前回は、職場に新しい方を受け入れる側に対して、「キミが一番」というコミュニケーション術をご紹介しました。
今回は、新入社員の方に向けたお話をします。
4月から入社し、1か月経った5月の時点だと「まだようやく配属先が決まったばかり」「まだ研修中」というパターンも多いのではないでしょうか?
今回はそのように「仕事を始めたばかりの方」に向けて、「ここは絶対覚えておいてほしい!」というワンポイントコミュニケーション術をお伝えしていきます。
自分のコミュニケーションの仕方は、良くも悪くも自分への印象を左右しますよね。
だからこそ、一度コミュニケーションのコツを押さえておけば仕事人生全般で役立ちます。
是非今のうちに実践していきましょう!
第3回のテーマは、第3回 新卒社員向け「ビジネスコミュニケーションの基礎」です。
ぜひお楽しみください!
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目次
ビジネスコミュニケーションの基礎は「端的に話す」こと
新卒社員の方に、これだけは覚えておいてほしいコミュニケーションがあります。
それはズバリ、端的に話すこと。
(こんなことを話す私も、新人の頃はよく指摘されました…)
なぜかというと、ビジネスにおけるコミュニケーションは、「情報伝達」を目的とした会話が多いからなのです。
何気なく私たちがこうやって話している会話の中身は、実は2種類に分かれます。
1つは、情報伝達2つは、雑談に代表されるコミュニケーション
この2つは目的が全然異なりますね。
情報伝達は、情報を渡すことが目的です。
一方雑談は、しいていうのであれば、たわいもない話を通じて仲良くなることやいろんな気持ちを共有することが目的になります。
そのため、両者を混同してしまうと、場違いなコミュニケーションになってしまいます。
例えば、「昨日は何してたの?」といわれて、「端的にお伝えすると、寝ました」だけ答えると、会話って発展しないですよね(笑)
だから、「昨日は珍しくスポーツをやって、それで体がくたくたになって、最終的にぐっすり寝てしまった」という過程を話すことが大事になるわけですね。
その過程を聞くから、その人の人となりを知って話がはずんだり、「疲れると眠くなるよね」といったように共感が生まれるわけです。
一方、真面目なビジネスシーンでこの話し方をしたら、少し回りくどいですよね。
たとえば、昨日の業務報告をするときに、
「まず、昨日は朝からメールをチェックして、次に電話を取り次いで・・・・」
といったように一つずつ過程から離されたら、聴いた方は「いつまでかかるんだろう」と目の前がちょっと暗くなってしまうかもしれません(笑)
だからこそ、
「端的にお伝えすると、顧客対応が2件、次のアポイントを3件とりました」と話したほうが、目的に合致した話し方になって喜ばれるわけです。
結論から話したり、端的にまとめたりする話し方は、いわば心遣いそのもの。
「相手の立場にたって無駄なことは話さないようにする」という心遣いを忘れない新卒社員は、上司や先輩から見てやはり好感がもてますよね。
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端的に話すせるようになる鉄板フレーズ2選
とはいえ慣れないうちは、込み入った複雑な話を伝えようと思うとどうしても冗長になりがち。
そこで、おススメのフレーズを2つご紹介します。
1「結論から申し上げますと、~です」2「ポイントは●点あります」
以下、順にみていきましょう。
フレーズ①:「結論から申し上げますと、~です」
まずは「結論から申し上げますと」というフレーズを使って、結論を最初に言う意識を持つことです。
ほんの少しの差ではありますが、このフレーズを使うと、この後には結論しか来ません(笑)
なので、かなり効果的にクセ付けることができます。
フレーズ②:「ポイントは●点あります」
2つ目は、「ポイントは●点あります」です。この話し方をすることによって、情報を整理して話すことができるようになります。
「もっと整理して話して」と言われる方がたまにいますが、整理の基本は数を数えること。
なので、自分が伝えたい情報はいくつあるのか?と数を意識するだけでも、話はスッキリしていきます。
その第1歩として「ポイントは●点あります」をクセ付けていきましょう。
今回お伝えした2つのフレーズは、自転車でいうところの「補助輪」のようなものです。
慣れてきたら、もちろんフレーズを使わなくても大丈夫です。
💭 上手な報連相のコツは、こちらの記事でご紹介しています!
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まとめ:端的に話す心遣いを、新卒社員のうちに身につけよう!
今回は、新卒社員に向けて、「ビジネスコミュニケーションの基礎」をご紹介しました。
是非押さえていただきたいのは「端的に話す」ということ。
コミュニケーションには「情報伝達」「雑談などのコミュニケーション」という2種類ありましたね。
そして、圧倒的に後者が多いこともお伝えしました。
だからこそ、端的に話すことは相手に対する心遣いとして、好印象に映ります。
慣れないうちはぜひ補助輪として、以下2つのフレーズをクセ付けていきましょう。
フレーズ①:「結論から申し上げますと、~です」フレーズ②:「ポイントは●点あります」
是非今のうちから実践して、周囲からの信頼を勝ち取っていきましょう!
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