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1万人が実践!コミュニケーション能力が高まる10秒練習法【仕事が出来る人になります】

コミュトレ編集部
 

職場で上司や同僚に指摘され「もしかして自分はコミュニケーション能力が不足しているのでは…」と思うことはないでしょうか。

とはいえ、コミュニケーション能力を高めるといっても、なんだか難しそうですよね。

しかし、実際に正しい練習法を実践すれば、誰でも高めることができます。

 

実際、累計1万人以上の受講生を誇るコミュトレの卒業生調査では、80%もの方が「学習後、仕事にポジティブな変化が生じた」と回答しています。

参考:【卒業生調査】ビジネスコミュニケーション能力学習の費用対効果ってどうなの?いつまで続く?

 

そこで今回は、累計受講者数1万人以上の「コミュトレ」が受講生に実践いただいた「コミュニケーション能力が劇的に高まる10秒練習法」を、特に効果が高いものに絞って解説します。

是非ご覧ください。

   

1.【前提】コミュニケーション能力を練習するほど、仕事ができるようになる

そもそも、なぜビジネスパーソンがコミュニケーション能力を高めた方がよいのでしょうか?

 

その理由は、コミュニケーション能力の高さが、ほとんどのシーンで「仕事ができる人」に直結するからです。

実際、2021年に約5,000人のビジネスパーソンを対象に行われた意識調査では、「一般社員に求められるスキルや知識のうち、10年前に比べて特に重視されるようになったスキル」として、57.6%もの人が「相手に合わせた表現で伝える力」を挙げています。

 

出典:情報通信業編:この10年で社員の”役割”はどう変わった?

大規模調査をもとに、管理職と一般社員に求められることの変化を分析しました

 

実際、あなたの周りでも「この人は仕事が速くて正確だ」という人は、よく観察すると「分からないことがあったとき、抱え込まず人にきちんと相談しながら進めている」人ではありませんか?

つまり、コミュニケーション能力は、「仕事ができる人」に直結するといえます。

だからこそ、専門知識とともにコミュニケーション能力を高めると、仕事ができる人の部類に間違いなくランクインするでしょう。

 

さらに、コミュニケーション能力は、一般的に「センス才能」と思われがちですが、実はスポーツと同じように練習によって無限に鍛えられます。

実際、ビジネスコミュニケーション能力の実践的トレーニングを行ったコミュトレ卒業生のうち、80%が「仕事でポジティブな変化を実感した」と回答しています。

コミュトレ卒業生アンケート:80%がポジティブな変化を実感

 

出典:【卒業生調査】ビジネスコミュニケーション能力学習の費用対効果ってどうなの?いつまで続く?【結論:88%が成長を実感】

 

練習すればするだけ確実に自分の評価に跳ね返ってくるので、「練習した者勝ち」といえるでしょう。

 

 

2.【前提】コミュニケーションの練習では、「頑張らない会話の頻度」がカギ

では、コミュニケーションを高めるために、何をしたらよいでしょうか?

カギは、会話の頻度です。具体的には、「気の利いた、背伸びして頑張る会話」の代わりに、「頑張らなくていい、小さな会話」の頻度を増やしてみましょう。

 

この発想転換がうまくできると、コミュニケーションはかなりラクに感じるはずです。なぜなら、人間には「ザイオンス効果(単純接触効果)」という心理法則が働くからです。

ザイオンス効果=単純接触効果とは、会話量(接触回数)が増えれば増えるほど親近感を覚えやすくなる心理的法則である。

よく「遠くの親戚よりも身近な他人」といいますが、その場で交わされる会話はごく短時間であっても、何度も繰り返しているとなぜか親近感を感じてしまう。人間はそういう習性をもっています。

逆に、どんなにすばらしい会話をしてそのときは気持ちが高まっていても、数か月間も疎遠になると、どこかよそよそしくなることはないでしょうか。

 

そのため、コミュニケーション能力を鍛える練習は、「高い頻度で会話する」と心得ましょう。頻度が高ければ、1回あたり10秒1分程度でもOKです。

(もちろん、それ以上盛り上がってもOKです)

 

どうやればいいのでしょうか。次にみていきましょう。

   

【コミュニケーションの練習法①】あいさつ+10秒雑談

まずお勧めなのは、朝出勤して周囲に挨拶したときに、挨拶で終わらせずに、一言でいいから周囲にいる誰かに対して5~10秒で終わる声掛けをする ことです。

その時は、鉄板ネタとして「天気の話」をしましょう。以下のようなセリフで、まずは十分です。

【あいさつ+10秒雑談の例】
・「おはようございます。今日は蒸し暑いですね
・「おはようございます。今日は夏らしい天気ですね
・「おはようございます。今朝は少し寒いですね

このような雑談を振って、それで会話が終わっても問題ありません。あくまでも「頻度高く、自分から会話を振る」ことが重要です。なので、会話の中身は、むしろ頑張りすぎないほうがいいのです。

 

「コミュニケーションをとるのが苦手」と感じている方は、本当に能力が低いのではなく、コミュニケーションに対するハードルを自ら上げているケースが非常に多いです。気の利いたリアクションを返さなきゃ、相手を楽しませなきゃ、間を作らないようにしなきゃ、と肩に力が入っていると、相手にもその緊張感が伝わってしまいますから、どんどん息が詰まる会話になってしまいます。

 

そうではなく、職場で同僚や上司に対して、ほめる・天気ネタ・時事ネタなど、相手にとって答えやすい話題を振りながら訓練のつもりでやってみてください。こういう10秒くらいの気軽な会話が、意外と功を奏しますので、安心して実行してくださいね。

 

どんどんコミュニケーションに対するハードルが低くなるばかりか、相手からも話しかけられる回数が増えていきます。

 

あいさつ+10秒雑談例

1.ほめる
・「おはようございます。そのシャツ、ジャケットの色とマッチしていて素敵ですね
・「おはようございます。髪を切りましたか?さっぱりしましたね」

2.時事ネタを振る
・「おはようございます。昨日、巨人が勝ちましたね
・「おはようございます。今朝のニュースで、いよいよ梅雨が明けたと言ってましたね」

3.相手の仕事ネタを振る
・「おはようございます。昨日、少し遅くまで会議されていましたね
・「おはようございます。来週のプレゼンの準備は、着々と進んでいらっしゃるんですか

 

「あいさつ+10秒雑談」実践者の声

コミュトレコース受講者が実践したところ「周りの対応が変わった」という嬉しい声をいただきました。
「あいさつ+ひとこと雑談を1日3人、30日続けてみましょう!」というコミュトレのインストラクターのアドバイスを実践してみました。
いつも話す話題に困っていたのですが、コミュトレの中で「季節・仕事・趣味」というテーマを教えてもらっていたので「おはようございます。今度の長期休暇はどこか出かけられるんですか?」とか「おつかれさまです。○○さんってフットサルやってるんですよね。最近もやってるんですか?」などと、本当にひとこと付け加えることをやっていきました。
実際にやってみると、会話自体は1~2分で終わるのですが、相手も笑顔で話してくれますし、なんだか話しかけたこちらが嬉しい気持ちになることを実感しました。
はじめの一週間は、職場の中でも話しかけやすい人から始めていき、徐々に、他部署の方やちょっと苦手な人にも、実践していきました。すると、1か月ほど経ったときに、ある変化が起こったのです!それは「話しかけてもらうことが増えた!」のです。エレベーターで一緒になったときや廊下ですれ違ったとき、トイレで会ったときに、話しかけてくれる人が明らかに増えました。
また、オフィス内で仕事をしていても、他部署の方から「ちょっと質問があるのですが…」と私に声をかけてくれる人が増えていったのです。
この変化には非常に驚きました。これからも続けていきたい習慣です^^
 

是非あなたもやってみてくださいね♪

 

【コミュニケーションの練習②】いちいち感謝の言葉を述べる

・もう一つ、コミュニケーション能力を日常的に鍛える方法として大変お勧めなのが「いちいち感謝の言葉を述べる」です。「いちいち」をあえて数で示すなら、1日20回程度です。

例えば、

・自分が印刷していた資料をだれかがとってきてくれたとき
・エレベータに乗り込む際、だれかが扉の「開ける」ボタンを押して待ってくれたとき
・依頼した成果物を、相手が納期通りに提出してくれたとき
・誰かか消耗品を補充してくれているのを見たとき
・奥様/旦那様が、自分の代わりに家事をやってくれたとき

こんなときに一言「○○さん、ありがとうございます。とても助かりました」と、10秒程度の感謝の言葉を添えるだけです。

簡単すぎるように思いますか?

しかし、職場で仲が良さそうにしている人たちをよく観察してみてください。「ありがとう!」「助かった」といった感謝の言葉が、そうでない関係性の人たちの間に比べてよく聞こえませんか。

 

この話はたまに誤解されることですが、コミュニケーションがとりやすい関係は「お互いにウマが合うから」という理由で出来上がっていくのではありません。むしろ、感謝の言葉をかけあうことで「ウマが合うように感じてくる」、結果的に会話の頻度が増え、より関係性が縮まるという順番がより正確です。

コミュニケーションがとりやすい関係に対する誤解

コミュニケーションに自信がない人は、自分から話しかけようとしても「相手にどう思われるのか」と気にしてしまい、かける言葉が見つからないということがあります。

 

しかし、感謝の言葉に関しては、相手を選ばずほぼ100%、顔色を明るくさせることができます。言われた側はうれしくなりますし、険しかった顔も少しほころびます。それを見て、言ったこちら側も気持ちが和みます。このようにして、両者の間の距離が縮まっていくのです。

 

コミュニケーション能力というと、どうしても「立て板に水のごとく話す」「切れ味の鋭い発言をする」「当意即妙なリアクションを返す」というわかりやすい側面が注目されがちですが、そこまでしなくても、感謝の言葉を意識的にかけるだけで、十分周囲の人と円滑にコミュニケーションがとれるようになっていくのです。

 

注意すべきなのは、結果がよくなくても、まず「やってくれた」「意識を向けてくれた」こと自体に感謝するということです。

例えば、だれかが会議前に参加者全員分の資料を代わりに印刷してくれたものの、ホチキスの止め方が雑だと感じたとします。このときにやってしまいがちなのが、欠点に対して指摘したりアドバイスをしてしまうこと。「もっとホチキスを綺麗に止めたほうがいいよ」などとうっかり指摘してしまうと、相手は「せっかくやってあげたのに…」と気持ちがしぼんでしまいますよね。こうなると逆効果です。

もし指摘をしたいなら、数時間ないしは1日時間をおいてからでも遅くはありません。まずは感謝に徹しましょう。

 
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📚 実践しないとコミュニケーション能力は向上しない?その理由は、こちらから

「私、コミュニケーションが苦手かも…」と思ってしまう原因と、持つべき考え方

   

3.【まとめ】1日の「10秒」のコミュニケーション練習で、一生が変わる

今回は、日常生活の中で自然とコミュニケーション能力を鍛えることができる練習方法について、ご紹介しました。

最後に復習しましょう。

コミュニケーション能力を高めるための練習方法

1.【前提】コミュニケーション能力を練習するほど、仕事ができる人になる
2.【前提】コミュニケーション能力を練習するコツは、会話の質よりも頻度である
3.あいさつ+10秒雑談をする
4.いちいち感謝の言葉を述べる

 

仕事ができるようになるために、コミュニケーション能力を向上させる練習をしてみたい…という方は是非コミュトレへどうぞ!

 

コミュトレは、ビジネスパーソン10万人のデータから仕事に必要な「スキル」を特定し、リアルなビジネスシーンを想定したトレーニングを行う【実践型ビジネススキルスクール】。全17種類ものコースがあり、新入社員から経営者まで、一人ひとりの「理想とする成長」にあわせて学習プランを提供。東京・大阪・名古屋に拠点を置き、講義はすべてオンラインで行っている。

1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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