第1回のテーマは、新しい環境で働きはじめたときのコミュニケーション術です。
ぜひお楽しみください!
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目次
新しい環境で効果絶大!「そもそも相談」
4月になると、異動や入社などによって、新しい職場環境に入る方も多いでしょう。
そのときに、新しい環境にスムーズに慣れるための相談術をお伝えします。
それがズバリ「そもそも相談」。
「そもそもこの業務って、どういった成り立ちで出来ているんですか」
と、根本的なところを聞いてみるのです。
その結果、業務に対してさらに理解が深まり、スムーズになじんでいけるようになります。
なぜ「そもそも相談」は新しい環境で効果的なのか?
では、なぜ新しい環境に入った方にとって、そもそも相談は効果的なのでしょうか?
その答えはズバリ、「業務を深く理解していく時期」だからです。
ここで質問を受けた側に立ってみましょう。
「なんでそもそもこの業務が成り立っているんですか?」
と聞かれると、「あれ、そもそもなんでなんだっけ…?」と一瞬ドキっとする方も多いのが事実。
なぜならば、「そもそもの背景を知る」ことが、表面的な理解ではなく一歩踏み込んだ深い部分の理解に該当するからなのです。
回答する側も頭をフル回転させて回答するので、回答者に少し負荷をかけることになります。
また、その業務を熟知している方からすれば「今更その質問なの?」という反応にもなるでしょう。そうすると、社歴が長くなるごとに少し聴きづらくなってしまうかもしれませんね。
一方で、新しい環境に入って歴が浅い方であれば、分からなくて当然です。その立場を逆手にとり、どんどん「そもそも相談」をしていくことで、新しい仕事に対する理解をより深めることができるのです。
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「そもそも相談」で業務理解を深めた実践例
では、そもそも相談をするときに、どのように使うのでしょうか?
かつて、営業職(web広告)に転職されたコミュトレメンバーの例をご紹介しましょう。
転職先で、商談結果を社内ファイルに記録する業務があったそうです。
ところが、このファイルには、商談結果以外の、取引先に関する細かな入力項目までも指定されていたそうなんですね。
なぜ商談結果以外の情報も入力するんだろう?と思っていたときに、ふとコミュトレで学んだことを思い出して、
「そもそも、なんでこの入力項目を書いているんですか?」
と聞いたそうです。
上司からの回答は以下のようなものでした。
「この情報をマーケティング部に渡すんだよ。それでより良い広告を打てるようにしていくのさ」
この回答によって、彼はマーケティング部と営業部の関係性に気づき、自分の仕事への理解を深めることができたそうです。
そもそも相談は、年次が高い方ほど少し躊躇いがあるかもしれませんね。
しかし、聴くは一瞬の恥、聴かぬは一生の恥。
入ったばかりの今だからこそ是非積極的に聴いていくと、仕事への理解が深まり自信が高まります。
あらゆるシーンに応用可能!そもそも相談での切り出し方
「そもそも相談を使ってみたいけど、どうやって切り出せばよいのか…?」
こう思われた方もいらっしゃるでしょう。
おススメの切り出し方はズバリ、以下の2つです。
①「今さらの質問なんですが、」②「~~について質問なんですが、そもそも」
以下、順番に見ていきましょう。
切り出し方①:「今さらの質問なんですが…」
そもそも相談は、「ちょっと今更かな…」と思って躊躇してしまいがちですよね。
そもそも相談を切り出すポイント1つ目は、
「今更の質問をしていいですか」と前置きを入れることです。
そうすれば、相手から「いいですよ」と許可が出されるので、安心してどんどん聞けるようになります。
そもそも相談に限らず、聞きづらい質問は、前置きを入れるのがコツです。
切り出し方②:「~~について質問なんですが、そもそも」
切り出すうえでもう1つのポイントはタイトルを伝えることです。
具体的には、「~~について質問ですが、そもそも」といったように使います。
タイトルを伝えて「何についての質問なのか」を共有してから本題に入っていくと、ミスコミュニケーションを防ぐことができます。
そもそも相談に限らず、報告・連絡など幅広いシーンで使えるので、是非押さえておきましょう!
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まとめ:そもそも相談を使って、新しい環境にスムーズになじんでいこう!
今回は、新しい職場環境に入った方に向けて、スムーズに慣れるための相談術をお伝えしました。
「そもそも相談」は、新人の立場だとより一層威力を発揮します。
また、その際は以下2つの切り出し方を意識できると、相談しやすくなります。
①「今さらの質問なんですが、」②「~~について質問なんですが、そもそも」
ぜひ積極的に使って、新しい仕事への理解を深めていきましょう。
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