部下・チーム マネジメントで活用できるビジネススキル

【10の質問】昇格試験の面接で合格する3つのコツとは?|求められるスキルから逆算

コミュトレ編集部

「昇格試験の面接対策を効果的に行いたい」

「よく聞かれる質問と回答は?」

このような疑問をお持ちの方は多いでしょう。

昇格試験の面接では、成功・失敗談や部下との関わり方、プロジェクトに関する細かな数字が質問されます。

下調べしなければ答えられない質問や、短くまとめるのが難しい質問が多いため、事前に回答を用意しておきましょう。

 

本記事では、昇格試験の面接でよく聞かれる質問と回答例、求められるスキルを紹介します。合格のコツも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

また、自分に合わせた回答を考えるには、自分のスキルの把握も必要です。

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目次

【回答例】昇格試験の面接でよく聞かれる10個の質問

会議 ビジネスマン 

本章では、昇格試験の面接でよく聞かれる、以下の10個の質問を紹介します。

  • 今までやってきた仕事で1番利益につながったことは?
  • 今までの仕事で失敗した経験を教えてください。
  • 普段の業務で意識していることはありますか?
  • 部下とはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
  • このプロジェクトにかかった費用はどれくらいですか?
  • このプロジェクトでどれくらいのコストダウンができますか?
  • 現在の職場にはどのような問題点がありますか?
  • 会社の経営方針についてどう思いますか?
  • もし昇格した場合、今後どのように変わっていきますか?
  • 5年後、10年後のキャリアプランはなんですか?

それぞれ、質問の意図も解説するので、スキルをアピールできる回答を考える参考にしてください。

 

今までやってきた仕事で1番利益につながったことは?

質問の意図は、昇格後の役職と同程度の成果を出しているのか、利益につながった理由をうまく伝えられるかです。

「この課題に対して具体的にこれを行い、この結果になりました」と、ストーリー仕立てで話すのがよいでしょう。

わかりやすく伝えられれば、驚くような実績がなくとも問題ありません。

 

今までの仕事で失敗した経験を教えてください。

失敗した理由を理解し、改善策を見つけられているかが問われています。

チャレンジした課題・失敗した理由・次に活かす反省点の3点を述べましょう。失敗を他人のせいにしないことも大切です。

実績と失敗談は昇格試験での鉄板質問のため、忘れずに準備しておきましょう。

 

普段の業務で意識していることはありますか?

質問の意図は、主体性をもって業務改善へ取り組めているかです。失敗談と絡めた話ができると、より一層アピールできます。

回答例は、「情報は関係各所とすぐに共有する」「説明は相手の反応を見て確認する」などです。

大きな取り組みで無ければならないわけではありません。実際に取り組んでいることを答えましょう。

 

部下とはどのようにコミュニケーションを取っていますか?

部下とのコミュニケーションへの質問では、マネジメント職への適正が問われています。教育や部署の雰囲気作りに触れられるとよいでしょう。

たとえば、「週1回の1on1ミーティングではプライベートの話も行うことで、報告・相談がしやすい環境作りをしている」などです。

 

このプロジェクトにかかった費用はどれくらいですか?

普段から数字を意識して、仕事に取り組めているかが問われています

業務の数字に関する質問は、面接序盤で必ず行われます。直近のプロジェクトの数字は見直しておきましょう。

予算・納期、部署の目標数値も、覚えておくのがおすすめです。

 

このプロジェクトでどれくらいのコストダウンができますか?

業務の数字に関する質問では、決して覚えていられない細かな数字を聞かれることもあります。

その際には、ミスや困難に直面した際、どのような対応をするのかが見られています

平常心を保ち、言い訳をせず素直に「覚えていません」と回答するとよいでしょう。

 

現在の職場にはどのような問題点がありますか?

問題解決能力や論理的に説明する力が問われています。以下は、職場でよく見られる3つの課題と、その原因です。

  • 報連相が滞っている:原因「コミュニケーション不足」
  • 社員が定着化しない:原因「業務量の過多、教育の不足」
  • 作業効率が悪い:原因「備品の使い方やルールが整理されていない」

職場の問題点と原因を探す参考にしてください。

 

会社の経営方針についてどう思いますか?

質問の意図は、昇格後の役職に相応しい知識・判断力が備わっているかの確認です。特に、部長以上への昇進試験で重要視されます。

同業他社と比較した際の強み・弱点や、自社に影響のある政治・社会の動向を交えながら、経営方針に対する意見と自身の行動を答えるとよいでしょう。

 

もし昇格した場合、今後どのように変わっていきますか?

質問の意図は、給与や業務範囲・権限が増えることに対して、責任感を持っているかどうかです。

キャリアアップや会社の利益のために、すべきと思うことを答えましょう。

たとえば、「他部署・社外にも目を向けて専門外の知識も勉強したい」「会社が推奨している資格を取得する」などです。

 

5年後、10年後のキャリアプランはなんですか?

具体的なキャリアプランは、昇格面接の評価基準である成長意欲・主体性のアピールに大切です。

そのためには、「経営陣の一員としてリーダーを目指す」「特定分野のエキスパートになる」などの、目標を答えるだけでは不十分です。

立場やスキルを手段として、会社・社会にどのような価値を与えていきたいのかにも触れましょう

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【昇格試験の面接合格】求められる5つのスキルとは?

談笑するビジネスマン

想定質問に対しては、求められるスキルから逆算して、どのように答えればよいか考えます。

そのためにも、本章で紹介する、昇格試験の面接で求められる5つのスキルを知っておきましょう。

  • リーダーシップ|部下の不満を解消し、正しい考え方へと導く能力
  • 決断力|部下からの報告内容を正確に把握する能力
  • マネジメント力|部下に自ら考えさせることで成長を促す気づきを与える能力
  • コミュニケーション力|部下に対して自ら積極的に距離を縮め、関係を築く能力
  • ストレス耐性|責任感が増えても主体性を持って強く続けられる能力

それぞれ、なぜ必要なのかも解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

リーダーシップ|部下の不満を解消し、正しい考え方へと導く能力

昇格試験の面接で求められるスキルとして、リーダーシップが挙げられます。リーダーシップとは、部下の不満を解消し、正しい考え方へと導く能力のことです。

他にも、集団をまとめ目標に向かって協力させる力でもあります。

現代は、従業員の特性が多様化し、事業環境を取り巻く変化も加速しています。そのような中で集団をまとめ、トラブルへ迅速に対応するチームを作るには、リーダーシップが欠かせません

そのため、昇格試験の面接では、強いリーダーシップスキルが求められます。チームリーダーとしての実績や、取り組みを話してアピールしましょう。

 

決断力|部下からの報告内容を正確に把握する能力

決断力も、昇格試験の面接で求められるスキルです。決断力とは、部下からの報告内容を正確に把握する能力のことです。

昇格・昇進すると、今よりも大きな仕事を任されます。決断のひとつひとつが、会社に影響を与えるようになるでしょう。

そのため、決断力が低く正確な判断が下せない人は、昇格試験に合格できません。以下の3点を話に盛り込み、決断力をアピールしましょう。

  • 分析した情報への評価
  • リスクへの理解
  • 結果へのフォローアップ

上記3つがともなっていないと、「責任感の欠如」「リスクを理解していない」と、とられてしまいます

 

マネジメント力|部下に自ら考えさせることで成長を促す気づきを与える能力

昇格試験の面接で求められるスキルとして、マネジメント力も挙げられます。マネジメント力とは、部下に自ら考えさせ、成長や気づきを与える能力です。

大勢を率いる立場へ昇格するには、人材を管理するマネジメント力が欠かせません。

「不安感が強い部下と自由に活動したい部下では接し方を変えている」など、個々にあわせた取り組みを述べるのがおすすめです。

現代では部下を引っ張る力よりも、価値観を尊重し個の強みを成長させる力が求められる傾向があるためです。

しかし、企業によって求められるマネジメントは異なります。アピールが逆効果にならないように注意しましょう。

 

コミュニケーション力|部下に対して自ら積極的に距離を縮め、関係を築く能力

コミュニケーション力も、昇格試験の面接で求められます。コミュニケーション力とは、部下と積極的に会話し、関係を築く能力のことです。

部下の心を開く力は、モチベーションアップや人材定着に大きく関係しており、昇格の際にも重視されます

また、コミュニケーション力が高い人は、社内外問わず協力体制を構築できます。昇格試験でも、目標に向かって組織を前進させられる人材と評価されるでしょう。

反対に、コミュニケーション力が低い人は、周囲から協力や信頼が得られないと判断されます。それでは、昇格試験の面接に合格できません。

 

ストレス耐性|責任感が増えても主体性を持って強く続けられる能力

昇格試験の面接で求められるスキルとして、ストレス耐性も挙げられます。ストレス耐性とは、単なる我慢強さではなく、主体性を持ち続けられる力のことです。

レジリエンス(困難をしなやかに乗り越え回復する力)とも呼ばれ、近年ビジネスの現場で注目されています。

仕事の難しさや失敗した時の責任は、昇格するほど上がります。打たれ弱い人では、立ち直れなくなることもあるでしょう。

そのため、ストレス耐性が低い人は、昇格試験で合格できません。

ネガティブな状況に陥っても、すぐにポジティブな状態に戻れるストレス耐性が、昇格には大切です。

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昇格試験の面接で合格する3つのコツ

握手するビジネスマン

昇格試験の面接では、求められるスキルを有していても合格できないことが多々あります。

そのようなことを防ぐため、本章では昇格試験の面接で合格する、3つのコツを紹介します。

  • 想定質問の事前回答を用意する
  • 人は見た目が9割を意識する
  • マナーを守りながら堂々とした立ち振る舞いをする

最後まで読み進め、試験の際には、ぜひ実践してみてください。

 

想定質問の事前回答を用意する

昇格試験の面接で合格するためのコツとして、想定質問への事前回答の用意が挙げられます。

事前回答を用意せずに挑むと、「トラブルも想定できないのでは?」「責任が重くなっても下調べや練習をしないのでは?」と考えられてしまうためです。

状況判断力や責任感・主体性のアピールになると考え、想定質問の事前回答を用意しておきましょう。

意外に、以下のような質問もされます。あらかじめ考えておいてください。

  • 社長になったらなにをしますか?
  • 魅力的な他社と、その理由は?
  • 昇格できない場合はどうしますか?

人は見た目が9割を意識する

「人は見た目が9割」を意識するのも、昇格試験の面接で合格するコツです。服装などの身だしなみを、内容以上に重視してください。

なぜなら、人のコミュニケーションは視覚情報がほとんどであり、初対面での印象が最初の3秒で決まるためです。

心理学では「メラビアンの法則」「初頭効果」と呼びます。

  • メラビアンの法則:言語7%・聴覚38%・視覚55%の割合で、相手は感情を読み取る
  • 初頭効果:最初の3秒で受けた印象が、後の情報よりも記憶に残る現象

シワや汚れがない服装や、髪型・ヒゲにも注意しましょう。

 

マナーを守りながら堂々とした立ち振る舞いをする

昇格試験の面接で合格するには、マナーを守りながら堂々と立ち振る舞うことも大切です。仮に準備不足でも、自信を持った立ち振る舞いをしてください

昇格しても、仕事に対して100%の自信を持てるわけではありません。その際に、おどおどした態度をとっていると、部下は業務や会社に不安を抱いてしまいます。

そのため、面接で準備不足が態度に出ると、上に立つ資格がないと判断されるでしょう。

昇格試験の面接には、ビジネスパーソンとして、あるべき姿勢で挑むのが大切です。

 

昇格試験の面接は十分に対策して挑もう

コミュトレ

本記事では、昇格試験の面接でよくある質問や必要なスキル、合格のためのコツを紹介してきました。

合格するには、堂々とした立ち振る舞いや、想定質問への回答を必要なスキルから逆算して考えることが大切です。

そのためにも、自身のスキルの現状を把握しておきましょう。

 

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