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ビジネススキル基礎

【必見】成長の秘訣は「完コピ」にあり!活躍するビジネスパーソンの仕事習慣

朝見まや

「圧倒的成長をして、周囲と差をつけたい!」
「ビジネスパーソンとしてもっと成長して、キャリアの選択肢を増やしたい!」

 

こんな熱意を内心メラメラと燃やす方は、多いかもしれません。

特に、若手社員の方であれば「同世代よりも速く成長して、活躍のチャンスをつかみとりたい!」と感じる方もいますよね。

実際、職場にもたいてい1人は、若手のころから「仕事ができる!」と一目置かれる存在がいるでしょう。

では、速いスピードで成長する人と、そうでない人には、一体どんな違いがあるのでしょう?

本記事では「成長スピードが速い人に共通する、たった1つの仕事習慣」をお伝えします。

早速今日から実践して、周囲と差をつけるための一歩を踏み出しちゃいましょう!

 

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最速で成長したければ「完コピ」しよう!

 

人よりも速いスピードで成長する人に、共通する習慣があります。

それが「完コピ(完全コピー)」することです。

これは、自分が目標とする人、目指す人の振る舞い方、人との接し方、考え方などを真似することを指します。

 

 

 

成果を出している人というのは、望む状態に達するまで、さまざまな経験を経ています。

その結果辿り着いたものを「まず真似てみる」というのが、特に成長したい分野における経験が少ない時期には最適の学習方法です。

誰も通ったことのない獣道をはじめから歩くよりも、まずは先人たちが通った道を歩きながら、その上で自分なりに新たな道を開拓した方が、圧倒的に効率が良いですもんね。

もちろん、真似だけをただ無心でやり続ければそれで良い訳ではなく、真似をしていった先で自分なりに解釈したり、自分独自のスタイルに落とし込んだりすることは求められるでしょう。

その状態に辿りつくための入り口こそが、まさに「真似をする」ということなのです。

 

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<コラム> 「完コピ」の効果は、心理学でも証明されている?心理学では、対象物を見本(モデル)にして動作や行動を真似ることを「モデリング」といいます。心理学者のアルバート・パンデューラ氏は、このモデリングを利用した学習方法についての研究を行った結果、「人は他人の行動を観察し、それを模倣(真似)することで学習できる」と提唱し、それを「社会的学習理論」と名づけました。また、NLP(神経言語学的プログラミング=コミュニケーションや能力開発を目指すアプローチ技法)においても、「自分が望む結果にふさわしい自分になる(フィジカル・メンタル・スキル面で必要な資質を得る)」ためのアプローチとしてモデリングを採用しています。「完コピ」と「成長」の関連は、学術的にも証明されていることがわかりますね!

 

【実録】上司の営業を完コピして成功した若手社員の話

 

ここで、私の同僚で「完コピ」によって成長を遂げた、とある社員のエピソードをご紹介します。

営業職のAさんは、入社1年目の頃、同期に比べて結果がなかなか出せず、伸び悩んでいました。

 

「上司からもらった営業スクリプト(原稿)通りに話しているのに…」

 

人一倍向上心のある彼は、「話の説得力が足りないのだろうか?」と考え、1年目にして早くも先輩に引けをとらない結果を出している同期にスクリプトを見せてもらうことにしました。

しかし、内容は、Aさんが営業で話している内容とほぼ変わりません。

「俺って営業のセンスないのかな?」と考えたAさんは、上司に相談してみました。

 

 

Aさん:「いただいたスクリプト通りに話しているのに、全然結果がでなくて…同期の○○は、同じ内容を話していても、どんどん契約がとれているんです。やっぱり、僕って営業向いてないんですかね?」上司:「いや、営業はセンスとかじゃないよ。とにかく練習あるのみだからさ、結果出している人の営業を『完コピ』してみなよAさん:「完コピ、ですか…(たしかに、スクリプトは暗記できているけど、話し方なんかは自己流のままだな。話し方も含めて、上司の『完コピ』してみるか!)」

 

早速、一番身近な存在である上司の営業の「完コピ」を始めたAさん。

表情の作り方、間の取り方、話すときの雰囲気など、徹底的に「真似」をするようにしました。

すると、どうでしょう。

面白いくらいに、徐々に結果が出始めたのです。

結果を出している人を真似ることで、Aさん自身が「こういう伝え方をすると、お客様は安心するのか!」「このくらい強調しないと、大事な部分がお客様に伝わらないんだな」と自分なりに理解し、それが徐々に自分のモノとして定着していきました。

「形から入る(そのときは必要性や意味が理解できなくても、とにかく実践してみる)」ことで、経験を積み、その中でAさんなりに営業の本質を理解していくことができたといいます。

 

「どうしたら良いんだろう?」と1人で首をかしげていた頃にはまったく気が付かなかったことも、実践することで気が付けたそうです。

こうして「完コピ」によって成果を出し始めたAさんは、飛躍的に営業成績を伸ばし、気が付けば同期や先輩の誰よりもはやく昇格。

今や営業以外のあらゆる仕事において一目おかれる、社内で欠かせない存在です。

そして、今でもAさんのふとした話し方や雰囲気に、当時の上司の面影を感じることもあります(笑)

それほど徹底して真似をして「完コピ」をしたからこそ、誰よりも速い成長を遂げられたのでしょう。

 

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「完コピ」による成長は、実は日本の伝統?

ここまで、理想とする人物の行動・振る舞い・考え方を真似て「完コピ」することが成長への近道であるとお伝えしてきました。

実は、この師匠となる人物を真似るという教えが、日本では古くから芸能や武道の分野でも伝えられてきました。

「守破離(しゅはり)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

それぞれの文字は、以下のような意味になります。

 教えを守り、実行すること
 応用をきかせ、発展させること
 オリジナリティを出すこと

 

第一段階にあたる「守」の部分、これこそまさに「真似をすること」にあたります。

これは、指導者の話をできるだけ多く聴き、教えを守り、行動を見習い、指導者の価値観を自分のものにしていく段階となります。

全てを習得できたと感じるまでは、徹底して指導者の教えを守り、自分なりの工夫を加えるのはその次の段階からです。

芸能や武道の世界を超え、時を超え、現代のビジネスでも応用できる考え方ですね。

 

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まとめ:たった1つの習慣で成長のスピードをアップ!

いかがでしょうか?

本記事では、「成長スピードが速い人に共通する、たった1つの仕事習慣」をお伝えしました。

 

ポイント!

目指したい人を徹底的に「真似」して、「完コピ」をすること

 

皆さんの周りにも、目指したい人・憧れる存在がいるはず。

是非今日からその人を観察して、「完コピ」を始めちゃいましょう!

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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