「苦手な上司と上手に付き合う方法が知りたい」
「苦手・嫌いな上司に対するNG行為は?」
このような疑問をお持ちの方は多いでしょう。
苦手な上司と上手に付き合うには、「こまめな報連相」「お礼を忘れない」「アドバイスは素直に受け入れる」ことが大切です。
本記事では、苦手・嫌いに感じる上司ともうまく付き合って行く8つのコツや、NGな行為を紹介します。
最後まで読み進めることで、職場の苦手な上司にどう対応すればよいかがわかるでしょう。また、上司との具体的なコミュニケーション方法を知ることも、うまく付き合って行くコツです。
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目次
上司が苦手・嫌いと感じる原因とは?
本章では、苦手・嫌いと感じてしまう原因を紹介します。苦手・嫌いに感じる上司によくある特徴は、以下の3つです。
- 行動・言動に一貫性がない
- アイデアや意見を頭ごなしに否定される
- 部下に責任を押し付けてくる
上司にこれらの特徴が見られる場合は、付き合い方のコツを学んでください。
行動・言動に一貫性がない
上司が苦手・嫌いと感じる原因として、行動・言動に一貫性がないことが挙げられます。そのような上司は周囲を混乱させ、チームの業務を非効率にしたり、チーム以外の人にも迷惑をかけたりします。
上司として信頼できず、一緒に仕事をやっていきたくないと感じてしまうでしょう。
また、相手によって態度を変える人も同様です。特に、自分の都合だけでひいき・冷遇をする上司と、一緒に仕事をしたいと思う方はいません。
上司のことが苦手・嫌いと感じる方は、行動・言動に一貫性があるのかに着目して見てみましょう。
アイデアや意見を頭ごなしに否定される
アイデアや意見を頭ごなしに否定されることも、上司が苦手・嫌いと感じる原因です。
否定され続けると、「この人とは合わない」「頑張っても無駄だ」と感じてしまうためです。モチベーションが低下し、上司の顔を見るのも嫌になってしまいます。
特に、聞く姿勢を見せない上司は嫌われます。自分が他者の意見を聞く際には、相手の考えを理解しようとする姿勢を大切にしてください。
中には、せっかちや口下手が原因で、頭ごなしに否定してしまっている上司もいます。悪気はないため、それとなく伝えると改善に期待できるでしょう。
部下に責任を押し付けてくる
上司が苦手・嫌いと感じる特徴として、部下に責任を押し付けてくる点も挙げられます。
たとえば、自分がOKを出したにも関わらず、後になって「聞いてない」「勝手にやった」と言い張るなどです。
責任から逃れようとする人は、どのような立場であっても信頼されません。さらに、上司は本来、部下の行動に対して責任を負う立場にあります。職務を放棄していることにもなるため、苦手・嫌いに感じるのも当然でしょう。
上司が苦手・嫌いと感じている場合、上司に問題があるケースも多くあります。付き合っていくコツを学ぶのがおすすめです。
上司が苦手でも上手に付き合う8つのコツ
本章では、上司が苦手でも上手に付き合う8つのコツを紹介します。
- 上司に過度な期待をしない
- 仕事以外で無理に関わらない
- 上司が認めざるを得ない結果を残す
- 挨拶やお礼は欠かさない
- 仕事以外できちんとストレスを発散する
- 苦手な上司以外の上司に相談する
- 上司とのコミュニケーション術を学ぶ
- 異動・転職でいつか離れられると割り切る
自分の心や体を守るため、できることから始めてみてください。
上司に過度な期待をしない
上司が苦手でも上手に付き合うコツとして、上司に過度な期待をしないことが挙げられます。
たとえば、「上司の指示は正しい」「報告はすべて目を通し把握している」と思わないことです。
それらがきちんとできる上司は、世の中にあまり多くはいません。また、上司としての価値がなくとも、会社が回っていれば上層部は気にしません。
期待し過ぎていると、「また指示が間違っている」「また提出書類を見てない」とフラストレーションが溜まってしまいます。
仕事以外で無理に関わらない
仕事以外で無理に関わらないことも、上司が苦手でも上手に付き合うコツです。人間性に問題を抱えた方とプライベートで関わっても、ストレスが溜まってしまうだけです。
趣味や用事をうまく作って、それを言い訳にうまく断りましょう。
しかし、上司が厳しい・怖いなどの理由で苦手な場合は、仕事以外で関わってみるのもおすすめです。仕事中は厳しく接する上司も、プライベートは気さくで話しやすいこともあります。
お互いの人間性がわかれば、職場での苦手意識もなくなるでしょう。
上司が認めざるを得ない結果を残す
上司が苦手でも上手に付き合うコツとして、上司が認めざるを得ない結果を残すことも挙げられます。
特に、「冷遇されている」「頭ごなしに否定される」「責任を押し付けようとしてくる」ケースには有効です。
先輩・同僚と相談しながら仕事を進めてみてください。また、その際には上司に対して筋を通しておくのも大切です。
相談せずに仕事を進めると、後になって「聞いてない」と揉めることになります。まともなフィードバックが受けられなくとも、合意をとりつけておきましょう。
挨拶やお礼は欠かさない
挨拶やお礼は欠かさないことも、苦手・嫌いな上司と上手に付き合うコツです。挨拶やお礼を行うことで、仕事では協力できる適度な関係性が築けるためです。
挨拶やお礼をしない場合は、仕事での協力を得るのが難しくなります。自分の都合で賛成・反対を決める上司の場合、意見やアイデアが通らなくなってしまうので、注意してください。
また、どれほど嫌い・苦手でも、上司を無視してはいけません。仕事に支障がでるのはもちろんのこと、自分に処分が下る可能性もあります。
仕事以外できちんとストレスを発散する
仕事が終わった後の時間や休日は、仕事を忘れて思いっきりリフレッシュしましょう。
ストレスを抱えたまま仕事をすると、上司の何気ない一言や行動にもイライラします。そのままでは、仕事に行くのも嫌になります。
リフレッシュ方法は、お酒・読書・音楽・映画・買い物・スポーツなどです。自分に合いそうなものを試して、毎日爽快な気分で仕事を始められるようになりましょう。
苦手な上司以外の上司に相談する
苦手な上司以外の上司への相談も、うまく付き合って行くコツです。上司の対応の変化や、部署異動などの環境の変化に期待できます。
相談する内容は、「業務上で問題が生じている」がおすすめです。「性格や相性が合わない」では、当人同士での解決が求められることがあります。
業務でどのような問題が発生しているのかを伝え、証拠も提出できれば、なんらかの改善が行われるでしょう。他の上司ではなく、人事部など第三者機関があれば、そちらに伝えるのもおすすめです。
上司とのコミュニケーション術を学ぶ
苦手な上司と上手に付き合うコツとして、上司とのコミュニケーション術を学ぶことも大切です。信頼関係の構築や仕事ができると印象づけることに役立つため、意見を頭ごなしに否定されたり、責任を押し付けられたりされなくなります。
上司とうまくコミュニケーションを取るには、以下の3点を常に意識してみてください。
- 報連相は早くこまめに
- 仕事の真似をして、アドバイスも素直に取り入れる
- 小さなことでも、お礼を忘れない
また、世代による価値観の違いや言葉の使い方・とらえ方の違いを認識するのも大切です。自分自身も、何気ない言動で上司から苦手と思われている可能性があります。
異動・転職でいつか離れられると割り切る
異動や転職でいつか離れられると割り切ることも、苦手な上司と上手に付き合うコツです。
割り切って考えると、言動が気にならなくなったり、気遣いが必要なくなったりします。それだけでも、気分は軽くなるでしょう。
反対に、割り切って考えられず「一生付き合っていかなければ」と思ってしまうと、心身を病んでしまいます。苦手・嫌いな上司と、生涯付き合う必要はありません。
よい転職先や、他部署への異動の募集があれば、思い切って希望してみましょう。
上司が苦手でもやってはいけない3つのNG行為
本章では、上司が苦手でもやってはいけないNG行為を3つ紹介します。
- 上司の悪口を周りにいわない
- 嫌悪感を表にだしながら仕事しない
- 上司の顔色を必要以上に伺わない
職場環境の悪化や、自分の心身に悪影響があります。ぜひ、覚えておいてください。
上司の悪口を周りにいわない
上司が苦手でもやってはいけないNG行為として、上司の悪口を周囲にいうことが挙げられます。
上司に悪口が伝わると関係は悪化する上に、自分が悪者になり、職場に居場所がなくなってしまいます。また、悪口は自分の評判を落とします。「自分の悪口もいっているんじゃないか」と、思われるためです。
嫌いな上司の悪口をいいたい気持ちは、誰しもにあります。しかし、自分が不利益を被る可能性を考え、ぐっとこらえてください。
嫌悪感を表にだしながら仕事しない
嫌悪感を表にだすことも、上司が苦手でもやってはいけないNG行為です。関係性の悪化が他のメンバーにも伝わり、職場全体がギスギスしてしまうためです。
その状態では、仕事で結果を出すことは難しく、周囲へ相談しても「自業自得では?」と相手にされません。反対に、態度が悪い上司相手にも嫌悪感を出さずに仕事をしていると、周囲が味方になってくれます。
上司に好かれるためではなく、他のメンバーとの関係性を良好に保つためと考え、苦手・嫌いな上司にも嫌悪感は表に出さないようにしましょう。
上司の顔色を必要以上に伺わない
上司が苦手でもやってはいけないNG行為として、上司の顔色を必要以上に伺うことが挙げられます。相手の顔色を伺いすぎると、自分に過剰なストレスが溜まってしまうためです。
さらに、上司の性格によっては、「文句をいわないからなにをしてもいい」と思われます。攻撃的な言葉を投げかけられ、心を病んでしまうこともあるでしょう。
伝えるべきことは、はっきりと伝えるのが大切です。
その結果、上司が業務上の対応を怠ってくるなどした場合は、「業務上で問題が生じている」と第三者へ報告しましょう。
上司が苦手な場合に関するよくある質問とは?
本章では、上司が苦手な場合に関するよくある質問を2つ紹介します。
- 上司が苦手なのは転職の理由になる?
- 苦手な上司に委縮しない対処法とは?
上司が苦手・嫌いで悩む方は、ぜひ参考にしてください。
上司が苦手なのは転職の理由になる?
「上司が苦手」なのは、転職の理由になります。
厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、前職を辞めた方の約10%が、「職場の人間関係が好ましくなかった」を理由に選んでいます。
定年や契約満了などを除いた中では、「労働条件が悪かった」に次ぐ大きな数字です。上司が苦手を理由に転職するのは、おかしなことではありません。関係性が改善されないのであれば、転職を考えましょう。
苦手な上司に委縮しない対処法とは?
苦手な上司に萎縮しない対処法は、以下の3つです。
- 感情的な言葉は気にせず、内容に集中する
- 自分なりに最善を尽くして仕事をする
- 上司の人間性を理解する
アドバイスは受け取りつつも感情的な言葉をスルーすれば、「なんでこんなこともできないんだ」と叱責されても、落ち込まずに済むでしょう。
また、最善を尽くした場合はミスがあっても「自分は頑張った」と堂々とできます。上司に萎縮してしまう方は、ぜひ試してみてください。
上司が苦手ならコミュニケーションのプロに相談しよう
本記事では、苦手・嫌いと感じる上司ともうまく付き合って行くコツを紹介してきました。
まずは「お礼や報連相など社会人のマナーを守る」を実践し、関係が改善されない場合は、「上司に過度な期待をしない」「第三者に相談する」などの対応がおすすめです。
また、コミュニケーション能力の向上や、よくあるシチュエーションでの対応方法を学ぶことも大切です。
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