トレーニング法

質問力を鍛えられる7つのトレーニング方法! 質問のコツと鍛えるメリット

コミュトレ編集部

「質問力を鍛えられるトレーニングが知りたい」

「よい質問と悪い質問の違いとは?」

このような疑問をお持ちの方は多いでしょう。

質問力を鍛えるトレーニングには、「質問がうまい人の真似をする」や「1つのテーマに100の質問を作る」などがあります。

 

本記事では、質問力を鍛える7つのトレーニング方法を紹介するとともに、質問力を鍛えるメリットやよい質問の基準を解説します。

最後まで読み進めることで、質問力をどのように鍛えればよいのかがわかるでしょう。

職場でのコミュニケーションの悩みは、大抵の場合、テクニックを身につけると解消できます。仕事で成功するためにコミュニケーション能力を向上させたい方は、正しい練習を行うことが大切です。

 

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質問力とは?

質問力とは、的確な質問を行うことによって他人の思考を読み取り、会話の流れを誘導できる力です。質問力が高い人は、仕事におけるさまざまなことが容易にできるため成果を上げやすくなります。

 

  • 取引先のニーズを聞き出す
  • 問題解決方法を探る
  • 部下に適切な指導を行う

反対に質問力が低い人は、相手に不愉快な気持ちを抱かせたり解釈が食い違ったまま話が進んだりしてしまいます。

質問力は営業やマネジメント職の方だけでなく、すべてのビジネスパーソンに必須の能力です。本記事を参考に、ぜひトレーニングを行ってみてください。

質問力を鍛えられる7つのトレーニング方法

本章では、質問力を鍛える7つのトレーニング方法を紹介します。

  • 知らないことを恥じない
  • 質問が上手い人の真似をする
  • 5W1Hを意識する
  • 普段からさまざまなことに興味と疑問を持つ
  • 1つのテーマに対してひたすらに質問を考える
  • 自分の強みと課題から逆算する
  • コミュニケーションに関する本を読む

各見出しで重要なポイントを紹介するため、意識して実行しましょう。

知らないことを恥じない

質問力を鍛えるトレーニング方法として、知らないことを恥じない点が挙げられます。知らないことを恥ずかしいと思い質問をやめてしまうと、質問力はいつまでたっても向上しません。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と素直に聞くことが、質問力を高めるトレーニングになります。質問力を高めたい方は、まず「知ったかぶりをしない」ことを意識してみてください。

質問が上手い人の真似をする

質問がうまい人の真似は、質問力を鍛える効果的なトレーニング方法の一つです。質問がうまい人とは、本質を突く鋭い質問をする人や新たな視点が生まれるきっかけを作る質問をする人です。

思い当たる人がいれば、今日から真似を始めてみましょう。

また、表面的に真似るのではなく、質問の意図を理解しておく必要があります。なぜそのような質問をしたのか、自分なりに分析した上で、真似してみてください。

5W1Hを意識する

質問力を鍛えるトレーニングには、5W1Hを意識するのも有効です。5W1Hとは、以下の6つの要素で情報を整理するフレームワークです。

  • Who(だれが)
  • What(なにを)
  • When(いつ)
  • Where(どこに)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように)

5W1Hを用いると「自らの発言を整理して相手にわかりやすく伝える」ことと、「相手の発言を整理して質問を考える」ことができます。

質問力が低い方の多くには、相手の発言内容や意図を正しく理解できていない傾向が見られます。

適切な質問を行うには、相手の意見に対する正確な理解が欠かせません。5W1Hを用いて、自らの発言と相手の発言を整理するくせをつけておきましょう。

普段からさまざまなことに興味と疑問を持つ

普段からさまざまなことに興味と疑問を持つことも、質問力を鍛える重要なトレーニング方法です。

「なぜそうなるのか」「他の方法はないか」と疑問を持つことで、観察力や考える力が養われるためです。

反対に、プライベートでは周囲に興味も疑問も持たない方が、ビジネスの時だけ急に疑問を抱くのは難しいでしょう。普段から疑問を持ち、できればインターネットなどを用いて調べてみるのがおすすめです。

1つのテーマに対してひたすらに質問を考える

質問力のトレーニングには、1つのテーマに対してひたすらに質問を考えることも有効です。

鋭い質問でなくとも、気になったことや誰かに聞きたいこと程度で構いません。思いついたら紙やスマートフォンにメモをしてみてください。

ひたすら質問を書いていくうちに、最初の頃の自分では思い至らなかった質問が出てくるようになります。

自分の強みと課題から逆算する

自分の強みと課題から逆算するのも、質問力を高めるよいトレーニング方法です。

質問力の基礎となるコミュニケーション能力は、傾聴力や発言力、理解力などいくつもの能力を複合した力です。そのため、傾聴力は高いが発言力は乏しいなど個々の性質があります。

その性質を把握しておくと「傾聴力が高いから相手が話すような質問をすべき」と、質問の方向性がわかります

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コミュニケーションに関する本を読む

質問力を鍛えるトレーニング方法として、コミュニケーションに関する本を読むことも挙げられます。

質問力に言及している本の中で、おすすめは以下の3冊です。

  • 質問力(著者:齋藤孝氏)
  • 「良い質問」をする技術(著者:粟津恭一郎氏)
  • 話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ(著者:野田雄彦氏)

コミュニケーション能力の上達には、時間がかかります。本を読んでも、すぐに質問力が高まるわけではありません。

大切なことは「これだ!」と思う本を繰り返し読み、その都度実践に移すことです。意識して実践を繰り返すうちに自然と行えるようになり、コミュニケーション能力や質問力が高まるでしょう。

良い質問と悪い質問の明確な違いとは?

質問力はトレーニングによって高められます。しかし、目指すべき質問が見当違いだと、トレーニングを行っても意味がありません。

よい質問と悪い質問の明確な違いを理解し、正しい質問を目指しましょう。

よい質問とは、相手の考えの整理に役立ち、問題提起や新しいアイデアの創出をうながす質問のことです。

以下を意識すると、そのような質問になります。

  • 前提条件や仮説、行動履歴を付け足す
  • 事実と解釈をわける
  • 要点をまとめ、相手が回答しやすいかを考える

悪い質問とは、要点や意図がつかめず抽象的な質問のことです。

安直に正解を聞く質問や、ただ同意してもらいたいたがために質問をするのは、ビジネスで控えましょう。相手に新たな気付きや話題を提供できる質問を目指して、トレーニングを行ってみてください。

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質問力をトレーニングする5つのメリット

本章では、質問力をトレーニングするメリットを、5つ紹介します。

  • 仕事で信頼されやすくなる
  • 初対面でも会話が弾む
  • 顧客の本質的な課題に気付ける
  • より多くの情報を収集できる
  • お互いに思考を深められる

メリットが自分に足りていないと感じている方は、ぜひトレーニングに励んでください。

仕事で信頼されやすくなる

質問力をトレーニングするメリットとして、仕事で信頼しやすくなる点が挙げられます。的確な質問は互いの認識をすり合わすことに役立ち、誤認や誤解を減らせるためです。

実際にミスが減って信頼を得られるのはもちろん、ミスを減らそうと取り組む姿勢が見えるだけでも、信頼は得やすくなるでしょう。

また、上司の立場の方も一方的な命令を出すより、質問形式で考えさせた方が部下や周囲からの信頼を得られます。

初対面でも会話が弾む

初対面でも会話が弾むことが、質問力を高めるメリットです。適切な質問ができると、相手の気持ちや伝えたい言葉をうまく引き出せるためです。

他にも、自分との共通点を見出せます。初対面で話すのが苦手な方には、「なにを話せばよいのかわからないから苦手」と考える方も多いでしょう。

質問力を鍛えると、相手から会話を引き出して自分との共通点を見つけられるため、話す内容に困らなくなります。

顧客の本質的な課題に気付ける

質問力を高めるメリットとして、顧客の本質的な課題に気付ける点も挙げられます。

相手の潜在ニーズを顕在化させるには、行動や結果に対して「なぜ?」を突き詰めて考えることが有効なためです。質問力が高ければ、顧客と話している中で本質的な課題を顧客自身にも気付かせられます

商談やプレゼンがうまくいかないと悩んでいる方は、ぜひ質問力を鍛えてみてください。

より多くの情報を収集できる

質問力が高いと、より多くの情報を収集できるメリットが得られます。相手が答えやすい質問や、不快にさせない質問がわかるためです。

情報収集ができなければ「どうすればよいですか?」と、上司に丸投げするしかありません。

そのため、自分の評価は下がってしまうでしょう。上司に情報を添えて報告できる質問力を身につけてください。

お互いに思考を深められる

質問力が高いと、お互いに思考を深められるメリットが得られます。よい質問は曖昧な部分を明らかにし、質問をした側とされた側、双方の考えを整理してくれるためです。

思考を深めることは、新しいアイデアの創出や問題提起に欠かせません。

反対に悪い質問は、いくら行っても思考を深めるメリットを得られず、時間を浪費しただけで終わるでしょう。質問力を鍛える際は、よい質問と悪い質問の違いを意識してみてください。

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良い質問をするために意識するべきコツとは?

本章では、よい質問を行うために意識すべきコツを3つ紹介します。

  • 初対面では軽い質問から始める
  • 相手の回答をきちんと傾聴する
  • 上司にはインタビュー効果を活用する

普段から意識しておくと、早期の改善に期待できます。

初対面では軽い質問から始める

よい質問を行うためのコツは、初対面では軽い質問から始めることです。初対面の方に踏み込んだ質問をしてしまうと、警戒させてしまいます。

そのため、最初は自己紹介のような、当たり障りのない質問から始めるのがよいでしょう。

また、身構えずに答えられる雰囲気作りも大切です。「答えられる範囲で構いませんので」「差し支えなければ」「勉強のために教えていただきたい」と前置きすると、答えやすくなります。

相手の回答をきちんと傾聴する

相手の回答をきちんと傾聴することも、よい質問のために意識すべきコツです。回答を無視して質問をしていると、相手に不信感を抱かせてしまうためです。

相手から詳細な情報や本音を聞き出すためには、信頼関係が欠かせません。

安心して話せる相手と思ってもらえるように、質問は相手の意見をふまえたものにしましょう。情報を仕入れたいからといって、聞きたいことだけを矢継ぎ早に質問しないよう、気をつけてください。

上司にはインタビュー効果を活用する

よい質問のためのコツとして、インタビュー効果の活用も挙げられます。インタビュー効果とは、メモを取ることで通常よりも気分よく話をしてもらえる心理効果のことです。

真剣に話さなければという意識も働き、上司や顧客の本音を引き出しやすくなります。

会話内容を覚えることにも役立つため、積極的に使ってみてください。スマートフォンのメモでも構いませんが、嫌がる方もいるため注意が必要です。

最短で質問力をトレーニングしたいならプロに相談

本記事では、質問力を鍛えるトレーニング方法や鍛えるメリットを解説しました。

質問力を鍛えるには、「知ったかぶりを止める」「うまい人の真似をする」など、普段の思考や言動を変えるのが効果的です。

しかし、実践で使える質問力を身につけるまでには、長い時間がかかります。最短で質問力をトレーニングしたい方は、プロへの相談がおすすめです。

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また、質問力の強みや課題を把握できる診断を、無料で行っています。強みや課題の把握は習得速度に大きく影響するため、ぜひ無料診断を受けてみてください。

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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