自分の気持ちや主張したい意見がうまく言葉にならず、もどかしい思いをしている人は多いでしょう。
言語化が苦手でも相手に正しく伝えるには、「インプット・アウトプットを増やす」「セミナーに通う」など、トレーニングを積む必要があります。
本記事では、言語化能力を高める具体的なトレーニング方法を紹介するとともに、言語化できない人の特徴や言語化に必要な要素も解説します。
言語化が苦手な方は、克服するためにぜひお読みください。
また、「コミュトレ」の公式LINEを追加すると、ビジネスコミュ力チェックが受けられます。
コミュニケーション能力の強み・弱みが把握できるため、自身が言語化を苦手とする理由が分析できます。
少しでも興味がある方は、ぜひ下記から公式LINEを追加してみてください。
目次
【言語化が苦手】言語化能力を高めるトレーニング方法3選
本章では、言語化が苦手な方が言語化能力を高めるのにおすすめな、3つのトレーニング方法を紹介します。
- セミナーや通信教育で学ぶ
- 本や新聞などで語彙をインプットする
- ブログや日記で文章力を鍛える
自分の考えや気持ちをうまく言葉にできず、もどかしさを感じている方は、ぜひお読みください。
セミナーや通信教育で学ぶ
言語化の苦手を克服するトレーニング方法として、コミュニケーションのセミナー・通信教育が挙げられます。
自分の意見を相手にわかりやすく伝える話し方や、話の構成方法・論理的思考法など、言語化に必要な要素が効率的に学べるためです。
ディスカッション力やプレゼン力の向上を目指すコースで、言語化能力を高めましょう。
コミュトレには、ディスカッションスキルコースと、スピーチ・プレゼンスキルコースの両方があります。
コースは課題や理想に応じて組み合わせられるため、言語化能力を中心に学びたい方はぜひご相談ください。
本や新聞などで語彙をインプットする
本や新聞などで語彙をインプットするのも、言語化の苦手を克服するトレーニング方法です。
自分の中にはない表現方法や筋道立てた伝え方を学ぶと、言語化できなかった気持ち・意見も、言葉にできるようになるためです。
ネットニュースやインターネット記事は手軽に読めるため、隙間時間に他者の文章に触れてみましょう。
また、漫画を読むのもおすすめです。楽しみながらさまざまな語彙に触れられるうえに、絵の視覚的情報がある分、単語の意味が理解しやすいためです。
ブログや日記で文章力を鍛える
言語化の苦手を解消するトレーニングとして、ブログや日記で文章力を鍛える方法が挙げられます。
インプットした表現方法や伝え方を意識的にアウトプットすると、実際のコミュニケーションの中でも、うまく言語化できるようになるでしょう。
X(旧Twitter)や日記アプリを活用してみてください。
その際には、テーマを決めたり5W1Hを意識したりして書くことが大切です。
誰に向けてなにを伝えるのか、どのように考えているのかを整理して書き進めると、言語化能力はより成長するでしょう。
言語化できない人の5つ特徴
言語化能力は日々のインプット・アウトプットやプロの指導など、努力次第で成長する能力です。
しかし、努力しているにも関わらず、言語化を苦手に感じる方も多くいます。
そこで、本章では、言語化できない人の特徴を5つ紹介します。
- 結論から話そうとしすぎる
- 思考の整理が苦手
- 語彙力の不足
- SNSや短尺動画の影響
- デジタルコミュニケーションの影響
なぜ言語化できないのか、原因を把握しどのように解決すべきかを明確化しましょう。
結論から話そうとしすぎる
言語化できない人の特徴として、結論から話そうとしすぎる点が挙げられます。
結論を急ぐあまり、頭の中を整理できないまま話してしまうと、考えを言葉に変換できずすぐに詰まってしまいます。
結論から話すのは、ビジネスでの基本的な伝え方です。先輩や上司から、「結論から話せ」と注意を受けた方も多いでしょう。
しかし、結論から話して伝えるには、その考えに至った理由・根拠を明確化しておかなければいけません。
単に結論から話すのを目指すのではなく、自分の中で整理して伝えることを心がけましょう。
思考の整理が苦手
思考の整理が苦手なことも、言語化できない人の特徴です。
頭の中の漠然とした考えをうまくまとめられていないと、言葉はすぐに出てきません。
そのため、話しかけられても応答に時間がかかってしまったり、言葉に詰まってしまったりするでしょう。
また、思考の整理が苦手な人は相手に伝えるのも苦手な傾向があります。
「なにを言っているのかわからない」と、言われた経験のある方は、思考の整理が苦手な可能性があります。
思考を整理するには、自分の考えに対して結論を用意し、一言で端的に言い表せるほど具体的にしておくことが重要です。
語彙力の不足
言語化ができない人の特徴として、語彙力が不足していることも挙げられます。
語彙力が不足していると、自身の感情や今の状況を言い表す言葉が見つけられないためです。
人はピッタリな言葉を見つけられないと、考えがまとまらなくなり、思考を整理できなくなります。
また、語彙力が不足していると具体的な表現ができず、「ある程度」「それなり」など抽象的な言葉を多用してしまいます。
それでは相手に正しく伝わらないためすれ違いが多発し、その度に言語化に苦手意識を持ってしまうでしょう。
感情や状況を指し示す語彙を学んでみてください。
SNSや短尺動画の影響
SNSや短尺動画の影響を強く受けていることも、言語化ができない人の特徴です。
SNSの140字の文章や数十秒の短い動画は、ユーザーに飽きさせないよう、わかりやすく受けのよい表現ばかりが用いられています。
そのため、わかりやすい伝え方やキャッチーな表現は学べるものの、話の構成や語彙は学べません。
また、長文を読み解く力も成長しません。
長すぎて読んでいないことを意味するスラングである、「TLDR(Too long, Didn’t read)」は、近年世界中で見られます。
読み解くのが苦手な人は、ビジネスの現場での言語化を苦手に感じてしまうでしょう。
デジタルコミュニケーションの影響
言語化ができない人の特徴として、デジタルコミュニケーションの影響を受けて、表現力が低下してしまっていることも挙げられます。
LINEなどの連絡用のアプリでは、スタンプや絵文字を使うのが当たり前です。それを使うことで、誰でも自分の気持ちや意見を簡単に表現できます。
しかしそのために、文章や言葉のみで自分の気持ちを表現する力が低下し、会話や通話・ビジネスメールでの言語化ができなくなっています。
「このスタンプを使わずに気持ちや意見を伝えるには、どのような文章がよいだろう」と、時々考えてみてください。
言語化能力を構成する要素とは?
言語化が苦手な人は、コミュニケーション能力に偏りがあり、言語化に求められる能力が不足しています。
そこで本章では、言語化能力の基礎となる、以下の4つの要素を紹介します。
- 観察力
- 思考力
- 語彙力
- 要約力
重点的に鍛えて言語化が得意になるよう、それぞれの要素を具体的に把握しておきましょう。
観察力
言語化能力の基礎となる要素として、観察力が挙げられます。
観察力とは、物事の共通点をとらえたり、些細な違いに気づいたりする力です。
物事の違いや共通項に目を向けることは、言語化の最初のステップです。そのため、考えを言葉にするには観察力が欠かせません。
言葉を変換する方法ではなく、そもそも言語化すべきことがわからないと悩む方は、観察力を鍛えてみてください。
常日頃から好奇心を強く持ち、周囲の変化や共通点を探すのがよいでしょう。
思考力
観察して得た情報を頭の中で分析して、因果関係をまとめる思考力も、言語化の基礎となる力です。
因果関係がまとめられると、物事の特徴や仕組みが具体的にイメージできるようになり、言葉での表現が容易になります。
思考力を身につけたい方は、論理的思考(ロジカルシンキング)を学ぶのがおすすめです。
ロジカルシンキングを学ぶと、物事を体系的にとらえられるようになり、言語化能力が高まります。
語彙力
言語化能力を構成する要素として、語彙力も挙げられます。
使える語彙が少ないと、考えを適切に言い表す言葉が見つけられず、言語化できないためです。
観察力と思考力が高くとも、間違った表現を用いてしまえば正しく伝わりません。
思考をしっかりと相手に伝えられるように、さまざまな表現を覚えておきましょう。
語彙力を高めるには読書が有効です。漫画からも学んでいく意識を持つと、日常から鍛えられます。
要約力
伝えたい情報を端的にまとめ、わかりやすく構成する要約力も、言語化能力の基礎となる構成する要素です。
要約力を身につけるには、PREP法を用いた構成を意識してみましょう。結論と根拠を頭の中で整理してから話せると、話が短くまとめられます。
また、X(旧Twitter)の活用もおすすめです。140字で相手に伝える方法を考えるため、自然と要約力が身につきます。
言語化能力がもたらす驚きのメリット4選
本章では、観察力や思考力を鍛えて言語化能力を伸ばすと得られる、4つのメリットを紹介します。
- コミュニケーション能力が向上する
- 意見や提案が通りやすい
- 物事を整理して考える力が身に付く
- 自分の思考を客観的にチェックできる
トレーニングのモチベーションを高めるため、言語化が苦手な方はぜひお読みください。
コミュニケーション能力が向上する
言語化能力がもたらすメリットとして、コミュニケーション能力の向上が挙げられます。
言語化能力が高い人は話がわかりやすく、相手の話もうまくくみ取れます。スムーズに話が進むため話し相手も楽しく、良好な関係性を築けるでしょう。
また、話す力だけでなく、部下への指導力や育成力も向上します。指示内容やアドバイスが具体的になるためです。
「職場の人間関係を良好にできない」「部下が正しく動いてくれない」と悩む方は、言語化能力を鍛えるトレーニングを行いましょう。
意見や提案が通りやすい
会議や日常的な業務で、提案・意見が通りやすくなることも、言語化できると得られるメリットです。
言語化する力が高いと、相手に結論と根拠が正しく伝えられるためです。
理屈がしっかりしている説明には、聴いている相手を「なるほど」と頷かせる説得力があります。
相手が顧客でも上司でも、自分のアイデアを実行できるようになるでしょう。
また、言語化がうまい人はコミュニケーション能力が高く、状況を読み取るのも上手です。周囲からの信頼が厚くなるため、提案・意見がより通りやすくなります。
物事を整理して考える力が身に付く
情報を体系的にとらえて考えられるようになることも、言語化がもたらすメリットとして挙げられます。
観察力や思考力が高まると、自然と物事を分析したり、因果関係をまとめたりできるようになるためです。
状況や情報を整理して思案できれば、会話をスムーズに進めることや、仕事の効率的なやり方を見つけることに役立ちます。
マルチタスクの能力にも関係しているため、要領が悪いと自分自身で感じている方も言語化を心がけ、頭の中の考えをスッキリさせましょう。
自分の思考を客観的にチェックできる
自身の思いや気持ちを俯瞰的に見る力が向上するのも、言語化を身につけることで得られるメリットです。
抱えている怒りや不安などの感情・思考を、俯瞰して再確認できると、悩む状態を解決する状態へ変えられるためです。
たとえば、言語化能力が低い方は会社に行くことに不安を感じても、「行きたくない」で思考が止まってしまいます。
しかし言語化能力が高い方は、「なぜ不安を感じるのか」「どのように対処すべきか」を言語化し、対応を考えられます。
訳も分からず不安や怒りを抱えてしまう方は、言語化能力を磨いてみましょう。
まとめ|言語力を鍛えるなら無料セミナーがおすすめ
言語化が苦手でも相手に正しく伝えるには、頭の中を整理する方法を見つけたり、インプット・アウトプットを増やしたりするのが大切です。
コミュニケーション能力を鍛えるセミナーに通うと、プロのアドバイスのもとで論理的思考や実践練習が行えるため、言語化に必要な能力が効率的に鍛えられます。
苦手を克服したい方は、ぜひセミナーや講座を受講してみてください。
また、「コミュトレ」の無料セミナーで受けられるENDCOREs診断では、コミュニケーション能力の傾向や課題を明確化できます。
自身がなぜ言語化が苦手なのかを把握できれば、練習の中で克服している実感も得られます。
少しでも興味がある方は、ぜひ下記からお申し込みください。