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「その悩みは私だけではない?」士業のコミュニケーション「あるあるの悩み」をまとめました

広谷ろうき

皆さんこんにちは!

 

私たちはビジネスコミュニケーション教育環境のコミュトレを運営しています。

 

コミュトレ学習者(メンバー)の中には、士業をされている方もいらっしゃいます。

 

さまざまな士業をされているメンバーと長年お話する中で、わかったことが1つあります。

 

「士業の種類関係なく、皆さん似たような悩み・課題をもっている」ということです。

 

私自身インストラクターとして、メンバーと接し始めた当初は「人それぞれ違うから、皆さん1人ひとり特有の悩みをもっているんだろうな」と思っていましたが、そうではないことを感じています。

 

そこで本記事では、士業のコミュニケーション「あるあるの悩み」をまとめました。

 

本記事を通して「今思っている悩みは自分だけではないんだな、安心した」と気持ちを軽くしていただけると嬉しいです。

 

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士業のコミュニケーション「あるあるの悩み」

 

 

では、士業の方はどのような「悩み」をもたれているのでしょうか。

 

コミュトレを学習されているメンバーにヒアリングをし、悩みが多かった順に、大きく3つお伝えしていきます。

 

悩み①:自分の話がお客さん / 社内の人に伝わらない

 

最も多かった悩みとして「自分の話がお客さん / 社内の人に伝わらない」がありました。

 

士業は専門性高い知識を常に扱っています。

 

その知識を「お客さん/他社員の視点や理解度に合わせて」伝えることの難しさを、多くのメンバーは話されていました。

 

その専門知識を、お客さん/他社員の視点に合わせて伝えたり、たとえ話等を用いて伝えたりできたら、信頼も獲得しやすいのではないでしょうか。

 

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悩み②:営業力が求められる

 

2つ目の悩みとして「営業力」が求められる、というものです。

 

士業はお客様ありきの職業。

 

単に専門知識が豊富であればよいわけではなく、「お客さんがどんな問題を抱えているのか」「どんな問題解決ができるか」の問いに向き合わなければいけません。

 

なので「思った以上に大変なんです」という声も上がっていました。

 

高度な専門的な資格をもっていても、それ活かせずに、お客さんから信頼を得られなかったらもったいないですよね。

 

ちなみに、メンバーの中には士業として独立している人もいらっしゃいます。「お客さんの信頼の数によって自分の生活が成り立っている」とおっしゃっていたことが大変印象的でした。

 

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悩み③:常に自分自身を磨いていかないといけない

 

3つ目に多かったのが「常に自分自身を磨いていく必要がある」という声です。

 

士業では「自分自身が商品」と例えられることがあります。

 

自分と競争する同業他社は大勢います。

 

その中で、お客さんから「あなたにお願いしたい」といわれる必要があります。

 

だからこそ「他の人にはない、自分だからこそある何か」をもっている人が、士業の世界で生き残っていくことができるのではないでしょうか。

 

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もう少しじっくりと士業の悩みをヒアリングしてみました!

 

 

1つ前で、士業のコミュニケーション「あるあるの悩み」を、大きく3つご紹介いたしました。

 

悩み①:自分の話がお客さん / 社内の人に伝わらない悩み②:営業力が求められる悩み③:常に自分自身を磨いていかないといけない

 

では、具体的にどのような点で課題を感じているのでしょうか。

 

以下、メンバーに「士業ならではのコミュニケーション上の悩み」を具体的にヒアリングしてみました。

 

行政書士事務所で勤務されている30代の方

 

パルッサ

どのような悩みがありますか?

お悩みさん

資格は勉強中で、今はアシスタントとして、お客さんの元へ同行する機会があります。ただ、お客さんがかなり立場のある人で、なかなか信頼関係が構築できないんです。商談もなかなかうまくいかなくて…。

 

自分よりも立場が相当上の人とコミュニケーションを取ることにやりにくさを感じている方でした。

 

私の方から、

 

もしかすると、今感じられているやりにくさは、お客さんにも伝わっているのかもしれないですね。もしお悩みさんがお客さんの立場だったとしたら「どんな人から話を受けたらその人のことを信頼したくなるのか」を考えて行動できるといいですね。

 

と伝えました。「お客さんの立場に立てていなかったです…!行動を変えてみます」と感じられ、勇気をもって、自分発信のコミュニケーションを増やされていきました。

 

特許事務所で勤務されている30代の方

 

パルッサ

どのような悩みがありますか?

お悩みさん

資格を取得した後、取る前と取った後のコミュニケーションの求められる質が上がり、不安が募っています…。

 

資格を取得し、仕事の幅の広がりを感じる中で、コミュニケーションに対して漠然とした不安を抱えている方でした。

 

私自身、コミュトレの無料カウンセリングを担当していますが、実は、似たようなご状況でいらっしゃる士業の方は多いです。

 

資格を取得し、新しいスタートを切っているからこそ、その先に生じる不安は早々に払拭したい気持ちになりますよね。

 

この方には、私の方から

 

今後いろんなお客さんから「強い信頼」を獲得できるコミュニケーションを実践できるといいですね。この信頼には2種類あります。1つ目は、お悩みさんがもたれている高度な専門的な知識に対する「専門的な信頼」。2つ目は、お客さんがお悩みさんを「人として」信頼を寄せたくなる「人間的な信頼」。特にコミュニケーションの分野でいうと「人間的な信頼」が重要ですよね。例えば、・お互いに距離感を縮める雑談力・ニーズを引き出すヒアリング力・自分のいいたいことを分かりやすく伝える、論理的で説得力ある説明力などが備わってくるとお客さんから「人間的な信頼」をいただけるのではないでしょうか。

 

のようにアドバイスさせていただきました。

 

「専門的な知識はもちろん、コミュニケーションのスキルも磨いていかないといけないですね!」と話していただき、モチベーションが上がっていたことをよく覚えています。

 

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建築士として事務所で勤務されている40代の方

 

パルッサ

どのような悩みがありますか?

お悩みさん

事務所にはいろんな分野の専門家が集い、建築関係ということで「職人気質」の人が多いです。コミュニケーションが取りにくく、仕事が思ったように進まないです。

 

職人気質な人が多く、お互い積極的にコミュニケーションを取る雰囲気ではないとのことでした。

 

少ない、限られたコミュニケーションの中で、相手が求めているものをくみ取って対応する力が求められる、そんな職場で働かれている方です。

 

私の方から、

 

求められるコミュニケーションのレベルはかなり高いです。高いからこそ、現状うまくいっていないことに悲観する必要はないので、その点はご認識ください。仕事の進みが遅くなり、お客さんに迷惑をかけてしまうと大変ですから、最低限必要な助けは周りに求めましょう。自分の専門性に誇りをもっている人が多いと思いますので、助けには応じてくれるのではないでしょうか。

 

とアドバイスさせていただきました。

 

「仕事を自分で抱え込んでしまうことが多かったので、その発想は新鮮でした」と少しすっきりされたご様子でした。

 

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士業の悩みについて、じっくりとヒアリングをして、解決のヒントを実際にお渡しさせていただきました。

 

1人ひとりの問題の本質を見ていくと、1つ前に紹介した、士業のコミュニケーションの「あるあるの悩み」にたどり着きます。

 

悩み①:自分の話がお客さん / 社内の人に伝わらない悩み②:営業力が求められる悩み③:常に自分自身を磨いていかないといけない

 

皆さんが士業のコミュニケーションで悩まれる本質の部分は共通している部分があるんだなと、ヒアリングをしていく中で強く感じました。

 

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まとめ

 

 

本記事を通して、士業のコミュニケーションの「あるあるの悩み」をまとめました。

 

「皆さんそれぞれが違う士業をされているのだから、悩みは1人ひとり異なる」というわけではありません。

 

そういった意味でも「今思っている悩みは決して自分だけではない」と気持ちを楽にしていただき、今後の自己研鑽に向けての、何か1つのきっかけに、本記事がなったのであれば幸いです。

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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