「人前で緊張してしまう」
これは、年代や性別を問わず、実に多くの方からいただくご相談の1つです。
この記事を読む皆さんの中でも
「人前で話すのは大の苦手。前日からもうお腹が痛くなってる…」 「内容はちゃんと考えているつもりなのに、いざ本番になるともう頭が真っ白になって、言いたいことがとんでしまう…」 「1対1では問題ないのに、人前に立った瞬間に声が震えてしまう…」
という風に感じたことがある方は、多いのではないでしょうか。
とはいえ、人前で話す機会は、年次が上がるごとに避けては通れなくなるのも事実です。
そこで今回は、「人前で緊張せずに話すコツ」をお届けします。 それが、この3つ!
どれもすぐに試せるコツですが、効果は抜群。 コミュトレインストラクターも、人前に立つときによく使う方法です。
人前に立つあなたの強い味方になること、間違いなし。
是非ブックマークして、人前で話す機会が訪れたときに見返してみてください!
目次
【人前で緊張せず話すコツ①】最初の1分以内に自分の好きなことを1つ紹介する
人前で緊張せずに話すコツの1つ目は、最初の1分以内に自分の好きなことを1つ紹介するということです。
早速、例を確認してみましょう。
【例】
「私は普段エンジニアをしているのですが、実はガンダムが好きで、よく自分で組み立てています」
このように、自分自身に関する情報を話すことを「自己開示」といいます。
自分の人柄を聴き手に知ってもらうことで、自分と聴き手の間にある心理的距離をちぢめる役割を果たしています。
実は、緊張する大きな理由として、「相手の人となりを知らないから」というものがあります。
人は「正体の分からないものに恐怖心を抱く」動物です。
「この人は何を考えているんだろう」と感じてしまうと、どう振舞っていいのか分からなくなり、それが緊張に繋がります。
これは自分だけでなく、聴き手にとっても同じことです。
つまり、聴き手もこちらがどのような人物か分からないために、つい緊張してしまいます。
そこで、話し手であるあなたが「自分の話」を出して自己開示すると、自分の人となりが聴き手に伝わります。
その結果、聴き手の警戒心が緩んで反応が良くなり、話しやすい空気が生まれるのです。
自分の人柄を伝えるときのポイントは、自分が好きなことを1つ紹介することです。
特別なものである必要はなく、自分の人となりが伝われば問題ありません。
また、長々と語る必要もなく、1~2文程度で十分です。
【例】
「私は普段営業をしているのですが、実は甘いものが大好きです。よく休みの日にカフェ巡りをしています」
このように、人前で話すときは、最初の1分以内に自分の好きなことを1つ紹介してアイスブレークをしてみましょう。
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【人前で緊張せず話すコツ②】冒頭で結論を述べる
人前で緊張せずに話すコツの2つ目は、話の冒頭で結論を端的に述べることです。
「今日お伝えしたいことは、ズバリ○○です」というように、一言で伝えましょう。
この意味は、「伝えたい情報を限定する」というところにあります。
緊張してしまう人の大半は、「情報過多な話し方」になっています。
例えば、言いたいことが10個もあったり、字がびっしり詰まったスライドを何十枚も用意していたりするのです。
これは、伝えている本人が、「結局何を言いたいのか」ということを整理できていないために起きています。
伝えている側が自分でも整理できていないことを伝えようとすると、それを初めて聞く人は当然混乱してしまいます。
その結果、反応がにぶくなってしまうのです。
このように聴き手の反応がにぶいと、話し手であるあなたもさらに緊張する…という悪循環に陥ってしまいます。
これが「話しているうちにどんどん緊張してしまう」現象の正体なのです。
逆に、聴き手にとって分かりやすい話にすれば、反応が良くなるので、話し手の緊張も緩和されるでしょう。
聴き手にとって分かりやすい話にするには、「あれもこれも話そう」とするのではなく、言いたいことを1つに絞ることがポイントです。
それを話の冒頭で出して、聴き手の注意を引き付けてみましょう。
【例】
「今日皆さんには、これだけをお伝えします。ズバリ、『生産性をあげるために、スキマ時間を活用しよう』です」
こうすることで、聴き手が「それってつまり、どういうことだろう」と考え始めるので、集中力を高めて話を聴いてくれるようになります。
話し手であるあなたにとっても、伝えたいことが整理されているため、格段に話しやすくなるでしょう。
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【人前で緊張せず話すコツ③】たった1人に意識を向けて話す
人前で緊張せずに話すコツの3つ目は、全員に対してではなく、たった1人に意識を向けて話すことです。
あなたがもし「1対1なら問題ないのに、人前に立った瞬間に極度に緊張する」ということであれば、このノウハウは特に役立つでしょう。
1対1と人前(1対多数)のコミュニケーションの大きな違いは「聴き手との距離感」です。
1対1の場合は、あなたと聴き手の距離感が比較的近いため、聴き手の表情や反応を見ながらこちらの話し方を変えていくことが出来るでしょう。
一方、人前になってしまうと、聴き手との距離は物理的に離れてしまいます。
さらに、聴き手が複数人いるため、それぞれの反応が読み取りづらくなります。
また、1人ではなく聴き手全員に意識を向けているので、集中力が分散され余裕がなくなりがちです。
その結果として、話しづらさを感じてしまうのです。
人前で話す距離感に慣れていない場合だと特に、その「話しづらさ」が緊張を生んでしまいます。
こういった話しづらさを打開するには、「全員に対してではなく、たった1人に意識を向けて話す」ようにすることがポイントです。
そうすれば、「全員の反応を気にしなければいけない」という緊張が緩和され、1対1のときとほぼ同じような距離感で話すことができるでしょう。
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【まとめ】正しいコツを押さえれば、人前で緊張せずに話せるようになる
「人前で話すことを考えるだけで緊張してしまう」という方は少なくありません。
人に見られる状況である以上、「全く緊張しない話し方」を追求するのは現実的ではないでしょう。
それでも、正しいコツを押さえれば、緩和させることは十分できます。
最後に、復習していきましょう。
【人前で緊張せず話すコツ①】
最初の1分以内に自分の好きなことを1つ紹介する 【人前で緊張せず話すコツ②】
冒頭で「今日お伝えしたいことは、ズバリ○○です」と述べる 【人前で緊張せず話すコツ③】
全員に対してではなく、たった1人に意識を向けて話す
この3つのコツを押さえれば、次に人前で話すときに、より緊張せずに話せるようになります!
ご自身のスピーチに是非取り入れてみてください。
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