対上司・職場で活用できるビジネススキル

成約率UP!ビジネスで差がつくアイスブレイクの極意

コミュトレ編集部

アイスブレイクをビジネスで活用すると、お互いの緊張をほぐして話しやすい雰囲気を作れます。

面接や商談、会議や研修など、さまざまな場面で使ってみてください。

 

本記事では、アイスブレイクがもたらす効果や用いるべきビジネスシーンおすすめの話題・ゲームを紹介します。

ビジネスでアイスブレイクを役立てたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

 

また、コミュトレのビジネスコミュ力チェックを受けると、自身のコミュニケーションの強みと課題がわかります。

雑談力や質問力など、アイスブレイクにはコミュニケーション能力も必要です。

下記からコミュトレの公式LINEを追加して、自身のスキルを把握し、成功率をさらに高めましょう。

アイスブレイクとは?

チーム 会議 ミーティング

アイスブレイクとは、緊張感のあるシーンで用いられる、場を和ませるコミュニケーションの手法です。

硬く冷たい氷のような雰囲気を壊すとの意味で、アイスブレイクと呼ばれています。

具体的には、商談・会議など重要な話し合いや初対面の人との会話の前に、軽い雑談や手軽なゲームを行うことを指します。

緊張をほぐしたり、お互いの人間性を把握したりできるため、話しやすい状況が作り出せるでしょう。

他にも、場を仕切り直したい時や、疲れて集中力が失われてきた時にも実施されます。

商談や会議、初対面の人との対話を有意義なものにしたい方は、ぜひアイスブレイクを活用してみてください。

【ビジネスパフォーマンス向上!】アイスブレイクから得られる効果3選

ミーティング チーム 男女 会議

アイスブレイクは緊張感が高まる場を、有意義な話し合いができる場へ変えます。

本章では、具体的にどのような効果が得られるのかを紹介します。

  • 緊張をほぐす効果がある
  • 初対面でも話しやすくなる
  • 主体的になる

商談や会議がうまくいっていないと感じる方は、ぜひ実践してみてください。

 

緊張をほぐす効果がある

アイスブレイクで得られる効果として、緊張をほぐすことが挙げられます。

緊張がほぐれる理由は、人となりや価値観が共有され、相互理解や心理的安全性を得られるためです。

「相手がなにを考えているのかわからない」「発言にどのような反応が返ってくるのか不安」このような状況では、誰でも緊張してしまいます。

しかし、アイスブレイクを行うことでお互いに理解し合えるため、緊張が緩和されます。

 

初対面でも話しやすくなる

初対面で話しやすくなることも、アイスブレイクで得られる効果です。

ゲームに夢中になってリラックスできたり、相手を知って「意見を言っても大丈夫そうだ」と、思えたりするためです。

また、自己開示によって共通の話題も見つけられます。盛り上がる話題がわかっていれば、初対面の人とでも話しやすくなるでしょう。

初対面の人との協力や交渉が必要な場合は、その前にアイスブレイクを行ってみてください。

 

主体的になる

アイスブレイクの効果として、主体的になることも挙げられます。

相手の心理や場の雰囲気を、話しやすい・意見を言いやすい状態に変えられるためです。

会議やプレゼン・営業先では、新人やお客様に自ら話す意識がなく、聞くだけになりがちです。

しかし、アイスブレイクを実施すると、雑談やゲームの中で何度も話す立場を経験します。

意見を自ら述べる意識が芽生えて、交渉やプレゼンが始まってからも、主体的に参加してくれるでしょう。

【ビジネスシーン別】アイスブレイクが役立つ場面

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アイスブレイクを行うと、相手の緊張をほぐしたり、話しやすい関係性を作れたりします。

そこで、本章ではどのようなビジネスシーンで、アイスブレイクが役立つのかを紹介します。

  • 面接
  • ミーティング
  • 研修・セミナー
  • 商談

どのような話題がおすすめかも紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。

 

面接

アイスブレイクが役立つビジネスシーンとして、面接が挙げられます。

緊張をほぐして本来の人柄や能力を発揮させることで、どのような人物かが見極めやすく、自社にマッチした人材の獲得につながるためです。

反対に、緊張したままの面接では、応募者の価値観や実力はわかりません。

「スムーズに話せないから不採用」と切り捨てていると、自社に必要な人材を落としてしまうこともあるでしょう。

いきなり本題に入ると、人はどうしても身構えてしまいます。

最初は、面接会場に来るまでの天気・交通手段の話や、よく眠れたかどうかを聞くのがおすすめです。

 

ミーティング

ミーティングも、アイスブレイクが役立つビジネスシーンの1つです。

雑談やミニゲームを通して自然と会話が生まれると、ただ聞くだけになっている人も、会話のキャッチボールをする状態に切り替わります

ミーティングが始まってもそれが継続し、参加者は考えや意見を発してくれるでしょう。

アイデアが出ずに膠着状態に陥っている時は無理に続けるよりも、小休憩をかねてアイスブレイクを挟んでみてください。

その際には、自己紹介や共通点探しなど、手軽にできて会話も生まれるものがおすすめです。

 

研修・セミナー

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アイスブレイクが役立つビジネスシーンとして、研修・セミナーも挙げられます。

初対面の参加者や講師を相手に、練習や意見交換を行う際、緊張や遠慮があると満足な学習効果が得られません

そのため、研修やセミナーでは初対面の人とも円滑な関係が作れる、アイスブレイクが役立ちます。

自己紹介などで自己開示を行うと相手の人となりが理解でき、意見を言い合える関係性が築けるためです。

それをきっかけに同僚との仲が深まれば、仕事へのモチベーションも高まるでしょう。

 

商談

商談も、アイスブレイクが役立つビジネスシーンです。

緊張感がただよう商談でも、アイスブレイクによって、和やかな雰囲気へ変えられるためです。

お互いに緊張してしまう重要な場面でこそ、アイスブレイクを活用しましょう。

また、その際の話題は、相手の会社や業界に関連したニュースがおすすめです。

相手企業や業界への理解や関心が深いことを示し、商談相手からの信頼を得るためです。

ただの雑談でも場を和ませ、よい印象を与えられますが、商談の成功率をより高めるため仕事の話題を選びましょう。

【緊張をほぐす】アイスブレイクに役立つゲーム4選

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アイスブレイクは、面接や商談など、結果を出したい場面でこそ重要です。

本章では、その際に行うべき、主なアイスブレイクの方法を4つ紹介します。

  • つみき式自己紹介
  • 他己紹介
  • GOOD&NEW
  • 共通点探し

期待できる効果も紹介するので、ぜひ試してみてください。

 

つみき式自己紹介

つみき式自己紹介とは、参加者の名前を覚えるのに役立つアイスブレイクのゲームです。

以下の形式で、自己紹介を進めていきます。

  1. 1人目が、「私の名前は◯◯です」と自己紹介をする
  2. 2人目は、「私は◯◯さんの隣の△△です」と、前の人の名前を言ってから自己紹介を始める
  3. 3人目は、「私は◯◯の隣の△△の隣の××です」と、自己紹介をする
  4. 4人目以降も同様に、前の人の名前を出しながら自己紹介をしていく

参加者の名前が何度も登場するため、ゲームを楽しみながら、自然と全員の名前を覚えられます。

 

他己紹介

他己紹介とは、相手の人となりを知り、親しくなれるアイスブレイクです。

進め方は、以下の通りです。

  1. 参加者同士で2人1組のペアを作る
  2. 質問者と回答者にわかれて、制限時間内に相手の名前や趣味などを聞き出す
  3. 他の参加者全員に対して、ペアの相手を紹介する

紹介に必要な特徴を聞き出さなければならないため、単純に自己紹介を聞くよりも相手を深く理解できます。

新入社員同士の交流や親睦会などで、ぜひ試してみてください。

また、質問力や傾聴力が鍛えられるため、コミュニケーション能力の成長にも期待できます。

 

GOOD&NEW

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GOOD&NEWとは、雑談や意見を出す意識づけに役立つアイスブレイクです。

以下の形式で、順に発表していきます。

  1. 3~6名のグループにわかれる
  2. 24時間以内にあった、「よかったこと」「新たな発見」を発表し共有する

全員が話す役割を体験するため、終わった後も話しやすい雰囲気が続き、雑談や意見交換も活発に行われるようになります。

また、よい話やおもしろい話のみを行うため、参加者はポジティブな気持ちになります。

朝礼や会議の前に行うとやる気が出て、その後の仕事にもよい影響を与えるでしょう。

 

共通点探し

共通点探しとは、緊張を解きほぐし、仲を深めるために役立つアイスブレイクのゲームです。

以下のやり方でゲームを進めます。

  1. 3~5名のグループにわかれる
  2. 簡単な自己紹介を行う
  3. 制限時間を決める(3分ほど)
  4. 参加者同士の共通点を、なるべく多く探す

共通点とは、たとえば「好きな色・食べ物」や、「出身・行ったことのある地域」などです。

グループ同士で見つけた共通点の数を競ったり、意外な共通点を発表したりすると盛り上がります。

「発言に対してなにを思われるか不安」などの考えがなくなり、自分の考えを素直に述べられるでしょう。

【話題に困らない鉄板ネタ!】「キドニタテカケシ衣食住」とは?

会話する男女のビジネスパーソン

アイスブレイクではゲームを用いることで、周囲との関係性を深められます。しかし、営業中などゲームができないケースもあるでしょう。

その際には、「キドニタテカケシ衣食住」を参考に、雑談でアイスブレイクを行います。

キドニタテカケシ衣食住とは、雑談の際におすすめの11の話題を、覚えやすく語呂合わせにした言葉です。

 

以下の題材を覚えておくと、雑談でなにを話せばよいのか困ることがなくなるでしょう。

  • キ:季節
  • ド:道楽、趣味
  • ニ:ニュース、時事
  • タ:旅
  • テ:天気・気候
  • カ:家族、家庭
  • ケ:健康
  • シ:仕事
  • 衣:好きな服、アクセサリー、現在の衣服
  • 食:好物、おいしいお店
  • 住:出身地、現在の住まい

上記の話題は好みがわかれないため、誰でも気兼ねなく話せます。

反対に、宗教・政治や学歴、芸能ネタは主張や好みがわかれる話題です。気軽には話しにくいため、避けた方がよいでしょう。

ビジネスにおけるアイスブレイクの注意点

注意 びっくり 禁止

アイスブレイクでは、話しにくい話題を選ぶのは厳禁です。

本章では、アイスブレイクをビジネスで活用する際の注意点を紹介します。

  • 相手に不快感や不安感を与えない
  • 目的を明確にする
  • プライベートに過度に踏み込まない
  • 上下関係を強調するような言動
  • 全員が参加できるテーマを選ぶ

ただ実施するだけでは効果に期待できません。ぜひ覚えておいてください。

 

相手に不快感や不安感を与えない

ビジネスでアイスブレイクを活用する際の注意点として、相手に不快感や不安感を与えないことが挙げられます。

打ち解ける目的が果たせず、むしろ実施前よりも関係性が悪くなるためです。

相手をからかったり、誰かの愚痴・悪口を言ったりするのは避けましょう。

他にも、宗教・学歴・芸能ネタなどが、対立を煽り関係性を悪くしてしまいます。相手を観察しながら、話を進めるのがおすすめです。

 

目的を明確にする

参加者に目的を伝えて明確にしておくのも、ビジネスでアイスブレイクを活用する際の注意点です。

単に雑談やゲームを行っても、親しい人とだけ話すだけで終わり、関係が広がらない可能性があります

アイスブレイクを行う際には、「意見交換を活発にするため」「相手を知るため」などと、目的を伝えておきましょう。

それによって、参加者は知らない人と積極的に話したり、相手をよく知ろうと質問したりします。

 

プライベートに過度に踏み込まない

雑談 怪訝そうな顔 渋い顔 嫌な顔

ビジネスでアイスブレイクを活用する際の注意点として、プライベートに過度に踏み込まないことも挙げられます。

相手を緊張させてしまったり、嫌な気分にさせてしまったりするためです。

たとえば、年齢や身長・体重、恋人や子どもの話は避けた方がよいでしょう。

どうしてもプライベートな話をしたい場合は、まずは自分から自己開示をして、相手が話してくるのを待つのがおすすめです。

 

上下関係を強調するような言動

上下関係を強調するような言動も、ビジネスでアイスブレイクを活用する際に、注意すべき点です。

上下関係を強調すると、部下や後輩は自分の意見や考えを発表しにくく感じてしまいます。それでは、アイスブレイクを行う意味がありません。

会議などを成功させるために、職場の上下関係や職種による壁を壊すのがアイスブレイクです。最初に、しっかり周知しておきましょう。

 

全員が参加できるテーマを選ぶ

ビジネスでアイスブレイクを活用する際の注意点として、全員が参加できるテーマの選択も挙げられます。

誰もが積極的に話せる雰囲気を作るには、特定の人にしかわからないテーマではいけません

同様に、人数に合わせてゲームを選択するのも大切です。黙っている時間がなるべく短く済むように、テーマを選択しましょう。

開催者は参加できていない方に対するフォローも考えておくと、より高い効果に期待できます。

まとめ|ビジネスでアイスブレイクを鍛えるならこみゅとレがおすすめ

コミュトレ

アイスブレイクとは、「相互理解」や「心理的安全性」を高め、誰もが発言しやすい関係性を構築する手法です。

研修や商談など、多くのビジネスシーンで活用できます。しかし、ただ実施するだけでは思ったような効果は得られません。

話しやすい話題を振ったり、参加者に目的意識を持たせたりなど、開催側にはある程度のコミュニケーション能力が求められるためです。

アイスブレイクをビジネスで活用したい方は、まず自身のコミュニケーション能力をチェックしておきましょう

 

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コミュトレは、ビジネスパーソン10万人のデータから仕事に必要な「スキル」を特定し、リアルなビジネスシーンを想定したトレーニングを行う【実践型ビジネススキルスクール】。全17種類ものコースがあり、新入社員から経営者まで、一人ひとりの「理想とする成長」にあわせて学習プランを提供。東京・大阪に拠点を置き、講義はすべてオンラインで行っている。

1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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