指示内容を復唱して「しっかりと指示を聴いていますよ」ということを伝える・頼まれたちょっとした仕事でも、終わるたびに必ず「終わりました!」と報告したり、仕事で行き詰ったときは素直に相談したりディスカッションしたりする・普段話さない社員にも、自分から雑談を振って、距離を縮めようとする

 

他にもたくさんありますが、相手がされて嬉しいだろうなと思う行動を、1つ1つコツコツと積み重ねていけたんです。

その中で、1つ嬉しいこともありました。

 

 

広谷:いいですね。具体的には?

 

 

Nさん:あるとき、上司が少し困った様子で仕事をしていたんです。

これまでの自分だったら、上司の様子を気にかけず、自分の仕事に集中してしまうところでした。

 

しかし、考え方が変化したことにより、「困っている上司の力になりたい!」という気持ちがわき、「何か困っていることあったら、できる範囲でお手伝いします!遠慮なくいってください」という言葉が出てきたのです。

上司からは「声かけありがとうね」と伝えられ、その場は一旦会話が終わりました。

後日、上司から声をかけられました。

 

上司:「Nさんに思いきって依頼したい仕事があってね。人事異動で別部署から新しく2人の社員が入ってくるのは知っているよね?」Nさん:「はい。知っています」上司:「その2人の仕事の指導をNさんにお願いしようと思っているんだよね。具体的には、営業部での仕事の細かなやり方や、実際の営業のスキル指導などをお願いしたいです。それなりにチャレンジングな仕事かもしれない。ただ私自身、自分の業務で手一杯で、Nさんの力を少しでも借りたいと思っている。どうかな?Nさん:ぜひやらせてください!

 

このように、上司からチャレンジングな仕事を任されたときは本当に嬉しかったです。「恩返しをするチャンス」だと思い、今も奮闘中です!

 

 

広谷:素晴らしいですね! Nさんの「前向きな行動の変化」を、上司の方が察してくれ、今一生懸命頑張っているNさんであれば」という仕事の依頼なのかもしれないですね!

 

 

Nさん:だと嬉しいです。学習前の自分とは「コミュニケーションの考え方」「コミュニケーションの取り方」など、全然違っていて、まるで人が変わったみたいです(笑)

 

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スモールステップで「できること」を増やすことができた

 

 

広谷:参加当初と現在では見違えるくらいの成長でしたね。ただ、実際に今回のような成長実感を得るまでにいろんな過程や、もしかすると困難があったかと思いますが、いかがですか?

 

 

Nさん:自分視点から相手視点へ、考え方が変わっていったのは良かったのですが、それを行動して実践することにかなり苦労しました

考え方が変わり、これまでとは違う行動を取ることになります。

だからこそ本当に正解なんだろうか?という迷いや、実践して失敗したらどうしよう?という不安もありました。

 

 

広谷:そうですよね。私自身も同じような声を他の受講生からもよくいただきます。それをNさんはどのように乗り越えていったんですか?

 

 

Nさん:クラス制度や日々のコミュトレインストラクターの声がけが、行動を変えるきっかけになったと感じています。

 

クラスでは、毎週2回担任の先生が「コミュニケーション能力upのための考え方を深めるコラム投稿」をしてくれます。(※以下コラム投稿の抜粋です)

 

 

 

いろんなコラムを見る中で「いきなり大きなチャレンジをするのではなく、1段1段階段を上るような感じで、小さくてもいいからできることを1つ1つ積み重ねることが大事なのか!」ということを学べました。

性格的にも「大きなチャレンジをして行動を変えないといけない」と強く思っていたので、コラムは励みになりましたね。

 

また、トレーニングが終わった後、最後まで残って、トレーニングのインストラクターに積極的に質問などをしていました。

質問に対する対応で、いろんなインストラクターから一貫して小さくてもいいので、この調子でできることを1つ1つ積み重ねていきましょう!という回答をしていただいたんです。

コラムでの学びとインストラクターからの温かい声かけが重なって、自然と「小さいことからできることを積み重ねていこう!」という気持ちになり、徐々に行動を起こせるようになりました。

 

あとは「思い切って行動して失敗しても、死にはしない」という思い切りの良さもあるような気がします(笑)

 

 

広谷:そうだったんですね。Nさん自身の積極的に学ぶ姿勢が根底にあったからこそ、「行動の変化」に結びついたのかもしれないですね。

 

 

Nさん:そういっていただけて嬉しいです。

 

社内でできることをもっと増やし、上司に少しでも恩返しをしたい

 

 

広谷:いろいろとお話ありがとうございました。成長を通した、お仕事の今後の展望等ございましたら、お伺いしたいです。

 

 

Nさん:自分のコミュニケーションを通して、社内の人間関係をより円滑にしていったり、また、営業でも今まで以上に実績を残したりしていきたいです。

その中で、お世話になっている上司に、少しでも恩返しをしていきたいです。

 

 

広谷:大きな成長を掴んでいるからこその前向きな展望ですね。達成まで導けるよう、引き続きサポートできればと思います。本日はありがとうございました!

 

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まとめ

 

 

20代男性のNさんについてのインタビューをまとめさせていただきました。

 

自分を変えようと思ったとき「実際どのように行動を起こせばよいのか」、難しかったりしますよね。

 

だからこそ、Nさんがおっしゃる通り、できることを1つ1つコツコツ積み重ねるという考え方は、自分を変えようと何か行動を起こす際に重要になるのではないかと感じています。

 

コミュニケーション能力の向上に関して、何か少しでもヒントをお渡しできたのであれば幸いです。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 


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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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