仕事で求められるビジネスコミュニケーション能力は、人事評価の8割に影響を及ぼすと言われています。
一方で、「結局はセンスや才能だよね」と多くの人が諦めている分野でもあります。どのように鍛えればよいのか、具体的な方法が分からない方も多いかもしれません。
そこで今回は、コミュトレの教育理論と10,000人の受講データをもとに、コミュニケーション能力を鍛える究極の3ステップをご紹介します。
鍛えるメリットや高い人・低い人の特徴も紹介するので、コミュニケーションを高めたい方は、ぜひ参考にしてください。
また、最短でトーク力を鍛えたい人には、「コミュトレのリレーションシップコース」がおすすめです。リレーションシップコースは、職場の人間関係の円滑化を目標としたコースです。
コミュトレの公式LINEを追加すると、ビジネスコミュ力チェックが受けられます。自分の強みや課題が可視化され、今後すべきトレーニングが見えてくるでしょう。
少しでも気になる方は、下記から公式LINEを追加してみてください。
目次
コミュニケーション能力とは?
コミュニケーション能力とは、他者との意思疎通をスムーズに行い、人間関係を円滑に構築する力です。
秀でた人は、自分の意見・考えをうまく相手に伝えられ、反対に相手の意図や気持ちも正確に理解できます。
コミュニケーションが苦手な人の中には、「おもしろく話す力=コミュニケーション能力」と考える人も多くいます。
しかし、おもしろく話せるだけでは、人間関係はうまく築けません。
「コミュニケーション能力=関係性を築くための総合的な力」と、覚えておきましょう。
コミュニケーション能力は鍛えられる
コミュニケーション能力は、何歳からでも鍛えられます。
なぜなら、コミュニケーション能力は才能やセンスによる力ではなく、反復練習によって身につけられる技術のためです。
コミュニケーション能力は、「自己統制スキル」や「表現力スキル」「解読力スキル」「自己主張スキル」など、複数のスキルが複合した力です。
それらを1つずつ鍛えることで、コミュニケーション能力は向上します。
これまでトレーニングをしても苦手意識が拭えなかったのは、コミュニケーションに対する認識が間違っており、正しく鍛えられていなかったためです。
話すのが苦手な方や人と衝突しがちな方は、ぜひ本記事を参考にして鍛えてみてください。
コミュニケーション能力を鍛える究極の3ステップ
本章では、コミュニケーション能力を鍛える3ステップを紹介します。
- ステップ1:正しい順番を熟知する
- ステップ2:技能を磨く
- 知的技能を磨く!コミュトレ流Web講義
- 運動技能は、何度も練習して身につける
- ステップ3:考え方を磨く
練習の際のポイントもあわせて解説しているので、ぜひトレーニングの参考にしてください。
ステップ1:正しい順番を熟知する
コミュニケーションには「あるべき正しい順番」が存在する、と聞いたらあなたは驚くでしょうか。
多くの人は、「コミュニケーションがうまくいかなくなる理由は、センスや才能が足らないから」と考えています。
しかし、コミュニケーションがうまくいかない本当の理由は、「順番」が間違っているからです。
世の中の出来事は、「順番」によって結果が180度変わります。
たとえば、楽しみにしていた映画のオチを最初に知ってしまったら、知る前と同じように楽しめるでしょうか?
まだ十分に信頼関係ができていない相手から営業をかけられたら、素直に聞いてみようと思えるでしょうか?
オチを知ることや、営業をかけられること自体は、決してマイナスではありません。
しかし、そのような順番では、不快な気持ちを抱いてしまうでしょう。
つまり、正しい結果を得るためには、順番が重要です。これはビジネスコミュニケーションでも同じです。
どれほどセンスや才能に溢れていても、コミュニケーションの順番を間違えてしまうと、正しく伝えられなくなります。
コミュトレは創業以来、延べ1万以上の受講生を見てきましたが、これが揺るぎない事実です。
コミュニケーション能力を鍛えるためにも、成功する正しい順番を知りましょう。
コミュニケーションの順番は、考えるよりまず暗記する
コミュニケーションの順番を学習する方法は非常にシンプルです。あれこれ考え込むのではなく、暗記する。これで十分です!
- かけ算の九九や、歴史の年号と同じように考え、暗記しましょう。
以下のテクニックを覚えると、コミュニケーションの順番も暗記できます。
- 上司に対する報告の型を覚える
- 同僚との雑談で使う4種類の質問を覚える
- 会議で発言するときの型を覚える
一度ですべてを覚えるのは不可能なので、何度も復習してください。
そのうえで、次の「技能を磨く」に移りましょう。
ステップ2 :技能を磨く
コミュニケーションの順番を暗記したら、次は技能を磨きます。
技能とは、「頭と身体の動かし方」です。
教育学の観点から言うと、技能には大きく2つあります。
- 知的技能(頭の働かせ方)
- 運動技能(顔・口・手・声など、身体の動かし方)
実際のコミュニケーションでは、両方使って会話を進めていきます。
知的技能は、ケーススタディで身につける
「知的技能」とは、知識と違って単に覚えるだけではなく、状況ごとに応用させていくものです。
「知識」と「技能」の2つの単語がくっついた、いわば「頭のなかで行われる運動」のイメージです。
知的技能を身につけると、頭の中にあるテクニックの「使い方のコツ」が分かります。
たとえば、以下のコミュニケーションに役立つでしょう。
- 上司に対する報告の型を使って、報告内容をまとめる
- 同僚との雑談で、覚えた4種類の質問を適切なタイミングで相手に振る
- 会議で発言するときの型を使って、発言内容をまとめる
知的技能の特徴は「別の状況に適用しながら学ぶ」ことにあります。
本や教科書に書いてある知識をノートに書き写して、何度も見返すだけでは効果は見込めません。
以下のような形で、知識を多面的に使ってみるのが、知的技能を学ぶポイントです。
- 自分の言葉で「つまり、〇〇ということ」と言い換える
- 自分の言葉で人に説明してみる(効果大です!)
- どのようなNG例とOK例が考えられるかを挙げる
- 似たような知識はないか、反対の知識はないかを探す
しかし、「そんなの、めんどくさい!!」と考える方も多いでしょう。
その場合は、ケーススタディを解くのがおすすめです。
ケーススタディとは、「この場合、あなたならどうする?」のお題に対して、知識を応用させながら答えを考えるものです。
コミュトレでは、Web講義・確認テストを使ってケーススタディに取り組んでいただいています。
知的技能を磨く!コミュトレ流Web講義
Web講義とは、オンラインで知識を学ぶ10分程度の動画です。
各コースとも、実践トレーニングを行う前にWeb講義を用いて頭を整理していただいています。
【自宅学習編】コミュトレ学習の進め方とは?
【Web講義受講者の声】Web講義を受講してよかったことは3点ありました!まず1つは、毎朝のモチベーションアップにつながったことです。私は毎朝10分時間を確保し、コツコツ1本ずつweb講義を見ていきました。毎回、仕事のヒントを2~3つもらえるので「よし、今日の仕事でやってみよう」と役立ったことと、インストラクターの方の明るい雰囲気やポジティブな言葉によって、私も朝から前向きな気持ちになることができました。2つめは、やり方を知ることで、安心して、少しずつ実践できたことです。コミュトレでは「手順」という形で、伝え方の型や提案の型など、明確に実践しやすいようにweb講義で解説されます。私はそれをスマホに書き入れておき、職場で少しずつ使うようにしていきました。特に、報連相の型は、私にとって「お守り」のような存在となり、厳しい上司に対しても落ち着いてできるようになったことは大きかったです。3つめは、職場の人たちの上手なところに気づくことが増え、吸収するスピードが上がったことです。コミュトレを受講する前までは、会議に出ても、「課長はプレゼンうまいな~」とか「○○さんの意見っていつもすごいな~」としか思っていませんでした。しかし、web講義を受けて、一番変わったことは、コミュニケーションスキルの高い人たちは、ちゃんとポイントを押さえて、やっていることです。コミュニケーションを漠然と捉えるのではなく、メカニズムを知ることで、うまい人たちがなぜわかりやすいのか、説得力があるのかが、わかってくるのです!ですから、日々の業務の中で、うまい人たちのスキルを真似ることができるようになりました。上司からも、「最近、会議での発言が増えたね」と褒めていただけて、とっても嬉しかったです^^
ケーススタディ例1:自分の言葉で知識を説明する
「上司と信頼関係を構築する Aコース」より抜粋しました。
報告の際のノウハウである「全体像を話す」がどのような効果をもたらすのか、「適切に説明している」「不適切な説明をしている」と区別していきます。
上記の問題に正しく答えられていれば、自分の中で説明ができたことになり、理解が深まります。
ケーススタディ例2:例を挙げる
こちらも「上司と信頼関係を構築する Aコース」より抜粋しました。
報告に使う型として、コミュトレでは「TOPIC法」をお伝えしています。
上記の問題では、TOPIC法を正しく使うため、具体的な使い方を正しく挙げられるかが問われています。
正しく答えられると、報告内容をTOPIC法にうまく当てはめて報告できるでしょう。
ここで挙げたものは、知的技能を練習するための一例です。
知的技能は、知識に比べて学習方法が少し複雑になります。しかし、その分実践的です。
ぜひチャレンジしてみてください。
運動技能は、何度も練習して身につける
運動技能は、一言で言い表すと身体の動かし方です。
スポーツでは「シュートやバッティングの仕方」に相当し、コミュニケーションでは「表情」や「リアクション」にあたります。
運動技能は、会話の雰囲気を左右する非常に重要な要素です。
たとえば、私たちが会話するとき、相手が無表情で聴いていたらどう感じるでしょうか。「話しやすい」と思う人はまずいません。
反対に、笑顔で聴いてくれたら「大変話しやすい」と感じます。
コミュニケーションでは、社会人が必要な基本的運動技能を全18種類に特定しています。
1つ1つ、反復練習によって自分のモノにしていきましょう。
運動技能を練習するための理想的なポイント
運動技能を上達させる際は、単に場数を踏んでも、大きな効果は見込めません。
練習する際の理想的なポイントは、以下の3つです。
「コミュニケーションにおける社会人が必要な基本的運動技能の18種類」
こちら調べてもヒットしませんでした。
リサーチ・知識不足の可能性があり、判断つきませんので、削除はせずそのままにしておきます。
ご承知おきください。
<運動技能を磨く3つのポイント>
1.練習相手を用意する
2.ポジティブなフィードバックを得る
3.客観的に成長を測定する
1つずつ見ていきましょう。
◆練習のポイント1:練習相手を用意する
「練習相手」とは、対面形式で会話のロールプレイングをするときの相手役です。コミュニケーション能力を鍛えるには、自分ひとりで練習するのではなく、人を目の前に置いて練習するのがとても重要です。
コミュニケーションがうまいかどうかは、自分ではなく相手が決めます。自分ひとりでの練習も、話すこと自体に慣れる意味では効果があります。しかし、その先の「相手の立場に立った会話」を目指すのであれば、練習相手はいたほうがよいでしょう。
◆練習のポイント2:ポジティブなフィードバックを得る
2つ目の「ポジティブなフィードバック」ですが、先に述べた「練習相手」は、誰でもよいわけではありません。練習する際にはだめな部分を指摘されるよりも、むしろ「よかった点」「できていた点」を指摘される方が効果的です。
私たち人間は行動の後にポジティブな結果を得ると、またその行動を繰り返したくなる習性をもっているためです。
たとえば、相手と会話していて居心地がよいと思うと、また一緒に話したいと思えるでしょう。同じように、会話の練習後に「笑顔で聴いてくれて、とても話しやすかった」と言われると、また笑顔を保とうと思えます。
褒められるのは気恥ずかしいと感じる方も多くいます。しかし、技能を身につけるためには、ポジティブなフィードバックを積極的にもらいましょう。
◆練習のポイント3:客観的に成長を測定する
「客観的に成長を測定する」とは、数字での具体的な評価です。それによって、学習が効率的に進みます。
模試を受けずにやみくもに受験勉強をするのと、模試を受けて苦手な教科や得意な教科を把握して勉強するのとでは、同じ労力でも効率が違います。
コミュニケーション能力を向上させるときも同じです。
●せっかく会話の練習を繰り返しても、その結果どのような能力がどの程度上がったかが曖昧だとどうでしょうか?次に何を頑張ればいいか迷ってしまったり、ちゃんと成長しているかどうか不安になりますよね。●逆に「練習の結果、説明力が以前と比べて30%上がったけど、リアクション力は0%のまま」と分かったらどうでしょうか?自分の課題や成長が明確に理解できて「また頑張ろう」と思えますよね。
技能を練習するときは、「なんとなくうまくなったかも」など感覚的な基準だけではなく、なるべく数字を使って客観的に実力を測定しましょう。
「練習相手がいない場合」の訓練方法
練習相手がいない場合も、日常生活の中でコミュニケーション能力を鍛える方法はあります。
コミュニケーション能力の性質上、人との会話を通じた訓練は避けきれません。しかし、多少意識を変えるだけで、普段の会話が訓練の場に早変わりします。
ぜひ、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ステップ3:考え方を磨く
コミュニケーション能力に限らず、あらゆる物事の上達を目指すうえで欠かせない要素は「スキル(技能)」「知識」、そして最後に「考え方」です。
これら3つの要素は以下の関係性を持ち、「成果の方程式」と呼ばれます。
成果=スキル×知識×考え方
このうち、スキルと知識は経験を経るごとに蓄積されるため、伸び幅は1~100です。しかし、考え方は-100~+100の伸び幅があります。
どれほどスキルと知識を身につけても、そもそも考え方がマイナスであれば、成果はプラスにはなりません。そのように、成果に大きな影響を及ぼすのが「考え方」です。
また、考え方とは、「物事のとらえ方」を意味します。
コップの中に水が半分入っている状況を想像してみてください。半分入っていることは動かぬ事実です。しかし同時に、真反対の解釈も生じます。「もう半分しかない」との危機感を持てる一方、「まだ半分もある」と安心感も持てます。
つまり、「マイナスの感情」と「プラスの感情」の分岐点は、事実ではなく「とらえ方」です。
コミュニケーションでも同様です。
自分と価値観が異なる人との仕事は誰でも経験します。そのやり取りを「めんどくさい」と思う人は、「衝突が生まれそう」とマイナスのとらえ方をしているでしょう。
一方で、「おもしろい」と思える人は「自分の器が広がるチャンスだ」とプラスのとらえ方をしています。
5年・10年経ったときに、どちらの方がより充実した人生を送っているかは、火を見るより明らかです。
考え方の1番理想的な身につけ方は、理想的な考え方を身につけている人たちと一緒に過ごすことです。
「朱に交われば赤くなる」のことわざの通り、一緒に過ごすうちに、自身の性格も少しずつ変化します。
以下のように、悩みに合わせて過ごす人を変えるとよいでしょう。
●ポジティブなとらえ方を身につけたいのであれば、ポジティブなとらえ方をしている人と過ごす●自己中心的な考え方から脱却するには、他人の立場を思いやれる人と一緒に過ごす
私たちは周囲の人から影響を受けながら成長する動物です。
「あなたはいつもドジね」と言われ続けてきた人は、「自分はドジなんだ」と思うようになります。
反対に、いつも前向きでポジティブな言葉をかける人たちの集団に所属していると、自然と考えや発言も前向きになります。
コミュニケーションの正しい考え方を身につけたい方は、すでに身につけている人と一緒にいる時間を増やすのが理想的です。
仕事で明日から実践できるコミュニケーション能力を鍛える方法8選
本章では、より簡単に取り組める練習方法を紹介します。
- 積極的に挨拶をする
- 相手に感謝の気持ちを伝える
- 結論から話すことを意識する
- 例えを使って話す
- 話しのスピードや抑揚にも意識を向ける
- きちんとリアクションをとる
- 相手の話をきちんと傾聴する
- 相手の気持ちに立って話す
最後まで読み進め、ぜひ実行してみてください。
積極的に挨拶をする
挨拶はコミュニケーションの基本です。挨拶をするだけでも、コミュニケーション能力は鍛えられます。
職場の人や初対面の人の印象をよくする効果もあるので、ぜひ積極的に行ってください。
また、いつもより大きな声や笑顔で挨拶をすると、会話のきっかけにもなります。スムーズなコミュニケーションがとれるでしょう。
相手に感謝の気持ちを伝える
相手に感謝の気持ちを伝えることで、相手の気分や自分への印象がよくなります。
印象をよくする行動は、コミュニケーションに非常に重要です。
日頃から「ありがとう」を会話に盛り込み、コミュニケーション能力を鍛えましょう。
結論から話すことを意識する
結論から話すことで、相手はどのような話か把握できます。
もう一度聞き返される機会を減らす効果や、相手をイライラさせない効果が得られるでしょう。
時間に追われている中で、よくわからない話をダラダラとされるのを大抵の方は嫌がります。相手に配慮し、結論から話すことを意識してください。
例えを使って話す
具体的な例えを使って話すと、より相手に伝わりやすくなります。その際には、相手の身近なものに例えて話しましょう。
反対に、相手にとって身近ではないもので例えると、わかりにくくなります。
最初は具体的な例え話を思いつかないことも多いでしょう。日頃から周囲を観察すると、少しずつ例えのネタが見つかります。
話しのスピードや抑揚にも意識を向ける
話のスピードや抑揚は、コミュニケーションに大きな影響をもたらします。
話す順番や内容が正しくとも、話し方が悪ければ相手にきちんと伝わりません。
しかし、話しのスピードや抑揚に、自分だけで気をつけるのは難しいです。信頼できる相手からフィードバックをもらうとよいでしょう。
きちんとリアクションをとる
きちんとリアクションを取ることでも、コミュニケーション能力は鍛えられます。
「相手の印象をよくする」「聞いていることを伝える」などの、ビジネスコミュニケーションに大切なスキルのトレーニングになるためです。
相づちを打ったり、表情を話の内容にあわせて変えたりすると、相手は気分よく話せます。
相手の話をきちんと傾聴する
相手の話をきちんと傾聴せず、間違った受け止め方ばかりをしていると「話を聞いていない」「この人は信頼できない」と思われます。
周囲からの信頼を高めることも、ビジネスコミュニケーションを鍛える重要な目的です。
普段から相手の話をきちんと傾聴し、信頼を損ねない会話を行いましょう。
相手の気持ちに立って話す
相手の気持ちを察する能力は、コミュニケーションに役立ちます。
日頃から相手の気持ちを想像しつつ話すことで、コミュニケーション能力は鍛えられるでしょう。
また、相手の立場・状況を考慮して話すのも効果的です。「時間があるのか」「専門用語は分かるのか」と考えて、話す内容を適宜工夫してみてください。
コミュニケーション能力を鍛える3つのメリット
本章では、コミュニケーション能力を鍛えるメリットを紹介します。
- 仕事で成果を上げやすくなる
- 部下に適切な指示が出せるようになる
- 社内の人脈が広がりビジネスチャンスにつながる
把握しておくと、トレーニングへのモチベーションが高まるでしょう。
仕事で成果を上げやすくなる
コミュニケーション能力を鍛えて得られるメリットとして、仕事で成果を上げやすくなる点があります。
認識のズレや情報伝達の抜けによるミスが減ったり、他の従業員の業務フォローをする体制が構築できたりするためです。
認識が食い違ったまま業務を進め、トラブルに発展した経験のある方は少なくないでしょう。そのような事態を未然に防ぐためにも、コミュニケーション能力を鍛えることが大切です。
部下に適切な指示が出せるようになる
コミュニケーション能力を鍛えることで、「伝える力」や「傾聴力」が向上します。部下に正しい指示を出し、質問に適切に答えるには欠かせません。
反対に、伝える力や傾聴力が低いと、要領を得ない指示を出しや返答を行い、不信感を抱かれてしまいます。
コミュニケーション能力を鍛えて、部下から信頼される対応を身につけてください。
社内の人脈が広がりビジネスチャンスにつながる
社内の人脈が広がりビジネスチャンスにつながる点も、コミュニケーション能力を鍛えるメリットです。
たとえば、難しい案件でも、社内の専門知識のある人に相談できれば、よい方法が見つかる可能性があります。
諦めていたチャンスが、コミュニケーション能力を鍛えることでつかめるようになるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人がやっていることとは?
本章では、コミュニケーション能力が高い人がやっていることを、3つ紹介します。
- 相手の話をよく聞いている
- 非言語でのコミュニケーションをうまく活用している
- 相手を尊重している
身近な人からコミュニケーション能力を学ぶ際には、これらの点に注意しながら観察してみてください。
相手の話をよく聞いている
コミュニケーション能力が高い人がやっている行動として、相手の話をよく聞いていることが挙げられます。
「コミュニケーション能力が高い人=話がうまい人」と認識されがちですが、実際には聞き上手な方が人間関係をうまく構築できます。
一方的に話すよりも、相手に興味を持ち共感する方が、深い関係性を築けるためです。
以下の4つは、コミュニケーション巧者が、話を聞く際に気をつけているポイントです。
- 相づち・リアクションを行う
- 共感する
- 話を遮らず、最後まで聞く
- 聞くだけでなく質問もする
話を聞く際にはぜひ心がけてみてください。
非言語でのコミュニケーションをうまく活用している
非言語コミュニケーションの活用も、コミュニケーション能力が高い人がやっている行動です。
代表的な例として、以下の3つが挙げられます。
- 表情や視線
- 声のトーン・大きさ・スピード
- 身振り手振りやジェスチャー
人に与える印象は言葉の内容よりも、声色や見た目に大きく左右されます。
たとえば、怒った表情・声色で「ありがとう」と言われても、感謝されているとは思えないでしょう。
自身の気持ちや考えを正しく伝え、意思疎通するには、非言語コミュニケーションへの意識も大切です。
相手を尊重している
コミュニケーション能力が高い人がやっている行動として、相手への尊重も挙げられます。
相手を尊重していると自然と、「もっと話したい」「関係を深めたい」と、思ってもらえる接し方ができるためです。
たとえば、相手を尊重していると意見が食い違っても最後まで聞き、相手の状況・事情で話し方を変えるでしょう。
反対に、人は尊重していない相手に対しては自然と、頭ごなしに否定したり話したい内容を一方的に話したりします。
それでは、相手の話したい気持ちや関係を築きたい気持ちを失わせてしまいます。
コミュニケーション能力には、心構えも重要と覚えておきましょう。
コミュニケーション能力が低い人の特徴
本章では、コミュニケーション能力が低い人の特徴を、3つ紹介します。
- 一方的に話し続ける
- 話を最後まで聞かない
- 周囲の目が気になる
自身が当てはまってしまっている場合は、なるべく早期に改善に取り組んでください。
一方的に話し続ける
コミュニケーション能力が低い人の特徴として、一方的に話し続ける点が挙げられます。
自分の話に夢中になり、相手の表情や反応を確認できていないためです。
コミュニケーションとは、意思の疎通であり、相手の気持ちや考えを知ることでもあります。
一方的に話し続けるのは、正しいコミュニケーションではありません。
もし自身が当てはまっていると感じた際には、相手の表情や反応を観察する癖をつけるとよいでしょう。
また、「話す:聞く」のバランスを、「1:9か2:8に抑える」と意識するのもおすすめです。
話を最後まで聞かない
話を最後まで聞かないのも、コミュニケーション能力が低い人の特徴です。
相手の話を遮って勝手に結論づけたり、他のことをしたりすると、「尊重していない」「興味がない」と受け取られます。
それでは、コミュニケーションの目的である信頼関係構築も、正確な意思疎通も果たせません。
自分の考えや意見、趣味趣向と違う発言でも、相手の話は最後まで聞くのが大切です。最終的に否定する場合でも一旦理解を示し、受け入れたうえで自身の意見を提示しましょう。
聞いている間、相づちやリアクションも行うと、聞いていることをアピールできます。
周囲の目が気になる
コミュニケーション能力が低い人の特徴として、周囲の目を気にし過ぎる点も挙げられます。
正しいコミュニケーションには、意見・感情を正しく伝えるのも重要です。自分の考えや感情を表現できない状態は、適切なコミュニケーションが取れてない状態になります。
そこを理解できていない人は、発言によって場の雰囲気が壊れないか心配になって、自分の意見や気持ちを表現できません。
「周囲と違う意見を出すのも重要」と考えたり、「◯◯も効果的です」と前置きしたりして、正しいコミュニケーションを目指しましょう。
【まとめ】コミュニケーション能力はコミュトレで鍛えられる
コミュニケーション能力は、知識を身につけ反復練習を行うことで、鍛えられる能力です。
しかし、「コミュニケーションがうまい人はそういう性格・才能だから」と考え、鍛えていない方がほとんどです。
コミュトレにお越しになる方は、ほぼ100%「あの人は社交的で明るいし、頭の回転が速いから、コミュニケーションがうまいんですよね」とおっしゃいます。
コミュニケーション能力に、性格・センス・才能は98%「関係ない」です!
実際にコミュトレで正しいやり方とコツを学んだ方は、程度の差はあれどもほぼ全員、「自信がついた」「人と話すのが楽しくなってきた」とおっしゃっています。
この記事を読んで、「コミュニケーション能力を鍛えよう!」と思い立ったら、ぜひお伝えした「知識・技能・考え方」を身につける努力をしてみてください。
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