ビジネススキル基礎

コミュニケーションに大切なことは何?構成要素や能力を鍛える方法を紹介!

コミュトレ編集部

人間関係を改善したくても、どのようなコミュニケーションが求められるのか、わからない方も多いでしょう。

コミュニケーションに大切なのは、話を否定せず最後まで聞くことや、わかりやすく伝えることです。

 

本記事では、コミュニケーションの大切なことや、優れた人の特徴を紹介します。

鍛える方法も紹介するので、コミュニケーションに課題を感じる方は、ぜひ最後までお読みください。

 

また、コミュトレ」の公式LINEを追加すると、ビジネスコミュ力チェックが受けられます。

コミュニケーション能力の強みと課題を分析できるため、自身にどのような意識、能力が足りていないのかが明確化されます。

自身の能力の把握は成長に欠かせないため、少しでも興味がある方は、ぜひ下記からお申し込みください。

コミュニケーションとは?

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コミュニケーション(Communication)とは、意思疎通や情報伝達などを意味する英単語です。

日本では、意見や感情・価値観を伝えて相互理解を深めたり、情報を共有したりする行を指す際に用いられます。

コミュニケーションの方法は、対話だけに限られません。以下は、言語以外の代表的なコミュニケーションの例です。

  • 非言語:表情・声質・行動
  • 文面:メール・チャット・手紙
  • 視覚:イラスト・図形・動画

コミュニケーションは周囲と関係を築く際に欠かせない要素です。本記事を参考に、コミュニケーション自体への理解も深めてみてください。

コミュニケーションで大切な4つのこと

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本章では、コミュニケーションで大切な以下の4つを紹介します。

  • 相手の話に最後まで耳を傾ける
  • 否定しないで共感する
  • 相手にわかりやすく伝える
  • 相手に興味を向ける

コミュニケーション能力を高めたい方は、ぜひ覚えておいてください。

 

相手の話に最後まで耳を傾ける

コミュニケーションで大切なポイントとして、相手の話に最後まで耳を傾けることが挙げられます。

コミュニケーションの目的は、意思疎通・情報伝達です。相手の話を遮ると、その目的は果たせません。

誤解したまま話を終えたり、話を聞く気がない印象を与えたりして、仕事や人間関係でのトラブルを招いてしまうでしょう。

正しく互いを理解するためにも、最後まで耳を傾けるのが大切です。

また、その際には相づちやリアクションも必要です。聞いている・理解していると示すことで、相互理解がより深まります。

 

否定しないで共感する

相手の意見を否定せず、共感するのも、コミュニケーションの大切なポイントです。

自分の意見・考えを伝えるには、勇気が必要です。それを共感せずにバッサリと否定すると、相手からの信頼を失い、コミュニケーションへの意欲も奪ってしまうでしょう。

特に、頭ごなしに否定するのは避けてください。相手の意見が間違っている場合でも、一旦最後まで話を聞くのがおすすめです。

そして共感しつつも、「このケースが考えられるけどその場合はどうする?」と、相手に考えさせてみるのがよいでしょう。

 

相手にわかりやすく伝える

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相手にわかりやすく伝えるのも、コミュニケーションに大切なことです。

人によって知識量や話に割ける時間・集中の度合いが異なるため、わかりやすさを意識しなければ、正しい意思疎通・情報共有ができません。

たとえば、子どもに専門用語を使って説明するのを見て、正しく情報共有されたと考える人はいないでしょう。

相手をよく観察し、伝え方を変えるのが大切です。

「難しい言葉を簡単に言い換える」「忙しい人には端的に結論から話す」などの工夫をしてみてください。

また、身振り手振りやイラストなど、言語以外の工夫もおすすめです。

 

相手に興味を向ける

コミュニケーションに大切なポイントとして、相手に興味を向けることも挙げられます。

相手に興味を持つことで初めて、対話に工夫をする発想が生まれるためです。

どうでもいいと思っている相手に対して、話を否定せず聞いたり、手間をかけて伝えたりできる人はあまりいません。

「この人のことが知りたい」「意見を交換したい」と思うのが、コミュニケーションの第一歩です。

話すきっかけができた相手には、「この人はどのような人なのだろう」「なにを伝えたいのだろう」と、考えてみてください。

コミュニケーションを構成する4大要素

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本章では、コミュニケーション能力を高める際にも重要な、コミュニケーションを構成する4大要素を紹介します。

  • 自分の言いたいことを「伝える力」
  • 相手の言葉を「聴く力」
  • 非言語を「伝える力」
  • 非言語を「読み解く力」

それぞれ詳しく解説するので、コミュニケーションを磨いていきたい方は、ぜひ覚えておいてください。

 

自分の言いたいことを「伝える力」

対人間のコミュニケーションを構成する要素として、自分の言いたいことを言語で伝える力が挙げられます。

コミュニケーションの基本は言葉であり、自分の意見・考えを言葉にできなければ、相手に察してもらうしかありません

伝える力を磨くには、主に以下の3つのスキルを身につけるのが重要です。

  • 考え・気持ちを言語化するスキル
  • わかりやすく話を構成するスキル
  • 知識量・状況に合わせて言い換えるスキル

伝える力が低いままでは、自分の考えをうまく言葉にできないうえに、相手の状況を無視して話しだしてしまうでしょう。

 

相手の言葉を「聴く力」

話し手の言葉を聴く力も、コミュニケーションを構成する要素の1つです。

聴く力がなければ、自分の意見や考えを一方的に押しつけるだけになり、コミュニケーションは成立しません。

聴く力には、相手を理解する力や意思が重要であり、以下のようなスキルが求められます。

  • 相づちやリアクションなどで、話をうながすスキル
  • 広い視野で話を理解し、共感するスキル
  • 論理的に話をとらえて、的確な質問を返すスキル

聴く力に優れた人は相手に話させるのがうまく、わからない部分や曖昧な部分に対して、しっかり質問できるでしょう。

 

非言語を「伝える力」

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コミュニケーションを構成する要素として、「表情」「声のトーン」「立ち振る舞い」などによる、非言語の情報を伝える力も挙げられます。

人が受ける印象は、言葉の内容よりも話し方や見た目に左右されるためです。

メラビアンの法則によると、「言語情報が7%」「聴覚情報が38%」「視覚情報が55%」の割合で、印象に影響を与えるとされています。

泣きながら「大丈夫」と言われても、泣いている姿に影響されて言葉通りに受け取れない、と考えるとわかりやすいでしょう。

非言語は時に言語以上に重要な意味を持つため、伝える力がなければ誤解を招いてしまいます。

 

非言語を「読み解く力」

表情や声色・行動などの非言語から読み解く力も、コミュニケーションを構成する要素の1つです。

言葉の内容だけで考え・気持ちを伝えきり、人となりや置かれた状況も理解してもらうのは、コミュニケーション能力に長けた方でも困難です。

そのため、非言語から情報を読み取る力がなければ、相手の性格や意見・感情を誤認してしまいます

表情や声のトーンなどから読み解く力を身につけるには、相手に興味を持つのが大切です。

興味を持てば自然と表情や声色の変化に気づけるようになり、そこから真意・本心を察せるでしょう。

コミュニケーション能力が高い人の特徴3選

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コミュニケーション能力には、言語・非言語両方の、伝える力・聴く力が大きく関係します。

本章では、そのような力に長けたコミュニケーション能力が高い人に、共通する特徴を3つ紹介します。

  • 独りよがりになっていない
  • 聞く姿勢が整っている
  • 非言語コミュニケーションができている

どのような人物像を目指すべきかの参考にしてみてください。

 

独りよがりになっていない

コミュニケーション能力が高い人の特徴として、独りよがりになっていないことが挙げられます。

相手が理解できているのか、聞きたい話なのかを常に考え、反応によって対応を変えているためです。

反対に、コミュニケーション能力が低い人は、自分が話したいように話してしまっています。

話すのに一生懸命で相手を見る余裕がないことや、相手に興味がないことが原因です。

解決するには、「聞く時間を話す時間と同程度に作る」と、意識するのがよいでしょう。自然と相手を観察するようになったり、自分の話が整理できたりします。

 

聞く姿勢が整っている

聞く姿勢が整っていることも、コミュニケーション能力が高い人の特徴です。

聞く姿勢とは単なる体勢ではなく、相手に聴いているとアピールする行動のことです。主に以下ができていると、聞く姿勢が整っているとされます。

  • 相手に身体を向ける
  • 相づちを打つ
  • 時々質問をする

聞く姿勢が整っている人には理解度を確かめやすいため、意思疎通や情報共有が容易になります。

会話の際には、相手に身体を向けて相づちを打つのを意識してみてください。

また、「バックトラッキング」や、「ミラーリング」などのテクニックの活用もおすすめです。

 

非言語コミュニケーションができている

コミュニケーション能力が高い人の特徴として、非言語コミュニケーションができている点も挙げられます。

「表情」「声のトーン」「身振り手振り」を、話の内容や自身の感情によって変えられると、相手により正確に伝えられるためです。

非言語コミュニケーションを使いこなすには、それぞれの行為が相手にどのような情報を与えるのかを、知っておくとよいでしょう。

以下は、その一例です。

  • 目を合わせる:誠実さや関心を伝える一方、威圧感も与える
  • 高い声:緊張や興奮を伝える
  • 前傾姿勢:親しみや共感を伝える

自分が相手にされて受けた印象も参考にして、使ってみてください。

コミュニケーション能力を鍛える3つの方法

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コミュニケーション能力が高い人は、聴く力に優れており、伝える手段の数も豊富です。

本章では、そのようなコミュニケーション能力に長けた人になるために、鍛える方法を3つ紹介します。

  • 実践型スクールに通う
  • 積極的な挨拶をする
  • PREP法を使う

すぐに取り入れられるものもあるので、ぜひ試してみてください。

 

実践型スクールに通う

コミュニケーション能力を鍛える方法として、実践型スクールに通うことが挙げられます。

プロの講師がどのように話を聞いているのか、言語以外でどのように伝えているのかが、実際に体感できるためです。

話し方や聞く姿勢を見たうえで、アドバイス・フィードバックをもらえると、短期間で成長できるでしょう。

コミュトレではENDCOREs診断で、コミュニケーションのタイプや課題を分析しています。

そのうえで、実際のビジネスシーンを想定したトレーニングをするため、より実践向けで的確なアドバイスが行えます。

現状でコミュニケーションに課題を感じており、短期間で克服したい方は、実践型スクールがおすすめです。

 

積極的な挨拶をする

積極的な挨拶も、コミュニケーション能力を鍛える方法です。

挨拶はコミュニケーションの基本であり、周囲に好印象を抱かせると同時に、話すきっかけになります

コミュニケーション能力を成長させるには、実践の機会が多く必要です。挨拶をして雑談を始められると、聞く姿勢や非言語コミュニケーションの練習ができるでしょう。

反対に、挨拶をまったくしなければ、周囲との会話のきっかけが作れません。

聞き方や話し方の練習ができず、コミュニケーション能力はいつまでも低いままでしょう。

まずは、近場の席の人や関係のある同期だけでも構わないので、ぜひ挨拶をしてみてください。

その際には、笑顔や聞き取りやすさも意識するのが大切です。

 

PREP法を使う

コミュニケーション能力を鍛える方法として、PREP法を使うことも挙げられます。

PREP法とは、結論から伝えることで、聴き手の理解を手助けする構成方法です。具体的には、以下の順番で話を構成します。

  1. Point:結論
  2. Reason:理由
  3. Example:具体例
  4. Point:結論

結論を後回しにする話し方では、聴き手は話の要点が伝わりにくくなります。そのため、「なにが言いたいの?」「結論は?」と、言われてしまうでしょう。

それでは、人に話しかけるのが怖くなり、実践の機会が減って上達も見込めません。

まとめ|コミュニケーション能力を鍛えるなら無料セミナーがおすすめ

コミュトレ

コミュニケーション能力を鍛えるには、伝える方法や聞く意識を身につけて、練習機会を増やすのが大切です。

職場での実践機会を積むのが難しい方は、実践型スクールに通い、プロの講師のアドバイスの下で練習してみてください。

また、練習の前に自身のコミュニケーションの課題を把握しておくと、効果的に成長できます

コミュトレの無料セミナーで受けられるENDCOREs診断では、コミュニケーションスキルのレベルや、タイプを可視化できます。

自身の強みや弱みが視覚的に分析できるため、練習する際に意識すべきことや、どのようなテクニックを身につけるべきかがわかるでしょう。

少しでも興味がある方は、ぜひ下記からお申し込みください。

コミュトレは、ビジネスパーソン10万人のデータから仕事に必要な「スキル」を特定し、リアルなビジネスシーンを想定したトレーニングを行う【実践型ビジネススキルスクール】。全17種類ものコースがあり、新入社員から経営者まで、一人ひとりの「理想とする成長」にあわせて学習プランを提供。東京・大阪に拠点を置き、講義はすべてオンラインで行っている。

1967年 東京都出身。東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。 みずほフィナンシャルグループの会員向け情報誌『Management Flash』監修。

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