現代社会において、業務を遂行するために必要なスキルは多岐にわたっています。しかし、その中でも特に重要なのはヒューマンスキルであると言えます。
ヒューマンスキルとは、人間的な関係性やコミュニケーション能力などの人間的要素を指すもの。これらのスキルが優れている人は、周囲と円滑に連携して大きな成果を出すことができます。
そこで本記事では、コミュトレを参考に、ヒューマンスキルの分野7つおよび鍛え方をご紹介します。
目次
1.ヒューマンスキルとは?
ヒューマンスキルは良好な人間関係を構築し、スムーズなコミュニケーションを行うために必要なスキル全般を指します。
コロナ禍を経て、10年前と比べてより一層強く求められるようになったスキルの1つに「ヒューマンスキルが」が挙げられます。
実際、2022年3月に、株式会社ラーニングエージェンシーがビジネスパーソン5,099人を対象に行った「組織・チームのあり方の変化に関する意識調査」によれば、
【管理職】
●10年前と比べて強く求められる傾向は「対話を重んじる」
●10年前と比べて強く重視されるスキルは「マネジメント」
【一般社員】
●10年前と比べて強く期待されることは「チームで協力して成果を上げる」
●10年前と比べて強く重視されるスキルは「相手に合わせた表現で伝える力」
参考:【組織・チームのあり方を5,000人に調査(業界別編)】情報通信業の社員は、10年前から求められることが大きく変わったと回答
このように、ヒューマンスキルが、仕事での成果や業績アップの根幹となってきたといえます。まさに、全ビジネスパーソン必修のスキルといえるでしょう。
2.ヒューマンスキルの7分野
ヒューマンスキルは、具体的に以下7つの分野に分かれます。
1.ディスカッションスキル
2.スピーチ・プレゼンスキル
3.リレーションシップ
4.セールススキル
5.マネジメントスキル
6.メンバーシップ
7.フォロワーシップ
順番に見ていきましょう。
1.ディスカッションスキル
ディスカッションスキルは、会議の場や意見交換の場で相手の意見をしっかりと聞いたうえで、自分の意見を相手に合わせて分かりやすく伝える能力です。
根拠を明確にした上で自分を意見を伝えるだけでなく、相手の感情に配慮した振る舞いができるという点も含みます。
ヒューマンスキルの中でもディスカッションスキルを鍛えると、会議への苦手意識が払しょくされるばかりでなく、大きなプレゼンで相手からの納得を得ることができます。
その結果、チームで協力して大きな成果を上げられるようになります。
実際、コミュトレを通じてヒューマンスキルを高めた渡辺さんは、ディスカッションスキルの根幹である「For you精神」を会議で発揮したことにより、先方から「渡辺と仕事できてうれしいよ」と言ってもらえたり、仕事の裁量を広げることにつながったといいます。
2.スピーチ・プレゼンスキル
スピーチ・プレゼンスキルは、人前で自信をもって話し、人に影響を与えることが出来るスピーチやプレゼンテーションができる能力です。
ヒューマンスキルの中でもスピーチ・プレゼンスキルを鍛えると、人前で過度に緊張することはまずなくなります。
むしろ人前で余裕をもって話せるようになります。また、聞き手の印象に深く残るスピーチを行い、その後の受注獲得やプロジェクト進行に大きな影響を与えることができます。
実際、コミュトレのコース受講を通じてプレゼンスキルを高めたシステムエンジニアのYさんは、もともと提案が意図通りに伝わらないことに悩んでいましたが、今では状況を客観的に判断できるようになったそうです。
3.リレーションシップスキル
リレーションシップスキルとは、周囲と円滑な人間関係を構築したり、アドバイスに乗る・関係を調整したりするなど、組織の要として活躍できる能力を指します。
ヒューマンスキルの中でもリレーションシップスキルを鍛えると、自分の価値観にとらわれるとなく、誰とでも良好な人間関係を築くことが出来るようになります。
実際、コミュトレのコース受講を通じてリレーションシップスキルを高めた受付担当のMさんは、「苦手だな」と感じていた先輩とも良い関係を構築できるようになり、自分のキャパシティが格段に広がったといいます。
4.セールススキル
セールススキルとは、顧客のニーズを的確に把握し、モノやサービスの魅力を最大限伝える提案ができる能力です。
ヒューマンスキルの中でもセールススキルを鍛えると、顧客のニーズを的確に把握できるだけでなく、どのようなモノやサービスであってもその魅力を最大限に伝えることが出来るようになります。
実際、コミュトレのコース受講を通じてセールススキルを高めた外資系金融営業職のYさんは、わずか4~5か月後には業績上位10%を連続達成しました。また、歴代の新人賞記録を塗り替える業績を獲得したといいます。
5.マネジメントスキル
マネジメントスキルとは、部下との信頼関係の構築から部下の指導、そして、チームを一つにまとめる能力です。
ヒューマンスキルの中でもマネジメントスキルを鍛えると、部下の能力を最大限引き出し、そして、成長させることができるようになります。
実際、コミュトレのコース学習を通じてマネジメントスキルを高めたUさんいわく、「部下の顔つきが変わって、明らかに楽しんで仕事してくれるようになった」そうです。
このように部下のパフォーマンスを高めることができる人は、チームとしてのパフォーマンスを最大化することもできるので、会社にとってなくてはならない人財となるでしょう。
6.メンバーシップスキル
メンバーシップスキルは、組織のメンバーとして自分の役割を果たして貢献する能力です。
ヒューマンスキルの中でもメンバーシップスキルを鍛えると、相手の意図をくみ取り正確に指示を受けることができるようになります。
その結果、仕事の効率化や成果の質の向上を図ることが出来ます。また、上司からの信頼を得ることができ、価値のある仕事を任される機会も増えるでしょう。
7.フォロワーシップスキル
フォロワーシップスキルは、上司に対して主体的に働きかけることでチームを支援する能力です。
具体的には、上司に対して、適切な報告や正確な連絡、そして解決につながる相談を行う能力です。そして、自分自身の課題に対して自己解決を図ることができます。
ヒューマンスキルの中でもフォロワーシップスキルを鍛えると、指示待ちではなく、主体的に行動することが出来るようになります。
また、適切な報告・連絡・相談ができることで仕事を効率的にこなし、成果もより質の高い成果を出せるようになります。
3.ヒューマンスキルを鍛えるトレーニング法
全てのヒューマンスキルに通ずる能力の一つが「話す力」。
相手に伝わる話し方を鍛えるには、表情筋トレーニングなどの基本的内容からはじまり、「自分の意見につっこむ」「異なる観点で3つの理由を考える」など、やや高度なトレーニング法もあります。
いずれも、実践の場を想定しながらトレーニングを重ねることで、先に紹介した卒業生のように目に見えた変化を実感できるでしょう。
トレーニング法についてはこちらをご覧ください。
まとめ:ヒューマンスキルを鍛えて、期待に応えられる成果を出そう!
今回は、ヒューマンスキルの7分野とトレーニング法をご紹介しました。
【ヒューマンスキルの7分野】
1.ディスカッションスキル
2.スピーチ・プレゼンスキル
3.リレーションシップ
4.セールススキル
5.マネジメントスキル
6.メンバーシップ
7.フォロワーシップ
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