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一流の本質は「やらないこと」に現れる…大谷翔平の名スピーチに学ぶ、話し上手の秘訣3つ

コミュトレ編集部

※本記事は、2023年5月時点の情報をもとに書いています。

 

2023年3月21日、マイアミ(アメリカ)で行われた野球大会ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦。

日本は前回王者・米国を3-2で下し、2009年第2回大会以来14年ぶりに悲願の世界一奪還を達成しました。その立役者として胴上げされ、MVPも獲得した選手が、あの大谷翔平投手(エンゼルス)です。

 

決勝戦直前に大谷投手が仲間へ訴えた32秒間のスピーチ動画は、わずか1日で1100万回超の再生回数を記録。

「感動的なスピーチ」として日米のファンをわしづかみにしました。

 

今回は、大谷翔平投手の名スピーチから垣間見える「一流の本質」をもとに、話し上手の秘訣を3つに紐解いていきます。


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一流の本質は、「やらないこと」に現れる

大谷翔平がWBC優勝時に帽子を脱いだ写真

画像出典:大谷翔平、WBC伝説の円陣スピーチが英訳されて米国人も感動「史上最も礼儀正しい鼓舞だ」

 

「ただ勝つことだけを考えていきましょう」

 

—大谷投手のたった32秒のスピーチは、その一貫した思考を如実に示しています。

僕から一個だけ。憧れるのをやめましょう。ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見ればマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたり、野球をやっていたら誰しも聞いたことがあるような選手たちがいると思う。憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあ、行こう!

出典:大谷翔平WBC決勝戦前の伝説のスピーチ ※太字は筆者注

プロのビジネスパーソンとプロ野球選手…一見全く異なるように見えますが、ある一点で両者は驚くほど似通っています。

それは、「時間の使い方に対する姿勢」です。

 

大谷投手のスピーチで最も印象的なのは、「勝つ」という明確な目標に向けて「やるべきこと、やらないこと」を明確に分けているという点。

「時間を使う必要がないものは何か」をよく理解している点が大谷投手の天才性を物語っており、私たちビジネスパーソンが学び取るべき教訓かもしれません。

 

大谷投手のスピーチを聞きながら私の中で思い浮かんだのは、マネジメントの父と称されるP.F.ドラッカーの名言でした。

すべてのプロセスにおいて、成果の限界を決定するものは最も不足している資源、それは時間だ。

出典:『経営者の条件』(上田惇生訳、ダイヤモンド社)

ドラッカーは以下のように続けます。

「一覧表に書かれた優先順位を全て順に処理しようとするだけでは、結果として何も成し遂げられない」

一度に一つのことを徹底的にやり遂げるべきだ」

「そしてその決断には、分析よりも”勇気”が求められる

要約すれば「成果を出すことだけに時間を使おう」といえるこの言葉。

「そんなの当たり前だ」と思うかもしれませんが、さらに深く掘り下げると興味深い洞察が見えてきます。

 

一貫して成果を出し続けるプロフェッショナルは、”時間”に対して特別な意味を付与しているのです。

時間=物理的な「1分、1時間、1日…」ではありません。時間=結果を出すための因子という考え方なのです。

砂時計の画像

Photo by Jordan Benton

 

大谷投手の「彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」というスピーチも、「時間を使う価値があるのは、勝つことに必要な行動だけ」という考え方から自然と生まれた言葉といえるでしょう。

このような時間に対する姿勢は、スピーチ以外にも大谷投手のあらゆる側面に現れています。

 

大谷翔平は、ほとんどお酒を飲みません。「野球にとって必要ないから」だそうです。食事も栄養バランスを重視し、空腹を満たすだけではなく、何をどれだけ食べることで自分が目指すプレイが可能になるかを全て計算して食べると言います。

 

 

「目標達成のために必要か、そうでないか」を考え、必要な行動だけに24時間すべての時間を使う

その”勇気”こそが大谷翔平の一流たるゆえんであり、私たちが学び取るべき本質といえるでしょう。

 

一流の話し上手が決して「やらないこと」

大谷投手から学んだ「一流の本質」は、話し上手の秘訣を紐解くうえで大変参考になります。

話し上手が「やらないこと」を見ていくと、なぜ彼らの話が「分かりやすくて、納得感がある」と感じるのかはっきりしてくるでしょう。

一流の話し上手がやらないこと「否定から入らない」「聴き手を迷子にさせない」「主観と客観を混ぜない」

そこで今回は、一流の話し上手が決して「やらないこと」を3つご紹介します。

(ビジネススキルスクール「コミュトレ」のカリキュラムで実際に受講生にお伝えしている内容です)

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【一流の話し上手が決して「やらないこと」3つ】
※読みたい箇所をクリックしてください

1.話し上手は、いきなり否定から入らない

2.話し上手は、聞き手を迷子にさせない

3.話し上手は、主観と客観を混ぜない

 

1.話し上手は、いきなり否定から入らない

ある人が話し上手か、それとも話し下手なのか、一発で見抜く方法があります。

それは、「反対するときの話し方」に現れます。話し上手はいきなり否定から入りません。

 

例えば会議で「今のAさんの意見について、どう思いますか?」と聞かれたとしましょう。

 

「全面的には賛成できないんだよな」と感じた時、話し下手な人はストレートに否定します。

【話し下手な人の反論方法】「Aさんの意見ももっともですが、予算が限られているので、実現できるかどうか少し懸念があります」

 

一方で、話し上手は以下のように答えます。

【話し上手な人の反論方法】「Aさんの意見は、斬新さという観点でみるととても素晴らしいと思います。ただ今回は予算が限られているため、実現性という観点で少し懸念があります」

 

両者の違いにお気づきでしょうか。

話し上手は「斬新さという観点で」と条件付きで肯定していました。また、自分の意見も「実現性という観点で」と条件付きで主張しています。

 

このように、話し上手はいきなり否定をしません。相手を納得させるうえで必要な行動ではないからです。納得どころか、亀裂を生むリスクすらあることを理解しています。

 

その代わり、相手の意見を条件付きで肯定しつつ、その条件が今回に適さないことを伝えることで、自分の意見に客観性をもたせています。客観的な印象を与えるため、相手もより素直に受け入れるようになります。

 

相手に納得してもらうために、決していきなり否定しない。相手の意見を条件付きで認める

これが話し上手の秘訣の1つです。

話し上手がしないこと:いきなり否定から入らない

 

2.話し上手は、聞き手を迷子にさせない

話し上手の話はとにかく「分かりやすい」と感じますよね。

その理由は、聞き手を”迷子”にさせないからです。「話の全体像」という”地図”を渡たすため、聞き手を安心させることができます。そのため、最後まで聞いてもらえるようになります。

 

例えば人前でプレゼンするとき。

話し上手な人は論点の数を示して、本題に入る前に話の全体像を伝えます。

【話し上手な人のプレゼン冒頭】「本日は、仕事のムダをなくす方法についてご紹介します。お伝えしたいポイントは3つあります。まず1つ目に、時間を測定することが大事です…

 

一方で話し下手な人は、論点の数を示さず、全体像が曖昧なまま本題に入ります。

【話し下手な人のプレゼン冒頭】「本日は仕事のムダをなくす方法についてご紹介します。まず、時間を測定することが大事です‥‥」

 

全体像が曖昧なまま話が進むと「今どこを話しているのか」「これから何に向かうのか」が分からなくなり、迷子になりますよね。

そうするとだんだん注意散漫になったり、話が耳に入らなくなったりします。あなたもそんなご経験はないでしょうか。

 

このような混乱を回避するため、話し上手は聞き手を決して迷子にしません。常に全体像を示しながら話を進めます。

話し上手の話し方:聞き手を迷子にしない

 

3.話し上手は、主観と客観を混ぜない

話し上手が決してやらないこと3つ目。それは「主観と客観を1つに混ぜない」ということです。

 

主観とは、「私はこうだと思う」「私はこう感じる」という自分目線の推測・感想です。

一方で客観とは、「○○がこんな発言をした」「Aの次にBが生じた」という、事実だけを伝える第3者目線です。

 

どちらが良い悪いではありません。どちらも円滑なコミュニケーションをとるうえで不可欠です。

ただし話し上手は、主観と客観を混ぜません。切り分けずに混ぜてしまうと聞き手を混乱させると知っているからです。

 

例えば、上司から「取引先のお客さんとの商談、どうだった?」と聞かれたとしましょう。

話し上手な人は、主観と客観を切り分けて話します。

【話し上手な人の報告】「まだ取引は決まっていません。これから先方に見積もりを提案する段階です。ただ、先方はお客様事例について何度も質問されており、『自社に導入したらコストカットにつながりそうだ』ともお話されていた①ので、個人的な推測ですが②温度感は悪くないと思います」

このように「①実際に生じたこと」と「②ただの推測」を分けて伝えることで、第3者が聞いても状況を正しく把握することができますよね。

 

一方で話し下手な人は、主観と客観を無意識に混ぜてしまい、「客観っぽいけど実は単なる自分の主観」で話すことが往々にしてあります。

【話し下手な人の報告】温度感は悪くないです。これから先方に見積もりを提案する段階です。先方とお客様事例や自社導入の際のメリットについて話が盛り上がりました

「温度感は悪くない」「話が盛り上がった」は、客観的表現のようでいて実は主観的表現であることにお気づきでしょうか。

 

今回の例では、正確に状況を把握したい上司に主観的な報告をしているため、「本当なの?」と不安にさせてしまうおそれがあります。

(特に営業現場だと、営業マンが思っているほどお客様が盛り上がっているとは限らない、という認識のズレがしょっちゅう生じます)

 

主観と客観をどのくらい話に盛り込むべきなのかはケースバイケースですが、最も重要な点は「これは自分の主観だ」「これは客観的な事実だ」を混ぜず、区別しながら話すことです。それこそ話し上手の秘訣といえます。そうすれば、聞き手の納得感が格段に高まるでしょう。

話し上手の話し方:主観と客観を区別する

 

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まとめ:話し上手が「やらないこと」を真似て、一流を目指そう

今回は、大谷翔平投手の名スピーチから垣間見える「一流の本質」をもとに、話し上手の秘訣を3つに紐解いていきました。最後におさらいしましょう。

【一流の本質】
「目標達成のために必要か、そうでないか」を考え、必要な行動だけに24時間すべての時間を使う

【一流の話し上手が決して「やらないこと」3つ】
1.話し上手は、いきなり否定から入らない
2.話し上手は、聞き手を迷子にさせない
3.話し上手は、主観と客観を混ぜない

ぜひ、できるところから少しずつ、”勇気”をもって真似ていきましょう。あなたも確実に話し上手に近づいていくはずです。

一流の話し上手がやらないこと「否定から入らない」「聴き手を迷子にさせない」「主観と客観を混ぜない」

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。

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