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【効率UP】相手がやる気になる、上手な仕事の頼み方

朝見まや

日々の仕事の中で、ちょっとした頼みごとをする場面って多々ありますよね。

しかし、「押し付けていると思われたらどうしよう」「相手も忙しそうだし、頼んだら悪いかな…」と、ついためらってしまうことはありませんか?

案外、仕事の依頼の仕方やタイミングって難しいものですよね。

うまく仕事を頼めなくて、ついつい自分でたくさんの業務を抱え込んでしまう…なんて方も多いかも。

そこで、本記事では、仕事を頼むのが上手な人が必ずおさえている3つのコツをお伝えしていきます。

頼まれた側が思わずやる気になっちゃうような、上手な依頼をマスターしていきましょう♪

 

コツ①:「なぜ頼みたいのか?」依頼の理由を伝える

どのような業務にせよ、依頼された側には多かれ少なかれ負担があるもの。

だからこそ、なぜ仕事を依頼するのか、その理由を伝える事で、納得感をもって引き受けることができます。

<伝え方の例>
客先の都合で期限が1週間早まったので、企画書に使う図表作成に手を貸してもらえませんか」
今回のプレゼンは大口の契約がかかっているので、万全の状態で臨むためにも、この資料にフィードバックをいただけませんか」

依頼内容をただ伝えるだけでは、「押し付けられている」と感じてしまう人もいるかもしれませんが、このように理由があれば、前向きに引き受けることができそうですよね。

「そんなに大変な状況なら/大切な仕事なら、手伝おう!」と使命感をもってくれれば、やる気をもって取り組んでくれること間違いなしです。

 

<コラム> 理由を添えるだけで承諾率アップ?「カチッサー効果」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、「他人に依頼するときに、何らかの理由を添えるだけで承諾されやすくなる」という心理効果を指します。
カチッサー効果を実証した有名な実験があります。この実験では、コピー機の順番待ちをしている列の先頭にいる人に対し、3通りの方法で依頼をし、承諾率の変化を検証しました。結果は、以下の通りです。1.「すみません、5枚だけなのですが、先にコピーをとらせていただけませんでしょうか」
→承諾率60%
2.「すみません、5枚だけなのですが、急いでいるので先にコピーをとらせていただけませんでしょうか」
→承諾率94%
3.「すみません、5枚だけなのですが、コピーをとらなければならないので、先にコピーをとらせていただけませんでしょうか」
→承諾率93%
もっともらしい理由を伝えている2番と、明らかに理にかなっていない3番の承諾率がほとんど変わらないのが面白いですね。
いかなる内容であっても、理由を添えるだけで「理由があるなら仕方ないな」と感じられるようです。
もちろん、「だから適当な理由をつければ良い」ということはありませんが、理由を添える重要性がよくわかりますね。

 

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コツ②:「“あなただから”頼みたい!」指名理由を伝える

2つ目のコツは、「なぜあなたに依頼したいのか」という理由を添えることです。

「手が空いていたから」「そこにいたから」という理由で頼むと、嫌々引き受けさせるという結果になりかねません。

しかし、自分が指名された理由がわかると、悪い気はしませんよね。

その理由が、その人の強みや過去の経験と結びつけられていればなおさらです。

<伝え方の例>
Aさんは安定して高い営業成績を出し続けているので、部全体の営業力を強化するためにも、若手指導用のマニュアル作成にご協力いただきたいと考えています」
先日、主任が『資料作成でBさんの右に出るものはいない』とおっしゃっているのを小耳に挟んだので、もしよろしければこの資料へのアドバイスをいただきたいんです」

このような言葉を添えて仕事を頼むと、頼まれた側も、自分がその他大勢として扱われているのではなく、特別視されていることを感じるでしょう。

そうすれば、モチベーションが上がることは一目瞭然です。

 

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コツ③:「やってもらって当たり前」はNG!引き受けてもらえるか確認する

3つ目のコツは、依頼の最後に「それでは、お願いできますか」と承諾の有無を確認することです。

意外とよくやってしまうのが、業務内容を説明して質問を聞き、「じゃ、お願いします」と終えてしまうこと。

そうすると、どれだけ依頼や指名の理由を丁寧に伝えられていたところで、相手は「押し付けられている」という感覚をぬぐえません。

小さなことかもしれませんが、相手に言われてやるのと、自分で「はい、やります」という一言を口に出してやるのでは、やはり取り組み方が変わってきます。

頼まれた側が「自分でやると決めて承諾した」という感覚を得られるようにするのがポイントです♪

 

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まとめ ~仕事上手は頼み上手~

いかがでしょうか。

本記事では、相手がやる気になるような上手な仕事の頼み方のコツをお伝えしてきました。

最後に、復習しましょう。

①依頼の理由を伝える
②指名理由を伝える
③引き受けてもらえるか確認する

どれも小さなことかもしれませんが、こういった点に気を配れるかどうかが、相手が前向きに引き受けてくれるか否かに大きく影響します。

相手との関係性が既に良いから依頼を引き受けてもらえるのではなく、むしろ依頼のような日常的なコミュニケーションを通じて相手との関係が良くなっていくのだととらえてみてくださいね。

上手に仕事を頼めれば、それだけ日々の仕事もスムーズに進みます。

是非、上記3つのコツを実践し、頼み上手な仕事上手さんになっていきましょう!

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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