「もっと相談してよ」
こんな言葉を、上司からかけられたことはありませんか?
仕事を効率よく進めるために不可欠な「報・連・相」ですが、中でも「相談」はやり方に悩む方が多いものです。
実際、コミュトレでも、上司とのコミュニケーションを頻繁に行う20代の方を中心に、こんなご相談が多く寄せられます。
「上司からはもっと相談してと言われるが、つい遠慮してしまう」
「相談するよう言われたから相談したのに、”もう少し自分で考えなさい”と怒られてしまう」
「そもそも上司への相談って必要なのだろうか」
この記事では、どんな上司に対しても上手に相談ができるようになるための3つのポイントをお伝えします。
上手に相談をすることで上司の助けを引き出して、日々の仕事を円滑に進めましょう!
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目次
なぜ上司に相談すべきなのか?
「そもそも、“相談”ってなぜしなければいけないんだろう?」
こんな疑問を覚えたことはありませんか?
別にしなくてもどうにかなりそうなものを、何で上司は口酸っぱく相談しろと言うんだろう…と考える方は、少なくないでしょう。
しかし、相談とは「自分の仕事をうまく進めるための特効薬」なんです。
仕事をしていると、どうしても進め方がわからなかったり不安だったり、判断がつかなかったりする場面があります。
こういった部下からすると頭を抱えてしまうような問題にぶつかったとき、部下以上に豊富な経験やスキルをもっている上司に相談すれば、早期解決につながる助言を得ることができます。
つまり、仕事をより効率よく進めたり、悩むことで浪費する労力を削減したりする後押しをしてくれるのが相談なのです。
裏を返せば、相談をしないことで、いつまでも1人で頭を抱えて悩む羽目になり、結果的に仕事の進捗が遅れてしまう可能性もあります。
自分の判断だけで自己流で進めた結果、ミスをしてしまい、その修復にかえって時間を要することもあるかもしれません。
何よりも怖いのは、取り返しのつかないミスやトラブルに発展してしまうことですよね。
相談によってミスやトラブルが回避できることを考えると、結局のところ、相談は部下にとって、自分が仕事で抱えるストレスを減らすことにつながるといえます。
上司に相談しづらい理由
実は「相談が苦手…」という方には、いくつかの傾向があります。
以下の3つのいずれかに当てはまる方は、この後の「上手に相談するポイント」を要チェックです!
理由①:上司の時間を使うことに躊躇するから
「上司は忙しそうだから…」とつい気が引けてしまうというパターンです。
実際、自分の業務を抱えながら部下の業務進捗の管理をしている上司は、忙しい状況にあります。
そんな上司を邪魔しては申し訳ない、と感じてしまいますよね。
そういった方は「相談することで自分の仕事を早く進めた方が、上司にとっては助かる」と考えてみましょう!
例えば、その場の「忙しそう」という理由で相談をしなかった結果、ミスやトラブルが発生したら、どうでしょう?
上司からすると、相談にのる以上に、その解決に時間をとられてしまいます。
それならば、上司に相談しながら早く仕事を進めて、もっとたくさんの仕事を任せてもらえるようになる方が、結果的に上司の手を煩わせないといえますよね。
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理由②:「そんなこともわからないのか」と思われたくないから
相談をすることで、かえって自分の評価が下がってしまうことを心配するパターンです。
たしかに「できない」「わからない」ということを人に伝えるのって、勇気がいりますよね。
このパターンに当てはまる方に覚えておいていただきたいのが、「些細なことでも相談してくれる部下の方が、上司からの評価が高い」ということです。
相談されることは、上司からすれば、指示された業務に真剣に取り組んでいるという安心感につながります。
また、「上司はどうせこう考えるだろう」という自己判断によるミスを防ぐ危機管理能力をもっている部下であるとも感じます。
ぶつかった問題を先送りにして大きな問題にしてしまうよりも、その場ですぐに解決しようとできる部下の方が、上司からすると頼りになる存在なんです。
理由③:責任感が強すぎるから
「自分に任された仕事なんだから、全部自分で頑張らないと…」と感じてしまうパターンです。
このパターンに当てはまる方は「自分が指示された仕事だからといって、自分1人で全て抱えこむ必要はない」ということを覚えておきましょう。
むしろ、自分が指示された仕事だからこそ、上司に相談したり、先輩に質問したりするなど周囲を巻き込みながら進めることで、成果を出していくのが部下の責任といえます。
大切なことは、相談によって上司から得た助言や知識を自分の学びとして、今後の仕事に活かしていくことです。
上手に相談する3つのポイント
それでは、ここからは、上司の相談するための3つのポイントを見ていきましょう!
これらをおさえて効率よく相談すれば、上司からの印象が良くなること間違いなしです♪
ポイント①:自分なりの意見をもって相談する
「そのくらい自分で考えなよ」と言われて、その後相談に行くのが億劫になった…という経験がある方はいませんか?
実は、相談とは「上司に答えを出すことを丸投げすること」ではありません。
むしろ、自分なりの考えをもって、それについて上司がどう思うのかを確認する場であるとおさえておきましょう。
そう考えると、すぐに上司に駆け寄って相談すれば良いというものでもなく、まずは自分なりの答えを出すという準備が必要なことがわかりますね。
このように、問題解決のために自分なりに考える力は、キャリアを積んでいく上で欠かせないスキルになります。
毎回の相談が、自分の成長機会にもなりますね!
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ポイント②:資料をまとめる
内容が複雑な相談となる場合、簡単に資料を準備すると良いでしょう。
例えば、以下のような相談の場合、口頭の説明だけでは難しいと感じませんか?
いくら上司の方が自分よりも知識やスキルがあるといっても、いきなり情報を口頭で羅列してしまうと、なかなか理解してもらえません。
作成に時間をかけすぎる必要はありませんが、少なくとも伝えたい情報が視覚的にわかる簡単な資料があるとないでは、相談のスムーズさが格段に変わります。
資料を作成する段階で、部下自身も自分の思考を整理できますし、自分が今持っている考えに至った過程や根拠を示す上でも資料は便利です。
毎回準備する必要はありませんが、内容に応じて準備をしてみましょう。
ポイント③:アポイントメントをとる
上司が忙しい場合や、相談に時間がかかりそうな場合、事前に相談のためのアポイントメントをとっておくとスムーズです。
上司としても、その場でいきなり時間をとることは難しくても、事前に約束をしておけば、時間が確保しやすくなります。
このように、相談したい内容のテーマを伝えた上でアポイントメントを取れば、忙しい上司に対する気遣いを示しつつ、きちんと相談にのってもらうことができます。
もちろん、毎度アポイントメントをとる必要もないので、1~2分で済む内容や、緊急性の高い内容の場合は「今お時間よろしいですか」「ご都合の良いときにお時間頂けませんか」といった伝え方で上司の都合を確認しましょう。
まとめ:上手に相談して日々の仕事をスムーズに進めよう!
いかがでしょうか。
本記事では、上司への相談ができない…という方に向けて、上手に相談するためのポイントをお伝えしてきました。
同じ相談をするのでも、コツがわかるのとそうでないのとでは、やりやすさがかなり変わりますよね。
上手に相談ができれば、それだけ上司の助けを引き出すことができ、日々の仕事が進めやすくなります。
より効果的に相談をするための伝え方などは、また別記事でお伝えしていきますので、楽しみにしていてくださいね!
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