部下・チーム マネジメントで活用できるビジネススキル

視座を高めるには? 社内評価を上げる3つの練習法と視点・視野との違い

コミュトレ編集部

こんにちは。コミュトレの冬木です。

 

「自分は、木を見て森を見ないタイプかも」‥‥

そう思うことはありませんか?

 

上司からも「リーダーとして、もっと高い視座で考えて」と言われるが、いつも目の前のことにとらわれすぎて本当の課題を見逃してしまう…

そんなことってありますよね。

 

しかし、視座とはそもそも何なのか?

結局、地頭の良しあしの問題じゃないか?と思うかもしれませんね。

 

実は、視座は練習によって高めることができるんです。

今回は、視座と視野・視点の違いや、視座が高い人と低い人の差、として視座を高める練習方法について解説します。

 

1.視座とは?

視座とは何でしょうか?よく聞く「視野を広げる」と何が違うのでしょうか。

 

突然ですが、問題です。

 

「トヨタ自動車(以下、トヨタ)の競合サービスを、すべて挙げてください」

こう聞かれたら、なんと答えますか?

 

多くの方が最初に思い浮かべるのは、ホンダや日産、テスラ、BMWといった国内外の大手自動車メーカーでしょう。

 

しかし、トヨタの競合は自動車メーカーだけでしょうか?

 

トヨタの競合をもれなく列挙する方法

視座と視野の違い

トヨタの競合を考える前に、トヨタは何で勝負しているのか?を整理しましょう。

トヨタの事業を挙げてください、と言われれば、多くの方は以下のように「ガソリン車」「ハイブリット車」「電気自動車・燃料電池自動車」といった自動車製造を挙げるでしょう(図1)

 

 

しかし、これがトヨタの事業全てを網羅しているでしょうか?違いますよね。トヨタは、自動車製造以外にも、「金融事業(自動車ローン等)」「住宅事業」など、さまざまなビジネスを展開していますよね。

そうなると、全体像は図2のようになります。

 

 

トヨタは、少しずつ異なったコンセプトのもとに事業を展開しています。

 

金融事業だったら「便利な決済サービスで、移動の楽しさをもっと。」というコンセプトのもと、カー用品だけでなく、食器やスポーツバイク、調理道具、子供服など生活に密着したサブスクリプションサービスを展開しています。

(参考:https://subsc.toyota-finance.co.jp/

 

こうなると、トヨタの競合は、ホンダや日産というより、日用品のサブスクリプションサービスとなりますよね。

 

このように、目の前の「トヨタ車」だけを見るのではなく、一歩引いて「トヨタってそもそもどんな事業をやっているんだっけ?」と考えることが、視座を高めることです。

 

視座を高めた結果、「トヨタは金融業もやっていて、その競合はサブスクリプションサービスである」と気づくことが、視野を広げることです。

 

パルッサ

別の言い方をすれば、視座は「高さ」視野は「面(領域)」の発想だポヨ!自分が今いる場所を地上から眺めるのではなく、展望台に上って眺めるのが「視座を高める」、その結果地上にいるだけでは気づけなかった町全体の景色に気づくことが「視野を広げる」ことだポヨ!

 

 

視座と視点の違い

ちなみに、視座と視点の違いは何でしょうか?

視座が「高さ」だとすれば、視点は「点(テーマ、トピック)」です。

 

トヨタ自動車の例で言えば、「事業」が視点です。展望台の例で言えば、東西南北の中でも南側をみる、というイメージです。

 

どんな視点に着目するかによって、見える視野(領域)もガラリと変わります。

例えば、トヨタの競合を考える際、「事業」ではなく「車の移動目的」で考えるとしたら、こんな風に分けられますよね(図3)

 

 

移動目的それぞれの顧客を考えれば、「旅行する人は、新幹線を使うこともある。だとすると、新幹線・飛行機も競合だ!」「気分転換するために愛車で近場を走る人だったら、自転車も競合だ!」と気づきますよね。

 

このように、視点を変えることで、視野を広げることもできます。

 

ただ、視点には高さという概念がありません。

なので、視点だけに捕らわれていると「考えが狭い」となるおそれがあります。

 

そのため、まずは「視座を高める」ことが、木を見て森も見る人になるコツです。

 

 

2.視座が高い人・低い人の特徴

視座が高い人と低い人をよく観察すると、その立ち居振る舞いや発言に差があることに気づきます。

ここでは例として、目標設定や発言の仕方について、両者の違いを比べてみましょう。

 

2-1. 目標設定の仕方

視座が高い人は、「来期の足固め」も見越した目標を立てますが、視座が低い人は「今期の目標達成」だけで精一杯です。

 

視座が高い人は、「チーム全体の目標達成」まで考えますが、視座が低い人は「自分の目標達成」だけを考えます。

 

2-2.発言の仕方

視座が高い人は「チーム全体のバランス」まで考えますが、視座が低い人は「自分の利益」だけを考えます。

 

視座が高い人は「会社の事業リスク」まで考えますが、視座が低い人は「自分にとってのやりやすさ」だけを考えます。

 

視座が高い人は「投資対効果」まで考えますが、視座が低い人は「とにかく実現すること」だけを考えます。

 

どちらの方が「仕事を任せて安心か」「頼れるチームメンバー、リーダーか」は、一目瞭然ではないでしょうか。

 

 

3.社内評価が上がる!視座を高める練習法

視座を高めるのは、頭の良しあしではなく、習慣です。習慣なので、反復練習によって身につけることができます。

 

では、どんな練習をすればよいでしょうか。

 

ポイントは以下の3つです。

 

【視座を高める練習法】①役職者の責任範囲を理解する②上位役職者が重視する「数字」に触れる③上司の目線に立ったコミュニケーションを行う

 

以下、順に見ていきましょう。

 

 

3-1.【視座を高める方法①】役職者の責任範囲を理解する

 

視座は「高さ」ですが、いまいちピンときませんよね。ポイントは「ポジション」です。なぜなら、視座の高さはポジションによって変わることです。

 

ここでお勧めしたい視座を高める第一歩は「上位役職者」のポジションにたち、彼らの責任範囲を理解することです。

 

 

役職の上位・下位に優劣の差は存在しませんが、果たすべき責任や役割の差は存在します。

 

一般的に、上位の役職は「多くの関係者に対して、ビジョンや戦略といった抽象度の高いレベルの情報を取り扱い、部下に進むべき方向を指し示すことが求められる傾向があります。

 

一方で下位の役職は、顧客や同僚など限られた関係者に対して、具体的なサポートを行うことで個々の問題を解決することが求められるでしょう。

 

視座を高めるときは、上記の図を参考に「上司は誰と普段関わっているのか?」「上司は、どの時間軸をみて仕事しているのか?」をまずは考えてみましょう。

 

そうすることで、自分自身の発言の仕方が如実に変わることを実感できるはずです。

 

 

3-2.【視座を高める方法②】上位役職者が重視する「数字」に触れる

あなたの上司は、戦略立案・監督を行う立場であることが多いでしょう。そのような全体最適の視点をもつ人は、必ず「数字(データ)」を押さえています。

 

よく「ファクト(事実)ベースで考えよ」と言われませんか。

このファクトとは、第一に「数字」を指します。数字は、感情論抜きに現状を正しく把握するうえで欠かせません。

 

だからこそ、数字を理解してはじめて、上位役職者と同じ目線でものを考えることができます。

 

役職者ごとに見るべき数字は、一般論でいえば以下のようになります。

 

立場 目的 見たい数字
社長 会社の経営状況を把握するため  

財務諸表

 

部門長 部全体の業績や生産性・目標達成度合を把握するため 部全体の売上(利益率・コスト含む)

業績の年間推移

部のKPIとのギャップ

チームリーダー チーム全体の業績や生産性・目標達成度合・個々のメンバーの成長度合いを把握するため 部全体の売上(利益率・コスト含む)

業績の年間推移

部のKPIとのギャップ

各個人の生産性

 

もちろん、どの数字が必要となるのかは、その組織によって多少変わります。上記の表はあくまでも一般論です。

 

普段から、その上司が重要視している数字に、出来る限りあなたも触れていきましょう。

 

3-3.【視座を高める方法③】上司の目線に立ったコミュニケーションをとる

最後は、上司の立場に立ったコミュニケーションをとることです。

 

弊社の個別無料コンサルティングで、お客様からよくいただくお声が「以前は上司の丁寧なフォローがあったが、年次が上がるごとに自分で主体的に動くことが求められている」というもの。

 

そこで、上位役職者の責任範囲を理解し、その範囲内で重要視されている数字を普段から見ていれば、同じ問題意識をもてるようになってきます。その結果、主体性が生まれます。

 

しかし、普段のコミュニケーションにおいて、自分の言動の意図が上司に正しく伝わっていなければ、「そんなはずじゃなかったのに」という反応をされることも。

 

上司部下間の信頼関係構築において重要なのは、成果もさることながら、まずは普段のコミュニケーションでいかに上司を安心させることができるかどうかです。

 

上司に対する報連相について、詳しくは、こちらをご覧ください♪

 

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4.視座を高めて、リーダーとしての自信につなげよう

視座と視野・視点の違いや、視座が高い人と低い人の差、として視座を高める練習方法について解説しました。

 

最後に、ポイントをおさらいしましょう。

【視座を高める練習法】①役職者の責任範囲を理解する②上位役職者が重視する「数字」に触れる③上司の目線に立ったコミュニケーションを行う

 

ぜひ、視座を高めて、リーダーとしての自信につなげていきましょう。

 

視座を高める方法についてさらに興味を持たれた方は、是非無料相談会にお越しください。あなたに合わせたスキルアップ法をご紹介します。

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。 2024年 ダイヤモンド社から書籍『話せる、伝わる、結果が出る!コミュトレ』を発売し、紀伊國屋書店ビジネス書第1位、Amazonセールス営業本第1位を獲得。

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