コミュニケーション研修は、顧客や同僚との関係を良好にし、業務を効率化する効果があります。
本記事では、コミュニケーション研修の目的やメリット、おすすめのコミュニケーション研修講座を紹介します。
最後まで読み進めることで、自身のスキルや企業の生産性・人員定着率などの課題の、解決方法が見えてくるでしょう。
また、「コミュトレ」のビジネスコミュ力チェックでは、コミュニケーションの強みと弱みが把握できます。
自身の能力のチェックは、今後のスキルアップのために、どのようなトレーニングをすべきか考えるのに欠かせません。
研修を受ける受けないに関わらず知っておくべき情報のため、ぜひ下記から公式LINEを追加してみてください。
目次
コミュニケーション研修とは?
コミュニケーション研修とは、ビジネスで関わる人と意思疎通をスムーズに行い、良好な関係を構築する力を鍛える研修です。
営業向けの研修を受けると関係構築力や雑談力が鍛えられ、管理職向けの研修を受けるとマネジメント力やリーダーシップ、本音を引き出す力などが鍛えられます。
このように、コミュニケーション研修では、選択した講座によって成長するスキルが異なります。
また、役職や立場によって必要なスキルレベルが異なるために、学習難度も別々です。
コミュトレのコミュニケーション研修でも、向上させるスキルと必要なレベル別に、17のコースを用意しています。
研修を選ぶ際には、どの能力をどのレベルまで鍛えるべきか把握しておきましょう。
コミュニケーション研修の目的と狙い
コミュニケーション研修の目的は、スキルアップや意識改革により、適切なコミュニケーションが取れるようになることです。
話す力や聞く力が足りないと、年齢や性別・立場が異なる方と、スムーズな意思疎通ができません。
それでは、業務を協力して進めることはおろか、良好な関係性を築くこともままならないでしょう。
従業員のコミュニケーションスキルを底上げし、問題に発展しやすい言動を知ることで、ビジネスの場でも周囲との関係性が築けるようになります。
そして最終的に、生産性やモチベーションアップなど、次章で紹介するさまざまな恩恵を狙います。
【コミュニケーション能力向上!】コミュニケーション研修がもたらす3つのメリット
コミュニケーション研修によるスキルアップや、意識改革で得られるメリットは以下の3つです。
- 生産性向上と業務効率化に繋がる
- 人材の定着・離職防止
- 顧客との関係性が向上する
理由もあわせて説明するので、ぜひ、研修を実施すべきかの参考にしてください。
生産性向上と業務効率化に繋がる
コミュニケーション研修がもたらすメリットとして、生産性の向上と業務の効率化が挙げられます。
社員同士の情報共有や、意見交換が活発になるためです。
情報共有や意見交換は、報連相や知識・ナレッジの共有をうながします。ミスを未然に防ぎつつ、進捗遅れのフォローや若手の育成を行えるため、業務を効率的に進めるのに役立つでしょう。
さらに、誰もが発言できる風通しがよい職場では、新しいアイデアも創出されやすくなります。近年の先行きが不透明な社会の中でも、生産性の向上に期待できるでしょう。
人材の定着・離職防止
人材の定着・離職防止も、コミュニケーション研修がもたらすメリットです。
コミュニケーションのスキルや意識が高い企業は、職場の人同士の関係性が良好で、居心地がよい傾向になります。
そのため、人間関係の悩みやトラブルを原因とする離職を減らせます。
厚生労働省の令和5年雇用動向調査結果の概要によると、人間関係を理由に退職する人は、全体の10%前後です。
職場の悩みやプライベートの相談ができる関係性を作れると、人材が定着しやすく、離職を防止できるでしょう。
顧客との関係性が向上する
コミュニケーション研修がもたらすメリットとして、顧客との関係性の向上も挙げられます。
研修では基礎的な会話力だけでなく、本音を察する力や課題を探り解決する力、TPOに応じた言葉遣いなども身につけられるためです。
顧客に「この人なら信頼できる」と思ってもらえて、関係性が向上するでしょう。
また、職場での報連相もきっちり行えているため、進捗の遅れや引継ぎのミスなども未然に防げます。
信頼を裏切るようなトラブルが起こらず、良好な関係性を維持できるでしょう。
コミュニケーション研修の内容とは?
コミュニケーション研修を受けると、生産性が向上し、従業員も定着しやすくなります。
そこで本章では、研修の具体的な内容としてどのようなスキルを鍛えられるのか、代表的なスキルを3つ紹介します。
- 伝えるスキル
- 聴くスキル
- 正確に理解するスキル
それぞれ期待できる効果も解説するので、研修を導入する際に参考にしてください。
伝えるスキル
コミュニケーション研修の内容として、伝えるスキルのトレーニングが挙げられます。
伝えるスキルとは、自分の意見や感情を、相手にわかりやすく端的に伝える能力です。
研修では、結論ファースト・5W1Hを用いた話の構成方法や、声のスピード・トーンなどの近言語を意識した話し方を学びます。
伝えるスキルを鍛えることで成長する能力は、以下の4つです。
- 表現力
- 提案力
- 説明力
- 説得力
上司への報連相や初対面での関係構築・プレゼンなどの際に、これらの能力は求められます。そのため、どのような職種・業務の方にも欠かせません。
聴くスキル
聴くスキルのトレーニングも、コミュニケーション研修の内容の1つです。
聴くスキルとは、相手に考えや意見を話させる能力です。
研修では、相手の話を積極的に聞くための表情・仕草や、ペーシング・ミラーリングなどのテクニックを学びます。
以下の3つの能力は、聴くスキルを鍛えることで身につく能力です。
- 傾聴力
- 共感力
- 観察力
これらのスキルが身につくと、自然と相手の話を引き出し、抱えている悩みや課題を理解できます。
部下や顧客との信頼関係がより一層深められるでしょう。
正確に理解するスキル
コミュニケーション研修の内容として、正確に理解するスキルのトレーニングも挙げられます。
研修で学ぶのは、物事を体系的・論理的にとらえる方法や、的確な質問をする方法です。
以下の3つの能力が鍛えられるでしょう。
- 読解力
- 質問力
- 論理的思考力
ビジネスでは、さまざまな立場・環境に置かれた人と関わります。価値観が違う相手ともコミュニケーションをとるには、真意を理解する力が必要です。
特に、近年は価値観が多様化し、グローバル化も進んでいます。正確に理解するスキルは、従業員全員に求められるでしょう。
おすすめのコミュニケーション講座8選
本章では、おすすめのコミュニケーションの講座を紹介します。
- コミュトレの講座
- in sourceの講座
- リクルートの講座
- リスキルの講座
- SMBCコンサルティングの講座
- JMAMの講座
- ユーキャンの講座
- ANAの講座
コミュニケーション能力を短期間で高めたい方は、ぜひ参考にしてください。
コミュトレの講座
「コミュトレ」は、動画学習と実践・フィードバックを繰り返し、コミュニケーション能力を高めるオンライン講座です。
10万人のデータからコミュニケーション能力を体系化している唯一のスクールです。
ENDCOREs診断により、自身のコミュニケーション能力のレベル・特性を、把握してから学習に取り組めるのが特徴です。
受講後にはよかった点や改善点をすぐに確認でき、定期的な実技チェックも受けられるので、課題を次々と克服できるでしょう。
選べるコースは全17種で、「セールススキルコース」「ディスカッションスキルコース」などの、目的の異なるコースが目標レベルに応じてさらにわかれています。
BtoBは行っておらず、社員が個々人で受講する形式をとっています。
in sourceの講座
出展:in source
「in source」の研修講座は、講師派遣研修と公開講座の2種類の形態から選べます。
講師派遣研修は、2,800種類以上のコンテンツをベースに、企業の悩みに合わせてカスタマイズして実施する研修です。
公開講座は1名から参加可能な、全国のセミナールームで開催している研修です。「わかりやすい説明の仕方研修」「共感力発揮研修」など、2,500種類以上の研修ラインナップがあります。
自身の弱点・課題に合わせて、プログラムを選んでください。
リクルートの講座
「リクルート」の研修講座では、1名で参加できる公開型研修から、数百名以上で受けられる講師派遣型の大規模研修まで行っています。
受講者が受講後に、実際に行動を変化させることを重視しており、研修内容も行動の変容をもたらす学びや気づきが中心です。
コースは、リーダーの育成・営業力強化などの15種類のテーマと、新入社員・管理職(課長層)など9種類の対象者から選べます。
自身・自社にぴったりの研修で学べば、明日からどのように行動を変えるべきかが見えてくるでしょう。
リスキルの講座
出展:リスキル
「リスキル」の研修講座には、オンラインでの公開講座・動画講座と、対面・オンラインどちらも受けられる一社研修があります。
自社へ講義をしに来てもらう一社研修でも、研修時間と受講人数がわかれば、10秒で見積もりを作成できるのが特徴です。
リスキルのコミュニケーション研修のコースは、「社内コミュニケーション研修」「ファシリテーション研修」などです。
学びたい内容と受ける人数・確保できる時間を見て、どのような形で学ぶかを決めるとよいでしょう。
SMBCコンサルティングの講座
出展:SMBCコンサルティング
「SMBCコンサルティング」は、東京・大阪会場での公開セミナーや、講師派遣型の研修講座を行っています。
話す力や聴く力だけでなく、社会人としてのマナーや、敬語の使い方もしっかり学べるのが特徴です。
また、「アサーション研修」「心理的安全性研修」「コーチング研修」や、「部下の褒め方・叱り方研修」などさまざまな研修が用意されています。
自社に合わせたカスタマイズもできるので、課題の克服に効果的な学習ができるでしょう。
JMAMの講座
出展:JMAM
「JMAM」には、1名から参加できる公開型セミナーと、対面・オンラインのどちらでも可能な講師派遣型研修があります。
特徴は、選べるコースが100以上用意されていることです。
「アサーション」や「ファシリテーション」など、各種コミュニケーションスキルを学ぶ研修が、若手用・中堅用・課長用・部長用と階層別にわけられているためです。
一律で教育するのではなく、目標レベルに応じた研修を受けることで、実際のビジネスの現場で使えるスキルが身につけられるでしょう。
ユーキャンの講座
出展:ユーキャン
「ユーキャン」の研修講座は、5ヵ月~12ヵ月かけて学ぶコミュニケーション講座と、半日~2日で学ぶ研修の2通りの学び方ができます。
講座は、テキストがメインです。質問への回答や添削によるアドバイスを受けながら、自分のペースで学習を進められます。
半日~2日で学ぶ研修は、オンライン、もしくは自社や貸し会議室に講師を招いて行います。講師による講義と、ロールプレイ・ディスカッションがメインです。
自分1人が受ける場合には講座を、集団で受ける場合には研修を選択するとよいでしょう。
ANAの講座
「ANA」も講師派遣の研修と、公開講座の両方を行っています。
公開講座の対象地域は、基本的に東京・大阪です。対して、講師派遣の研修は日本各地で開催できます。
講師派遣型研修のサービスラインナップは、「アサーション研修」「ビジネスマナー研修」や、「日本で働く外国人向けの研修」「アナウンス研修」などです。
ANAの研修講座には、上記のように特定の人・職種に向けた研修が用意されているため、企業によってはピッタリな研修を見つけられます。
まとめ|コミュニケーションを鍛えるならコミュトレがおすすめ
コミュニケーション講座を受けると、スキルアップや意識改革が行えるため、生産性向上や人材の定着に期待できます。
自身の現状を再確認してみて、改善が必要と感じた方は、ぜひ申し込んでみてください。
また、自社や自身の現状をチェックするには、「コミュトレ」の無料セミナーがおすすめです。
無料セミナーで受けられるENDCOREs診断では、コミュニケーション能力の強みと課題、特性が把握できます。
抱えている問題が明確化されるため、コミュニケーション研修が必要か否か、またはどのようなコースが最適かがわかるでしょう。
改善の必要性を感じる方は、ぜひ下記からお申し込みください。