自分の考えや感情をうまく伝えられずに、人間関係や仕事で悩んでいる方は多いでしょう。
自己表現力を豊かにするには、表現の方法を知り、自分の中の引き出しを増やすのが大切です。
本記事では、自己表現を詳しく解説するとともに、自己表現が豊かな人の特徴を紹介します。
トレーニング方法も紹介するので、最後まで読み進めることで、自分の自己表現力を向上させる役に立つでしょう。
また、「コミュトレ」の公式LINEを追加すると、ビジネスコミュ力チェックを受けられます。
自身の自己表現力のレベルや抱える課題がわかり、今後の努力の方向性が見えてきます。
考えや感情を周囲にうまく伝える、豊かな自己表現力を手に入れるため、ぜひ下記から公式LINEを追加してみてください。
目次
自己表現力とは何か?
自己表現力とは、自分の思考・感情など内面の部分を、他者へ伝える力です。
言葉だけではなく、表情や態度、創作活動など、さまざまな方法を通じて伝えることも含まれます。
自己表現力が高い人は、創造性や問題解決力にも優れているうえに、人間関係のトラブルも少ないとされています。
コミュニケーション能力と自己表現力には、密接な関係があるためです。
コミュトレがコミュニケーション能力の高さや、タイプを分析する際に活用しているENDCOREs診断でも、表現力は重要な指標の1つです。
自己表現力を磨くと単に表情や創造性が豊かになるだけでなく、学校や職場での人間関係の円滑化にもつながるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、自己表現力への理解を深め、高めるための参考にしてください。
自己表現力の例4選
本章では、自己表現力を効率的に磨くために、具体的にどのような種類の表現があるのかを紹介します。
- 言語による表現
- 非言語による表現
- 創造的な表現
- 行動による表現
これらの4つの表現方法がどのようなものかを知っておき、引き出しを増やす参考にしてみてください。
言語による表現
言語による自己表現の例として、主に以下のものが挙げられます。
- 会話
- 文章
- プレゼン・スピーチ
会話にも雑談やビジネスの会話、文章にも小説執筆やSNS投稿など、多種多様な種類があります。
そのどれもで自己表現は可能であり、自然と誰しもが行っています。
自身の意見・感情を言葉にして伝える言語表現は、最も一般的な自己表現方法です。
しかし、言語以外の自己表現も多くあります。ぜひ知っておきましょう。
非言語による表現
非言語による自己表現の例として、主に以下のものがあります。
- 表情
- 声のトーンやスピードなどの話し方
- ジェスチャー
怒ったり泣いたり、早口で話したり手を振ったりするのも、すべて自己表現の1つです。
感情を顔に出せば相手にも伝わり、早口で話せば「急いでいる」や、「せっかちな性格」などが伝わるためです。
自己表現力を豊かにするには、それらも理解し、うまく活用できるようになりましょう。
創造的な表現
創造的な自己表現の例としては、主に以下が挙げられます。
- 絵や写真
- 音楽
- ファッション
芸術家の作品だけでなく、単に文面に可愛いイラストを添えただけでも、見た人に「優しそう」な印象を与えられます。
同様にファッションでも、「きちんとしている」「だらしない」「気合が入っている」など、周囲に対して自分を表現できるでしょう。
自己表現力を高めたい方は、自分の服装などにも気を配ってみてください。
行動による表現
行動による自己表現の例として、主に以下の行動が挙げられます。
- 理想の姿・状態に向かう姿勢
- 仕事・部活への熱心な取り組み
- 元気がない様子
どのような行動も自己表現とは関係があり、他者はそこから内面を読み取っています。
「自分は自己表現が苦手だ」と思っている方でも、自己表現をまったくしていないことはありません。
すでにさまざまな方法で自身を表現していると理解しておけば、自己表現を豊かにする取り組みにも、前向きになれるでしょう。
自己表現力が豊かな人の5つの特徴
本章では、自己表現力が豊かな人の特徴を5つ紹介します。
- 豊富なボキャブラリーがある
- 自己肯定感が高い
- 多くの人生経験をしている
- さまざまな表現方法を持っている
- 感じ取る能力に長けている
自己表現力を高めるためにも、どのような人が自己表現力が豊かなのかを知っておきましょう。
豊富なボキャブラリーがある
自己表現力が豊かな人の特徴として、豊富なボキャブラリーを持つ点が挙げられます。
ボキャブラリーがある人は、会話や文章で使える言葉を豊富に知っており、自身の思考や感情にピッタリな言葉を思いつけるためです。
たとえば、悲しみの感情1つとっても、「切ない」「物悲しい」「落胆した」「失望した」と多彩な言葉があります。
これらを適切に使いこなせれば、自身の内面をより正確に、具体的に伝えられるでしょう。
そのため、豊富なボキャブラリーを持つ人は、自己表現力が高いとされます。
自己肯定感が高い
自己肯定感が高いことも、自己表現力が豊かな人の特徴です。
自己肯定感が高いと、自分の思考・感情を伝えることに前向きになれるためです。
誰に対してもオープンに接して、思う存分自己表現できるでしょう。
反対に、自己肯定感が低い人は、自身の内面を伝えるのを無意識的に避ける傾向にあります。
そのため、自己表現の機会があっても口ごもり、うまく伝えられません。
「相手に伝えたい」「自分を知ってもらいたい」と思うのが、自己表現力を高める第一歩です。自己肯定感が低い人は、そこでつまずいてしまいます。
多くの人生経験をしている
自己表現力が豊かな人の特徴として、多くの人生経験を持つ点も挙げられます。
多様な体験によって、自分の思考・感情を見つめ直す機会を多く得ているためです。その結果、自分の内面を深く理解し、うまく表現できるようになっています。
また、多くの人生経験を積んだ人は、他者が今体験している物事に似た経験を持つこともあります。
どのような考え・気持ちか想像できるために、本人よりもうまく言い表して、自己表現力が高い印象を与えられるでしょう。
反対に、人生経験が浅い人は自分の感情をうまく理解できず、的確に表現できません。
さまざまな表現方法を持っている
さまざまな表現方法を持っている点も、自己表現力が豊かな人の特徴です。
言語以外にも表情や仕草・イラストなど、多くの表現が選択肢にあると、言葉だけでは誤解を生みそうな場面でも正確に伝えられます。
特に、近年は価値観の多様化が進んでおり、言葉だけではいらぬトラブルを招いてしまいます。
さまざまな表現方法を手に入れるには、試行錯誤が大切です。
言葉や文章を見直してみて誤解が生じそうであれば、「イラストで補足するのはどうか」「もっと身体で表現してみよう」と、チャレンジしてみてください。
感じ取る能力に長けている
自己表現力が豊かな人の特徴として、感じ取る能力に長けている点も挙げられます。
感じ取る能力とは感受性とも言い換えられ、相手の表情や声のトーン・言葉選び、仕草などから内面の変化を読み取る力を指します。
この力に長けた人が自己表現力が高いのは、自分の考えを理解してもらえなかったことにすぐ気づけるためです。
その際に、別の伝え方を模索して表現の幅を広げることで、考え・気持ちに合わせた的確な伝え方を身につけられます。
反対に、感じ取る能力が低い人は伝わっているのかがわからないため、表現の幅を広げるチャンスを得られません。
自己表現力を高めるおすすめの方法3選
自己表現力が豊かな人は、ボキャブラリーが豊富だったり、さまざまな表現方法を身につけていたりします。
本章では、そのような自己表現力が高い人になるための、おすすめの方法を3つ紹介します。
- 実践型スクールに通う
- 多くの作品に触れる
- PREP法を意識する
うまく自分の内面を表現できない方は、ぜひ参考にしてください。
実践型スクールに通う
自己表現力を高めるおすすめの方法として、実践型スクールに通うことが挙げられます。
せっかくプロも使う表現方法を習得しても、現場で活用できなければ意味がありません。
実際に試しながら表現方法を学び、状況や相手に合わせて変えられる、応用力のある自己表現を身につけましょう。
「コミュトレ」では、10万人のデータから仕事で発生するシチュエーションを分析し、より実践に近いトレーニング環境を実現しました。
そのため、これまで遭遇した困ったシーンだけでなく、今後体験するシーンも含めてプロの講師と一緒に練習できます。
どのような表現が有効かを学び、状況や相手に合わせた、独りよがりではない自己表現力を身につけてみてください。
多くの作品に触れる
本や映画・ドラマなどの作品に触れることも、自己表現力を高めるおすすめの方法です。
ボキャブラリーが増えるだけでなく、表情や身振り手振り、声の大きさの工夫が学べるためです。
人が受ける印象は、言葉の内容よりも、見た目に左右されます。
たとえば、不機嫌な顔をしながらお礼を言われても、感謝されているとは思えないでしょう。
見る際には演者の言い回しや振る舞いに注目して、真似してみると高い効果が得られるでしょう。
また、作品を通して多種多様な考えにも触れられます。ものの見方が広がり、相手に合わせた最適な伝え方を考えられるようになるでしょう。
本は漫画でも構いません。抵抗感の少ないものを選んで、実践してみてください。
PREP法を意識する
自己表現力を高めるおすすめの方法として、PREP法への意識も挙げられます。
PREP法とは、「結論」「理由」「具体例」「結論」の順で話を構成する、ビジネスでよく用いられるコミュニケーションの手法です。
具体的には、「◯◯を推奨します。なぜなら◯◯の効果があり、過去の実例でも…」のように話します。
意識して話すと自身の考えを簡潔に言い表せるため、周囲からの理解を得やすくなるでしょう。
特に、懸命に話したにも関わらず「なにを言いたいのかわからない」と、言われがちな人におすすめです。
そのように言われなくなれば、自分の意見を伝えることにもポジティブになれます。
子どもの自己表現力が重要な時期とは?
自己表現力を高めるには、多くの作品に触れたりPREP法を意識したりするのが大切です。
本章では、子どもに自己表現力が重要な、2つの時期を紹介します。
- 高校生の時
- 幼稚園・保育園に通うようになった時
子どもの自己表現力には、保護者の協力が大きく関係します。ぜひ最後までお読みください。
高校生の時
自己表現力が重要な時期として、高校生の時が挙げられます。
進路など多くの選択を迫られる高校生は、自分の考えや感情をうまく表現できないと、望まない選択をさせられてしまうためです。
たとえば、本当は選びたい授業ややりたい夢があるにも関わらず、友人の誘いを断れず違う道を選ぶなどです。
また、小学生からの知り合いも多かった中学生と比べて、高校生活は知らない人ばかりの中で始まります。
自分をうまく表現できなければ、集団の中にうまく馴染めません。
高校入試では自己表現力が問われることもあるほど、自己表現力は学校生活を送るうえで必要です。
本人の考えを聞いたり、自主性を尊重したりして、表現力を高めてみてください。
幼稚園・保育園に通うようになった時
幼稚園・保育園に通うようになった時も、自己表現力が重要な時期です。
自ら伝えなければ周囲に理解してもらえない環境に、初めて置かれるためです。
今までは近くに保護者がおり、うまく伝えられずとも察してくれていました。
しかし、幼稚園や保育園にそのような人はいません。子どもは自分の感情が伝わらない状況を初めて経験するため、混乱してしまいます。
入園前から子どもの自己表現力を養い、そのような事態を防ぎましょう。
そのためには、「自分で決めさせる」「言葉を待つ」などが大切ですが、保護者の方の自己表現力も欠かせません。
保護者の方を真似て、子どもも豊かな自己表現を身につけるでしょう。
まとめ|自己表現力を鍛えたい方に、コミュトレの無料セミナーがおすすめ
自己表現力を鍛えるには、多くの作品に触れたり話し方を身につけたりして、相手に伝える引き出しを増やすのが大切です。
そのためにも、どのような場面で相手にうまく伝えられていないのかなど、自分の自己表現力を分析しておきましょう。
また、その際にはコミュトレの無料セミナーがおすすめです。
「コミュトレ」の無料セミナーで受けるENDCOREs診断では、自己表現力を含む、コミュニケーション能力の強みや課題を可視化できるためです。
自分の自己表現力が高いのか低いのか、その理由や今後必要なトレーニングもわかるため、自己表現力を豊かにするのに役立つでしょう。
少しでも興味がある方は、下記から無料セミナーにお申し込みください。