対上司・職場で活用できるビジネススキル

【新入社員必見】同期と差をつける!相手の意図を汲む質問術

朝見まや

「同期とちょっとでも差をつけて、一歩先に進みたい!」

そんな競争心をひそかに燃やす新入社員の方は、実は多いかも。
入社のときは横並びでスタートを切った同期は、仲間であると同時にライバルでもありますよね。

実際、社会人1年目というのは、社会人生活の中でも伸び幅が特に大きい時期。
学生時代とのギャップに戸惑うことが多い時期でもありますが、デキる人というのは、その中でもぐんぐん成長して前進しています。

では、社会人になってはじめの1年の成長幅を最大化して、周囲と差をつける人は、一体何が違うのか。

この記事では、そういった若手社員に共通する特徴や、そうなるためのテクニックをお伝えしていきます。

「もっと仕事を頑張りたい」 その気持ちのぶつけどころを探している方、必見です!

 
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周囲と差をつける人は、自らチャンスを引き寄せる

皆さんの周りにも、「優秀だ」といわれる社員はいませんか?

何かにつけて頼りにされる人、一目置かれる人って、やっぱりカッコイイですよね。

同期の中でいち早くそういった評価が得られたら、社会人はじめの数年の過ごし方もまるで変わりそうです。

では、このような周囲と差をつける人は、一体何が違うのか?

実は、彼らには「仕事を任せてもらいやすい」という共通点があります。

上司や先輩から「あの人になら、安心して任せられるよね」と感じられることで、どんどんチャンスが巡ってきて、その中で経験値を積み、それによりまた次の仕事がきて…

このように、自らチャンスを引き寄せるような人は、同年代の人と比べて明らかに速く成長していきます。

それが、同期との「差」になっていくんです。

 
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「あなただから任せたい!」と言われるようになるには?

では、上司や先輩がつい仕事を任せたくなる人って、どんな人なんでしょう?

それはズバリ、求める成果を発揮してくれる人、つまり意図を汲むことができる人です。

多くを語らなくても、上司やチームのメンバーが求めることを「つまり、こういうことですよね?」とわかってくれる…

そうやって、上司や先輩の脳内にあるイメージを読み取れる、そんな人には自然と仕事(=チャンス)が巡ってきます。

…というのが理想ではありますが、新入社員はどうしても知識や経験が少ないのも事実。

いきなり上司や先輩の意図を推察するのは、難しそうです。

だからこそ、新入社員の内から、少しでもそれに近づけたとしたら?

「コイツはできる!」
「お、わかってるな。任せてみるか」
「それだけわかっているなら、任せても大丈夫そうだな」

なんて評価が集まること、間違いなしです。

では、新入社員の内から「わかってる」と認められるようになるにはどうしたら良いのでしょう?

その鍵は、「質問」にありました。

 
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相手の意図を汲む質問のポイント3選

知識や経験がどうしたって足りない中で、それでも「わかっている人だ」と周りから評価される人、いわば若手の内から差をつける人というのは、そろいもそろって質問上手です。

言われたことに対し「そうですか」と受け身で終わるのではなく、「それってこういうことですよね?」「念のため確認なんですけど…」と自分から情報を受けとりにいくことに長けているんです。

 

 

すると、相手からさらに新しい情報を得ることができたり、もし認識が間違っていればその場で正してもらったりすることができます。

質問をしないで相手の意図と異なる行動をとる人と、その場で自分から認識をすり合わせて確実に相手の要求に応えられる人、その差は一目瞭然ですよね。

…「そうはいっても、何を聞いたら良いかわからない!」という声が聞こえてきそうですね。

でも、大丈夫。

相手の話の意図を汲む質問のポイントさえおさえておけば、自然と「これは確認しなきゃ!」という勘がはたらくようになります。

ここからは、そのポイント3つを見ていきましょう。

 

ポイント①:期限

文字通り、「いつまでに」を指します。

そんなこと?と拍子抜けするかもしれませんが、実はこれ、結構認識のズレが起きやすい点なんです。

例を見てみましょう。

 

<例>
先輩:「あ、〇〇さん、明日の15時からのミーティングで使う資料なんだけど、作成お願いして良い?」
後輩:「わかりました!(ミーティングが始まるまでに作ろう)」
~翌日の正午~先輩:「昨日お願いした資料、できてる?」
後輩:「まだ終わってないんですけど、ミーティングまでには必ず完成します!」
先輩:「あ~ミーティング前に見ておきたかったんだけど…いいや、出来次第教えて」
後輩:「すみません…」

気軽に言われた時こそ、無意識に自分の判断で期限を決めてしまいがち。

とはいっても、経験が少ない内は「先輩がミーティング前に確認しておきたいだろうな…」と推察するのも難しいですよね。

だからこそ、自分から確認をすることで、この依頼をスムーズに受けられるだけでなく、今後似たようなシチュエーションで推察ができるようになります♪

 

ポイント②:優先順位

仕事をしていると、複数の仕事を同時に進める状況になることがありますよね。

ある程度慣れていれば、どの仕事から取り掛かるべきかイメージがつきやすいものの、はじめの内はそうもいきません。

だからこそ、自分から質問をしておくことで、「いや、AじゃなくてBを先にやってほしかったんだよ~」という事態を割けることができてしまいます。

自分がもっている仕事は何かそれぞれにどのくらい時間がかかりそうか、そういった点を整理してから聞いてみましょう!

<例>
「今Aの業務をしていて、締切は2時間後です。あと1時間くらいかかるのですが、今頼まれたBの業務を先にやった方が良いでしょうか?」

 

ポイント③:専門用語

最後のポイントは、専門用語です。

特定の業界や業種でしか使わない言葉や言い回し、一般的な使われ方とは違う使い方をする用語を指します。

その組織の中だけで使う表現なども、あるかもしれませんね。

聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥。
聞き慣れない用語があれば、すぐに確認しましょう。

<例>
「すみません、〇〇とはどういう意味か教えていただけませんか」
「念のため確認なんですが、△△って、~という意味で合っていますか」

 
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まとめ:チャンスを引き寄せ、急成長を遂げよう!

この記事では、周囲と差をつけたい新入社員の皆さんに向けて、「仕事を任せたい」と周りに感じさせるための質問術をお伝えしてきました。

最後に、ポイントを確認しましょう。

ポイント①:期限
ポイント②:優先順位
ポイント③:専門用語

社会人1年目は、多くのことを吸収し、ぐんぐんと成長する時期。

だからこそ、今のタイミングから、どれだけの仕事を任せてもらい、どれだけの経験

積んでいけるかで、今後のキャリアが大きく変化します。

是非「あなただから任せたい」と選ばれる人になり、周りの同期よりも一歩も二歩も先に進んじゃいましょう!

 
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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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