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第13回|相手を味方につけよう!交渉・調整をスムーズに進める伝え方【週刊・コミュニケーション仕事術】

朝見まや

 

前回は、社内の交渉や調整をうまく進めていきたい方に対して「依頼する仕事を、前もって予期させよう」とお伝えしました。

 

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今回は職場で相手を味方につけたい方におすすめのワンポイントコミュニケーション術をご紹介していきます。

 

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第13回のテーマは、「相手を味方につけよう!交渉・調整をスムーズに進める伝え方」です。

 

ぜひお楽しみください!

 

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相手を味方につける「根回し」で交渉・調整上手になろう!

 

職場での交渉・調整をうまく進めようと思ったら、相手を味方につけることが大事になります。

それに必要なのが、事前の「根回し」なんです。

「根回し」という言葉だけ聞くと、少しネガティブに感じる方もいるかもしれませんね。

しかし、物事を穏便に進めるには、欠かせないポイントになります。

では、相手を味方につける上手な「根回し」をするには、一体どうしたら良いのでしょうか?

 

根回しのコツは、「相手の業務を理解する」こと

 

相手を自分の味方につけようと思ったら、「相手の業務を理解する」という根回しが不可欠です。

多くの場合、私たちは、交渉・調整のときにこのように言うのではないでしょうか。

 

<NG例>「私、~という業務をしているのですが、~のように協力してくれませんか」

 

一見悪くはなさそうなのですが、これでは、自分の業務を理解してくれるよう相手に求めているだけなんです。

相手を味方につけるには、まずは自分から相手の業務状況を知ろうとする必要があります。

 

<OK例>Aさん:「今、○○さんは、どのような業務をしているんですか?」Bさん:「~といった業務をしています」Aさん:「それは大変そうですね。私に何か力になれることはありませんか?」

 

このような根回しを事前にしておくことで、Bさんの方から
「ところでAさんはどんな仕事をしているんですか?何かお手伝いできることはありませんか?」
と自分の味方になってくれるようになります。

 

自分がされて嬉しいことを、相手にしてみよう

 

なぜ、相手の業務に理解を示すことが、自分の味方につけることにつながるのでしょうか。

 

それは、人間には、「人にされたことと、同じことを相手に返す」という性質があるからです。

これを『返報性の法則』といいます。

 

私たちは、相手を味方につけたいとき、「自分の業務状況を理解して欲しい」と思っていますよね。

だからこそ、それとまさに同じことを、まず自分から相手にすることが上手な根回しにつながります。

 

相手の立場に立って、相手にとってうれしいことをしてみるのは、人間関係構築のあらゆる場面で大切になります♪

 

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交渉・調整の基本をおさえて、対人業務を円滑にしよう!

 

ここまで、業務上の交渉・調整をうまく進めるコツをお伝えしてきました。

実は、交渉・調整をするにあたり、ベースとなる考え方をもっている人とそうでない人では、進め方が一味違うんです。

そこで、最後に、交渉・調整の基本をお伝えします。

 

交渉・調整の基本軸は「問題解決」

 

職場で行う交渉や調整のベースには、「問題解決」があります。

問題を正しく認識してその解決を図れるか、それともうやむやにして何とかしようと押し進めるかで、交渉・調整のスムーズさは格段に変わるんです。

 

<NG例>Aさん:「Bさん、この原稿執筆をお願いできませんか」Bさん:「ごめんなさい、ちょっと忙しくて…」Aさん:「そうですか…そこを何とかお願いできませんかね…」

 

<OK例>Aさん:「Bさん、この原稿執筆をお願いできませんか」Bさん:「ごめんなさい、ちょっと忙しくて…」Aさん:「そうだったんですね。結構業務がたてこんでいるんですか」Bさん:「うーん、まったく手が空いていないわけではないんですけど…実はアイディアを考えるのがあまり得意でないので、自分の場合、原稿を書くのにかなり時間が必要なんですよね…」Aさん:「そういうことだったんですね。そうしたら、原稿の基になるアイディア出しは一緒にやりますよ!それならいかがです?」Bさん:「あ、それならできそうです。助かります」

 

NG例では、Bさんの「忙しい」という言葉を受け、状況を詳しく知ろうとせずに、依頼を無理に通そうとしていますね。

これでは、交渉はうまく進みません。

 

一方、OK例では、Bさんの状況を深堀することで、「Bさんが忙しい」ことではなく、「Bさんは、アイディアを1人で考えるのが得意ではない」という真の問題が見つかりました。

だからこそ、「アイディア出しを一緒にする」という解決策を提示し、交渉が一歩前進していますね。

 

このように、交渉・調整の根本には、問題解決があるということを、忘れずにおさえておきましょう。

 

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まとめ

 

今回は、職場で相手を味方につけたい方に向けた解決策をご紹介しました。

最後に、改めておさらいしましょう。

 

● 相手の業務状況を理解することで、上手に根回しする●交渉・調整の基本軸は「問題解決」であると心得る

 

ぜひ使ってみてくださいね!

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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