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プレゼンテーションで緊張しない方法6選|本番で焦らないための練習方法

コミュトレ編集部

プレゼンテーションで緊張しない方法は、十分な事前準備や、聴衆の反応を気にしないなどの考え方の変更です。

本記事では、プレゼンテーションで緊張しない方法や、そのために有効な練習方法を紹介します。

声が震えてしまう場合の対策も紹介するので、人前で緊張してしまいがちな人は、ぜひ参考にしてください。

 

ただし、責任を背負いながら人前に立つ以上、ある程度の緊張は仕方ありません。大切なのは適度な緊張の範囲にとどめ、その中でも話せるようになることです。

 

緊張しない方法だけでなく、話す技術も見直してみましょう。

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プレゼンテーションで緊張する主な原因

プレゼン 発表 人前

プレゼンテーションで緊張する主な原因は、以下の3つです。

  • 準備が不足している
  • 慣れていないために雰囲気に飲まれている
  • 失敗を怖がり過ぎている

準備不足とは、原稿の質が低いことや練習量が足りていないことを指します。うまくいくのか不安になり、それが緊張の元となります。

慣れていないために雰囲気に飲まれるのは、プレゼン経験が浅い人にありがちな緊張の原因です。

プレゼンテーションでは、見知らぬ大勢の人の視線が自分に注がれます。見知った人だけで行うプレゼンでも、普段の雰囲気とは異なる空気感に包まれるでしょう。

そのため、慣れない雰囲気にとまどい、緊張感が高まってしまいます。

プレゼンテーションで緊張しないためには、なぜ自分が緊張しているのかを理解し、対策を講じるのが大切です。

本記事を参考に、自分にぴったりな緊張しない方法を見つけてください。

プレゼンテーションで緊張しない方法6選

スピーチ 人前で発表 プレゼン

プレゼンテーションで緊張する原因は、準備不足や慣れない雰囲気に飲まれることです。

本章では、そのようなケースを防ぐための、プレゼンで緊張しない方法を6つ紹介します。

  • 完璧を求めすぎない
  • 資料や原稿を作り込んでおく
  • 十分に練習しておく
  • 聞いている人の反応を気にしすぎない
  • ゆっくり話すことを心掛ける
  • 分かりやすく伝えることに集中する

すぐにでも取り入れられる方法も紹介しています。プレゼンで緊張しがちな方は、なぜ自分が緊張してしまうかを考えながら読み、ぜひ取り入れてみてください。

 

完璧を求めすぎない

プレゼンテーションで緊張しない方法として、完璧を求め過ぎないことが挙げられます。

「1つもミスできない」との意識が、強い緊張を生んでしまうためです。

身体に余計な力が入って声が出にくくなったり、些細な間違いで頭が真っ白になったりして、大きなミスをしてしまうでしょう。

完璧を求め過ぎずに本番に挑むには、「よいプレゼンテーション」に対する認識をあらためるのが大切です。

 

よいプレゼンテーションとは、ミスが1つもないものではなく、聴き手が理解しやすく印象に残るものを指します。

ミスが極端に多いと理解は難しくなりますが、1つ2つ程度では大きな影響はありません。

自分基準の出来栄えではなく聴き手ファーストの意識を持ち、本番では完璧を求めすぎないようにしましょう。

 

資料や原稿を作り込んでおく

資料や原稿を作り込んでおくのも、プレゼンテーションで緊張しない方法です。

質を高めておくと内容に対して自信がつき、安心して本番に臨めるためです。

反対に準備不足では、「失敗するかもしれない」「質問されたらどうしよう」と、不安に感じて緊張してしまいます。

そのような不安を払拭できるよう、資料や原稿は作り込んでおくのが大切です。特に、作成する際には以下の4つに気をつけてください。

  • 訴えかけたいメッセージが明確か
  • 資料や原稿に矛盾はないか
  • 制限時間内に収まっているか
  • 想定質問を用意しているか

説得力が足りないと、聴衆の反応は悪くなります。話している中で「どうにかしなければ」と焦り、緊張がさらに増してしまうでしょう。

プレゼンテーションでの緊張を抑えるためには、資料・原稿を自信を持てる程度に練っておくのが重要です。

 

十分に練習しておく

プレゼン 緊張しない トレーニング

プレゼンテーションで緊張しない方法として、十分な練習も挙げられます。

自身の出来に納得いくまで練習すると、本番への不安を払拭できるためです。「何度も練習したから大丈夫」と、強い気持ちを持てるまで練習してみてください。

そのためには、原稿を繰り返し読むのはもちろんのこと、本番を想定した環境を作るのも大切です。

たとえば、「同僚に見てもらう」「同じ広さの部屋を使う」「機材の操作も行う」などです。

予想外な事態を起こさないよう、本番さながらの環境で練習しましょう。

 

また、プレゼンテーションでもスピーチでも、原稿は見ながら話して構いません。「忘れたらどうしよう」と不安を抱える方が、よいプレゼンができないためです。

ただし、ずっと原稿を見ていると説得力は落ちてしまいます。練習から視線やジェスチャーにも気を配ってみてください。

 

聞いている人の反応を気にしすぎない

聞いている人の反応を気にし過ぎないことも、プレゼンテーションで緊張しない方法です。

気にし過ぎると話すのに集中できずミスをしたり、思った反応が得られない時に、必要以上にプレッシャーを感じたりします。

聴衆の反応はあまり気にせず、練習通りにプレゼンを進めましょう。

 

しかし、相手を説得し行動をうながすには、表情や雰囲気を観察して伝え方を工夫するのも大切です。

プレゼンテーションの経験を積み、緊張しなくなってきた方は、そちらを目指してみてください。

また、どうしても反応が気になり緊張してしまう方は、よい反応を示す1人を探すのがおすすめです。

リアクションや相づちを打ってくれる1人を見つけ、その人に向けて話すようにすると、うまくいっているイメージが持てて緊張が和らぐでしょう。

 

ゆっくり話すことを心掛ける

プレゼンテーションで緊張しない方法として、ゆっくり話すことも挙げられます。

呼吸を深くして身体をリラックスさせる効果だけでなく、聴衆からの反応が良好になる効果も得られるためです。

聴き手が理解しやすいスピードは、1分間に300字程度とされています。実際に口にしてみるとわかりますが、かなりゆっくりに感じるスピードです。

そのため、ゆっくり話す方が聴き手は話を理解しやすくなり、相づちやリアクションが多く見られます。

反対に、早口で話すと聴衆は理解しにくくなり、自分自身も呼吸が浅くなって身体が強張ります。その状態ではリラックスは到底できず、緊張が増してしまうでしょう。

ゆっくり話せるように、原稿を作る際から意識してみてください。

 

分かりやすく伝えることに集中する

わかりやすく伝えることに集中するのも、プレゼンテーションで緊張しない方法です。

自分が話すことだけを意識すると、場の空気感に左右されず話せるためです。

プレゼンテーションは、見知らぬ大勢の視線が注がれた、失敗できない状況で行われます。

日常とかけ離れた状況であり、実際に場に立った際の空気は異様なものに感じられるでしょう。

そのため、周囲を気にしていると雰囲気に飲まれ、緊張してしまいます。

 

しかし、自分の中でわかりやすく伝えることだけに集中すると、そのような空気感を無視できます。

聴衆の反応も気にしないため最高のプレゼンにはなりませんが、雰囲気に飲まれて練習の成果を出せないよりは、聴き手の納得を引き出せるよいプレゼンになるでしょう。

場数を踏み緊張が少なくなってきた頃合いで、聴衆の反応で伝え方を変える、質の高いやり方にチャレンジしてみましょう。

プレゼン本番で緊張しないための練習方法

プレゼン 発表 人前

プレゼンテーションで緊張しないためには、不安に感じる要素を少なくして、自信を持って臨むのが大切です。

そこで、本章ではプレゼン本番で緊張しないための、不安要素を払拭する練習方法を紹介します。

  • 立って練習をする
  • 時間を計りながら練習する
  • 気になる点は原稿にメモをしておく

すぐに取り入れられる方法ばかりのため、ぜひ実践してみてください。

 

立って練習をする

プレゼン本番で緊張しないための練習として、立った状態での練習が挙げられます。

座った状態と立った状態では、息の吸い方や声の届き方、自分から見える景色が異なるためです。

座った状態でしか練習していないと、本番で違いに戸惑ってしまうでしょう。特に、座った状態で原稿を常に見ながら練習すると、本番で力を発揮できません。

練習は本番同様の環境で行うのが大切です。

 

また、説得力を高めて行動・購買をうながすには、身振り手振りなどの非言語コミュニケーションも重要です。

座って練習していると、それらが身につきません。練習の段階から姿勢をただし、視線や表情・身振り手振りを意識しましょう。

本番さながらの状態での練習を繰り返すことで、緊張しない力も説得力も高められます。

 

時間を計りながら練習する

時間を計ることも、プレゼン本番で緊張しないための練習方法です。

プレゼンは多くの場合、制限時間が設けられています。練習の段階から時間感覚を磨いていなければ、制限時間に対するズレが大きくなり、焦ってしまうでしょう。

練習の際には以下の3つのポイントを意識しながら、時間を計っておきましょう

  • 1分間に300文字程度のスピードで読む
  • 聴き手が資料を見る時間・考える時間なども考慮する
  • 要所要所に目安の時間を記載する

目安の時間を記載するのは、本番で早口になってしまった際に、自身で修正するためです。

プレゼンテーションに慣れた人でも、本番では少し緊張して早口になってしまいます。それに自分自身で気づくには、目安時間の記載が欠かせません。

 

気になる点は原稿にメモをしておく

プレゼン本番で緊張しないための練習方法として、気になる点を原稿にメモしておくことも挙げられます。

たとえば、「ここで間を取った方がいい」や、「専門用語で難しい可能性がある」などです。

このようなメモをしておくと、想定しておくべき事態が可視化され、本番の進行も明確化してスムーズに進みます

目線を送るポイントや、ジェスチャーを使うポイントなども、練習の中で気づいた際にメモするのがおすすめです。

 

ただし、メモが多過ぎると緊張の原因にもなります。やるべき行動が多くて不安になったり、できなかった際に焦ったりするためです。

あくまで自分へのアドバイスとしてメモを取り、実行し忘れても気にしないよう心がけましょう。

「必ずしも原稿通りに進める必要はない」と考えるのが、緊張せずにプレゼンを行う第一歩です。

人前で声が震えない方法

プレゼン 男性 ビジネス

プレゼン本番で緊張しないためには、本番を想定した練習をして、安心感を持てるまで準備するのが大切です。

しかし、それでも人前に立つと緊張して、声が震えてしまう方も多いでしょう。

人前でも声が震えないようにするには、息を深く吸える状態の維持が重要です。そのためには、以下の3つの方法を試してみてください。

  • 話す前にストレッチをする
  • 腹式呼吸で深呼吸を行う
  • 一息で話し過ぎない

ストレッチで肩回りを動かすと胸元の強張りが消え、自然と深く呼吸できます。肩を前後にゆっくり回す、耳に近づけるように上げてストンと落とす、などのストレッチを行いましょう。

また、ストレッチや深呼吸で息を深く吸えても、一息で長く話すと呼吸が浅くなります。

それでは声が震えてしまうため、息継ぎのタイミングを意識的に増やしてみてください。

他にも、「失敗しても死ぬわけじゃない」など、考え方を変えてみるのもおすすめです。

【まとめ】プレゼンテーションでは緊張とうまく付き合おう

コミュトレ

プレゼンテーションで緊張しない方法は、十分な練習を行うことや、周囲の反応を気にせず自身のペースで話すことです。

しかし、責任を背負いながら人前に出る以上、ある程度緊張してしまうのは仕方ありません。

緊張しながらでもしっかり話せるように、ストレッチや話し方の改善を行い、緊張を飼いならしながらプレゼンに臨んでください

 

また、自分が人よりも緊張しやすいのかを知っておくと、どのレベルの対策を講じればよいかが見えてきます。

 

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自分が人よりどの程度緊張しやすいのかが見えるため、今後取り入れるべき対策がわかるでしょう。

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コミュトレは、ビジネスパーソン10万人のデータから仕事に必要な「スキル」を特定し、リアルなビジネスシーンを想定したトレーニングを行う【実践型ビジネススキルスクール】。全17種類ものコースがあり、新入社員から経営者まで、一人ひとりの「理想とする成長」にあわせて学習プランを提供。東京・大阪に拠点を置き、講義はすべてオンラインで行っている。

1967年 東京都出身。東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。 みずほフィナンシャルグループの会員向け情報誌『Management Flash』監修。

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