ビジネススキル基礎

読解力とは?鍛えるメリットと実践的トレーニング方法

コミュトレ編集部

 

「読解力」は、仕事上のコミュニケーションをスムーズに進めるうえで欠かせない力です。

単に文章を読み解くだけでなく、仕事の成果にも直結するほどの影響力があります。本記事では、社会人が読解力を鍛えるべき理由と高めていく方法を紹介します。

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1.読解力とは?

「読解力」と聞くと、なんとなく「文章の内容を正しく理解する力」だと考えますよね。しかし一口に「読解力」といっても、実は3種類あるのです。

どれも、他人とのコミュニケーションにおいて相手や状況を理解するうえで欠かせないもの。以下、ご紹介いたします。

 

PISA調査が定義する3つの読解力

PISA(Programme for International Student Assessment)とは、OECD加盟国の義務教育修了者を対象にした国際学習度到達調査のことです。

「読解力」を21世紀に必要となる主要な資質・能力の1つとしてとらえ、以下のように定義しています。

”自らの目標を達成し,自らの知識と可能性を発達させ,効果的に社会に参加するために,書かれたテキストを理解し,利用し,熟考する能力。”

 

PISAでは、読解のプロセスを以下3つに分解し、それぞれの学習到達度を測定しています。

情報の取り出し…テキストに書かれている情報を正確に取り出すこと。

解釈…書かれた情報がどのような意味を持つかを理解したり,推論したりすること。

熟考・評価…テキストに書かれていることを知識や考え方,経験と結び付けること。

 

なぜ読解力は重要なのか

ビジネスにおいて、読解力が高いことは非常に重要です。

会議やプレゼンテーションでの発言や意思決定には、正確な情報を読み解き、それを適切に解釈し、熟考して評価することが必要ですよね。読解力が高い人は、様々な側面でハイパフォーマンスを出すことができます。

 

たとえば、情報の取り出しの段階では、必要な情報を素早く把握し、会議で自分の意見を適切に述べることができます。

解釈の段階では、情報の意味や影響を理解し、ビジネス戦略の立案や意思決定に貢献することができます。

熟考・評価の段階では、自分の知識や経験を活かして、製品ローンチに向けた意見や提言を行うことができます。

 

このように、読解力の高さは仕事の質にも直結しているといえます。

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2. 読解力が高い人と低い人の特徴差

読解力が高い人と低い人の違いは、言動や成果の違いにも表れます。

 

読解力が低い人は、理解が不十分なまま話を進めたり、誤解が生じることが多く、誤った判断や決定をしてしまうことが多い傾向があります。

一方、読解力が高い人は、適切な質問をし、誤解がないよう確認しながら話を進め、正確な理解を基に的確な判断や決定をすることができます。

 

以下、具体的な例をみながら、両者の違いをみていきましょう。

 

読解力が高い人と低い人の質問力

例えば、ビジネス会議で、新しいプロジェクトに関する資料が提示されたとします。

読解力が低い人は、自分の理解が不十分なまま、意見を述べたり、質問をせずに話を進めてしまうことがあります。

一方、読解力が高い人は、適切な質問をし、誤解がないよう確認しながら話を進めることができます。これによって、全体的な理解を深め、プロジェクトの成功に貢献することができます。

 

読解力が高い人と低い人の判断力

ビジネスプレゼンテーションで、競合分析に関する資料が提示されたとします。

読解力が低い人は、誤解をしたまま、誤った判断や決定をしてしまうことがあります。

一方、読解力が高い人は、正確な理解を基に的確な判断や決定をすることができます。これによって、ビジネス成功につながる競合戦略を立案し、ビジネスの成長に貢献することができます。

 

読解力が高い人と低い人の表現力

さらに、ビジネスプレゼンテーションで、自社製品に関する資料を提示する場面がありました。

読解力が低い人は、自分の理解が不十分なまま、的確な表現ができず、聴衆から誤解されたり、理解されなかったりすることがあります。

一方、読解力が高い人は、正確な理解を基に、的確かつ明確な表現ができるため、聴衆から共感を得ることができます。これによって、プロジェクトの成功につながるプレゼンテーションを行い、ビジネスの成長に貢献することができます。

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3. 読解力を鍛える実践的トレーニング方法

では、どのように読解力を鍛えればよいのでしょうか?以下、特に効果的な3つの実践的トレーニング方法をご紹介します。

 

トレーニング法1:記事や書籍の要約を作成する

読解力を鍛えるには、文章を読み解き、要約することが重要です。30代ビジネスパーソンは、自分が読んだ記事や書籍の要約を作成することで、正確な情報を把握し、自分自身の言葉でまとめることができます。これによって、情報を整理し、相手に分かりやすく伝えることができます。

 

トレーニング法2:人に自分の意見を伝える練習をする

人に意見を伝える練習も、読解力を鍛えるうえで大変効果的です。人に話すことを積み重ねると、相手の意見を聴き、理解しなければいけない場面も多く経験します。その結果、聞き手の意図を理解する読解力が底上げされます。また、分かりやすく話す力も高まるという嬉しい効果も見込めます。

 

トレーニング法:ビジネスコミュニケーションのフレームワークを練習する

とはいえ、ただやみくもに話せばよいわけではありません。

 

特にビジネスコミュニケーションは、「勘違い」「思い込み」など小さなミスが大きなトラブルに発生することも珍しくありません。そこで重要になるのが「ビジネスコミュニケーションのフレームワーク」を知ることです。

ここでいう「ビジネスコミュニケーションのフレームワーク」とは、「細かいニュアンス・温度感も含めて、相手の意図を100%理解するためのコミュニケーションの順番」を意味します。いわば「料理のレシピ」のようなもの。美味しい料理を作るにはレシピが必要ですよね。

 

ビジネスにおいても、相手の意図を理解するためのフレームワークが必要です。やみくもにただ話を聞くのではなく、フレームワークに沿って理解することで、相手が何を求めているか、何を不満に思っているかなど、細かいニュアンスを理解することができます。

 

そのため、相手から信頼されるばかりでなく、自分の意見や提案を論理的にまとめ、相手に正確に伝えることができるようになります。

 

まとめ

読解力は、仕事で成果を出すうえで欠かせないスキルです。是非、できるところから少しずつトレーニングしていきましょう。

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。

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