「コミュニケーション研修でおすすめのゲームは?」
「コミュニケーションゲームって本当に効果があるの?」
このような疑問をお持ちの方は多いでしょう。
コミュニケーションゲームを行うと、自然にコミュニケーションが発生し、人間関係が良好になります。
さらに、座学よりも実践的な分、コミュニケーションスキルも大きく高められるでしょう。
本記事では、社内研修でおすすめのコミュニケーションゲームや、実施するメリット・ポイントを紹介します。
ゲームを実施するか悩んでいる方や、実施効果を高めたい方はぜひお読みください。
また、「コミュトレ」の無料セミナーでは、コミュニケーションの強みと課題が診断できます。
コミュニケーションゲームは種類によって、期待できる効果が異なります。
課題に合わせて実施するゲームを選ぶと、より結果に結びつくでしょう。少しでも気になる方は、ぜひ下記からお申し込みください。
目次
【社内研修】おすすめコミュニケーションゲーム5選|簡単
本章では、社内研修でおすすめのコミュニケーションゲームを、5つ紹介します。
- オンリーワンゲーム
- NASAゲーム
- ジェスチャーゲーム
- 質問ゲーム
- 漢字1字で自己紹介
それぞれのゲームのルールや進め方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
オンリーワンゲーム
オンリーワンゲームとは、少人数でチームを作り、1人にしか当てはまらないお題を順々に言っていくゲームです。
お題の例としては、「兄弟姉妹が4人以上いる」「沖縄に行ったことがある」などが挙げられます。
お題に当てはまった人は手を上げ、実際に1人しか当てはまらなかったお題を言った人が勝者です。
具体的なゲームの進め方は、以下の通りです。
- 少人数(4~6人)でチームを作る
- 順番を決めて、1人しか当てはまらなさそうなお題を発表する
- お題に当てはまる人は手を上げて、1人だけでなければ次の人がお題を発表する
オンリーワンゲームにより相手への理解が深まって、自然とコミュニケーションが増えるでしょう。
ゲームをさらに盛り上げたい場合は、チーム同士の対抗戦や、ユニークなお題のみにするのがおすすめです。
NASAゲーム
NASAゲームとは、月面に不時着した設定で15のアイテムの優先順位を話し合い、NASAの公式回答との差を競うゲームです。
有名なゲームで、専用のキットもあります。
具体的なゲームの進め方は、以下の通りです。
- 少人数でチームを作る
- 設定を説明する。(月面に不時着した宇宙飛行士・月面の母船まで約200マイル地点・用意されたアイテムは15個)
- それぞれが15のアイテムに対して、自分の考える優先順位をつける
- チームで話し合い、チームの意見を発表する
- NASAの公式回答と照らし合わせ、差が少なかったチームが勝利
NASAゲームは、チームメンバーの異なる意見を1つにまとめていく、コンセンサスゲームの一種です。
そのため、説明力や交渉力が鍛えられ、コミュニケーション能力が向上します。
ジェスチャーゲーム
社内研修でおすすめのゲームとして、ジェスチャーゲームも挙げられます。
ジェスチャーゲームとは、「動物」や「職業」「レジャー」などのお題を、言葉を使わずに表現して当ててもらうゲームです。
具体的なゲームの進め方は、以下の通りです。
- チーム分けを行う
- 制限時間の設定(一般的には1分ほど)
- 正解数の多いチームが勝利
ジェスチャーゲームでは言葉を用いずに伝える必要があるため、非言語コミュニケーションスキルが養われます。
また、アイデアの創出力や、相手の気持ち・考えを想像する力も鍛えられます。職場の人間関係が円滑化し、問題解決も協力して行うようになるでしょう。
ジェスチャーゲームを実施する前に、多数のお題を用紙に書いておくと、スムーズに進められます。
カテゴリ別に書くかランダムに書くかで、難易度も調整できます。
質問ゲーム
質問ゲームとは、2人1組になって交互に質問と回答を繰り返すゲームです。
質問には必ず答える必要はありませんが、回答の数だけポイントになります。また、
続けて似たような質問をしてはいけません。
具体的なゲームの進め方は、以下の通りです。
- 2人1組になる
- 全体の制限時間、または1回の質問の考慮時間を設定する
- 一方が質問し、もう一方が答える
- 反対の立場になって、質問と回答を繰り返す
- 多くの回答を行ったペアの勝利
質問ゲームでは、質問を考える力や話を展開する雑談力が身につきます。
職場のコミュニケーションを活発化させるだけでなく、会議の場で必要なスキルも身につくでしょう。
研修の最後にパートナーの知らなかった情報を整理して、全員に発表する場を設けると、より一層鍛えられます。
漢字1字で自己紹介
漢字1字での自己紹介も、社内研修の際におすすめです。
このゲームでは、自分の性格や特徴を漢字1字で表現し、その理由を通して自己紹介を行います。
具体的な進め方は、以下の通りです。
- 自分を表す漢字を考える
- 漢字と理由を発表する
- 他のメンバーは選んだ理由に対して質問する
- 全員の自己紹介が終わるまで繰り返す
相手がどのような人間なのか理解できると、その後のコミュニケーションは円滑化します。漢字1字での自己紹介は、相互理解に大いに役立つでしょう。
その際、既存の漢字ではなく創作漢字を作って自己紹介を行うと、同時に創造力も養われます。
初対面でも効果のあるゲームですが、よく見知った職場の人間同士でも、新たな発見があって楽しめます。ぜひ、試してみてください。
コミュニケーション研修でゲームが用いられる場合とは?
ここまで、社内研修でおすすめのコミュニケーションゲームを紹介してきました。
それらのコミュニケーションゲームが研修で用いられるのは、主に「新入社員の研修」と「チームビルディング研修」の際です。
新人研修には、今後の社会人生活に不安を抱えている方も、多くいます。
初対面同士の人ばかりの中で、座学だけの詰め込み授業を行っても、不安は解消されません。
そのため、緊張をほぐして同期との仲を深められる、コミュニケーションゲームが役に立ちます。
対して、チームビルディング研修でのコミュニケーションゲームは、部下が上司に意見する雰囲気づくりに役立ちます。
仕事の経験が浅い部下は、上司と意見が違っても口にできません。しかし、誰も経験したことのないゲームでは、遠慮なく意見交換できます。
その中で上司の人柄を知れば、現場でも意見交換がしやすくなり、チームとして最大の力が発揮できるでしょう。
コミュニケーション研修でゲームを活用するべき3つのメリット
本章では、コミュニケーション研修でゲームを活用した場合の、3つのメリットを紹介します。
- 研修で自然とコミュニケーションが発生する
- 堅苦しい雰囲気を一気にほぐせる
- 体感型のゲームによる記憶力の定着が期待できる
職場に取り入れるかどうかの目安にしてください。
研修で自然とコミュニケーションが発生する
コミュニケーション研修でゲームを活用するメリットは、自然とコミュニケーションが発生する点です。
ゲームを進めるには、必然的に会話が求められます。
そのため、普段話さない方も研修中は率先して輪の中に加わり、話しやすい雰囲気が形成されます。
研修後も話しやすい雰囲気は持続し、ゲームをせずとも、コミュニケーションが自然と発生するでしょう。
特に、コミュニケーションのハードルが高いと感じるチームには、大きなメリットになります。
堅苦しい雰囲気を一気にほぐせる
コミュニケーション研修でゲームを活用するメリットとして、堅苦しい雰囲気を一気にほぐせることも挙げられます。
コミュニケーションゲームは、仕事に関係ない遊びのように感じられ、童心に帰って純粋な気持ちで楽しめるためです。
研修は真面目に受ければ受けるほど、雰囲気が堅苦しくなりがちです。また、新人研修の場合は学ぶことが多いため、疲れてしまっている方もいます。
しかし、堅苦しい雰囲気の中ではコミュニケーションが生まれづらく、研修の効果も低下します。
リラックスして多くを学ぶためにも、堅苦しい雰囲気をほぐせるゲームが有効です。
体感型のゲームによる記憶力の定着が期待できる
体感型のゲームによりスキルが自然と身につくことも、コミュニケーション研修で、ゲームを活用するメリットです。
「相手に的確に伝える」「相手の気持ちを考える」など、座学で学ぼうとすると難しい行為を、コミュニケーションゲームでは自然と体験できます。
身体を動かしながら実際に体験して学べるため、記憶が定着しやすく、身につけたコミュニケーションスキルは現場でも発揮されるでしょう。
反対に、座学だけで学んでも記憶には定着しづらく、数日で忘れてしまいます。
コミュニケーション研修でゲームを活用する場合のポイントとは?
本章では、コミュニケーション研修で、ゲームを活用する際のポイントを3つ紹介します。
- 全員が楽しめる必要がある
- 研修の目的や意図に適したゲームを選ぶ
- 研修内容を業務に活かしてもらうための振り返りを実施する
得られる効果の向上のため、ぜひお読みください。
全員が楽しめる必要がある
ゲームをコミュニケーション研修で活用する際には、全員が楽しめる必要があります。
一部の人しか楽しめないゲームでは疎外感を感じて、今後のコミュニケーションに、さらなるハードルを感じる人も出るためです。
ゲームは小難しいものではなく、誰もが協力し合える、単純明快なものにしましょう。
オンリーワンゲームやジェスチャーゲームは、世代や知識量が違っても盛り上がるため、それらがおすすめです。
研修の目的や意図に適したゲームを選ぶ
ゲームを活用する際のポイントとして、研修の目的や意図に適したゲームを選ぶことも挙げられます。
ゲームによって、鍛えられるコミュニケーションスキルが異なるためです。
たとえば、質問ゲームでは質問力と雑談力が鍛えられ、漢字1字での自己紹介なら伝える力が鍛えられます。
また、目的や意図を参加者に周知していないと、勝ち負けにこだわる人も出るので注意してください。
研修内容を業務に活かしてもらうための振り返りを実施する
研修内容を振り返ることも、ゲームを活用して研修を行う際のポイントです。
ゲームを単に行っただけでも人間関係は深まります。しかし、得られた経験やスキルを、業務により反映するには振り返りが大切です。
その際には、勝敗の要因やコミュニケーションに対する気づきを、言語化するのがおすすめです。
研修を受けた人以外にも内容を伝えられると、社内全体に効果があります。
【5STEP】コミュニケーション研修でゲームを実施する場合の流れ
本記事では、ゲームをコミュニケーション研修で実施する際の、全体的な流れを紹介します。
- STEP1:実施するゲームを決める
- STEP2:ゲームの目的を伝える
- STEP3:分かりやすくルールを説明する
- STEP4:ゲームを実施する
- STEP5:有意義な振り返りを実施する
ただゲームを行うだけにならないよう、注意してください。
STEP1:実施するゲームを決める
コミュニケーション研修の中で、ゲームを実施する際は、まずゲームの種類を決めましょう。
誰もが参加できることと、鍛えたいコミュニケーション能力がなにかを考えて決めてください。
STEP2:ゲームの目的を伝える
ゲームの目的とは、「◯◯を学んでほしい」「相互理解を深めてほしい」などです。
部下から上司への発言が増えてほしい場合には、それもしっかり伝えましょう。
STEP3:分かりやすくルールを説明する
研修時間は限られています。難しいルールでは、ルール説明だけで多くの時間が割かれます。
また、小難しいルールでは、人によっては参加できません。簡潔にルールを説明できないゲームは、やめておきましょう。
STEP4:ゲームを実施する
目的やルールを伝えた後に、ゲームを実施します。
1回のゲーム時間は、だれてしまわないように、短めに設定するのがおすすめです。その分、チームを変えて何度も行いましょう。
STEP5:有意義な振り返りを実施する
最後に、振り返りを実施します。勝敗の要因や気づきなどを振り返り、発表しましょう。
仕事にどのように活かすかまで言語化できると、有意義な振り返りになります。
まとめ|コミュニケーション研修でゲーム実施しよう
本記事では、研修で行うコミュニケーションゲームの種類や、行うメリット・ポイントを紹介しました。
ゲームの実施によって、社内の人間関係の円滑化や、コミュニケーションスキルの向上が図れます。
実施するゲームは、参加者のコミュニケーションスキルの弱点や、鍛えたい能力に合わせて選ぶのがおすすめです。
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自分やメンバーの弱点に合わせて内容を決められるため、コミュニケーション研修の効果を、より高められるでしょう。
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