ビジネススキル基礎

35歳から学び直したい「ビジネスコミュニケーション」能力とは?転職先で素早く成果を出す秘訣!

コミュトレ編集部

こんにちは。コミュトレの冬木です。

 

35歳以降に差し掛かり、

「キャリアアップのために頑張って転職したものの、周りが優秀すぎてついていけない‥‥」

そんな悩みの方は少なくありません。

 

特に、実力重視のベンチャー企業や外資系企業に転職したコミュトレ受講生からは、「即戦力重視の35歳以降にとって、新しい職場で認められるかどうかは、経歴と同じくらい”コミュニケーションの上手さ”が決め手になる」という話をよく聞きます。

 

実際、優秀な人は皆、周囲と上手にコミュニケーションをとりながら成果を出していますよね。

 

そこで今回は、転職したてでレベルアップを迫られている方向けに、

・優秀層が求める「ビジネスコミュニケーション能力」の特徴

・最速で身につける秘訣

をお伝えします。是非、参考にしてみてください。

 
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職業別に求められる コミュニケーション能力

1. 優秀層が求める「ビジネスコミュニケーション能力」とは

仕事で求められるコミュニケーション能力のレベル

「コミュニケーション能力」ときくと、なんとなく「対人関係が苦手な人向けの能力?」「話し上手になること?」というイメージがありますよね。

実は、一口に「ビジネスコミュニケーション能力」といっても、そのレベルはさまざま。

 

そして、今回のテーマである「優秀層が求めるコミュニケーション能力」を一言で言うと、ずばり周囲を巻き込む力

所属企業のレベルが高いほど、周囲を巻き込む力の重要性は一層顕著になります。

 

ビジネスコミュニケーション能力とは 周囲を巻き込む力 論理的 プレゼン 対人関係

 

世界トップ企業が欲しがるコミュニケーション能力は「周囲を巻き込む力」

実際、世界トップ企業は、「周囲を巻き込むリーダー」を強く求めている傾向にあります。

 

2022年1月現在、世界時価総額のトップ5社中4社は、「Apple、Microsoft、Amazon、Google(Alphabet)」で占められています。

世界時価総額ランキング上位5社

2022年1月時点。
出典:STARTUP DB https://startup-db.com/magazine/category/research/marketcap-global-2022 よりコミュトレ作成

 

この4社の求人をならべると、以下のように「結果を出すために、別の領域の人も巻き込める人物像」という共通項が浮かび上がります。(マーカー箇所は筆者注)

 

●Apple

たとえば、「このパーツにはこの材質を使いたいな」と思ったとする。そのコストが高かった場合、予算オーバーなので使えないという場合が往々にしてある。しかしアップルなら、必要とあらば自分で関連部署に交渉に行き、取引先を巻き込み製造プロセスなどにまで踏み込んでそのパーツのコストを下げ、希望した材質の採用を実現することができる

出典:就活で採用されるために必要なたった1つのこと -アップル本社社員インタビュー 

 

●Microsoft

クロスグループ、すなわち横断的な組織やチームで連携してインパクトをマキシマイズ(最大化)できたかが、社員の評価軸なんですね。その評価が給与の査定にもつながります。

出典:マイクロソフトが最重要視する人材のキーワード「インパクトベース」ってなに?―日本マイクロソフト 斎藤泰行さん

 

●Google(Alphabet)

“君にはリーダーシップがありますか?”。応募者とのインタビューで必ず聞かれるのがリーダーシップの資質だ。グーグルでは「あらゆる組織やレベルで従来の尺度では測れないようなリーダーシップを重要視している。以前の役職は何だったとか、どのくらいの期間でその地位に就いたとか従来型の質問では測れない。必要なことは、担当する仕事とか役職名にこだわることなく自ら先頭に立ち必要とされる結果を出すことだ。

出典:学歴、成績不問 今、グーグルの採用基準が面白い!!

 

●Amazon

リーダーにはオーナーシップが必要です。リーダーは長期的視点で考え、短期的な結果のために、長期的な価値を犠牲にしません。リーダーは自分のチームだけでなく、会社全体のために行動します。リーダーは「それは私の仕事ではありません」とは決して口にしません。

出典:Amazonでは、全員がリーダーです。

 

このように見ると、「世界で最も稼ぐ会社」は、結果を出すためであれば、必要に応じて他領域のスタッフですらも巻き込むことを非常に重視していると読み取れます。

 

なので、優秀層に求められる能力とは、単に「そつなく話せる話し上手」でなく、突出した「周囲を巻き込む力」であることが分かります。

 

2. ビジネスコミュニケーション能力が高い人の仕事レベル

周囲の優秀層をみると「何がすごいんだろう…」と疑問になりますよね。

 

ビジネスコミュニケーション能力を発揮する人は、どのような仕事をするのでしょうか?

ここでは、代表的な特徴を3つ挙げたいと思います。

コミュニケーション能力 プレゼン 会議

 

①プレゼンテーションで責任者の心を動かすことができる

ビジネスコミュニケーション能力が高い人は、プレゼンテーションの場で相手(特に決済者、責任者)の心を動かします。

 

例えばコミュトレ受講生で、インタビュー当時JAXA(宇宙航空研究開発機構)に勤務していたWさんからは、「宇宙ステーションに関するプレゼンに成功しました!」という嬉しい言葉をいただきました。

 

私にとって一番よかったのは、相手のメリットを考えて売り込む「For youの精神」が身についたことです。少し前に、宇宙ステーションに関するNASAとの調整会議に参加してプレゼンをしたのですが、そこでも「For youの精神」を大切にしました。NASAの担当者から「渡辺と仕事できてうれしいよ」と言ってもらえたのは、良かったなと思いましたね。出典:コミュトレ お客様の声

 

このように、ビジネスコミュニケーション能力が高い方は、責任者を巻き込んでプロジェクトを推進していきます。

 

②失敗できない重要な会議で、臨機応変に対応できるようになる

ビジネスコミュニケーション能力が高い人は、失敗が許されない重要な会議であっても、相手に合わせて臨機応変に対応します。

 

例えばコミュトレ受講生で、システムエンジニアのY・Tさんからは、「客観的に判断する力が備わりました」という嬉しい言葉をいただきました。

 

これまでは漠然とした不安あったのですが、コミュトレで学んで、何となく感覚で捉えていたことを、知識で理解できたのが大きいですね。会議やお客様との対面の場でも、冷静に状況をみて、流れをつかんだ提案ができるようになりました。出典:コミュトレ お客様の声

 

会議は、事前の想定通りに進まないことも多いもの。

それでも、ビジネスコミュニケーション能力が高い人は、相手や状況を見ながら、伝える内容や伝え方を臨機応変に変えています。

 

③周囲が驚く速さで結果を出せる

ビジネスコミュニケーション能力が高い人は、周囲が驚く速さで結果を出します。

 

例えばコミュトレ受講生で、外資系金融会社に転職したYさんからは、「いままでのトップ記録を上回る最高記録で、新人賞を受賞しました」という嬉しい言葉をいただきました。

 

お客様に1本電話をかけて、教科書で教わったままを実践してみたら、いきなり成約になりまして。周りから「え、もう??はやくない?」と驚かれまして。翌日の全体会議では、「いきなりMさんがやってくれました」とリーダーから褒められました。そのうち、「あの人はどんなオファーをしているのか」と注目されるようになりまして。トップセールからも「どんなトークを話しているのか教えてほしい」という依頼がきたんです。出典:【受講者の声】人生初の営業職、記録破りの新人賞を獲得「仕事楽しい」

 

外資系企業は、日系企業以上に実力を問われる環境ですよね。だからこそ、ビジネスコミュニケーション能力が高い人は、正しいコミュニケーションの仕方を実践することで、人よりも速く結果を出します。

結果を誰よりも速く出せば、周囲からの評価も確実に変わりそうですよね。

 

3. ビジネスコミュニケーション能力を最速で身につける3つの秘訣

スキルアップ コツ 実戦練習

「ビジネスコミュニケーション能力が高い人」を見ると、「あの人は生まれつき頭の回転が速いんだろう」と思ってしまいますよね。

 

しかし、実はビジネスコミュニケーション能力は先天的なセンス・才能とは全く無関係なんです。

これまで1万人以上の社会人の成長を支援してきましたが、やはり「100%後天的な努力で身につけることが可能なスキルである」と私たちは確信しています。

 

とはいえ、やみくもに本を読んだり場数を踏むのは、時間がもったいないですよね。

私たちコミュトレは、20年以上にわたる独自の研究の結果、ビジネスコミュニケーション能力を最速で身につけるには、スポーツの上達や受験勉強と同じプロセスをたどることが有効である、と突き止めました。

 

以下、このページを読んでくださっているあなただけに、最速で身につけるための3つの秘訣をご紹介します。

 

最速で身につける方法①:自分の現在地と目標を知る

ビジネスコミュニケーション能力を最速で身につける1つ目の秘訣は、「自分の現在地と目標を知る」こと。

 

大学受験に臨む際、行きたい大学や今の偏差値を知らず、いきなり問題集を開いて解き始める人がいたら、あなたはどう思いますか。

 

「行きたい大学が決まらないと、どの問題集を使ったらいいか分からないんじゃない」

「今の偏差値が分からないと、目指す大学とどのくらいギャップが見えないから、どれくらい努力すればいいか分からないよね」

 

おそらく、こう思った方も多いのではないでしょうか。

 

実はビジネスコミュニケーション能力を最速で身につけるときも全く同じ。

まずは自分の現在地、そして目指すべき目標を知ることが重要です。あなたにとって必要な努力の量は、この2つで決まります。

 

最速で身につける方法②:状況に合った「コミュニケーションの型」を知る

ビジネスコミュニケーション能力を最速で身につける2つ目の秘訣は、「状況に合った『コミュニケーションの型』を知る」こと。

 

「え、コミュニケーションの仕方に、型なんてあるんですか」と思う方も多いでしょう。

 

スポーツの世界では、いきなり試合に出るのではなく、まず「基本の型」を覚え込みますよね。

ビジネスコミュニケーション能力も同様に、すべてのコミュニケーションに「基本の型」が存在します。

 

というのも、「人間が他人の話を理解したり、納得するプロセス」は、その本人の性格・特性というより、「ある特定の立場、特定の状況に置かれた人間であれば、本質的に共通している」と判明しているからです。

なので、そのプロセスに沿ったコミュニケーション方法を「基本の型」として守ることで、状況に合わせて臨機応変にコミュニケーションをとることができます。

 

例えば、先日、日系メーカーから外資系企業に転職されたある受講生は、このようなことをおっしゃっていました。

「いままで、周りの同僚の論理的思考力がすごすぎて、会議で一生懸命発言しても”何を言いたいのかわかりづらい”、と言われていたんです。しかし、僕の課題に合わせて教えていただいた”PREP法”(結論-理由-事例-結論、の順で発言する型)を会議で実践したら、”なるほど~”と反応が180度変わりました!型をきっちり守ると、ここまで違うんですね!

 

本を読むと、さまざまな細かいノウハウ・テクニックを知ることができますよね。

私たちはつい本を読んで「結局どうすればいいんだろう」となりがちですが、最初に基本の型を身につけると迷いがなくなります。

なので、本に載っているテクニックを上手に生かせるようになりますよ。

 

最速で身につける方法③:実践練習を繰り返し積む

ビジネスコミュニケーション能力を最速で身につける3つ目の秘訣は、「実践練習を繰り返し積む」こと。

 

スポーツが上手くなりたい!と思って基本の型を知っても、実際に体を動かすことで初めて「こうすればいいのか!」と実感できますよね。

受験勉強でも、問題集を何度も解くことによって、だんだん早く解けるようになったのではないでしょうか。

ビジネスコミュニケーション能力を身につけるプロセスも全く同じ。

 

前述した基本の型も、頭で理解しただけでは、とっさの状況ですぐに使いこなせるかというと、そうでもない場合があります。

自分のものにするには、非常に単純ですが「繰り返し実践練習を積む」こと。

 

例えば、先の例で受講生が述べていた「PREP法」も、はじめは多くの方が「頭では分かっているんですけど、やってみてもうまくいかない」とおっしゃいます。

 

そこでコミュトレでは、実際の仕事シーンを想定した実践練習を繰り返し積んでいただくのですが、早い方で1週間後から早速

「あ、理由ってこういうふうにつたえると嫌味がないんですね」

「こういう根拠や事例を入れると、たしかに説得力が高まりますね!」

と実感されるようになります。

 

基本の型を実践する際の細かなニュアンスを発見し、やってみて相手からフィードバックをもらう、というプロセスを繰り返すのですが、その過程で「本を読んでもweb記事を見てもつかめなかったコツをつかめた!」と非常に好評いただいております。

 

4. 自分の現在地と目標をすぐに知るには?

「効率的に努力するために、自分の現在地と目標を知ることは確かに大事だな」と感じる方は多いです。

 

とはいえ、

「ビジネスコミュニケーション能力はこれまで学校で教わらなかったし、本を読んで自分なりにやってもなんかうまくいっていない…」

「上司や同僚に聴くのもちょっと恥ずかしいし、申し訳ないよな‥‥」

と思い悩むこともありますよね。

 

オススメは、ビジネスコミュニケーション能力の専門家に相談してみること。

 

コミュトレでは、毎月100名限定で相談会を開催しております。ビジネスコミュニケーション基礎能力診断を受けていただき、そのデータをもとに解説します。

「自分の長所や課題を俯瞰し、効率的に結果につなげる方法がわかる」と好評いただいております。

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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