対上司・職場で活用できるビジネススキル

【即日実践】上司とのコミュニケーションに悩んでいる人が実践するべき7つのコツ

朝見まや

「上司とのコミュニケーションがうまくいかない…」

多くの若手社員が、この悩みを抱えています。

関係がうまくいかないために、環境を変えた方がよいのだろうか…と、考えている方も多いでしょう。

自分は頑張っているのに、同期や後輩が重要な仕事を任される。このような中で、1番身近な存在の上司ともうまくいかないとなると、つい考えてしまうのも無理もありません。

 

しかし、上司とのコミュニケーションがうまくいかないのは、ポイントやコツを理解していないからです。

業務に関する専門知識や地頭のさ、器用さとは別のことのため、知らない方は多いでしょう

 

この記事では、上司とのコミュニケーションを楽にするポイントとして、上司が感じている4つのニーズをお伝えします。

即実践できる、コミュニケーションのコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

上司がなにを考えていて、どう接すればよいのか。それさえわかれば、日頃のコミュニケーションのとり方が変わるのは、間違いありません。

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上司と上手くコミュニケーションを取るメリットとは?

会議するビジネスパーソン

上司とうまくコミュニケーションを取るメリットは、自分が望む仕事環境を作れることです。

上司とうまくコミュニケーションがとれていれば、難しい仕事にはアドバイスがもらえ、簡単な仕事には余計な口出しがなくなります。重箱の隅をつつくような指摘も受けません。

仕事がスムーズに進められるため、モチベーションもアップします。

また、希望する業務・役職にも就きやすくなります。「出世したい」「責任を負いたくない」どちらの希望でも、上司との良好な関係性が大切です。

これらのメリットを得るためにも本記事を読み、部下側から働きかける方法を学んでください。

 

上司の視点で物事を考えられる部下になる

会話するビジネスマン

上司とのコミュニケーションがうまくいかないとき、まず見直したいことが、自分は上司と同じ視点で物事を考えられているのかです。

それだけ聞くと、難しそうに感じるかもしれません。

でも、大丈夫です。

 

実は、これは誰もが日頃から自然にやっていることです。

たとえば、友達の誕生日プレゼントを選ぶときをイメージしてみてください。

ほとんどの方が「自分が欲しいもの」ではなく、「相手が喜びそうなもの」を考えるのではないでしょうか。

 

このように、相手の立場に立つことを、私たちは当たり前のように普段からやっています。

では、なぜ上司とのコミュニケーションとなると難しくなるのか。

それは、単に自分が上司の立場になったことがないからです

そのため、上司が部下になにを求め、期待しているのかを考えられていません。

 

つまり、上司が関心を寄せていることさえわかれば「今なにをすべきか」「上司になにをどう伝えるべきか」が自然と見えてきます。結果的に、上司とのコミュニケーションが楽にとれるようになるでしょう。

 

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上司とのコミュニケーションが上手く取れない原因

上司 コミュニケーション 苦手

相手の立場に立ち、自分から歩みよっても、コミュニケーションがうまく取れないケースもあります。

本記事では、上司とのコミュニケーションがうまく取れない原因を紹介します。

  • 部下の原因
  • 上司の原因

コミュニケーションがうまくいっていないと感じる方は、解決の糸口をつかむため、ぜひお読みください。

 

部下の原因

部下側の原因として、社会人の基本やビジネスマナーが守れていないことが考えられます。

たとえば、正確な報連相や敬語・時間を守るなどです。正確な報連相が徹底されていないと、時間の無駄やミスが発生します。

それらを防ごうとしている上司の努力を、否定する行為になってしまうため、よい関係性は築けません。

きちんとできているか、今一度見つめ直してみましょう。上司をイライラさせ、関係を悪くしているのは自分かもしれません。

 

上司の原因

上司側の原因として、そもそもコミュニケーションが苦手なことが考えられます。

「仕事以外で話すことがわからない」「世代の違いについていけない」と悩む上司も中にはいます。あてはまりそうな場合は、共通の話題を見つけるか、話を引き出す聞き役に徹してみましょう。

しかし、中にはコミュニケーションを取る気がない上司もいます。その場合でも、挨拶や報連相はしっかり行い、仕事に支障が出ないよう努めるのがおすすめです。

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上司が部下に求めている4大ニーズ

上司 部下

ここからは、上司が部下に対して一体なにを求めているのかを4つのポイントにわけてお伝えしていきます。

以下は、上司が関心を寄せている、4大ニーズです。

早速1つずつ見ていきましょう。

 

問題をすぐに解決したい

仕事をしている中で、どれだけ気をつけてもミスやトラブルは起こりえます。

責任感の強い人ほど「まずは自分でなんとかしてみよう」と、報告を後回しにしてしまうかもしれません。

しかし、上司からは「なんでもっと早く言わないんだ!」と言われてしまうでしょう。自分なりに頑張ったのにどうして?と感じるかもしれません。

上司が早く問題を報告してもらいたいと思っているのには、きちんと理由があります。

 

それは、ミスやトラブルを解決する責任は部下ではなく、上司にあるからです。

早い段階で把握できていれば部下に指示を出して、すぐに鎮火できた問題も、時間が経つ程大きくなり解決が難しくなります。

会社としての信頼を落とさないためにはどうしたらよいのか、プロジェクト全体の進行を止めないためにどうしたらよいのかなど、上司が考え調整すべきことは山のようにあります。

問題が起きたら、すぐさま上司に報告!

これを徹底するだけでも、上司とのミスコミュニケーションはぐっと減ります。

 

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部下の仕事が予定通り進んでいるか知りたい

「進捗が遅れているなら、なんでもっと早く言わなかったの?」と怒られたり、「あの業務、今どうなってるの?」と口酸っぱく言われたりしたことはありませんか?

部下からすれば、「うるさいな~締切には間に合うんだから自由にやらせてくれよ!」と思うかもしれません。

たしかに、部下の視点で考えると「自分に指示された仕事なんだから、自分が責任をもって進めればよいのでは?」となるでしょう。

 

しかし、部下に指示した仕事の結果責任は、部下ではなく上司にあります

部下が“責任感”を持つことはもちろん大切ですが、期限までに必要な成果を出す“責任”を負っているのは上司です。

こまめな報告や相談を求めてくるのには、こういった理由があります。

 

上司は組織として最大の成果を出すため、関連業務全体のスケジュールや別の部下との業務量調整、経過確認などさまざまなタスクを抱えています。

進捗が思わしくないときの早めの相談や、理解が曖昧な部分の確認は、欠かさないようにしましょう。

 

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チームの士気を高めたい

上司は、組織やチームとして最大の成果を出すことを目指して行動しているとお伝えしました。

しかし、上司1人が頑張っても、できることは限られています。

そのため上司は、どうしたら自分の部下1人ひとりが仕事へのモチベーションを高い状態に保てるのかを常に考えています。

 

部下からすると何気ない上司のコミュニケーションも、実はチームをよりよい状態にするための種まきです。

こういった上司の考えを知っていれば、上司の発言の受け止め方も変わってきそうですね。

上司が部下のモチベーションを高めようとする言葉に応えられると、よい印象を与えられ、関係性がよくなっていくでしょう。

 

部下を成長させたい

部下が組織に貢献できる人材になるよう育てるのは、上司の大切な役割の1つです。

しかし、入社したての社員ならともかく勤続年数が上がると、上司から声をかけて教えてくれる機会は減るでしょう。

では、上司が声をかけてくれない場合は、自分だけで成長しなければいけないのでしょうか?

もちろん違います。

むしろ、上司は相談アドバイスを求めてくるのを待っています

 

中には「上司に質問しても怒られる・冷たくあしらわれる」方もいるかもしれません。

そういうときは、「上司に丸投げしていないか」を確かめてみてください。

 

<NG例>
部下:「この部分がうまくいかないのですが、どのようにしたら良いですか?」
上司:「あのさ~そのくらい自分で考えなよ」

<OK例>
部下:「この点は自分なりにやってみたのですが、その先がどうしてもうまくいかなくて…自分ではこのように思うのですが、アドバイスをいただけませんか?」
上司:「なるほどね。それも良いと思うけど、今の状況だと〇〇のようにやった方が良いかな」

 

自分なりの意見や考えをもった上で相談にいけば、上司も快く答えてくれるはずです。

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【すぐ実践】上司と上手くコミュニケーションを取る7つのコツ

会話する男女のビジネスマン

上司が部下に求めることを実践できれば、関係を良好にできます。

本章では関係を良好にするための、すぐ実践できる上司とうまくコミュニケーションを取る7つのコツを紹介します。

  • 挨拶・返事・お礼は欠かさずハキハキと
  • アドバイスとフィードバックを積極的に求める
  • 上司からのアドバイスを即日実践
  • 細かい報連相を欠かさない
  • 仕事以外の話で自己開示を意識
  • 無理のない飲みにケーションも大切
  • コミュニケーションのセミナーで勉強

ぜひ、今日から試してみてください。

 

挨拶・返事・お礼は欠かさずハキハキと

すぐに実践できる、上司とうまくコミュニケーションを取るコツとして、挨拶・返事・お礼を欠かさないことが挙げられます。

人は自分に好意的な人に好印象を持ちますそのため、上司とも、よい関係性が築けるでしょう。

目を見てハキハキ元気に、「◯◯さん、おはようございます」と名前もつけ足して、試してみてください。

 

アドバイスとフィードバックを積極的に求める

アドバイスとフィードバックを積極的に求めることも、上司とうまくコミュニケーションを取るコツです。

部下の成長したい気持ちや自分を頼りに思ってくれることは、上司が部下に求める要素です。

積極的にアドバイスを求める部下は、上司から可愛がられるようになるでしょう。

反対に、なにも聞きにこない部下は、上司からよい印象をもたれません。「迷惑かな?」と思わず、わからないことは聞きに行きましょう。

 

上司からのアドバイスを即日実践

上司とうまくコミュニケーションを取るコツとして、上司からのアドバイスを即日行ってみることも挙げられます。

アドバイスを実践しないのは、上司のこれまでの経験や善意を軽視するのと同じなためです。

「あなたのこれまでの経験は無駄ですよ」と、そのような態度を取る部下を、好きになる上司はいません。

アドバイスの内容に違和感があった場合は、その場で聞き直すか、実践してみて再度相談しましょう。

 

細かい報連相を欠かさない

細かい報連相を欠かさないことも、すぐ実践できる、上司とうまくコミュニケーションを取るコツです。

上司が部下に求める4大ニーズのうち、以下の2つを報連相によって満たせるためです。

  • 問題をすぐに解決したい
  • 部下の仕事が予定踊り進んでいるか知りたい

そのため、細かい報連相を欠かさない部下は、上司から「ありがたい」と思われるでしょう。

さらに、アドバイスやフィードバックも頻繁に受けられるため、関係性をより親密にできます。

 

仕事以外の話で自己開示を意識

ビジネスマナーなどに気を配っても、上司とうまくコミュニケーションが取れない方は、仕事以外の話で自己開示を意識するのがおすすめです。

自己開示は、相手に自分を理解させるのに役立ちます。また、相手も自然と自分のことを話してくれるため、相互理解も深まります

今までよりも自然な距離感で雑談できたり、仕事の話ができたりするでしょう。

特に、上司がコミュニケーション下手な際に、自己開示は有効です。

 

無理のない飲みニケーションも大切

上司とうまくコミュニケーションを取るコツとして、飲みニケーションも挙げられます。近年は、「飲みニケーションは必要ない」とする声も多くあります。

一方で、「親睦を深めるために役立つ」と考えている人がいるのも事実です。仕事から離れることでしかわからない相手の本質・悩みもあります

そのため、うまくコミュニケーションが取れない場合は、飲みに行くのもおすすめです。しかし、自分がストレスで体を壊さないように、無理のない範囲で行ってください。

 

コミュニケーションのセミナーで勉強

コミュニケーションのセミナーでの勉強も、上司とうまくコミュニケーションを取るコツです。

コミュニケーション方法を学び、新たな視点から考えられるようになると、今までなぜうまくいかなかったのかがわかるためです。

特に、自分のコミュニケーション能力を把握したい方は、「コミュトレ」のオンライン無料セミナーがおすすめです。

無料セミナーではコミュニケーションの方法だけでなく、自分のコミュニケーション能力がグラフ化でき、強み・課題がハッキリと把握できます。

上司とうまくコミュニケーションを取りたい方は、ぜひ下記からお申し込みください。

 

まとめ:上司と同じ視点で考え、コミュニケーションを楽にしよう!

コミュトレ

本記事では、全ての上司に共通する4大ニーズと、上司とうまくコミュニケーションを取るコツを紹介しました。

上司とうまくコミュニケーションを取るには、挨拶や報連相、アドバイスを求め実行するのが大切です。

4大ニーズも、最後に復習していきましょう。

①問題をすぐに解決したい
②部下の仕事が予定通り進んでいるか知りたい
③チームの士気を高めたい
④部下を成長させたい

以上の4つのポイントをおさえれば、自分が上司に求められていることがわかります。上司とのコミュニケーションが、今よりも楽にとれるでしょう。

7つのコツも実践できれば、どの上司の下についても、仕事がやりやすくなること間違いなしです。

ぜひ、明日から実践してみてください!

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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