人材育成マネジメントに必要なスキルは、情報をわかりやすく伝えるスキルやサポートスキル、目標設定スキルなどです。
本記事では、人材育成マネジメントで必要なスキルや鍛える方法、基本的な人材育成の進め方を具体的に紹介します。
最後まで読み進めることで、効果的な人材育成能力が身につくでしょう。
また、「コミュトレ」のビジネスコミュ力診断では、自身のコミュニケーション能力を細かく分析できます。
人材育成マネジメントに必要なスキルが身についているか、足りない場合の適切なトレーニング方法がわかります。
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目次
人材育成マネジメントで身に付けておきたい5つのスキル
本章では人材育成マネジメントで身につけておきたい、以下の5つのスキルを紹介します。
- 明確な指示やフィードバックを通じて情報を分かりやすく伝えるスキル
- 部下が自ら考え成長できるようサポートするスキル
- 組織の目標に沿った具体的な育成目標を設定するスキル
- 指導力と統率力を発揮してチーム全体に影響を与えるスキル
- 従業員の能力やスキルレベルなどを正確に理解するスキル
部下の教育を行う立場の方は、ぜひ覚えておきましょう。
明確な指示やフィードバックを通じて情報を分かりやすく伝えるスキル
人材育成マネジメントに必要な能力として、相手に正確に伝えるスキルが挙げられます。
指針や改善点、よかったポイントを部下自身が理解すると、正しい方向へ長期的に成長するためです。
たとえば会議が終わった後に、「誰も意見を出せない時に発言してくれてありがとう」と伝えると、部下は次回の会議でも質問を行ってくれます。
「結論ファーストの話し方」や、「ポジティブ・ネガティブフィードバックの使い分け」を覚えると、情報をよりわかりやすく伝えられるでしょう。
部下が自ら考え成長できるようサポートするスキル
フォロースキルやコーチングスキルも、人材育成マネジメントを身につけるのに必要です。
部下に自ら考えさせ、答えを導き出すきっかけを与えられると、主体性や課題解決力を育てられるためです。
一から十まで指示を出しても、なにも教えなくても、部下の主体性は成長しません。
話を聞いたうえで質問を投げかける、質問型アプローチを活用しましょう。
「その問題の解決にはなにが必要ですか?」「以前のトラブルの時どうしましたか?」と尋ねると、丁度よい塩梅でヒントを与えられます。
組織の目標に沿った具体的な育成目標を設定するスキル
人材育成マネジメントを身につけるために必要な能力として、具体的な育成目標を設定するスキルも挙げられます。
部署に求められる人材や能力を上司が理解していなければ、部下の評価を客観的かつ公平には行えません。
それでは、部下はモチベーションを失ってしまいます。
組織の目標を理解し、個人の育成目標と連携させて方向性を明確にする力を身につけましょう。
スキルマップを作成しメンバーの強み・弱みを可視化すると、具体的な育成目標が設定できます。
指導力と統率力を発揮してチーム全体に影響を与えるスキル
指導力や統率力などによるリーダーシップも、人材育成マネジメントには必要なスキルです。
チーム全体に影響を与える力があれば、グローバル化が進む昨今の個性豊かなメンバーでも、うまくまとめて意欲を引き出せるためです。
さらに、予期せぬ問題にも適切に対処でき、チーム全体の生産性を向上させられるでしょう。
日頃のコミュニケーションを大切にすると、自身の影響力が高まります。
定期的な1on1ミーティングで、部下の問題把握や改善に取り組むのがおすすめです。
従業員の能力やスキルレベルなどを正確に理解するスキル
人材育成マネジメントを身につけるのに必要なスキルとして、従業員の力量を正確に測る能力が挙げられます。
力量が正確に測れると、最適な役割・職務への配属や、個々の特性をふまえた育成計画の立案ができます。
能力やスキルレベルを理解するには、360度評価の実施がおすすめです。
自身の立場からだけでなく、上司・同僚・部下・顧客などの多角的な視点から評価すると、特性が正確に把握できます。
適正と違う仕事では力を発揮できずに、モチベーションを失ってしまいます。
人材育成で重要なマネジメントスキルを高める3つの手法
人材育成を効果的に行うには、部下に正しい努力をさせるマネジメントスキルが必要です。
そこで本章では、人材育成のためのマネジメントスキルを高める方法を、3つ紹介します。
- OJTに積極的に参加する
- 若手社員のメンターとして活動する
- セミナーに参加する
管理職の方や管理職を目指す方は、ぜひ実施してみてください。
OJTに積極的に参加する
人材育成で重要なマネジメントスキルを高める手法として、OJTへの積極的な参加が挙げられます。
OJT(On-the-Job Training)とは、上司や先輩が部下・後輩に対して、実務を通じて知識やスキルを習得させる育成手法です。
自身のスキルを誰かに教える経験を積むことで、指示力や指導力が高まります。
「相手の能力に合わせて教える」や、「考えさせて主体的な行動をうながす」を意識しましょう。現場で求められる実践的なマネジメントスキルが身につきます。
若手社員のメンターとして活動する
若手社員のメンターを務めることも、人材育成に重要なマネジメントスキルを高める手法です。
若手社員を指導し導く過程で、自身のマネジメントに対する知識やスキルを再確認でき、強み・課題に気づけるためです。
傾聴力や伝達力など、マネジメントに関わるさまざまなスキルが磨かれるでしょう。
メンター制度は、ネスレ日本株式会社では経営トップが任命する形で導入し、全体的な取り組みとして推進しています。
面談でお互いの自己開示をうながすことで、若い社員が抱えがちな悩みへの理解度を深められるためです。
その際には、開示した内容が漏れないよう、情報を厳重に取り扱うのが大切です。
セミナーに参加する
人材育成に重要なマネジメントスキルを高める方法として、マネジメントが学べるセミナーへの参加も挙げられます。
セミナーでは最新のマネジメントの手法や業界のトレンドが学べるためです。
短期間で体系的な知識を得られるなど時間効率に優れており、忙しい管理職におすすめの学習方法です。
ENDCOREs診断を活用したセミナーでは、自身のマネジメント能力を数値化して把握できるため、具体的な改善策も学べます。
ENDCOREs診断とは、立命館大学の藤本学教授の研究から生み出された、画期的なビジネススキル診断です。
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人材育成マネジメントの基本的な進め方【5STEP】
本章では、人材育成マネジメントの基本的な進め方を、5ステップにわけて紹介します。
- 1.現状の課題を可視化する
- 2.目標を定量的に設定する
- 3.目標達成に向けた計画を立案する
- 4.目標の共有と実行をする
- 5.定期的なフィードバックをする
正しく進めると、組織の人材育成が効果的に行えます。
1.現状の課題を可視化する
人材育成マネジメントの基本的な進め方の1ステップ目は、現状の課題の可視化です。
組織と人材の現状を客観的に把握すると、改善すべき点が明確化されるためです。
現状を理解しないまま育成計画を立てても、会社の実情や業務内容、従業員の特性とマッチしません。それでは、育成の効果は得られないでしょう。
現状の課題の把握には、スキルマップの作成がおすすめです。
職種や在籍年数ごとに必要なスキルを一覧表にまとめ、各従業員の現在のスキルレベルを照らし合わせると、現状の課題が見えてきます。
2.目標を定量的に設定する
人材育成マネジメントの基本的な進め方、2ステップ目は目標の定量的な設定です。
適切な目標を数値などを用いて設定すると、組織の成長と個人の成長の方向性がかみ合い、育成の効果が高まります。
以下は、職種別の定量的な目標設定の例です。ぜひ参考にしてください。
- 営業職:◯年◯月までに新規契約を30件獲得
- マーケティング職:企業のSNSアカウント開設と、◯年◯月までにフォロワー数1万人以上を達成
- 人事・総務職:全社員の時間外労働を前月比20%削減
また、以下のように目標は階層別に設定しましょう。
- 新入社員:1日10本の電話に出る
- 中堅社員:リーダーとして小規模プロジェクトを6ヵ月以内に完了させる
3.目標達成に向けた計画を立案する
人材育成マネジメントの基本的な進め方の3ステップ目は、目標達成に向けた計画の立案です。
目標達成の方法を個人にゆだねてしまうと、人によってはなにをすべきかわからず、成長がストップしてしまいます。
効果的な人材育成の実現には、以下のような目標達成への具体的な道筋が必要です。
- 新入社員:4月に2週間の集合研修、3ヵ月間のOJT
- 中堅社員:四半期ごとに2日間のリーダーシップ研修
- 管理職:年2回の外部セミナー参加、月1回の社内勉強会
また、キャリアパスの設計もわかりやすい道筋になります。
- 入社1~3年目:基本スキルの習得、業務の独立遂行
- 入社4~7年目:専門性の向上、プロジェクトリーダー経験
4.目標の共有と実行をする
人材育成マネジメントの基本的な進め方、4ステップ目は目標の共有と実行です。
設定した目標を組織全体で共有し、立案した計画を実行に移します。
目標をしっかり共有できていなければ、従業員はなんのために研修を受けているのかがわからず、正しい効果が得られません。
社内イントラネットに目標達成度を示す、ダッシュボードを設置するなどして、社内全体で目標と現状を共有しましょう。
1on1ミーティングなどの個人面談を実施し、目標の共有・確認を行うのもおすすめです。
5.定期的なフィードバックをする
人材育成マネジメントの基本的な進め方の5つ目のステップは、定期的なフィードバックの実施です。
従業員の成長促進や不安解消などの効果があり、組織全体の目標達成と業績向上が見込めます。
定期的なフィードバックを行うには、以下の2つの方法がおすすめです。
- 1on1ミーティング:月1回、30分~1時間の個別面談。業務の進捗や課題・キャリアプランを話し合う
- 360度評価:半年ごとに上司・同僚・部下・顧客など、多角的な視点から能力を評価する
人材育成マネジメントを成功させるための3つのポイント
人材育成マネジメントを成功させるには、基本的な5つのステップに加えて、以下の3つのポイントを理解しておくことが重要です。
- キャリア自律を促す制度や仕組みを整備する
- 定期的なコミュニケーションを通じて進捗を確認する
- 社員が自ら考え解決策を見出すプロセスを重視する
マネジメントに携わる方は、ぜひ覚えておいてください。
キャリア自律を促す制度や仕組みを整備する
人材育成マネジメントの成功のポイントとして、キャリア自立をうながす制度や仕組みの整備が挙げられます。
自らのキャリアを真剣に考えることで、社員は主体的に学習や成長へ取り組み、組織全体が活性化するためです。
株式会社ニトリホールディングスでは育成効果を高めるため、キャリアプランニングツールを導入し、キャリアのゴールから逆算して振り返る機会を設けています。
定期的なコミュニケーションを通じて進捗を確認する
コミュニケーションでの進捗確認も、人材育成マネジメント成功のポイントです。
進捗を定期的に確認すると、目標からのズレを早期に発見し修正できます。必要な支援も適切なタイミングで提供できるでしょう。
また、社員の中には「なんでこんなことしなきゃならないんだ」と、研修や学習に不満を抱く方もいます。
コミュニケーションを取って信頼関係を深めることで、そのような不満は解消します。
社員が自ら考え解決策を見出すプロセスを重視する
人材育成マネジメント成功のポイントとして、自ら考えるプロセスの重視も大切です。
組織全体の成長には、個々の自主性と問題解決能力を伸ばすのが重要なためです。
さらに、自ら考える機会を増やすと責任感も身につきます。
業績を順調に伸ばし続けるトヨタ自動車株式会社でも、質問を通じて部下に考えさせる、「コーチング型リーダーシップ」を推進しています。
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人材育成マネジメントには、現状の課題の可視化や明確な目標設定、具体的な計画立案が最低限必要です。
成功すれば個々の社員が成長するだけでなく、組織全体の長期的な発展にも期待できるでしょう。
しかし、人材育成マネジメントの効果的な実施には、上司による目標の共有やこまめなフォローなどが求められます。
そのため、現場の人間のコミュニケーション能力が低ければ、育成の成果は得られません。
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