「論理的に話すためのトレーニング方法が知りたい」
「論理的に話すメリットは?」
このような疑問をお持ちの方は多いでしょう。
論理的に話すには、構成力を鍛えるトレーニングや、ディスカッションなどの実践的な練習が有効です。
本記事では、論理的に話すコツやすぐに実践できるトレーニング方法、論理的に話すメリットを紹介します。
聴き手の納得を引き出し、意見・行動を変えたい方は、最後まで読み進めて論理的に話せるようになってください。
また、「コミュトレ」の無料診断セミナーでは、コミュニケーションの強み・課題が把握できます。
自分が論理的に話せない原因を見つけられるため、自分に合ったトレーニング方法が導き出せます。
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目次
【3階層】論理的に話すコツは端的に結論からを意識する
論理的に話すには、結論を話の冒頭で端的に伝えるのが大切です。
結論を知っているからこそ、その後に続く説明を、自分の考え・意見と照らし合わせながら聞けるためです。
「結論」「理由」「詳細」の3階層で話を構成し、最後に再び「結論」を述べるPREP法を用いて話すと、聴き手を納得させる論理的な説明ができます。
以下は、結論・理由・詳細・結論の順で話すPREP法の具体例です。
結論「明日の15時にA社への説明に同行してください」
理由「サービスの説明で、担当者にアポイントが取れたためです」
詳細「以前にトラブルがあってから興味を持っておられて…」
結論「なので、明日の15時に同行をお願いします」
論理的に話せない方は、真逆の「詳細」「理由」「結論」の順で伝えています。
手早く説明して、「よしわかった」と言ってもらうには、結論ファーストが大切です。
【トレーニング方法11選】論理的に話すトレーニングとは?
論理的に話すには、結論・理由・詳細の順への意識が大切です。しかし、それ以外にも、論理的に話すためにすべきことは多々あります。
本章では、論理的に話すのに役立つ、11のトレーニングを紹介します。
- 論理的に話す人の真似をする
- 構成力を鍛える
- チームでディスカッションやブレインストーミングを実施する
- 日常会話をトレーニングの場にする
- 日常的なインプットの質も重要視する
- 自分の話し方を録音し聞き直す
- 書くことで考えを整理する
- 専門用語や複雑な表現を避ける
- 友人や同僚、専門家にアドバイスをもらう
- 本やインターネットで学習する
- セミナーや講習を受けてみる
手軽にできるものばかりなため、ぜひ実践してみてください。
論理的に話す人の真似をする
論理的に話すトレーニングとして、論理的に話す人の真似が挙げられます。
話を聞いていて、「なるほど」「たしかにそうだな」と思ってしまう人を真似ることで、自然とそのような話し方を手に入れられるでしょう。
また、高いトレーニング効果を得るには、話の内容・構成を真似るだけでは不十分です。
声のスピード・トーンや資料の準備量、数値の使い方など、細かな点まで意識してみてください。
周囲に適した人が少ない場合は、YouTubeなどから論理的に話す人を探して、動画を見て真似をしてみましょう。
構成力を鍛える
構成力を鍛えることも、論理的に話すには大切です。構成力とは、聴き手に正確に伝わるように、話をまとめる力です。
構成力が高い人は、物事を「結論」「理由」「詳細」の順で端的に説明できるため、聴き手に正確に伝えられます。
反対に、構成力が低い人は話があちこちに飛んでしまったり、「理由」や「詳細」の説明が冗長だったりします。
そのため、聴き手になにが言いたかったのかが伝わりません。
構成力を鍛えるには、口にする前に内容を一旦整理して、「結論」「理由」「詳細」の順にまとめる癖をつけましょう。
端的にするため、長い説明は思い切って省くのがおすすめです。
チームでディスカッションやブレインストーミングを実施する
論理的に話すトレーニング方法として、ディスカッションやブレインストーミングの実施も挙げられます。
チームで、以下のことをしてみてください。
- ディスカッション:決められたテーマに対して解決方法を探し、意見交換を行う
- ブレインストーミング:アイデアを出し合い、出たアイデアを高め合う
どちらも、その場で意見を出し合い、建設的な話し合いをしなければいけません。
そのため、情報の分析力や客観的な思考力・説明力など、論理的な話に欠かせない力が鍛えられるでしょう。
日常会話をトレーニングの場にする
日常会話をトレーニングの場にするのも、論理的に話すトレーニング方法です。
ビジネスの場だけで気をつけていても、習得には時間がかかるためです。
たとえば、説明・報告で大切な結論ファーストの話し方は、日常的な会話でも取り入れられます。
食べたい料理を聞かれた際には、「カレーが食べたい。昨日カレー特集を見ておいしそうだったから」と答えるなどです。
日常会話でトレーニングを行い、結論・理由・詳細の順で話す癖をつけられれば、ビジネスの場でも端的な報告・説明ができるでしょう。
他にも、簡潔に話をまとめることや、わかりやすい言葉選びが日常会話から鍛えられます。
日常的なインプットの質も重要視する
論理的に話すトレーニング方法として、日常的なインプットの質を高めることも重要です。
聴き手を納得させる材料が増えて、話に説得力が生まれるためです。SNSや本・資料や研修などから、多くの情報をインプットしましょう。
しかし、意味のない情報ばかりでは話に論理性は生まれず、嘘の情報は信用を落とします。
質が高い情報とは、一次情報や数値で表される定量的な情報です。ビジネスに有用なテーマを中心に収集し、インプットの質を高めましょう。
話に根拠がないと悩む方は、ぜひ試してみてください。
自分の話し方を録音し聞き直す
自分の話し方を録音して聞くことも、論理的に話すトレーニング方法として有用です。
話す内容や構成だけでなく、話すスピードやトーンも、相手を納得させて行動をうながすには重要です。
録音して聞き直すと、それらが適切だったかがわかります。
その話し方で自分も納得できるか、行動したくなるかを考えながら聞いてみましょう。
また、「あー」「えー」などのフィラーが多い、沈黙の時間の長短も確認してみてください。
録画だと、表情もチェックできます。わかりやすく伝えるには表情も重要なので、録画もおすすめです。
書くことで考えを整理する
論理的に話すトレーニング方法として、考え・悩みをひたすら書き出すことも挙げられます。
可視化して客観的にとらえられると、モヤモヤしていた疑問・課題に対しても、具体的な道筋を立てて考えられるためです。
論理的思考力が養われるので、論理的な話し方が身につくでしょう。
また、人はわからないことを考え続けると、混乱状態に陥ってしまいます。その状態を解消するためにも、書くことで考えを整理してください。
書く際にはフォーマットにこだわらず、一気に吐き出すようにひたすら書くのがおすすめです。
専門用語や複雑な表現を避ける
専門用語や複雑な表現を避けることも、論理的に話すトレーニング方法です。
聞きなれない言葉が複数あると、聴き手はそこで思考がストップしてしまいます。
一々注釈を述べても話が長くなるため、聴き手は本題を見失ってしまうでしょう。
それでは、どれほど高度な内容であっても、論理的な話とはいえません。
論理的な話をするには、聴き手の知識レベルを踏まえて、「どのように表現すれば理解できるか」を考えるのが大切です。
不特定多数に話す場合は、「中学生がわかる」を想定しましょう。
友人や同僚、専門家にアドバイスをもらう
論理的に話すトレーニング方法として、友人や同僚、専門家にアドバイスをもらうのも有効です。
自分自身の弱点・改善のポイントを見つけるのは難しく、ずっと課題に気づけないままなケースもよくあります。
第三者からの客観的な意見をもらい、効率的なトレーニングを心がけましょう。
しかし、友人や同僚に意見を求めても、大抵は遠慮してしまい忌憚のない意見はもらえません。
そのため、最短で効果を出したい方は、専門家のアドバイスを受けるのがおすすめです。
ビジネススキルスクールの「コミュトレ」など、無料体験やWebからアドバイスを受けられるサービスも多くあります。
手軽に利用できるため、ぜひ利用してみてください。
本やインターネットで学習する
本やインターネットでの学習も、論理的な話し方のトレーニングになります。
論理的な話し方や論理的思考の記載がある、本やWebサイトで勉強してみてください。
しかし、それらを用いた学習は、「ただ見ただけ・読んだだけ」になりがちです。
話し方や考え方・テクニックの中で、ピンとくるものがあれば、すぐに実践してみましょう。
また、多くの本・Webサイトを見るのではなく、自分に合っているものを繰り返し見るのが大切です。
その度に実践すると、短期間で論理的な話し方が身につけられます。
セミナーや講習を受けてみる
論理的に話すトレーニング方法として、セミナーや講習の受講も挙げられます。
プロの技術を教わりフィードバックを受けながら実践的な練習を行えば、最短で論理的な話ができるようになるでしょう。
「コミュトレのディスカッションスキルコース」では、ビジネスの現場に近い環境で、プロからのフィードバックを受けながら練習できます。
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論理的に話せるようになる3つのメリット
本章では、論理的に話すことで得られるメリットを3つ紹介します。
- 話に説得力を持たせて信頼を勝ち取れる
- 物事を端的にとらえて決断力が身に付く
- トラブルが起きても落ち着いて対応できる
自身の状況と照らし合わせて、論理的に話すトレーニングが必要か判断してください。
話に説得力を持たせて信頼を勝ち取れる
論理的に話すことで得られるメリットとして、話の説得力が高まり信頼を勝ち取れる点が挙げられます。
筋道を立てて話すと、自然と提案や意見に対する理由・根拠がしっかりします。
そのため、「それなら信頼できる」と、聴き手を思わずうなずかせられるでしょう。
また、ちょっとしたアドバイスや普段の何気ない会話でも、論理的に話せることは大きなメリットをもたらします。
理由・根拠がしっかりしていると、アドバイスの理由や情報の正確性が相手に伝わり、「この人なら信頼できる」と思われるためです。
物事を端的にとらえて決断力が身に付く
物事を端的にとらえられ、決断力が身につく点も、論理的に話せると得られるメリットです。
論理的に考えられる人は、「目の前の仕事をなぜ行うのか」「成功させるのになにが必要なのか」などを、筋道立てて考えられます。
そのため、課題が山積みでも必要な作業と不要な作業がわかり、スパっと決断できます。
反対に、論理的に考えられない人は物事をシンプルにとらえられず、なにをするのか決断できません。
優先順位をつけるのが苦手な方や、仕事の時間が足りなくなりがちな方は、論理的に話すトレーニングが必要です。
トラブルが起きても落ち着いて対応できる
論理的に話せると得られるメリットとして、トラブルに落ち着いて対応できる点も挙げられます。
トラブルに直面しても、「なにを考えればよいのか」「どのようになれば解決なのか」を、すぐに見つけられるためです。
しかし、論理的に話せない人はすべきことも、自分だけで解決できるのかもわかりません。
人は、なにをすればよいのかわからない状況では、パニックに陥ってしまいます。
そのような経験をお持ちの方は、論理的に話すトレーニングを行い、トラブルに余裕をもって対応できるようになりましょう。
まとめ|最短で論理的に話すなら無料診断セミナーがおすすめ
本記事では、論理的に話すトレーニング方法や、論理的に話すメリットを紹介してきました。
論理的に話すトレーニングには、構成力を鍛える座学やディスカッションなど実践練習の両方が必要です。
ビジネススキルスクールの「コミュトレ」では、Web講義と実践トレーニングを組み合わせて、コミュニケーションスキルを学べます。
プロのアドバイスやフィードバックを受けながら、構成力や説得力を向上させるテクニックを学ぶため、最短で論理的に話せるようになるでしょう。
また、コミュトレの無料診断では、自身のコミュニケーションの強みと課題を把握できます。
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