昨今のテレワーク(在宅勤務・リモートワーク)の増加によって、オンライン会議が以前と比べて格段に増えた方は多いのではないでしょうか。
しかし、「オンライン会議だと、対面で話す以上に伝わりにくい!」というお悩みをよく聞きます。
直接顔を合わせていれば、その場の雰囲気でなんとなく伝わっていた内容も、モニター画面越しでは意外と伝わっていない…ということは、しばしば起きるようです。
コロナ禍によって「伝わる話し方」がより一層求められるようになった今、自分が言いたいことをオンライン会議で伝えられるようになるには、一体何に気を付けたら良いのでしょうか。
この記事では、オンライン会議で今すぐ使える話し方のコツを、コミュトレのカリキュラムから3つに絞ってお伝えします。
どれも非常にシンプルでありながら効果抜群なので、積極的に実践して、オンライン会議を楽しめるようになっていきましょう!
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目次
【効果的な話し方①】口角を上げて話す
まずは、「口角を上げて話す」ことを意識してみましょう。
これは、口角(口の端)を上げることで、やや微笑むような表情で話すということです。
オンライン会議はインターネット回線を介在させているため、対面の場合よりも声のトーンが低く聞こえたり、抑揚がない話し方に聞こえたりしてしまうことがあります。
その結果、言いたいことが相手に伝わりきらない、または「自信がなさそう」という印象を与えてやすいのです。
そこで押さえておきたいのが「口角を上げることで、明るくはきはきした話し方になる」というポイントです。
実は、口角と声のトーンは連動しており、口角を上げて話すだけで、明るくはきはきした印象を与えることができます。
たとえば、「おはようございます」という挨拶を考えてみましょう。
このフレーズを、口角を意識的に落として(イメージでいうと、への字を作るような感じで)発音してみると、どうでしょうか。
声のトーンが低く、暗く感じませんか?
では、今度は口角をきゅっと上げて、少し笑顔を作ってみてください。
その上で、もう一度「おはようございます」と挨拶するとどうでしょうか。
先ほどと同じ挨拶にもかかわらず、声のトーンが高く、明るく感じませんか?
このように、口角と声のトーンは密接に関係しています。
口角が上がれば声色が明るくなりますし、表情も豊かになるので、良い印象を与えやすくなります。
その結果、同じ話をしていても、相手も聞きやすくなり、より伝えたいことが届きやすくなるのです。
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【効果的な話し方②】ジェスチャーを入れる
2つ目のポイントは、身振り手振りといったジェスチャーを入れて発言することです。
身の周りにいる、人前で自信をもって話している人を想像してみてください。
その人たちは、どのような身振り手振りをしているでしょうか?
おそらく、「直立不動でまったく体を動かさない」という人は、ほとんどいないでしょう。
ジェスチャーは、「動き」や「大きさ」などのニュアンスを直接的に表現できます。
よって、聞き手に直感的に理解してもらえる話し方の中でも、話し手が伝えたいことのイメージをよりわかせやすい方法となっています。
特にオンライン会議では、目の前のモニター画面に向かって座って話すため、どうしても手が止まりがちです。
だからこそ、少しジェスチャーをいれるだけでも、伝えたいメッセージは飛躍的に伝わりやすくなります。
ジェスチャーのコツは『参加者に想像させるように行う』
ジェスチャーを使うときのコツは、「会議参加者に想像させるように行う」ことです。
よく使われるジェスチャーに、「ポイントは3つあります」といいながら指を3本立てる、というものがあります。
この仕草により、聞き手の頭の中に「3つ」というイメージを描いています。
このように、ジェスチャーをするときは、それを見た聞き手が具体的なイメージをもてるように表現することが大切になります。
例えば、「丸」を想像させたい場合は、「〇」の形を手で表現します。
「急いで」や「速く」を表現したい場合は、素早くジェスチャーをします。
「大きく」や「大量に」を表現したい場合は、両腕を大きく広げます。
このように、聞き手の頭の中にイメージを描くようにジェスチャーを行いましょう。
すると、聞き手はリアルな想像ができるため、こちらの伝えたいメッセージをより受け取りやすくなります。
逆に、「速く」ということを伝えたいのにゆっくり手を動かしたり、「大きい」という印象を与えたいのに胸の前で小さく表現したりするなど、イメージとそぐわないジェスチャーは聞き手の混乱を招く恐れがあるので注意してください。
伝えたいイメージを相手の頭の中に描く意識でジェスチャーをすれば、自然と内容と連動してくるようになります。
効果的にジェスチャーを用いれば、伝えたいことがより相手に届きやすくなること間違いなしです。
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【効果的な話し方③】抑揚を入れる
オンライン会議で効果的に伝えるコツの3つ目は、抑揚をつけることです。
これまでに参加した会議で「言っていることは分からなくもないが、なぜか内容が頭に入ってこない」という経験をしたことはありませんか?
その場合、相手の発言の論理が飛躍しているというよりも、平坦で変化のない話し方であることが原因と考えられます。
私たちは、情報を取り入れるときに、「重要な情報」と「補足情報」を区別することによって理解を進めていくという習性をもちます。
例えば、本を読むときも、数百ページにわたる文字情報の中で、大事なところにマーカーを引きながら読むと理解しやすくなりませんか?
会議での発言も同じです。
しかし、当たり前ですが、話し言葉にマーカーを引くことはできませんね。
そこで、会議の発言の重要な箇所にマーカーを引く役割を果たすのが「抑揚」です。
聞き手が「重要な情報」と「補足情報」を区別できるように抑揚をつけて話すことで、伝えたいメッセージが格段に伝わるようになります。
抑揚のコツは『結論はゆっくり目、理由や補足情報は少し早口で話す』
抑揚をつけるコツは、「結論はゆっくり目、理由や補足情報は少し早口で話すこと」です。
ここでいう「ゆっくり目」とは自然体で話すスピードより1テンポ遅いイメージ(アナウンサーがニュースを読み上げる速度)、「早口」とは自然体よりも1テンポ速いイメージです。
このように話すスピードに差をつけると、発言にメリハリがつくので、聞き手としては一気に理解しやすくなります。
例えば、会議で以下の発言をする場面を考えてみましょう。
「次回の企画については、A商品とコラボレーションした特集を組むのはどうでしょうか。A商品のユーザーは我が社のターゲット層とかなり重なっていますので」
まずは、抑揚をつけずに話してみましょう。
理解はできますが、大事なポイントが印象に残りにくいですよね。
では、この発言を「結論(重要な情報)」と「理由(補足情報)」にわけて、それぞれの話すスピードを変えてみましょう。
結論:自然体で話すスピードより1テンポ遅い
「次回の企画については、A商品とコラボレーションした特集を組むのはどうでしょうか。」
理由:自然体で話すスピードより1テンポ早い
「A商品のユーザーは我が社のターゲット層とかなり重なっていますので」
いかがでしょうか。
話の内容によってスピードを変えることでメリハリが生まれ、ぐっと分かりやすくなりませんか?
会議中は、どうしても話すことに意識が向いてしまいがちです。
しかし、話し方にも少し意識を向けるだけで、相手に与える印象は大きく変わります。
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まとめ:話し方ひとつで、印象が変わる
いかがでしょうか。
今回は、オンライン会議に参加する方に向けて、効果的に自分の意見を伝える3つの方法をご紹介しました。
最後に、各ポイントをおさらいしましょう。
【効果的な話し方①】口角を上げて話す
【効果的な話し方②】ジェスチャーを入れる(参加者に想像させる)
【効果的な話し方③】抑揚を入れる(結論はゆっくり目、理由や補足情報は少し早口で話す)
どれもいたってシンプルですが、効果は抜群です。
是非、次のオンライン会議から使ってみてくださいね。
「同じ話でも、話し方1つでこんなにも変わるのか」と感じていただけるはずです!
なお、今回ご紹介した3つの話し方は、いずれも「ノンバーバルコミュニケーション」と呼ばれるものです。
これらは、「納得感を与える話し方」「自信のある印象を与える話し方」において、とても大切になります。
気になる方は、是非、以下の記事も併せてご覧ください!
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