対上司・職場で活用できるビジネススキル

チームワーク力とは? 職場でチームワークを高める4つの方法とメリットを解説

コミュトレ編集部

「チームワーク力を向上させるメリットが知りたい」

「チームワーク力が必要な理由とは?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか?

チームワーク力を向上させることは、職場の人間関係を良好にするだけでなく、組織全体の生産性を高め、優れたアイデアを生み出します

この記事では、チームワーク力を向上させるメリットと、コミュニケーション能力をはじめとするチームワーク力の向上に必要な能力について解説しています。

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チームワーク力とは?

チームワーク力とは、異なる個をひとつのチームとして動かす力のことです。目標を達成するために他の従業員と協力し、チームのパフォーマンスを向上させる力ともいえます。

「チームをいかに運営するか」「目標をどのように達成するか」などの意思を明確化し、チーム全体で共有することで、互いをフォローし合うような関係が構築されチームワーク力が育まれます。

チームワーク力はこれからの時代、チームリーダーだけでなくメンバーにも求められます。何を意識すればチームワーク力が高まるのかをしっかりと把握し、日常的に鍛えていくことが大切です。

これからの時代にチームワーク力が必要な3つの理由

チームワーク力が高い人材がいると、組織は優れたパフォーマンスを発揮できるようになります。

本章では、これからの時代にチームワーク力が必要な以下の3つの理由について紹介します。

  • 転職する際にチームワーク力が自己PRになる
  • VUCA時代を生き抜くために必要なスキルである
  • 多様性の時代でもリーダーシップを発揮できる

詳しく解説します。

転職する際にチームワーク力が自己PRになる

個人だけでは達成できない目標を成し遂げるためにも、企業はチームワーク力の高い人材を求めています。そのため、転職する際にはチームワーク力を自己PRに使うと良いでしょう。

チームワーク力をアピールするには、チームワーク力を発揮したエピソードを具体的に伝えると効果的です。

どのような立場でチームワーク力を発揮していたかも交えて話すことで、転職先に対してより具体的な自己PRができます。

VUCA時代を生き抜くために必要なスキルである

VUCA時代とは、先行きが不透明で将来の予測が困難な状態を意味する言葉です。

ビジネスを取り巻く環境の変化が厳しいVUCA時代を生き抜くため、組織には高い生産性と、スピーディーな意思決定が求められます

チームワーク力が高い組織は、運営の方法や目標・課題の解決方法が明確化され、チーム全体に共有されています。

生産性とスピーディーな意思決定の両方に寄与するチームワーク力は、VUCA時代では必須のスキルと言えるでしょう。

多様性の時代でもリーダーシップを発揮できる

チームワーク力が高い組織・リーダーであれば、多様性の時代でもリーダーシップを発揮できます

多様性の時代とは、様々な価値観を共有する社会を指す言葉です。近年、外国人の雇用が増加しています。外国人の方が多くいるチームは、日本人しかいないチームに比べて、性質や性格・能力が異なるため、ひとまとまりにするのが難しいです。

しかし、チームワーク力とは、個々の性質が大きく異なってもひとつのチームとして動かす力です。リーダーシップで周囲を引っ張っていく力は、多様性の時代にこそ、大きな力を発揮するでしょう。

チームワーク力を向上させるメリットとは?

これからの時代、より一層多様化は進んでいくと予想されます。リーダー・メンバー共に、チームワーク力を身につけなければいけません。

本章では、チームワーク力を向上させることで得られる以下の4つのメリットを紹介します。

  • 組織全体の生産性が向上する
  • 社員の離職リスクの低下が見込める
  • より困難な課題や目標が達成できる
  • クリエイティブなアイデアが湧くようになる

詳しく解説するので、ぜひ自身のチームの状況と照らし合わせてみてください。

組織全体の生産性が向上する

チームワーク力を向上させることで、生産性も底上げされます

適切なコミュニケーションによって従業員のモチベーションが上がることはもちろん、目標の共有などによって意思決定の迅速化やスムーズな協力体制の構築が図れるためです。

知識や情報が問題なく共有でき、従業員同士が互いに苦手分野を補えている状態は、日々の業務にかかる時間を少なくできるため、残業時間やコストの削減にも大きく寄与するでしょう。

また、チームワーク力が高ければ予期せぬ問題が発生した場合でも、大事になる前に気づいて対処できる場合が多く、余計な仕事を増やすことも避けられます。

社員の離職リスクの低下が見込める

チームワーク力の向上は、職場の雰囲気を改善し、社員の離職リスクを低下させることに役立ちます。

厚生労働省の退職理由調査によると、「人間関係の悪化」を理由にした退職が全体の6分の1を占めています。

また、退職理由には、仕事が上手くいかないことに起因するモチベーション低下も多く見られます。チームワーク力が向上すると、お互いが協力し合い成功や課題の克服を経験できるため、モチベーション低下を防げるでしょう

より困難な課題や目標が達成できる

チームワーク力を向上させることで、より困難な課題や目標が達成できます。

なぜなら、チームワーク力の向上は、「個人が得意分野に集中できること」「チーム全体のリソースを活用しやすくすること」に繋がっているためです。

個々の能力や専門知識を存分に活かし、苦手な分野を担当する者をカバーできる環境であれば、困難な課題・目標の達成も十分に可能になるでしょう。

反対に、「個人が得意分野を活かせない」「手が止まっている人が多い」というような環境では、困難な課題や目標達成は不可能です。

もし自身の所属するチームがそのような状態であれば、チームワーク力の向上が急務といえます。

クリエイティブなアイデアが湧くようになる

チームワーク力が高いと、従業員同士のコミュニケーションが活発になり、よりクリエイティブなアイデアが湧くようになります。

チームワーク力の要素には、相互理解から生まれる心理的安全性も含まれます。これは、メンバーから出た様々な意見に面倒くさがらず耳を傾けるなどして、何でも意見を言える雰囲気づくりを行うことで得られるものです。

「アイデアを出しても否定ばかりされる」「取り入れられない」といった関係性では、チームメンバーは額面通りの仕事しかしないようになってしまいます。

チームワーク力向上に必要な能力3選

チームワーク力の向上は、組織全体に多くのメリットをもたらします。しかし、何を意識すればチームワーク力が向上するのか分からない方も多いでしょう。

本章では、チームワーク力の向上に必要な、以下の3つの能力を紹介します。

  • コミュニケーション能力
  • 傾聴力
  • 観察力

それぞれ詳しく解説します。

コミュニケーション能力

チームワーク力向上に欠かせないものが、コミュニケーション能力ですコミュニケーション能力は、チームワーク力を構成する要素の中でも、ひと際大きなスキルといえます。

コミュニケーション能力が高い人は、プレゼンが良く通り、上司・部下と円滑に連携できるため、より一層評価される傾向にあります。

コミュニケーション能力は、仕事で成果を出して評価されている人を参考に学ぶのが良いでしょう。

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傾聴力

チームワーク力向上には、発言能力だけではなく、他の従業員の意見や考えにしっかり耳を傾ける傾聴力も重要です。

話を聞いてくれない相手に心を開く人も、積極的にコミュニケーションを交わしたいと思う人もいません相手の話に耳を傾ければ、他者からの信頼を獲得でき、チーム全体のコミュニケーションも活発になります。

チーム内で情報共有をスムーズに行い、業務の課題や不意に生じた問題点をいち早く発見するためにも、傾聴力を鍛えておくと良いでしょう。

観察力

観察力もチームワーク力を向上させるために必要なスキルです。

チームワーク力が高い人は、チームの状況やメンバーの状態など、周囲のことをよく把握しています

チームに観察力が高い人がいると、日々起こる小さな問題もいち早く察知でき、自らサポートに入るなどしてスムーズに解決できますチームが優れたパフォーマンスを発揮するためには、絶対に必要な要素です。

少し意識するだけでも効果があるので、チームワーク力を高めるために実践してみてください。

職場でチームワーク力を高める方法とは?

個人でチームワーク力を向上させるためには、コミュニケーションスキルを身につけるのがおすすめです。

本章では、職場でチームワーク力を高める方法を紹介しています。職場でチームワーク力を高める方法は、以下の4つです。

  • チーム内の目標を再確認する
  • チーム内のルールを明確に定める
  • チームメンバーを観察して得意分野や苦手分野を把握する
  • ランチミーティングやレクリエーションを実施する

それぞれ詳しく解説するので、職場のチームワーク力を高める際の参考にしてください。

チーム内の目標を再確認する

職場でチームワーク力を高めるには、チーム内の目標を再確認することが大切です。

チーム内で目標が共有されていないと、従業員同士で意見の衝突が起こり、業務のフォローも上手く行えませんそれどころか「正当な評価が得られない」「会社の経営方針が不安」といった理由で離職する人が増加する可能性もあります。

チーム内の目標を再確認し明確にしておくことで、業務の進捗がスムーズになり、チーム全体のモチベーションも向上して離職する人が少なくなるので、必ず行いましょう。

チーム内のルールを明確に定める

チームワーク力を高めるためには、チーム内のルールを明確に定める方法も有効です。

例えば、報連相のやり方を決める従業員の役割を明確にするといったことが挙げられます。

報連相が密に行われることで業務の相互理解やチーム内の信頼関係は深まり、各従業員がフォローし合う機会も増えるでしょう。

のチームメンバーが何をしているのか分からなければ、助け合おうという意識すら生まれませんチーム内のルールを明確に定めて、チームワークが発揮できる環境を整えてください。

チームメンバーを観察して得意分野や苦手分野を把握する

従業員にはそれぞれ得意分野と苦手分野があります。チームワーク力を向上させるためには、チームメンバーを観察して、得意分野や苦手分野を把握しておくことも重要です。

チームメンバーが自らの能力を最大限に発揮できるように仕事を割り振れば、おのずとチームワーク力は向上します

苦手な仕事ばかりを振ってしまうと自分のことで精一杯になり、互いを助け合うという考えが生まれなくなってしまいます。リーダーの方は特に、観察力を鍛えておかなければいけません

ランチミーティングやレクリエーションを実施する

ランチミーティングやレクリエーションは、従業員が交流するのに適した取り組みです。仕事以外の会話もできるようになるため、チームワーク力の向上に役立ちます。

仕事の会話しかできない環境で、信頼関係を築くのは難しいです。チームワーク力を向上させるためにも、リラックスし、胸襟を開いた話し合いができる環境を作り上げましょう。

ただし、頻繁なランチミーティングやプライベートの時間を割くレクリエーションにストレスを感じてしまう方もいます個人の特性をきっちり把握し、フォローしていくことも大切です。

チームワーク力に関するよくある質問とは?

ここまで、職場でチームワーク力を高める方法などについて解説してきました。ぜひ、今後どういったことに努めるべきかの参考にしてください。

本章ではチームワーク力に関するよくある質問を3つ紹介します。

  • チームワーク力の言い換え言葉とは?
  • チームワーク力がある人の特徴とは?
  • チームワーク力と協調性の違いとは?

それぞれ詳しく解説します。

チームワーク力の言い換え言葉とは?

チームワーク力の言い換え言葉には、以下のようなものがあります。

  • 連携
  • 連帯
  • 団結力
  • 協働
  • 協業
  • 協力
  • 共同作業
  • 一丸となる
  • ワンチーム

コミュニケーションでは、胸に落ちる言葉で語りかけることも大切なので、言い換え言葉も覚えておくと役に立ちます。

チームワーク力がある人の特徴とは?

チームワーク力がある人は、以下のような特徴の人です。

  • 自分の強みや弱みを把握している
  • 観察力がある
  • 協調性がある

上記のような特徴を持つ人がチームにいると、互いにフォローし合う関係性が築けるチームワーク力の高い組織になります。

また、これらの能力は仕事中に意識しているだけでも、ある程度身に付きますぜひ、実践してみてください。

チームワーク力と協調性の違いとは?

チームワーク力と協調性は、チーム内という枠組みの面と、目標達成のためにという意識の面において異なります。

どちらも他人と協力する意味を持つ言葉ですが、協調性は二人以上が集まっている際の広い範囲の協力を示し、チームワーク力はチームという枠組みの中で目標達成に向けて協力するための力を示します。

「チームワーク力を高める」とは、単に協調性を高めるのではなく、目標達成に向けた行動を促すものであると認識しておきましょう。

チームワーク力を高めるにはコミュニケーション能力が大切

本記事では、チームワーク力を向上させるメリットやチームワーク力に必要な能力について解説しました。記事の内容を踏まえて実践すれば、組織のチームワーク力が向上し、自身の活躍の場も増えるでしょう。

そのためにも、コミュニケーション能力を磨くことが大切です。コミュニケーション能力は先天的なものではなく、論理的に学べる技術の一種です。常日頃から意識して、コミュニケーション能力を鍛えていってください。

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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